2019年1月31日木曜日

セクハラ処分の消防司令、今度はパワハラで処分 川口

セクハラ処分の消防司令、今度はパワハラで処分 川口


2019131日(木)13:38 朝日新聞デジタル(堤恭太)

 

 昨年7月にセクハラで停職1カ月の懲戒処分を受けた埼玉県川口市の管理職の消防職員が、今度は部下の職員への暴行などのパワハラ行為をしたとして、市消防局は31日、停職6カ月の懲戒処分にし、発表した。

 市消防局によると、処分されたのは南消防署南平分署の男性消防司令(45)。昨年11月、部下の20代男性に対して、消防車両の停車のやり方が悪いと腹を立てて顔や腹を殴り、翌日にも救急活動の際に指導通りにやらなかったなどとして同じ職員を殴ったという。

 この消防司令は昨年7月、消防局内の懇親会の2次会で女性職員に抱きつくなどし、3次会では部下に言葉を荒らげ、止めに入った男性職員をたたいたとして停職1カ月の処分を受けていた。

 市消防局はハラスメントの専門家による研修などで指導を徹底するという。小倉務消防長も訓告処分を受け「度重なる不祥事に組織として事の重大さを認識している」とコメントした。



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埼玉・川口の消防司令2回目の停職 部下に暴力、昨年も


2019年1月31日(木) 17:46 産経新聞

 

 埼玉県川口市消防局は31日、仕事のやり方に腹を立て部下の男性職員を殴ったとして、南消防署南平分署の男性消防司令(45)を停職6カ月の懲戒処分とした。消防司令は昨年7月にも、職場の懇親会で女性職員2人に抱きつくなどのセクハラ行為をしたり、別の男性職員に平手打ちをしたりしたとして停職1カ月となっていた。

 市消防局によると、昨年11月10日、20代の男性職員に対して消防車両を停車位置に誘導するやり方が悪いとして腹を立て顔や腹を複数回殴った。翌11日も救急活動の際、必要な資機材を持ってこなかったなどとして同じ男性職員を殴打した。消防司令は「一人前にしたいという思いから指導に熱が入りすぎた」と話しているという。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログの2018年7月11日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: セクハラで消防司令を停職 女性職員に下品な言葉、抱きつく (mms119.blogspot.com)
この加害者の再犯事案です。
上記記事でもコメント致しましたが、
悪質な加害者は軽微な懲戒処分くらいでは懲りません。
だから、コメントどおり再度加害行為を行うのです。
いい歳をした大人がそう簡単に性根が変わる訳がないのです。
加害者自身が痛い目に遭ってこそ「もうしません」の気分になるのです。
痴漢や暴行を繰り返す輩が停職1か月で真人間になる訳がないのです。
セクハラと猥褻行為、パワハラと暴力行為、これらを混同するから
懲戒処分も甘くなるのです。
迷惑行為と犯罪は線引きをして、毅然とした懲戒処分を科するべきです。

2019年1月18日金曜日

部下にパワハラ 消防職員を停職 沖縄市

部下にパワハラ 消防職員を停職 沖縄市


2019年1月18日(金) 10:37 琉球新報

 

 【沖縄】沖縄市消防本部は17日、複数の部下職員に暴力行為や暴言などのハラスメントを複数回行った男性副主幹(46)を停職6カ月の懲戒処分にしたことを発表した。処分は16日付。管理職の責任として警防課長は文書訓告、全体の責任者として消防長と消防署長、次長兼消防総務課長は口頭による厳重注意とした。


《カウンセラー松川のコメント》

ハラスメントの加害は個人の責任ですが、
それを抑止出来なかったのは管理監督者や組織の問題です。
しかし、上司は文書戒告や口頭による厳重注意。
これでは上の者は大した痛みを感じないでしょう。
何でも連帯責任を取る必要はありませんが、
部下がこの様な被害者を生む日常での不祥事については
上司も痛みを感じる事で被害者への詫びの一つになるはずです。

2019年1月9日水曜日

上田広域消防のハラスメント 懲戒15人・厳重注意11人

上田広域消防のハラスメント 懲戒15人・厳重注意11人


2019年1月9日(水) 信濃毎日新聞

 

 上田地域広域連合消防本部の職員が開いた飲み会で同僚へのハラスメント行為があった問題で、上田地域広域連合(事務局上田市)は8日、7日付で処分した職員は計26人で、停職や減給といった懲戒処分が15人、厳重注意が11人だったと明らかにした。

 

 同広域連合によると、昨年7〜10月に職員が勤務時間外に参加した飲み会計3回で、同僚へのハラスメントがあった。懲戒処分の内訳は、ハラスメント行為の中心だった消防士男性(32)が停職4カ月、主任の消防士長男性(34)が減給10分の1(6カ月)、消防長、消防次長、係長ら4人(30〜60歳)が減給10分の1(1カ月)、その他9人(24〜57歳)が戒告。

 

 処分は飲み会参加者とその上司らが対象。懲戒処分の15人のうち12人は飲み会の参加者で、他の3人は飲み会には参加しなかった管理責任者。



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ハラスメント行為で26人処分

 

