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2025年9月10日水曜日

救急車内で上司に「お前が乗っているメリットがない」「救急から降りろ」 暴言を繰り返したとして消防署の主任職員を停職処分に 兵庫・明石市

救急車内で上司に「お前が乗っているメリットがない」「救急から降りろ」
 暴言を繰り返したとして消防署の主任職員を停職処分に 兵庫・明石市

 

2025年9月10日() 16:40 朝日放送

 

 兵庫県明石市は10日、市内の消防署で主任を務める男性職員(43)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表しました。他の職員に対して「救急を辞めろ」などの暴言や誹謗中傷を繰り返していたということです。

 

 明石市によりますと、男性職員は今年5月、傷病者を病院に搬送した後の救急車内で上司に対して「お前が乗っているメリットがない」「救急を辞めろ」「救急から降りろ」といった暴言を繰り返したということです。

 

 消防署に戻った後の話し合いでも暴言は収まらず、近くにあったゴミ箱を蹴り飛ばしました。

 

 この男性職員は過去にも、

▽他の複数の職員に対する誹謗中傷を含んだ文書を127人が閲覧可能なグループチャットに投稿する

▽後輩職員の背後から首を締め上げる

▽同僚職員に対して怒鳴る

▽机を蹴って発言を抑制する

 などの行為を続けていて、直属の上司から注意を受けていましたが、問題行動が繰り返されたため、処分に至ったということです。

 

 明石市はこのほか、勤務時間中に公用パソコンで職務と関係のないウェブサイトを358時間、閲覧していたとして政策局の再雇用職員(66)を戒告処分、この職員の上司にあたる政策局課長(60)についても、監督責任に加えて、同様の行為を133時間していたとして、1カ月間、給与の10分の1を減額する処分にしました。2人は閲覧時間に対応する給与は返納したということです。

 

 

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上司や同僚に暴言
 明石市が消防署勤務の男性主任を停職1カ月の懲戒処分/兵庫県

 

2025年9月10日() 19:55 サンテレビ

 

上司や同僚に複数回にわたり暴言を吐いたり怒鳴ったりしたなどしたとして、兵庫県明石市は市内の消防署に勤める男性主任を停職1カ月の懲戒処分としました。

 

停職1カ月の懲戒処分となったのは、明石市内の消防署に勤務する43歳の男性主任です。

 

市によりますと男性主任は20255月、救急出動後、署に帰る救急車の中で上司に対し「救急車から降りてほしい。乗っていても活動にメリットがない」などと暴言を吐いたということです。

 

また、その後のミーティング中、近くにあったゴミ箱を蹴とばしたということです。

 

男性主任は過去にも職員同士で利用するチャットで、複数の職員に対する誹謗中傷を含む文書を投稿したり、後輩職員の背後から首に手を回し引き上げたりするなどの行為もあったということです。

 

市は、「研修などの実施を通し、再発防止と信頼回復に向け努力してまいります」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

実は過去に関東地方の某消防局で救急隊に
「残念隊長」と陰で名付けられている方がいらっしゃっいました。
運転免許を保有していないので車両の誘導も満足に出来ず、
言葉を知らないので対応者から叱られたりと、
ベテラン救急隊員からお荷物扱いをされてました。
そんな事例を彷彿させますが、明石市消防局の場合はどうでしょうか?
43歳の隊員の上司となると隊長である可能性が非常に高いです。
それでは、その被害者の能力はどうだったのでしょう。
何であれ上司に対しての暴言は問題行動とされて当然です。
しかも、この加害者は過去にも暴言や暴行等の問題言動がありました。
こうなると、例え被害者に責任の一旦があったとしても、
加害者が一方的に悪いと判断されてしまうでしょう。
やはり、日頃の行動は大切だと思います。

