2022年12月31日土曜日

京都府立医大元准教授、「幹部がパワハラ」と賠償提訴へ…大学側「パワハラなかった」結論

京都府立医大元准教授、「幹部がパワハラ」と賠償提訴へ
…大学側「パワハラなかった」結論

 

2022年12月31日() 12:09 読売新聞

 

 京都府立医大病院(京都市上京区)の腎臓移植手術が医師の大量退職で半年以上実施できなくなっている問題で、5月末に退職した移植外科の元准教授が「病院幹部によるパワハラで精神的苦痛を受けた」として、大学と病院を運営する府公立大学法人に損害賠償を求める訴訟を年明けにも京都地裁に起こすことがわかった。元准教授は大学に「病院幹部の発言で退職を余儀なくされた」と訴えたが、大学側は11月に「パワハラはなかった」と結論づけていた。

 

 大学が設けた「ハラスメント対策会議」が元准教授側に宛てた調査結果通知書(11月15日付)によると、元准教授は病院長や副病院長から▽移植外科の医師6人のうち4人が相次いで退職したことを巡り、「社会通念上、自分(が管理職)なら辞める」と退職を勧められた▽手術継続を泌尿器科の教授らに相談しようとすると、「裏工作をしているのか」「勝手に相談するな」と強く禁じられた――と大学側に訴えていた。

 

 調査に対し、病院長と副病院長は「(多数の医師が退職した背景に)元准教授のリーダーシップに問題があることを指摘する趣旨だった」と発言を認めた。

 

 一方で対策会議は▽退職を勧めた発言ではなく、連日繰り返されたわけでもない▽業務目的を大きく逸脱した言動とはいえない――とし、「発言はパワハラに該当しない」と結論づけた。

 

 元准教授は「病院長室などに呼び出されて常に強い口調で責められ、圧力に耐えられなくなったのが退職の原因。発言を事実として認めながら加害を否定した決定は納得できず、訴訟で真実を明らかにするほかない」と話す。

 

 代理人弁護士によると、法人の監督責任を問う訴訟を起こし、その中でパワハラにあたるかの判断を地裁に求めるという。


《カウンセラー松川のコメント》

被害者と加害者の言い分が食い違っており、
報道だけでは判断出来ませんが、
被害者が裁判にまで持ち込むほどですから、
何も無かったとは考え難いです。
あとは、裁判の行方を追うしかありません。 

被害者の方へ
大量退職の原因が被害者様でないとすると、
他に何か原因の見当は付かなかったのでしょうか?
その点にまで言及した記事ではないのが気になっております。

2022年12月30日金曜日

看護学校で新入生ら40人中15人が自主退学…女性2教員のパワハラ認定

看護学校で新入生ら40人中15人が自主退学
…女性2教員のパワハラ認定

 

2022年12月30日() 15:08 読売新聞

 

 生徒の自主退学が相次いだ千葉県木更津市の専門学校「木更津看護学院」は28日夜、同市内で記者会見を開き、教員によるパワーハラスメントを認めた。同校を運営する君津木更津医師会が設置した第三者委員会がパワハラを認定する調査報告書をまとめた。重城利国校長は陳謝のうえ、今月中の引責辞任を表明した。

 

 同校では2021年度、新入生ら1回生40人のうち、15人が自主退学。県には昨年秋、同校生徒を名乗ってパワハラを訴える複数の匿名電話があった。

 

 同医師会は今年5月、第三者委を設け、退学者を含む21年度の1回生7人や在校生への調査を行った。その結果、女性教員2人が「記録を床に投げつける」「どなって指示をする」などのパワハラをしていたことが判明した。

 

 パワハラを認定された2教員について、同校は「授業や実習に影響しないよう、来月以降の早い時期に退職する」としている。重城校長は「これほどひどい言動を知らずにいた責任は重い」と陳謝した。

 

 君津木更津医師会の天野隆臣会長は「学院に任せきりの運営を反省し、後任の校長に医師会の副会長を充て態勢を立て直す。パワハラで退学した人の復学希望は真摯(しんし)に対応したい」と述べた。

 

 

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退学続出の看護学校、パワハラ認め謝罪 人格否定・威圧的など7項目

 

2022年12月30日() 10:00 朝日新聞

 

 千葉県木更津市の准看護師養成専門学校「木更津看護学院」で、昨年度の1年生40人(留年含む)のうち15人が自主退学した問題で、同校は28日会見し、教員のパワハラを認めた。重城利国校長が辞任、教員2人が退職する。

 

 パワハラ問題は今年、報道で発覚。同校は「自主退学した生徒は家庭の事情などが理由」とする一方で、中村伸枝・千葉大副学長や弁護士ら4人の第三者委員会に調査を依頼していた。

 

 第三者委は、在校生や退学した元生徒らに面談や書面で聞き取りを実施。今月、威圧的だったり、人格を否定したりする7項目のパワハラ==があったとする報告書を同校に提出した。

 

 同校によると、パワハラ行為をしたのは50代と40代の女性教員2人。また、自主退学した全員がパワハラを理由に辞めたわけではないという。

 

 会見で重城校長は「まさかこんな状態になっているとは思わなかった。非常に申し訳ない。この会見を最後に今月で辞任する」と謝罪。教員2人からは辞表を受け取っており、年明け早々に辞めるという。

 

■第三者委が認定したパワハラ行為

1)記録を床に投げつけるなど威圧的態度

2)定員割れの学校だから低レベルと生徒を馬鹿にする

3)生徒の出身校を馬鹿にする

4)生徒の容姿をからかう

5)辞めた方がいいなど人格を否定する

6)実技指導の合否の判断が、教員の気に入った生徒か否かで異なる

7)具体的な指導を行わず、やみくもに記録の再提出を求める

 

 

 

木更津看護学院で教員2人が生徒にパワハラ 19年から退学者相次ぐ

 

2022年12月29日() 18:03 毎日新聞(浅見茂晴)

 

 君津木更津医師会と、同医師会が設置する「木更津看護学院」(千葉県木更津市)は28日、同市内で記者会見し、学院内で教員が生徒をばかにしたり、人格を否定したりするなどのハラスメント(嫌がらせ)があったと発表した。重城利国校長は謝罪し、引責辞任する考えを示した。ハラスメント行為を行った40代と50代の教員2人も年度内に退職するという。

 

 同学院が設置した第三者によるハラスメント調査委員会の報告書によると、この教員2人は出身校によって生徒を見下したり、「定員割れしている学校(同看護学院)の生徒だから低レベル」などとばかにしたりしていた。容姿をからかう言動のほか、生徒の記録を床に投げつけたり、怒鳴って指示したりすることもあったという。

 