20190108日(火)18:18 NHK

 

上田地域広域連合は管轄する消防本部の32歳の男性職員が、去年、飲み会の席で同僚に複数回にわたりハラスメント行為を行い、周囲はそれを黙認したなどとして、男性職員と飲み会に同席するなどしていた職員26人を懲戒などの処分としました。

 

 懲戒処分や厳重注意となったのは、上田地域広域連合消防本部に勤務する男性職員あわせて26人です。

 上田地域広域連合によりますと、消防本部では去年7月から10月にかけて3回にわたって行われた職場の懇親会などの飲み会で、32歳の男性職員が同僚に対して複数回にわたりハラスメント行為を行ったということです。

 去年10月、被害者からの訴えを受けて調査したところ事案が明らかになったということで、広域連合は7日付けで、複数回にわたって同僚にハラスメント行為を行った32歳の男性職員を停職4か月の懲戒処分としました。

このほか、34歳の男性職員をハラスメント行為を行ったとして、また上司を含む4人をハラスメントを黙認したとして、それぞれ減給とするなどあわせて15人を懲戒処分としました。

また、11人を厳重注意としました。

 広域連合は「重大な結果を招いた」として複数の職員を懲戒処分などにする一方、プライバシーの保護を理由に被害者の性別やハラスメント行為の内容などを明らかにしていません。

 上田地域広域連合は「非常に重く受け止めている。飲み会のたびにこのようなことが起き、意識が低いと思わざるをえない。徹底的に意識改革を行いたい」としています。


《カウンセラー松川のコメント》

ハラスメントの内容も被害者も一切伏せられているので分かりません。
今までのハラスメントに関するニュースから
事案内容が伏せられることはありませんでした。
しかし、この事案について被害者保護に慎重となるとすると
加害者が男性である事からも女性に対するセクハラだった可能性が強いです。
「男性同僚の毒牙に掛かった女性」として地域に知られてしまっては
被害者としても不都合ですし、
組織としてもどんな非難を浴びるか分かりません。
また、懲戒処分についても重くする必要もあるでしょう。
その様な双方の思惑から、被害者性別も被害内容も伏せるに至ったと推測出来ます。
ところが、数回に渡って行われている点が腑に落ちません。
この点については狭い地域でもあり、また断り難い状況から
セクハラが度重なっていたとも推測出来ます。
「別に減るものでもないし」そんな軽薄な思想で
周囲も同調したのではないでしょうか?
組織にとっては[臭い物に蓋をする]形で収められて
目出度し目出度しなのではないでしょうか。

2019年1月6日日曜日

同僚にセクハラ発言 若葉消防署また不祥事 千葉市

同僚にセクハラ発言 若葉消防署また不祥事 千葉市


20191月6日() 10:52 千葉日報

 

 千葉市消防局の若葉消防署で不祥事が相次いでいる問題で、同僚の女性職員2人にセクハラ発言をしたとして同局が昨年、同署の40代の男性消防司令補を消防長訓戒の処分にしていたことが5日、同局への取材で分かった。公表対象の懲戒処分でないため発表しなかった。同局は不祥事再発防止に向け計画していた服務倫理検討委員会を10日に開催することも明らかにした。

 

 同局によると、消防司令補は昨年職場で、同僚の女性2人に対し、胸のサイズを指摘したり、下着の色を尋ねたりするセクハラ発言をした。同局は「セクハラに当たるが、女性2人が被害感情を抱いていない」として公表の対象となる懲戒処分にはしなかった。

 

 同局が同年11月、別のセクハラ問題で同署員に行った聞き取り調査で発覚。消防司令補は「場を和ませようと思った」と釈明したという。女性職員の1人は同年9月末に退職したが、同局は「セクハラとは関係ない」としている。

 

 処分は同年1130日付。管理監督者として課長ら上司2人も消防長口頭注意などの処分にした。

 

 同署では同年9月に交通違反歴の虚偽報告、11月にセクハラでそれぞれ別の消防士が減給と戒告の処分を受けた。12月には女子高校生に性行為を無理強いしようとしたなどとして消防士が免職になったほか、道交法違反(酒酔い運転)の疑いで消防士が現行犯逮捕されるなど、不祥事が相次いでいた。

 

 同局は今月10日、消防局長を委員長とする検討委を開催。同署長ら幹部職員19人が、不祥事が相次いだ原因の究明と再発防止策の検討に取り組む。


《カウンセラー松川のコメント》

[また不祥事]と書かれてしまう消防署も稀有な存在ですが、
それだけ緩み切った職場だったのでしょう。
ニュースによると犯罪等も相次いだ署で、
上司はどの程度の処分を受けているのでしょうか?
いくら監督不行き届きとは言え、軽い処分では事態の重大さが
体感出来ないのかも知れません。
今般の事案の様に職場で男性が女性に下着の色を質問するのは
質問を受けた者が被害感情を受けていなくても、
周囲の者が不快に思えばそれでもハラスメントは成立します。
この辺りの感覚からしてズレているから、不祥事が続発するのかも知れません。