被害者の皆様へ
「自分は有能である」と思い込んでいる場合、
周りが低能に見えてしまうので、思いやりも無い暴君の様な振る舞いに。
そして真っ当な方々が被害者になってしまいます。
問題職員の中には上手に立ち回り、処分を受けずに済み質が悪いです。
しかし、被害者が一定数居れば、管理者も対応せざるを得ません。
これからも、嫌がらせを受けたならば、然るべき部署に申し出てください。
健全な職場は皆さんの力が必要ですから。

2025年9月4日木曜日

後輩消防士に「山に埋めてやる」と言って頭突き 消防副士長を停職処分 島根

後輩消防士に「山に埋めてやる」と言って頭突き
 消防副士長を停職処分 島根

 

2025年9月4日() 18:59 中國新聞

 

 島根県益田広域消防本部(益田市)は4日、後輩の消防士に暴言を吐き、暴力を振るったとして、益田広域消防署の男性消防副士長(29)を停職4カ月の懲戒処分にした。

 

 同本部によると、副士長は726日午前、同本部での業務外のミーティングで20代の男性消防士と口論になり「益田にいられなくする」などと脅し、椅子ごと倒して蹴るなどした。同日午後には男性宅を訪れ、謝罪したが再び口論となり「山に埋めてやる」と言って頭突きするなどした。

 

 男性は首や左足などに1週間のけがを負い、うつ状態と診断されて1カ月間自宅で療養した。数日後に益田署に被害届を提出。同署は今月3日、益田区検に傷害容疑で副士長を書類送検した。同本部の聞き取りに対し、副士長は「怒りに任せてやってしまった」と反省しているという。

 

 

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「さらってやる」「山に埋めてやる」
消防副士長が後輩からの一言に激高 椅子ごと倒し蹴るなどの暴力に暴言
 後輩職員はうつ状態で1か月自宅療養に

 

2025年9月5日() 5:55 山陰放送

 

島根県の益田広域消防本部に勤務する20代の消防副士長が20代の後輩職員に対し、暴力・暴言行為を行ったとして、4日付で停職4か月の懲戒処分を受けました。

 

4日付で停職4か月の懲戒処分と降任の分限処分を受けたのは、益田広域消防署に勤務する男性消防副士長(29)です。

 

益田広域消防本部によりますと、726日副士長は消防本部で行った救助訓練のミーティングで、後輩職員(20代)から「信頼できなくなった」と言われたことに激高し、後輩職員に対し「さらってやる。何をされてもいいな」「消防にいられなくする」などと暴言を浴びせ、座っていた後輩職員を椅子ごと倒して蹴る、首をつかんで壁に打ち付けるなどの暴行をした上、その日の午後に謝罪のため後輩職員の自宅を訪れましたが、再び口論となり、「髪をむしりとってやる」「山に埋めてやる」などと暴言を吐き、頭突きをしたり、羽交い絞めにしたということです。

 

後輩職員は、外傷性頸部症候群、腰椎捻挫など全治1週間程度のけがをしたほか、うつ状態となり、1か月の自宅療養となりました。

 

これまで消防副士長の勤務態度に問題はありませんでしたが、今回の聞き取りで、過去にもいき過ぎた発言があったことも分かりました。

 

被害にあった職員は警察に被害届を提出したということです。

 

消防副士長をは4日付で、停職4か月の懲戒処分、降任の分限処分を受けました。

 

これを受け、4日会見を開いた益田広域消防本部は「消防本部への信頼を大きく損ないました。再発防止に努め、信頼回復に向け努力していきます」とコメントしています。

 

 

 

「信頼できない」と言われた副士長、後輩の首つかみ壁に押し付け
…謝罪するはずが「山に埋めてやる」

 

2025年9月5日() 8:57 読売新聞

 

 島根県の益田広域消防本部は4日、後輩の20歳代男性を暴行してけがをさせたなどとして、益田広域消防署の男性副士長(29)を停職4か月の懲戒処分とし、消防士に降格したと発表した。いずれも4日付。

 

