男性教諭が死亡 公務災害に認定「あなたは仕事ができない」
パワハラと長時間労働で追い込まれたとして遺族が県に損害賠償を求め提訴
長野
2026年2月27日(金) 18:43 信越放送
2021年に死亡した当時50代の高校教諭の男性が公務災害と認定されていたことが分かりました。
遺族は、パワハラと長時間労働で追い込まれたなどとして県に8900万円余りの損害賠償を求めて裁判を起こしました。
訴状などによりますと、男性は2019年4月に県教育委員会に赴任。
在籍する課の上司の男性から同僚の前で「能無し」などと罵声を浴びせられたほか、仕事を教えないなどのハラスメントを受けたということです。
さらに遺族側は、上司が男性や他の職員に対して、「あんたは、仕事が雑だ。何度言ったら分かるんだ」「あなたは仕事ができない」など大声で暴言を吐いたと主張しています。
男性は、2020年から県内の高校で教頭を務めましたが、ほとんどの月で時間外労働が100時間以上に上りました。
男性は翌年、急性大動脈解離で死亡し、去年2月に公務災害と認定されました。
遺族は、パワハラの防止や労働時間の管理を怠ったとして県に対し8900万円余りの損害賠償を求めて長野地裁に裁判を起こしました。
県側は答弁書で上司が「能無し」などと罵った事実は確認できていないなどとしたうえでパワハラと死亡との因果関係は不明として、裁判で争う姿勢を示しています。
「あなたは仕事ができない」同僚の前で上司がののしる
高校教諭死亡「公務災害」認定
遺族は県に8900万円余の損害賠償を求め提訴【長野】
2026年2月27日(金) 19:11 テレビ信州
2021年、県内の高校に勤務していた50代の男性が上司によるパワハラや長時間労働が原因で亡くなったとして、遺族が県に対し8900万円余りの損害賠償を求め提訴しました。
訴状などによりますと、50代の男性は県教委に赴任した2019年から長時間労働や休日出勤が続き、さらに上司から「あなたは仕事ができない」、「能力がない」と同僚の前でののしられるなどのハラスメントを受けたということです。
男性はその後、南信地方の高校に教頭として赴任しましたが、高校にはこの上司の妻も教員として勤務していて精神的な苦痛が続いたとしています。
男性の時間外労働は県教委赴任後からおよそ2年間、毎月100時間を超えるなど心身ともに疲弊し、2021年1月に急性大動脈解離で死亡しました。
その後、地方公務員災害補償基金県支部は公務災害として認定しています。
遺族は「社会通念上、相当ではない様態で行われた」としてパワハラを主張。県に対し、8900万円余りの損害賠償を求める訴訟を長野地裁に起こしました。
一方、県教委は「死亡とハラスメントの因果関係が不明」として争う姿勢を示しています。
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