 同学院は2年制で定員は1学年40人。2019年度には6人、20年度は9人、21年度は15人が退学した。こうした中、数人の生徒からパワハラの訴えがあり、同医師会が5月に第三者委を設置。調査の結果、アカデミックハラスメント、パワーハラスメント、モラルハラスメントがあったと認定していた。

 

 同医師会の天野隆臣会長はガイドラインを作成するなど再発防止策を講じるとともに、医師会の副会長2人を校長と副校長に充て、より積極的に運営に関与する考えを明らかにした。

 

 生徒の1人は毎日新聞の取材に対し「ハラスメントが認められてほっとした。どんな要因があったとしてもハラスメントをしていい理由にはならない」と話した。

 

 

 

看護学校で教員がパワハラ 千葉・木更津、モラハラも

 

2022年12月28日() 22:06 共同通信

 

 准看護師を養成する「木更津看護学院」(千葉県木更津市)は28日、教員が生徒をばかにしたり人格を否定したりするなどの暴言を吐くパワーハラスメントやモラルハラスメントがあったと明らかにした。昨年以降に学生の多くが自主退学し、学校側が第三者委員会を設置して調査。一部はハラスメントが原因で退学したと認定した。

 

 学校によると、今年3月までに当時の1年生38人のうち15人が退学するなど、全体の約3割が自主退学した。ハラスメントをしていたのは40代と50代の女性教員の2人で、「低レベルだ」「辞めた方がいい」などと暴言を吐いていた。2人は退職する予定だという。

 

 

 

【速報】「容姿からかう」「出身校ばかにする」
 木更津看護学院、一転パワハラ認める
 学校長辞職、教員2人退職へ 21年度1年生の4割退学

 

2022年12月28日() 19:44 千葉日報

 

 木更津看護学院(木更津市)で生徒の自主退学が相次ぎ、教員によるパワハラを訴えていた問題で、重城利国学校長と学校を運営する君津木更津医師会の天野隆臣会長は28日夜、記者会見し、パワハラの事実を認めた。同校は今年2月、千葉日報社の取材にパワハラを否定していた。

 

 重城学校長は「心よりおわび申し上げる」と陳謝、責任を取り校長を辞職する考えを明らかにした。天野会長は「学校長に任せすぎていた。復学したい人は積極的に受け入れたい」とした。パワハラを認定した教員2人は退職意向という。

 

 弁護士らによる第三者委員会が実態調査し認定した。具体的には「怒鳴るなど指導時の威圧的態度」「生徒の出身校をばかにする」「生徒の容姿をからかう」「辞めた方がいいなどの人格否定」などのハラスメントがあったとした。

 

 背景として、入学者の減少傾向などで「教員のストレスが増加」する一方、受験倍率の低下に伴い「以前より学力の低い生徒を受け入れている状況」がハラスメントに影響を与えたと考えられるとした。

 

 再発防止に向けては、教員の指導マニュアルの作成と研修、生徒からの授業評価の導入などを挙げた。

 

 同校では2021年度の1年生38人のうちの15人と、2年生2人が退学した。学校側は今年2月、千葉日報社の取材に大量退学の事実を認めたが、教員のパワハラについては否定。一方で、本紙報道などを受け第三者委を5月に立ち上げた。同校は1940年に前身の助産婦看護婦学校として設立され、後に改名した。

 

 元生徒の1人は取材に「パワハラが認められて良かった。復学を希望している人もいるので、安全な場で学ぶ機会が設けられることは本当にありがたい」と話した。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ10月7日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 【独自】看護学校でのパワハラ、国が調査へ 木更津など発端「実態把握必要」 千葉県外の学校でも問題に (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
運営する医師会や学校側はハラスメントの事実を漸く認めました。
しかし、加害者である教員二人は退職と報じられるばかりで懲戒処分には至らない模様。
校長も引責辞任する方向性ですが、単に辞職で済ましてしまう模様。
結局は加害者も監督者も処分は逃れると言う、お手盛りな対応みたいです。
「辞めれば済む」何か違うと思うのです。

被害者の皆様へ
ハラスメントの事実は認められ、加害者と責任者は去るので、
本来ならばもうハラスメントは起きないでしょう。
退学された方への救済措置も検討されているとの事ですが、
加害者達は何も処分されないので、損害賠償請求をするのも一つの方策です。

消防士ら6割がハラスメント身近に 「熱血指導」名目に過激なしごきも

消防士ら6割がハラスメント身近に 「熱血指導」名目に過激なしごきも

 

2022年12月30日() 13:59 毎日新聞(吉永磨美)

 

 消防士や救急救命士ら消防職員で作る「全国消防職員協議会(全消協)」が実施したアンケートで、約6割の消防士らが職場でハラスメント被害を受けたり、見聞きしたりしたと回答した。陸上自衛隊に所属する女性隊員の被害に次いで、消防の職場でもハラスメントが広がっている実態が浮き彫りになった。

 

 アンケートは今年3月、35歳以下の同協議会会員の消防士らを対象として実施され、1063人から回答を得た。それによると、パワハラの被害を受けたり見聞きしたりしたのは52%。セクハラは3%、モラハラは6%で、合計61%に上った。

 

 具体的には、殴ったり蹴ったりする身体的暴力のほか、物事への向き不向きを取り上げてさらし者にするモラハラも目立った。

 

 同協議会は、階級差を利用し、断りづらい雰囲気を作って金銭を要求したり、訓練中に「熱血指導」という名目で過剰なしごきを加えたりするケースを把握しているという。

 

 アンケートを実施した全消協の須藤洋典会長は「加害者の処分やハラスメント教育など、実効性のある職場改善策が必要だ」と訴える。

 

 公務員のハラスメントに詳しい「職場のハラスメント研究所」の金子雅臣所長は「自衛隊、警察同様、消防は階級制度があり、上意下達で動くため構造的にハラスメントが起きやすい」と指摘する。


