2019年3月6日水曜日

「ウソついたら先生とキス」 いじめ被害女児が不登校

「ウソついたら先生とキス」 いじめ被害女児が不登校

 

201936日(水) 12:30 朝日新聞(佐藤栞)

 

 奈良市立小学校の女児(11)が不登校になったのは、いじめに対して学校側が不適切な対応をとったためだったなどとして、女児と両親が市に対して330万円の損害賠償を求める訴訟を奈良地裁に起こした。提訴は1月18日付。

 

 訴状によると、女児は小学4年生だった2017年4月以降、主に同級生の女児3人から、転校を迫られたり、体育の帽子を隠されたりするいじめを受けた。両親は同年6月7日、担任の男性教諭(30)にいじめを伝えた。教諭は同日、いじめを受けた女児と、いじめに関与した女児に仲直りの指切りをさせ、「うそついたら先生とキスをする」と言うなどしたという。その後も難癖をつけられるいじめがあり、6月12日から女児は登校できなくなったとされる。

 

 市教委によると、不登校になった直後、校長や教頭ら学内関係者でつくる校内常設の「いじめ対策委員会」で調査を開始。6月中にいじめを認定し、関与した女児や担任教諭らへの指導をしたという。

 

 市教委が教諭に事情を聴くと、「キスをする」と発言したことを認めたという。市教委は「訴訟の内容については係争中のためコメントは差し控えるが、いじめを認知し、同校を指導している」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

今後は嘘をつかない様にと釘を刺したのは、
いじめの原因が当該女児の嘘だからなのか?
それとも
いじめた側が「もうしません」と嘘をつくからなのか?
この段階で被害者が異なって来ます。
提訴したのが、いじめられていた側なので、
いじめ被害者に対して「今後は嘘をつくな」と指導したかに見えます。
いじめの被害者でありながら、最後に担任から指導されたとなれば、
保護者は前後の事情なんて考慮しないで苦情を出すでしょう。
強制的に肉体的な接触を約束させると、
相手が同意しなければセクハラになってしまいます。

被害者の方へ
担任が何故この様な発言をしたのか察しはついているのでしょうか?
嘘をつかなければキスをされる必要も無いのですから、
それはそれで聞き流しても構わなかった内容とも思えます。

2019年3月5日火曜日

九保大雇い止め無効 セクハラ告発元助教ら4人

九保大雇い止め無効 セクハラ告発元助教ら4

 

2019年3月5日(火) 8:04 宮崎日日新聞

 

 延岡市の九州保健福祉大薬学部薬学科の助教と助手だった4人が、大学から不当に雇い止めを受けたとして地位保全の仮処分などを求めたことに対し、宮崎地裁延岡支部が4人の雇い止めを無効とする決定をしたことが、4日までに分かった。学内でセクハラ被害の申告や告発に関わった2人が含まれており、決定では雇い止めとの関係を否定できないと指摘した。


《カウンセラー松川のコメント》

セクハラの内部告発をすると雇い止めにする大学。
既に公益性の欠片も感じられません。
こんなブラック企業が大学としての存在が許されている
教育行政も疑問です。