2022年12月21日水曜日

高校バスケ部コーチから「シュートするな」、パワハラ訴え女子生徒が提訴

高校バスケ部コーチから「シュートするな」、パワハラ訴え女子生徒が提訴

 

2022年12月21日() 7:14 読売新聞

 

 山形県立高校のバスケットボール部で外部指導者からパワーハラスメント行為を受けて精神的な苦痛を被ったとして、同校の女子生徒が県を相手取り、慰謝料など330万円の損害賠償を求めて山形地裁に提訴したことが20日、わかった。提訴は11月30日付。

 

 訴状によると、女子生徒は2年生だった昨年、所属するバスケットボール部の外部コーチから、身長が低いという理由で「コートの中で『動くな』『シュートするな』などと理不尽な指導」を受けた。精神的なショックで同年11月、自律神経失調症と診断された、としている。

 

 さらに、女子生徒は、学校側が適切に調査、対応しなかったことで他の部員の誤解を招き、部内のいじめにも発展した、とも主張している。

 

 県教育委員会の担当者は取材に対し、「届いた訴状を精査している。どう対応していくかはこれから検討していく」と述べた。


《カウンセラー松川のコメント》

高校の部活動ですからスポーツなら試合で勝つことも大切です。
しかし、勝つことを優先するのが[勝利至上主義]であり、
これは学校部活動としては教育上で問題があるとされています。
今般の事案も外部コーチとは言え、
選手に対して身長の低さから活動を制限する発言は
勝利至上主義以外の何物でも無く、
真面目に部活動する被害者にとっては精神的苦痛が計り知れません。
外部コーチですから、問題行動があれば契約を解除で済みます。
これが教員であれば、経済的な問題にまで発展するので、
言動にも注意をするでしょう。
しかし、外部コーチならば「それでオサラバさ」なので、
何の解決にも至りません。
教員の業務軽減で部活動の外部委託もある様ですが、
外部委託の負の面も検討する必要があるのではないでしょうか。

被害者の方へ
コーチからのパワハラが起因し、虐めにまで発展してしまい、
第三者の私としては言葉が見つかりません。
希死念慮を抱いても不思議ではない程なのに、
こうして生きていらっしゃるのは本当に頑張っていると感じてます。
悲しい事、辛い事もありますが、誰かを頼っても構いません。
どうか、これからも元気で過ごして頂ければ何よりです。

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