2014年7月1日火曜日

突然「歌え」、日常的に平手打ち パワハラ消防士長処分

突然「歌え」、日常的に平手打ち パワハラ消防士長処分


2014年7月1日(火) 朝日新聞

 

徳島県の鳴門市消防本部は30日、2011~13年度に暴力を含むパワハラ行為をしたとして、消防士長(30)と別の消防士長(35)の男性2人を3カ月と1カ月の停職処分に、20~30代の消防士長ら男性3人を文書訓告にした、と発表した。被害者は20代の消防士計8人で、うち1人はパワハラ が原因で同日付で依願退職した。

 本部によると、停職の2人は当時、署で若手の指導的立場。30歳の消防士長は日常的な平手打ちや耳の引っ張り行為、脅しまがいの言葉遣いなど約80件、35歳の消防士長は、突然「歌え」と強いるなど約10件のパワハラがあったという。

 今年4月末、被害者の一人が上司に相談して発覚。青木利治消防長は「行き過ぎた嫌がらせで個人の尊厳を不当に傷つけ、消防への信頼を損なった。署員と管理職のコミュニケーションや信頼関係に問題があった。再発防止をはかりたい」と話した。


《カウンセラー松川のコメント》

3年間で5人もの消防士長がパワハラを実施。
被害者1人が退職までしているのですから、相当に悪質です。
本来ならば加害者が退職するべきなのに、
被害者が退職せざるを得ない状況も理不尽です。
消防長は「署員と管理職のコミュニケーションや信頼関係に問題があった」
とのことですが、それに気がつかない被害者や加害者に近い立場の
課長級管理職は無能な訳ですね。
そして、課長級より上司も対応出来ていなかったのですから、
消防長以下管理監督者は全員無能を曝け出した訳です。
こんな組織に入職された若手の皆さんが不憫でなりません。