《カウンセラー松川のコメント》

公安職は階級社会であり、現場対応で抗弁する事も許されない世界です。
しかし、それは当然の事であります。
一秒を争う様な過酷な現場で、経験や知識を基に指揮命令する上司に対して、
部下がいちいち意見具申をしたり、選り好みをしていたのでは、
任務遂行は叶いません。
それだけに、指揮者は知識や経験を持つだけでなく、
時には困難な対応を行わせる為に高い人間性も必要です。
ところが何を勘違いしたのか、自身の階級や勤続期間だけを拠り所にして、
部下や後輩に仕事とは無縁な無理強いをしたり、
言葉や物理的な暴力を振るう者が後を絶ちません。
ハラスメント被害者と称する者の中には、単に被害感情が先走り、
指導や叱責を「パワハラだ」と吹聴する者も居るでしょう。
しかし、弱い者虐めが楽しくて、立場を利用しての悪逆非道や、
自らの劣情を満たす為のセクハラや性暴力に及ぶ、
道徳心が異常に欠落している卑怯な社会不適応者も居ます。
この様な卑怯者に対しては厳罰を科する事が再犯防止の王道ですが、
処分内容を決める方々には被害程度が具体的に伝わらなかったり、
被害者の立場になっての検討が出来ないのか、
軽い処分で済まされる傾向が未だにあります。
また、加害者の上司に対しても、形式的な処分で終わらせてしまう為に、
再発防止への意識改革に至らず終結してしまいます。
幹部コメントでは「再発防止に努める」が常套句となっていますが、
実効性の無い掛け声程度や軽い処分で再発防止が出来る訳がありません。
組織として、管理監督者として、
今一度再発防止について真剣に考えて欲しいと願ってます。

被害者の皆様へ
貴重な統計資料が出来たと思います。
これを足掛かりにハラスメントが無くなる事を祈念しております。

2022年12月29日木曜日

帝京大、ハラスメントで教授を諭旨解雇 「女子は基本的に採用」発言

帝京大、ハラスメントで教授を諭旨解雇
 「女子は基本的に採用」発言

 

2022年12月29日() 22:54 朝日新聞

 

 学生に対するハラスメント行為があったとして、帝京大学は28日、経済学部の60代の男性教授を諭旨解雇処分にしたと発表した。処分は26日付。

 

 男性教授のゼミに応募した男子学生に対し、教授が「女子は基本的に採用」などと答えたとされるメールや発言の録音データが11月にSNS上に投稿されたことを受け、同大が調査委員会を立ち上げて調べていた。

 

 

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「女子は基本採用」帝京大学の60代男性教授
 不適切メールで諭旨解雇

 

2022年12月29日() 9:59 テレビ朝日

 

女子学生を優先してゼミに採用するというメールを送っていました。

 

 帝京大学 経済学部教授(60代):「僕の腹づもりでは、あなたが女だと思ったから、女だったら優先的にとるつもりだよと。それだけだよ。だけど、あなたは男だから、それは結果ないと」

 

 先月、帝京大学の男子学生・聖奈さんが、ゼミ生を募集する教授にメールで問い合わせをした際、女子学生と勘違いされ、このようなメールが返信されてきたといいます。

 

 教授からの返信メール:「女子学生さんですよね?歓迎致します。男子には内緒ですが、女子は基本的に応募=採用です」

 

 メールには、女子学生を優先してゼミに採用する内容が記されていました。

 

 帝京大学は今月28日、この不適切なメールを送った八王子キャンパス経済学部経済学科の60代の男性教授を諭旨解雇したと発表しました。

 

 帝京大学:「教授たる絶対的優位の地位にあるものの、学生に対するハラスメント言動。かつ、本学の教授職にあるものの保つべき品位、品格、高潔さを甚だしく損なうことが認められました」

 

 帝京大学は、再発防止に取り組んでいくということです。

 

 

 

「女だったら優先的に採る」発言、帝京大教授を諭旨解雇に
…ゼミ募集でハラスメント

 

2022年12月28日() 20:08 読売新聞

 

 帝京大(東京)経済学部の60歳代の男性教授が、ゼミ生の募集について問い合わせた男子学生に「女だったら優先的に採る」などと発言したとされる問題で、同大は28日、調査の結果、ハラスメント言動が認められたとして、この教授を諭旨解雇の懲戒処分にしたと発表した。

 

 男性教授が「女子は基本的に採用」などと回答したとされるメールや発言の録音データが11月、SNS上に投稿され、同大の内部調査委員会で調べていた。 


《カウンセラー松川のコメント》

私の学生時代は40年近く前ですが、この大学ではありませんが、
有名なゼミで「女子は希望すれば必ず入れる」と噂の絶えない先生が居ました。
それが別の大学で別の教授により今でも存在しているとは驚きました。
どこでも下心のある男性教授は居るのですね。
しかし、昔と違って今は隠し撮りも簡単ですし、SNSでの拡散も容易ですから、
この様に証拠を残されて、言い訳も出来ない状況になってしまいます。
帝京大学も再発防止を謳うならば、入ゼミ試験の透明化が必要だと思います。

被害者の方へ
悪質な教授を諭旨解雇まで追い詰めるとは、マスコミも驚きの働きです。

2022年12月28日水曜日

宝塚演出家がパワハラやセクハラ、歌劇団確認…「プライバシー保護」理由に詳細明かさず

宝塚演出家がパワハラやセクハラ、歌劇団確認
…「プライバシー保護」理由に詳細明かさず

 

2022年12月28日() 19:10 読売新聞

 

 宝塚歌劇団の演出家・原田諒氏(41)が団員やスタッフにパワハラやセクハラを繰り返したとの疑惑を週刊文春が報じたことを受け、同歌劇団は28日、ハラスメント事案を確認したと発表した。関係者の氏名など詳細については「プライバシー保護」を理由に明らかにしていない。原田氏は26日付で退団したという。

 

 同歌劇団はホームページで「事実と異なる内容や表現がある」とした上で、事案自体は確認し対応していると公表。「ハラスメントの根絶に力を入れてきたが、このような事案が発生した事実を重く受け止める」としている。

 

 原田氏は2003年入団。星組「ベルリン、わが愛」などで17年度の菊田一夫演劇賞、月組「ピガール狂騒曲」で20年度の文化庁芸術祭賞新人賞を受賞するなど、実力派として知られる。

 

 

 

セクハラ報道の演出家退団 宝塚歌劇

 

2022年12月28日() 19:57 時事通信

 

 宝塚歌劇団は28日、所属演出家の原田諒氏(41)が26日付で退団したと明らかにした。

 

 週刊文春で、20代の演出助手にセクハラをしたなどと報じられていた。

 

 歌劇団は28日、ホームページでハラスメント事案があったことを確認したと発表。「事実を重く受け止めており、今後はハラスメントの防止のさらなる徹底に努める所存です」とコメントした。ただ、原田氏との関係は明らかにしておらず、退団理由は非公表という。

 

 原田氏は2003年に入団。菊田一夫演劇賞や読売演劇大賞の優秀演出家賞を受賞するなどし、注目を集めていた。

 

 

 

宝塚歌劇団 セクハラ報道の演出家退団

 

2022年12月28日() 18:58 産経新聞

 

宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)は28日、所属演出家の原田諒氏が退団したと明らかにした。原田氏は同日発売の週刊文春で20代の演出助手にセクハラをしていたと報じられた。歌劇団は歌劇団内でハラスメント事案があったことを認めたが、原田氏の退団理由やハラスメントの内容については「プライバシーにかかわる」として明らかにしていない。

