2023年11月30日木曜日

▼手重ねるなどセクハラ行為 愛知県岩倉市、消防士長の男性を懲戒処分

手重ねるなどセクハラ行為 愛知県岩倉市、消防士長の男性を懲戒処分

 

2023年11月30日() 15:58 朝日新聞

 

 愛知県岩倉市は30日、市消防本部の20代の女性消防士2人へのセクハラ行為があったとして、消防士長の男性(35)を減給3カ月(10分の1)の懲戒処分とし、発表した。

 

 8月に女性2人から訴えがあり、内部のハラスメント処理委員会(委員長・柴田義晴副市長)と懲戒審査委員会(同)で調査、審議してきた。発表によると、2人は2021年~236月に計20件のセクハラとパワハラがあったと訴えたが、市は同期間の計8件をセクハラとして認定した。

 

 消防本部や消防関係者によると、男性は車庫2階の清掃時、はしごを握る女性の手に自身の手を重ね、振り払われると「こんなにかわいがってあげてるのに、ひどいな。全然なつかない」と発言。ほかにも「生理のとき言ってくれれば、仕事替わるよ」と口にした。性経験を尋ねる、自身の体の臭いをかがせる、肩をもむよう指示する、懇親会で性的な発言やヘッドロックをする、といった言動も確認された。

 

 市消防本部で勤務する女性は2人だけ。うち1人は今月半ばまでの2カ月間、「抑うつ状態」と診断されて休職した。

 

 男性は「相手を傷つけ、反省するしかない」と話しているという。



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愛知 岩倉市消防本部の主任 セクハラで懲戒処分

 

2022年1130日(木) 1905分 NHK

 

愛知県岩倉市の消防本部の主任が女性職員に対し、自分の汗のにおいをかがせようとしたり、性的な体験を聞いたりする発言や、ヘッドロックをかけるなどのセクハラ行為をしていたとして、減給の懲戒処分を受けました。

 

懲戒処分を受けたのは、岩倉市消防本部消防署の35歳の主任の男性です。

岩倉市消防本部によりますと、この主任は2021年ごろからことし6月ごろにかけて、女性職員2人に対し、生理に関する発言や肩をもむよう指示する発言、自分の汗のにおいをかがせようとする発言のほか、性的な体験についての質問などをしたほか、去年9月には懇親会で女性職員に抱きついたり強引にヘッドロックをかけたりしたということです。

また、ことし6月には、資機材を整理していた際に女性職員の手や足に不必要に触れたということです。

女性職員からの被害の訴えを受けて岩倉市が調査したところ、本人が事実関係をほぼ認めたということで、この主任を「減給」10分の1、3か月の懲戒処分としました。

また、ことし6月当時の主任の上司は、セクハラ行為を目撃しながら上司への報告などを怠ったとして「戒告」の懲戒処分となり、このほか、消防長が「口頭注意」、消防署長が「文書訓告処分」となりました。


2023年11月21日火曜日

消防幹部が部下にセクハラか 「訴えがない」理由に処分も公表もせず

消防幹部が部下にセクハラか 「訴えがない」理由に処分も公表もせず

 

20231121日(火) 600分 朝日新聞(高橋孝二)

 

 北はりま消防組合(本部・兵庫県西脇市)の男性幹部が、職場で部下の女性職員に抱きつくなどのセクシュアルハラスメントをした疑いがあることが20日、同消防組合への取材でわかった。

 

 消防組合は聞き取りをもとに事案を確認し、幹部に口頭で注意したが、被害者からハラスメントの通報窓口に正式な訴えがないことなどを理由に懲戒処分はせず、事案も公表していない。

 

 消防組合によると、この幹部は、所属長級にあたる消防監(57)。

 

 9月中旬ごろ、管理職から「消防監がセクハラ的な行為をしているとのうわさがある」と消防組合に連絡があった。

 

 10月中旬に消防監から話を聴いたところ、給湯室で女性職員に複数回にわたって抱きついたことを認めた。「コミュニケーションの一環だった。セクハラとは気づかなかった」と弁明したという。

 

 消防組合は消防監に口頭で「今後、一切しないように」と伝えただけで処分せず、それ以上の調査はしていない。異動の措置も取っていないという。

 

 北はりま消防組合は西脇、加西、加東の3市と多可町を管轄している。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

男性消防監、女性職員に抱きつく
 セクハラ行為で口頭注意、懲戒処分せず 兵庫・北はりま消防組合

 

2023年11月21日(火) 16:21 神戸新聞

 

 北はりま消防組合(本部・兵庫県西脇市)の管理職に当たる消防監の男性(57)が、同じ消防署に勤務する女性職員の体に触れるなどセクハラととれる言動をし、口頭注意を受けていたことが21日、同組合への取材で分かった。

 

 同組合によると、消防監は4月以降、勤務時間中に給湯室で女性職員に複数回抱きついたほか、食事に誘うメッセージを送信するなどしたという。

 

 組合には別の管理職から消防監の行為に対する情報提供が寄せられたという。10月11日に消防監に聞き取りを実施したところ、事実と認めたため、同様の行為を繰り返さないよう消防長が口頭で注意した。

 

 消防監は「セクハラの認識はなく、コミュニケーションのつもりだった」と釈明。同組合によると、被害女性からハラスメントの通報窓口に訴えはなかったといい、被害女性への聞き取り結果なども踏まえて、懲戒処分などは実施しないという。

 

 同組合は西脇、加西、加東の各市と多可町で構成する。取材に「職員間のハラスメントをなくそうと、年2回の研修を行ってきただけに残念。被害者に申し訳ない」とコメントしている。


《カウンセラー松川のコメント》

言い訳でお馴染みの「コミュニケーションの一環だった」の登場です。
確かに被害申告は無いですが、
他者が目にして「相応しくない」と感じる行為を行うのは
管理職としてあまりにも不謹慎過ぎます。
また、立場上から被害を申告出来ない、または申告し難い場合もありますので
杓子定規に「被害申告が無いから」ではなく、
再発防止の観点からも調査はしっかりと行うべきです。

被害者の方へ
今後も上席者となる相手からの加害行為であると
被害申告を躊躇う気持ちは理解出来ます。
しかし、遠慮ばかりだと更に被害を受ける場合もありますので
その点はお気をつけください。