2022年12月22日木曜日

大阪大ダイビング部、20歳未満10人に飲酒強要 無期限活動停止

大阪大ダイビング部、20歳未満10人に飲酒強要 無期限活動停止

 

2022年12月22日() 14:14 毎日新聞(清水晃平)

 

 大阪大のスキューバダイビング部が8月、飲み会に参加した20歳未満の学生約10人に飲酒を強要していたことが22日、大学への取材で判明した。健康被害は確認されていない。大学は11月、部を無期限の活動停止にした。改正民法が4月に施行され、成人年齢が18歳に引き下げられたが、20歳未満の飲酒は禁止されている。

 

 大阪大によると、飲み会は814日に大阪府内のホテルであり、部員や卒業生ら約30人が参加。このうち約10人が当時1819歳の12年生で、上級生らから「コール」と呼ばれる掛け声で飲酒を強要された。泥酔して自力で帰宅できない学生もいた。急性アルコール中毒などは確認されていない。

 

 外部から問い合わせがあり発覚。大学側の調査に責任者の学生らは事実関係を認め、「20歳未満でも大学生だから飲むものだと思っていた」などと話した。大学の担当者は毎日新聞の取材に「注意喚起はしていたが、学生に十分に浸透していなかった。対策を検討している」と話した。

 

 市民団体「イッキ飲み防止連絡協議会」(東京都)は、上下関係や集団によるはやしたてなどによる飲酒強要を「アルコールハラスメント」と定義している。

 

 大学生の飲酒を巡っては死亡事故が絶えない。20162月には同志社大のダンスサークルの男子学生(当時19歳)が合宿先で一気飲みをし、急性アルコール中毒で死亡した。


《カウンセラー松川のコメント》

未だに大学の部活動で飲酒の強要と言う前時代的な愚行が
繰り返されていたとは驚きましたが、
案外と露見していないだけで相変わらずなのが実態なのかもしれません。
また、成人年齢を20歳から18歳に引き下げたものの、
他の法令では20歳を基準にしている二重基準が残っている点は検討の余地があります。
しかし、今般の事案の弁解では
20歳未満でも大学生だから」これは非常識な感覚だと思いました。
この程度の認識で大学生に成れるのも呆れてしまいます。
「試験勉強さえしていれば良い」と言う弊害の一つでしょう。

被害者の皆様へ
部活動関係の宴席となると飲酒を勧められても断り難い環境でしょう。
本来は上級生が止めるべきなのですが、
歯止めを掛けられない人として未成熟過ぎる大学生が増えているので、
対応には苦慮されたと思います。

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