 

歌劇団によると、原田氏の退団は今月26日付。自身が脚本・演出を担当した雪組公演「蒼穹の昴(そうきゅうのすばる)」が東京宝塚劇場で千秋楽を迎えた翌日だった。

 

原田氏は平成15年に入団し、22年に演出家デビュー。文化庁芸術祭賞新人賞や読売演劇大賞優秀演出家賞などを受賞した人気演出家で、歌劇団以外でもオペラなどの演出を手がけている。

 

週刊文春は原田氏が演出助手に性的な発言を繰り返したり、出演者を罵倒したりしたと報道。歌劇団側の聞き取りに原田氏は事実を認めたとしている。

 

 

 

宝塚歌劇の演出家・原田諒氏退団 「スタッフにセクハラ」報道

 

2022年12月28日() 18:06 毎日新聞(反橋希美)

 

 宝塚歌劇団所属の演出家、原田諒(りょう)氏が退団したことが28日、歌劇団への取材で明らかになった。同日発売の「週刊文春」で、スタッフにセクハラ行為をしたなどと報道されたが、歌劇団は理由を明らかにしていない。退団は26日付。

 

 原田氏は25日に東京宝塚劇場で千秋楽を迎えた雪組公演「蒼穹(そうきゅう)の昴(すばる)」で脚本と演出を担当していたが、公演中の9日付で親会社の阪急電鉄に異動となった。

 

 歌劇団広報は、原田氏の異動と退団の事実は認めたものの、理由は「プライバシーに関わる」として回答しなかった。その一方で、劇団内でハラスメント事案が起きたことは認め「研修を通じてハラスメントに厳しく対応をしており、引き続き厳正に対処します。今回、事案が確認されたことを受け、さらに指導を徹底し、宝塚歌劇団としては、今後も被害者の方の気持ちに寄り添い、最大限のサポートを続ける所存です」とコメントした。

 

 原田氏は2003年に入団し、10年の宙(そら)組「Je Chante(ジュ シャント)」で演出家としてデビュー。17年の星組「ベルリン、わが愛」と18年の星組「ドクトル・ジバゴ」の脚本・演出に対して菊田一夫演劇賞を受賞。若手の実力派として知られていた。


《カウンセラー松川のコメント》

演劇の世界では、出演者より力を持っているのが製作者です。
それは、プロデューサーやスポンサー、監督や脚本家とか演出家です。
作る側のトップ、作る現場での実力者の意向次第で配役が決まる部分もあります。
そこで、明確な力関係が発生し、それがハラスメント、
特にセクハラとなり易いのです。
今般の事案もその類いでしょう。
宝塚歌劇団は役者は選ばれた女性ばかりですから、
悪意を持って接すれば、相当のセクハラも可能すも知れません。
「清く正しく美しく」の宝塚歌劇団だからこそ、臭いものに蓋をするのではなく、
きちんと事案について報じてもらうべきでしょう。
それが、再発防止にもつながると思います。

被害者の皆様へ
事案について語るのは辛いことだと思います。
しかし、再発防止は後輩の為でもありますので、
どうかその辛さを乗り越えて被害の全容を正しく開示して
加害者にしっかりと罪を償わせる様にさせてください。

個人情報紛失・不適正照会・セクハラ・禁止場所での喫煙など…高知県警が警察官6人を“所属長注意”処分

個人情報紛失・不適正照会・セクハラ・禁止場所での喫煙など
…高知県警が警察官6人を所属長注意処分

 

2022年12月28日() 15:26 テレビ高知

 

個人情報の紛失や不適正な照会、セクハラをしたなどとして、129日、高知県警の警察官6人が「所属長注意」の処分を受けたことがわかりました。

 

1)個人情報未記載の書類一部紛失

令和410月中旬、巡査が未記載の書類をパトカーのトランクの上に置いたまま発進して落とし、5分間紛失したということです。巡査は「迷惑をかけてしまい、反省している」と話していると言うことです。

 

2)個人情報記載の書類紛失

令和411月初旬、巡査長が個人情報が書かれたノートと捜査書類1枚が挟まったバインダーを捜査車両のトランクの上の置いたまま発進して落としました。ノートは20分後に見つかりましたが、捜査書類は見つかっていません。巡査長は「迷惑をかけてしまって反省している」と話しているということです。

 

3)個人情報記載の書類一時紛失

令和411月中旬、巡査長が、事案に関する、「様式が決まっているわけではない」書類を公共施設の駐車場で落として、50分間紛失しました。巡査長は、落としたことに気付かず施設の職員からの連絡で判明したということです。巡査長は「落としたことに気付かなかった。関係者に迷惑をかけて反省している」と話していると言うことです。

 

4)不適正照会

令和44月上旬から9月下旬、警部補が、執務室内で専用の端末を使用し、私的な目的で警察情報管理システムで複数回、複数人の個人情報を照会したということです。警部補は「個人的に生年月日とかを知りたかった」と話していると言うことです。

 

5)セクシュアルハラスメント

令和410月初旬から10月下旬、警部が女性職員に対し、腕を触る不適切な身体接触をしたほか、複数回、会食に誘ったということです。会食の要求は「2人きり」ではなかったということです。警部は「女性職員に不快な思いをさせたことについて謝罪する」と話していると言うことです。

 

6)留置所内喫煙

令和411月中旬、巡査長が警察署の留置所内の休憩室に、持ち込みが禁止されている電子タバコを持ち込み、喫煙したということです。過去にも複数回喫煙したことがあり、巡査長は「喫煙場所までいくのが面倒だった」と話していると言うことです。


《カウンセラー松川のコメント》

ニュースでは6件の問題事案が報じられていますが、
拙ブログでは(5)セクシュアルハラスメントについて記事化致します。
会食の要求について「2人きりではなかった」と主張している点が、
逆に怪しさを感じます。
人数について言及していなかったとか、
男女二人ずつとかの要求の可能性も否定出来ません。
そして、この事案でも男性警察官が女性職員へ加害と言う構図。
女性警察官よりもセクハラし易いと考えているのでしょう。
警察は警察官と言う制服組がトップを務め、構成員の殆どが制服組なので、
職員を下に見る傾向は昔からあります。

被害者の方へ
今後も別の加害者により発生する可能性もありますが、
泣き寝入りせず、担当窓口等に訴えた方が良いでしょう。

今治市の消防 部下へのパワハラで男性隊員を戒告処分【愛媛】

今治市の消防 部下へのパワハラで男性隊員を戒告処分【愛媛】

 

2022年12月28日() 10:02 南海放送

 

