2022年12月3日土曜日

部下に銃口向けた警官、日常的に「バカ」「使えない」と発言も

部下に銃口向けた警官、日常的に「バカ」「使えない」と発言も

 

2022年12月3日() 6:26 読売新聞

 

 部下に拳銃の銃口を向けたとして、千葉県警は2日、機動捜査隊の男性巡査部長(59)を銃刀法違反容疑で千葉地検に書類送検し、停職3か月の懲戒処分とした。巡査部長は同日、依願退職した。

 

 県警監察官室によると、巡査部長は昨年5月と同8月、習志野署の拳銃保管室で部下の男性に銃口を向けた。銃弾は装填(そうてん)されていなかった。巡査部長は昨年春頃から、この部下に「バカ」「使えない」などと日常的に言っており、県警はパワーハラスメントと認定した。

 

 県警は、監督責任を問い当時の上司の警部を所属長注意、警部補を本部長注意とした。報告を怠ったとして、別の巡査部長を口頭厳重注意とした。

 

 また、県警は2日、女性につきまとったとして、交通捜査課の一般職員男性(54)をストーカー規制法違反で千葉地検に書類送検し、停職6か月の懲戒処分とした。



※ 他社のニュースも掲載致します

巡査部長を書類送検 部下に銃口向ける 千葉県警

 

2022年12月2日() 19:01 時事通信

 

 部下に拳銃の銃口を2度向けたとして、千葉県警は2日、銃刀法違反(所持の禁止)容疑で県警機動捜査隊の男性巡査部長(59)を書類送検するとともに、停職3カ月の懲戒処分とした。

 

 

 容疑を認めている一方、「2度目は過失だった」などと話しているという。巡査部長は同日付で依願退職した。

 

 送検容疑は昨年5月と8月、県警習志野署拳銃保管室内で、必要がないのに、部下である巡査に拳銃の銃口を向けた疑い。実包は装填(そうてん)されていなかった。

 

 県警監察室によると、今年7月、被害にあった巡査から「拳銃を突きつけられたことがある」と申告があった。巡査部長はこの巡査に対して他にも「バカだ」「使えない」などと、人格否定が疑われるパワハラを繰り返していた。


《カウンセラー松川のコメント》

加害者には「警察内部だから」そんな甘えがあったのでしょう。
しかし、実包が装填されていないとしても、
実銃を人に向ける事の善悪の区別がつかない様では
火器を扱う資格はありません。
「2度目は過失」とのことですが、
警察官たる者がこの様な拳銃の取り扱いをする事に
過失があってはなりません。
誰しもが扱える訳ではない拳銃だからこそ、
厳格な取り扱いが求められるのです。
報告を怠ったとして処分を受けた巡査部長は、
拳銃保管室担当で現場に居合わせており、
加害者の銃刀法違反を報告しなかったからでしょうけど、
飛び火被害の面もあります。
しかし、警察官である以上は組織の内外を問わず、
法令違反について黙認するのは御法度と言うことなのです。

被害者の方へ
暴言だけでなく、拳銃まで向けられて、本当に辛かったと思います。
加害者は依願退職していますので、再発はないでしょう。
そして、実際に銃口を向けられた時の気持ちを知る方は少ないですから、
その経験を今後の火器管理や教育に活かして頂きたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