部下に対するパワーハラスメント行為が相次いでいる今治市の消防で、新たに50代の男性隊員が、部下に行き過ぎた叱責を繰り返していたなどとして、市の消防本部は、この男性隊員を戒告の懲戒処分にしました。

 

戒告の懲戒処分を受けたのは、今治市消防本部に務める課長補佐級の50代の男性隊員です。

 

消防本部の発表によりますと、この男性隊員は、去年4月から11月にかけて、特定の1人の部下に対し、複数の隊員の前で言葉による行き過ぎた叱責を繰り返していたということです。

 

また、男性隊員は、同じ部下を呼び出して、人格を否定するような厳しい言葉を繰り返し投げかけていたということです。

 

消防本部では、これらの行為をパワーハラスメントと認定し、男性隊員をきのう付けで戒告の懲戒処分にしました。

 

聞き取りに対しこの男性隊員はパワハラ行為を認めた上で「真摯に受け止め反省している」などと話しているということです。

 

今治市消防本部では、パワハラ行為が相次いでいて、先月には別の2人の隊員が懲戒処分を受けています。

 

 

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人格を否定する言葉、過度な仕事… 今治市消防 パワハラなどで新たに2人処分

 

2022年12月27日() 18:15 あいテレビ

 

愛媛県今治市の消防で新たに2人が部下へのパワハラなどの行為で処分を受けました。

 

今治市消防本部は27日、課長補佐級の男性職員2人をそれぞれ戒告と消防長注意の処分としました。

 

 このうち、戒告処分を受けた職員は、昨年度、部下に対し、他の職員の前で繰り返し厳しく注意をしたり、人格を否定する言葉を浴びせたりしたということです。

 

 一方、消防長注意を受けた職員は、関係者によりますと、過度な仕事によって部下を疲弊させたということです。また、部下の1人はパワハラ被害を訴え、現在、およそ1か月間の病気休暇に入っているということです。

 

 今治市消防本部は、先月、パワハラなどで別の2人が処分を受けていて、「パワハラ行為は決して許されないことであり市民の皆様に深くお詫び申し上げます」とコメントしています。

 

 

今治市消防本部 別のパワハラ行為発覚
 特定の部下に強い叱責繰り返す 2人を懲戒処分【愛媛】

 

2022年12月27日() 17:03 テレビ愛媛

 

飲酒の席で平手打ちをしたり、深夜に筋力トレーニングを強要するといったパワーハラスメント行為が明らかになった今治市消防本部で、別のパワハラ行為が判明し、27日付で2人の職員が懲戒処分を受けました。

 

今治市消防本部によりますと、50代の課長補佐級の男性職員が消防の現場や事務室で特定の部下1人に対して強い口調で叱責するパワハラ行為を繰り返していたということです。

 

今治市消防本部は27日付で、この男性職員を「戒告」、上司にあたる次長級の男性職員を「厳重注意」の懲戒処分としました。

 

どのような叱責をしていたかなどパワハラ行為の具体的内容については、被害者の要望で詳細は明らかにしないとしています。

 

今治市消防本部では飲酒の席で平手打ちをしたり、深夜に筋力トレーニングを強要したりといったさまざまなパワハラ行為が明らかになり、今回の2人とは別の5人が懲戒処分を受けています。

 

今治市消防本部の福田吉三郎消防長は「パワハラ行為は決して許されないことで深くお詫びします。再発防止と風通しの良い職場環境の構築に努め信頼を回復したい」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

今治市消防本部は[叩けば埃の出る組織]なのでしょうか?
またもパワハラ事案が発覚です。
しかし、被害者は病気療養が必要なほどなのに、
処分は加害者が[戒告]、加害者の上司が[消防長注意]この程度です。
こんな程度の懲戒処分だから「パワハラやっても大した事はない」と言う環境が
醸成されるているのでしょう。
パワハラの研修を受けているはずですが、一体どの様な研修を受け、
どの様な理解をしたのか、幹部や担当者の思考を疑います。

被害者の方へ
組織としてはパワハラの存在を認めたものの、
軽い処分で片付けてしまいました。
再発の可能性は否定出来ませんので、十分に注意してください。

2022年12月27日火曜日

警視が部下に大声で「あんたの話は長いんだよ」…内部処分で異動

警視が部下に大声で「あんたの話は長いんだよ」
…内部処分で異動

 

2022年12月27日() 13:54 読売新聞

 

 群馬県警が、交通機動隊隊長だった警視の部下へのパワーハラスメントを認定し、本部長注意の内部処分とし、交通部理事官に異動させていたことが26日、わかった。処分と異動は9日付。

 

 県警監察課などによると、警視は5~11月、部下に対し「あんたの話は長いんだよ」などと大声で暴言を浴びせたという。警視は「指導の仕方が悪かった」と話している。同隊長の後任には、運転免許統括官と兼任で須田和行警視を充てる。

 

 また、関係職員にセクハラ行為をした警察署の巡査長を8日付で、本部長訓戒の内部処分とした。巡査長は11月、勤務時間外に関係職員の体を触り、性的な言動をしたという。巡査長は処分を受け依願退職した。

 

 

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「あんたの話は長い」部下に激高
 パワハラで男性警視が本部長注意に 群馬県警

 

2022年12月26日() 20:42 群馬テレビ

 

勤務中に部下を怒鳴りつけるなどのパワーハラスメントをしたとして、群馬県警の男性警視を本部長注意としていたことが分かりました。

本部長注意となったのは、県警の小林渡警視です。県警によりますと、今年5月から11月までの間、交通機動隊長だった小林警視は、部下が業務に関する説明をしていたところ突然激高し、他の職員の前で「あんたの話は長いんだよ」「何年やってるの」などと大声を出したということです。小林警視は「指導の仕方が悪かった」と話しているということです。

また、県警は、同僚にセクハラをしたとして署に勤務する巡査長を本部長訓戒としました。巡査長は、「申し訳ないことをした」と話し、依願退職したということです。



部下へのパワハラで交通機動隊長を更迭 群馬県警 


2022年12月13日(火) 11:00 上毛新聞

 

 職場でパワーハラスメント(パワハラ)をしたとして、群馬県警が交通機動隊の男性隊長を別の部署へ異動させていたことが12日、関係者への取材で分かった。県警は把握した情報を調査、確認した上で、既に処分も行ったもようだ。 

 

 関係者によると、部下に対する威圧的な言動がパワハラに当たると指摘された。先週の段階で同隊長から交通部理事官に異動させたという。 

 

 県警は今回の異動や処分を発表していない。監察課は、一般論として事案ごとに発表を検討していると説明。「現時点ではコメントできない」としている。 

 

 県警内のパワハラを巡っては、昨年10月に当時の富岡署長が更迭、処分された。以降も警察署勤務の警部補ら複数人がそれぞれ処分を受けている。 


《カウンセラー松川のコメント》

交通機動隊長について
今年の3月18日付運転管理課長からの異動。僅か9ヶ月での懲罰人事です。
報道によると5~11月と幅を持たせていることからも、
複数回のパワハラがあったのでしょう。
どの様な経緯でパワハラに至ったのかは分かりませんが、
所属長となった事で抑えが効かなくなったのかも知れませんし、
過去に問題視されないだけでパワハラ加害をしていたのかも知れません。

被害者の方へ
誰にでも得手不得手があるでしょうし、要領の善し悪しもあります。
その短所の部分に目を付けられて大勢の前で叱責。
しかも、数ヶ月間継続していたのでは、面子も丸潰れだったでしょう。
今般の異動でパワハラ上司は去りましたので、
気持ちを新たにして勤務に精励して頂きたいと祈念しております。


巡査長について
勤務時間外に関係職員へのセクハラとのこと。
相手が警察官でなく職員だったので、逆に問題が大きくなったのかも知れません。
「たかが職員」と高を括って時間外に悪さをしたのが徒となったのでしょう。
本部長訓戒とは言え、巡査の階級(巡査長は警察法上では巡査)で
懲戒処分が記録されたのでは昇進どころか栄転も絶望的ですから、
退職したのは正解でしょう。

被害者の方へ
警察内部の事だからと泣き寝入りする事はありません。
警察法第三条にて
警察の職務を行うすべての職員は、日本国憲法及び法律を擁護し」と
規定されているのですから。

女性教諭、後輩教諭に「視野が狭い」「転職したほうがよい」

女性教諭、後輩教諭に「視野が狭い」「転職したほうがよい」

 

2022年12月27日() 13:19 読売新聞

 

 滋賀県教育委員会は26日、勤務先の竜王町立中学校で女子生徒を盗撮した教諭(24)を免職に、野洲市立小学校に通う男児に不適切発言をして市教委が「教諭によるいじめ」と認定した男性教諭(51)を減給10分の1(1か月)にするなど、教員計4人を同日付で懲戒処分にしたと発表した。

 

 発表によると、中学教諭は9、10両月の2回、女子生徒2人のスカート内を盗撮。県迷惑行為等防止条例違反容疑で逮捕され、大津簡裁から罰金50万円の略式命令を受けた。県教委は、管理監督責任がある校長(59)も戒告にした。

 

 野洲市立小の教諭は5~7月、担任する2年生男児に「言葉を知らない」「スルー(無視)しよう」との発言を繰り返し、他の児童によるいじめを誘発。保護者に「お子さんは発達障害」とも発言し、県教委は人権侵害にあたる不適切指導として処分した。

 

 また、パワーハラスメントをしたとして公立中学の女性教諭(39)も戒告にした。生徒指導などについて相談した後輩教諭に「視野が狭い」「転職したほうがよい」などと不安をあおる発言をしたという。

 

 

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生徒のスカート内盗撮、中学教諭を懲戒免職
 児童へ不適切発言の教諭は減給 滋賀県教委

 

2022年12月26日() 21:01 京都新聞

 

 滋賀県教育委員会は26日、担任する女子生徒のスカート内を盗撮した竜王中の男性教諭(24)を懲戒免職にしたと発表した。ほかに、児童への不適切な指導をした野洲市立小の男性教諭(51)ら3人も懲戒処分にした。

 

 県教委によると、竜王中の教諭は今年910月、校内でスマートフォンなどを使って担任する女子生徒のスカート内を2回撮影した。10月に滋賀県警近江八幡署に逮捕され、県迷惑行為防止条例違反(盗撮)の罪で罰金50万円の略式命令を受けた。管理監督責任を問い、同中校長も戒告処分にした。

 

 野洲市立小の教諭は57月、担任する男子児童について「言うことはスルー(無視)しよう」といじめを誘発したほか、「言葉を知らない児童のためにクイズをします」などと不適切な発言を繰り返した。児童の人権を侵害する不適切な指導だったとして、減給10分の11カ月)にした。教諭は「加齢により疲れていて、感情のコントロールが難しくなっていた」と説明しているという。

 

 残る1人は、戒告処分を受けた公立中の女性教諭(39)。相談してきた新人教諭に「視野が狭い」「転職した方がいいんちゃう」などと不安をあおるパワーハラスメントを行ったとした。


《カウンセラー松川のコメント》

複数の問題事案が報じられていますが、ここではパワハラ事案のみ扱います。
新人教諭の質問内容について詳細な記載がありませんが、
加害教諭の受け止め方として「教諭として不適」だったのでしょうか。
[新人だから分からなくて当然]なのか[教員として理解すべき]なのか
この点で判断も分かれると思います。
被害者が新人然として自分では何もしないで漫然と質問して来たのならば、
「視野が狭い」「転職したほうがよい」と感じて当然ですし、
新人なりに考えた末の質問であれば、あまりにも突き放し過ぎです。
しかし、パワハラ被害を受けたと申告され、パワハラだと認定されれば、
もうどうしようもないでしょう。
裁判に訴えて勝訴を得られても、決して大きな獲得ではありません。
何にせよ「パワハラだ」と言われない様に振る舞うのが得策なのかも知れません。
それと「辞めた方が良い」は人事に関わる事なので、今時は禁句です。

被害者の方へ
世の中、全ての人が熱心だったり、親切とは限りません。
この事案を契機に社会のあり方を知る事が出来たのは大きな収穫だったと
前向きに捉えてみては如何でしょうか?

教員のメンタル休職、沖縄の割合が全国最高

教員のメンタル休職、沖縄の割合が全国最高

 

2022年12月27日() 11:31 琉球新報(嘉数陽)

 

 2021年度に公立小中高校と特別支援学校で精神疾患を理由に休職した教員は20年度より694人多い5897人で、過去最多だったことが26日、文部科学省の人事行政状況調査で分かった。全教員に占める割合は0.64%(156人に1人)となる。県内では過去10年間で最多の199人で、20年度より11人増えた。在職者数に占める割合は全国で最も高い1.29%だった。

 

「自分の相談できるわけない」心療科通院を隠して出勤…30代教員の実情

 

 文科省は、新型コロナウイルス対策で忙しくなり、教員間でコミュニケーションを取る機会が減ったことも影響したとみている。

 

 県内の校種別の内訳は小学校102人、中学52人、高校25人、特別支援学校20人だった。性別では女性131人、男性68人。年代別は40代が最多で77人。次いで5061人、3044人、2017人だった。

 

 

 体罰、性犯罪・性暴力による懲戒処分の状況も調べた。県内の体罰による懲戒処分は16人で、20年度比6人増。在職者数に占める割合は0.1%。青森の1.11%に次いで全国2番目に高かった。

 

 県内の性犯罪・性暴力による懲戒処分は、20年度比2人増の4人。在職者に占める割合は0.02%。免職1人、停職1人。訓告などが2人いた。

 

 国内では体罰で処分を受けた教員は20年度比53人減の340人。性暴力やセクハラで懲戒処分や訓告を受けた教員は14人多い215人だった。

 

《カウンセラー松川のコメント》

コロナ禍による被害の一つと言えましょう。
コミュニケーションが取り難い上に、業務が増えてしまい、
そのストレスが過剰になり、メンタル不調が発生。
他の業界でも発生する要因ですが、児童生徒を預かる仕事だけに
感染防止対策も多岐に渡っているのが過重労働に至ったのです。
コロナ対策が短期間では済まない上に終わりが見えないのですから、
どこかで業務の削減をしないと、メンタル不調となる教員は増えるでしょう。

公立大法人派遣の男性管理職パワハラ、減給6カ月処分 福島県

公立大法人派遣の男性管理職パワハラ、減給6カ月処分 福島県

 

2022年12月27日() 8:57 福島民友新聞

 

 福島県は26日、パワハラ行為などをしたとして県内の公立大学法人に派遣している管理職の50代男性職員を減給6カ月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。

 

 男性職員は昨年5月~今年4月、同じ課に勤務する部下の職員3人に対し、ほかの職員がいる前で個人的な特徴をばかにしたり、能力を否定したり、業務の打ち合わせに参加させなかったりした。また昨年7月~今年4月、遅刻を繰り返しながら、始業前に出勤したとする虚偽の内容で出勤記録を付けていた。

 

 パワハラを受けた職員とは別の職員が今年3月、男性職員の上司に相談して発覚した。処分に併せて県は、指揮監督すべき立場にあった管理監督者1人を書面訓告処分とした。

 

 

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出勤日の半数は遅刻、管理職「一番上の立場だから」
…部下の失敗をバカにすることも

 

2022年12月27日() 6:30 読売新聞

 

 部下にパワーハラスメントを行ったなどとして、福島県人事課は26日、公立大学法人に派遣中の50歳代の男性管理職員を減給10分の1(6か月)の懲戒処分にした。

 

 発表によると、職員は2021年5月頃~22年4月、部下3人に対し、仕事の失敗をばかにしたり、業務の打ち合わせに参加させなかったりした。また、21年7月~22年4月、出勤日の半数程度を遅刻した上、虚偽の記録をつけて始業時刻前に出勤したよう装っていた。

 

 職員は聞き取りに、「感情的ないらだちを抑えられず、厳しく叱責(しっせき)してしまった。職場で一番上の立場で、少しぐらい遅れてもいいと思い込んでいた」と話しているという。

 

 

 

「君も打ち合わせに入るの?」男性県職員をパワハラで懲戒処分
 自身は遅刻多数も「うそ」の記録 福島

 

2022年12月26日() 16:16 テレビユー福島

 

福島県は26日、部下に対し精神的苦痛を与えるパワハラ行為を行ったとして、50代の男性職員を「減給6か月」の懲戒処分としました。

 

懲戒処分を受けたのは、県から県内の公立大学法人に派遣されている50代の男性管理職員です。

 

県によりますと、男性職員は、去年5月ごろから今年4月にかけて、部下に対し、他の職員がいる前で個人的な特徴を傷つけ馬鹿にする、心理的に追い込む、誹謗中傷などを日常的に行いました。

 

また、別の職員には、他の職員がいる前で、仕事の失敗を馬鹿にし、強い口調で能力を否定するなどしました。

 

さらに、別の職員には、打ち合わせ中の軽い咳払いに対し「出ていけ」と強い口調で23回発言して退出させる、他の職員がいる前で「君も打ち合わせに入るの?」と発言して、担当業務の打ち合わせに参加させない、業務上の期限を一方的に迫るなどのパワハラ行為を行いました。

 

そのうえ、去年7月から今年4月にかけて、始業時間に間に合わないバスで通勤し、出勤した約半数ほどの日を遅刻しました。

 

しかし、勤怠管理者という立場を利用し、遅刻した日の出勤記録を始業時間前に出勤したことにするなど、うその内容で記録していたということです。

 

男性職員は事実を認めていて、「管理職として期待していた仕事の報告が部下からあがってこなくてイライラを抑えられずに強く叱責してしまった」と話しているということです。

 

また、県はこの男性職員を指揮監督すべき立場だった管理監督者1人を、26日付けで「書面訓告」の処分にしました。


《カウンセラー松川のコメント》

部下を愚弄したり、堂々と遅刻するも隠蔽させたり、
この加害者は自分を何様だと思っていたのでしょうね。
程度が低いとは言え悪質ですし、管理職の資質は皆無ですから、
懲戒でも分限でも降格させるべきだと思います。
こう言う点で、役所は処分が甘いと感じております。

被害者の皆様へ
こんな管理職、居場所が無くなる様に追い出しても構わないと思います。

2022年12月26日月曜日

シルバー人材センター理事長、複数職員にパワハラか 千葉・松戸

シルバー人材センター理事長、複数職員にパワハラか
 千葉・松戸

 

2022年12月26日() 20:24 毎日新聞(柴田智弘)

 

 千葉県松戸市の外郭団体「市シルバー人材センター」の石井久雄理事長が複数の職員にパワーハラスメントをした疑いがあることが、複数の関係者への取材で判明した。8人の常勤職員のうち2人が退職、1人が休職に追い込まれており、市も問題を把握している。一部の理事が26日、理事長の解任に向けて臨時理事会を開催するよう同センターに申し入れた。

 

 ◇常勤8人のうち2人退職、1人休職

 

 同センターは、市の委託を受けて高齢者雇用の窓口役や調整を担う団体として1993年に設立された。2012年に公益社団法人化して以降、歴代理事長は市OBが務めている。石井氏は市総合政策部長などを歴任し、今年7月に同センター理事長に就任した。

 

 複数の関係者や申し入れ書によると、石井氏は理事長就任後、一部の職員を大声で繰り返し叱責した。こうした扱いに耐え切れず、30代の男性職員が10月末、40代の男性職員が11月末にそれぞれ退職を余儀なくされた。40代の女性職員も体調を崩し、10月下旬から休職している。

 

 市もこうした事態を認識しており、11月中旬までに関係者のヒアリングを実施。報告を受けた伊藤智清副市長は石井氏に対し、2度にわたって口頭で注意するとともに、職員に釈明するよう促した。

 

 石井氏は26日、毎日新聞の取材に対し、大声での叱責を認めた上で、「しっかりと働かない職員がおり、事務局長が指導しても直らなかったので、組織のためにやむを得ずやった」と説明した。

 

 ◇「もはや人間扱いされず」元職員

 

 退職に追い込まれた元職員の一人が毎日新聞の取材に応じた。

 

 元職員によると、石井氏による叱責は就任直後の7月上旬から始まった。「お前の字はうそばかりついている字だ」「パソコンもできないじゃないか。幼稚園児でもできるぞ。辞めちまえ」「散々サボってきたお前は(さび取り剤の)『クレ5―56』でさびを落とさないといけない」などと何度も大声で罵倒された。他の職員が見ている前で、「非常勤で転々としてきたんだろう。都合が悪くなる度に逃げて来たじゃないか」と過去の職歴を暴露されたこともあったという。

 

 元職員は「もはや人間扱いされず、つらかった。母親に話したら、涙を浮かべていた」と声を震わせた。


《カウンセラー松川のコメント》

役所で管理職を務め上げると「俺様キャラ」になってしまうのでしょうか?
確かに民間企業とは異なり他企業との競争や低姿勢な営業はありませんから、
常に外から内から持ち上げられ続けていると「自分は偉い」と勘違いして、
そのまま天下って部下が公務員でないと更に偉くなった気分なのでしょう。
官尊民卑の弊害が服を着ている様なものですね。
職場環境を悪化させるだけなので、早々に片付けた方が社会の為でもあります。

被害者の皆様へ
パワハラにより退職された方への救済まで言及していないので
このままだと泣き寝入り必死です。
議会でも動かして復職の道を探られたり、
賠償請求も視野に入れて構わないと思います。

2022年12月24日土曜日

「バカやないんか」「センスない」部下にパワハラの警視を戒告処分

「バカやないんか」「センスない」部下にパワハラの警視を戒告処分

 

2022年12月24日() 11:31 読売新聞

 

 部下にパワーハラスメントをしたとして、愛媛県警は23日、本部の男性警視(50歳代)を戒告の懲戒処分にした。警視は「上司としての自覚に欠けていた」と反省しているという。

 

 発表では、警視は7月、部下の業務報告のやり方が悪いとして、署などに出向いて「バカやないんか」などと大声で暴言を浴びせた。翌日にも、「センスがない」と重ねて叱責(しっせき)した。

 

 報告を受けた際、警視は帰宅後に飲酒しており、自宅から署まで別の部下に送迎させていた。県警は「業務の一環であり、運転させたことには問題はない」としている。



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パワハラで愛媛県警が前捜査一課長を戒告
 部下に「ばかやないんか」

 

2022年12月23日() 19:45 愛媛新聞

 

 部下を不適切な言葉で叱責(しっせき)するパワハラ行為をしたとして愛媛県警は23日、本部所属の50代の男性警視を戒告の懲戒処分にした。警視は自宅で飲酒した後、現場に出向いて部下の男性に複数回「ばかやないんか」などと大声で叱るなどした。複数の県警関係者によると警視は当時、捜査1課長だったが81日付で刑事部付に異動した。

 監察官室によると、警視は7月上旬の夜、男性からの業務報告に不満を抱いて別の部下の車で現場や警察署に出向き、午後7時以降に男性に繰り返し、不適切な内容を含む大声を出した。さらに翌日午前、県警本部で男性を指導する際「センスがない」などと大声で叱責した。

 

 

 

「バカやないんか」「センスない」
県警50代の警視が部下にパワハラで戒告処分

 

2022年12月23日() 16:45 あいテレビ

 

部下に対し「バカやないんか」などと大声で叱責したとして、愛媛県警は、50代の男性警視を戒告の懲戒処分にしたと発表しました。

 

23日付けで戒告処分を受けたのは、県警本部に勤務する50代の男性警視です。

 

県警によりますと、男性警視は2022年7月、部下の報告内容に不満を抱き、部下に対して「バカやないんか」などと、大声で複数回叱責した他、その翌日も「センスがない」などと、声を荒げたということです。

調査に対し男性警視は言動を認め「上司としての自覚に欠けた行動で大変申し訳なく思っている」などと話したということです。

 

県警の仲田亮(なかた・りょう)首席監察官は「誠に遺憾であり、県民の皆様にお詫びする。引き続き職員に対する指導教養を徹底し、再発防止に努める」とコメントしています。

 

 

 

「バカやないんか」「センスがない」男性警視懲戒処分【愛媛】

 

2022年12月23日() 16:30 南海放送

 

部下に対し「バカやないんか」と大声を出すなどのパワハラ行為をしたとして、愛媛県警の警視が懲戒処分を受けました。

 

きょう付けで戒告の懲戒処分を受けたのは、県警察本部の50代の男性警視で、監察官室によりますと、今年7月、部下への業務指導の際「バカやないんか」と、複数回に渡り大声を出したり、「センスがない」と叱責したりしたということです。

 

監察官室の調べに対し、男性警視は「上司としての自覚にかけた行動で、大変申し訳なく思っています」と話しているということです。

 

また、今月12日付けで、県内の警察署に勤務する男性警部補が、部下に対し不適切な言動をしたとして、所属長注意の処分を受けています。


《カウンセラー松川のコメント》

本部の男性警視について
県警の捜査一課長が自宅で飲酒後に緊急性の無い用件で出向く。
捜査一課長でなくても飲酒後に仕事場へ顔を出すのは控えるべきです。
例え激励であっても同様です。
飲酒をしていると言う事は適切な判断や行動が出来ない可能性があります。
だから、自動車の運転は飲酒時に禁止をされているのです。
加害者はパワハラの前に社会人として非常識な行動を執った点で
反省をして欲しいです。
また、飲酒後にこの程度の案件で自宅から署まで別の部下に送迎させていた点を
県警は「業務の一環で問題無い」ではなく、
管理職として適切な行動が精査して判断するべきです。

被害者の皆様へ
起きてしまった事は元に戻りません。
暴言を吐かれ叱責された事は悔しいはずです。
しかし、「たかが酔っ払い」と鼻で笑って忘れてしまった方が良いでしょう。


県内の警察署に勤務する男性警部補について
南海放送だけ、しかも本部警視の事案に付け足す様にコッソリの報道の様ですが、
不適切な言動がハラスメントなのか、それ以外なのかも不明です。
しかし、軽度とは言え処分を受けているので、
それなりに問題のある発言だったのでしょう。

被害者の方へ
上下関係の厳しい職場ではありますが、
理不尽な行為に対しては毅然とした態度で臨んで構いませんし、
適切な対応を執られて良いと思います。