 発表によると、副士長は7月26日午前、本部2階の会議室で、23日に開かれた消防救助技術指導会のミーティングをチームの5人でしていた際、被害男性から「リーダーとして信頼できなくなった」などと言われたことに腹を立て、首をつかんで壁に押しつけるなどした。さらに、謝罪のため男性宅に行った際にも「山に埋めてやる」と暴言を吐いて暴力を振るい、腰椎捻挫や脚の打撲で1週間のけがを負わせるなどしたとしている。

 

 益田署は3日、傷害容疑で区検に書類送検。消防本部の聴取に副士長は「怒りにまかせて暴力を振るってしまった」などと認め、反省しているという。

 

 記者会見した大賀哲也消防長は「暴力や暴言はあってはならないことで、市民に大変申し訳ない。改めて職員へのハラスメント研修を実施し、再発防止に努めたい」と陳謝した。


《カウンセラー松川のコメント》

益田広域消防、全国消防救助技術大会では、
はしご登はん(1人)、ほふく救出(3人)に選手を送り出している消防本部です。
救助大会は県内や地方での予選を経て全国大会に駒を進めますが、
島根県ですと5月28日開催の島根県消防救助技術選考
7月23日開催の中国地区消防救助技術指導会がこれに当たります。
事案が発生したのは7月26日なので、
指導会での反省会か全国大会への検討会だったのでしょう。
中國新聞では「業務外のミーティング」
山陰放送では「救助訓練のミーティング」
読売新聞では「
23日に開かれた消防救助技術指導会のミーティング
と表記がバラバラでありますので特定は難しいですが、
読売新聞では「
チームの5人」と記されており、
中国地区消防救助技術指導会の障害突破に出場するも
出場7隊中の最下位が益田広域の石川チームと発表されておりますので、
この成績について問題が起きたのでしょう。
加害者の消防副士長も被害者の消防士も同じ20代なので、
お互いに本音をぶつけ合った可能性はあります。
ところが、そこには1つ違いとは言え階級の差もありますので、
上席者に対しての発言として適切だったかも要検討事項でしょう。
背景については推測の域を超えず、真相は不明なので、
そもそもの原因も言及出来ません。
しかしながら、暴力行為に及んでしまったのは大きな間違いでしょう。
折角、一旦は詫びに出向いたのに、そこで再発し事態を拡大させてしまった。
加害者の上司が同行していれば防げた事案だったでしょうから、
その点でも残念です。
しかし、加害者は過去にも舌禍が有ったとのこと。
その時点で何等かの手を打てていれば、
今般の事案も防止出来た可能性もあり、その点でも残念に思います。
問題有る言動があれば、看過せずに職場内で改善出来る様にしたいものです。

被害者の方へ
上席者による暴行により負傷されたことで、
身体だけでなく心にも大きな傷を負われたのは当然のことです。
ミーティングで何が起きたのかニュースだけでは全容が把握出来ませんが、
暴力を振るったら、それは悪になります。
その点では、被害者の方は全面的に被害者と言えます。
しかし、これからも同じ消防機関に勤務が続くのであれば、
加害者を許せなくても、割り切る必要はあると思います。
心の傷を治すのは簡単ではありませんから、
慌てず御自身のペースで進めて、回復をして欲しいと願っております。

2025年9月2日火曜日

鼻の穴に指を突っ込まれ 鶴岡市消防本部の元職員がパワハラ被害を証言 市は調査へ

鼻の穴に指を突っ込まれ
 鶴岡市消防本部の元職員がパワハラ被害を証言
 市は調査へ

 

2025年9月2日() 18:36 山形放送

 

鶴岡市消防本部でパワーハラスメントがあったとする情報が市に寄せられている問題で、市は今後、弁護士を交え調査を進める方針です。こうした中、鶴岡市消防本部の元職員の男性がYBCの取材に応じ、かつて暴力や暴言などパワハラが疑われる行為を受けたと証言しました。

 

パワハラを受けていたと証言する元消防職員「消防を辞めろと。直接言われ、消防を辞めないのなら死ねと。消防を辞めるか死ぬかどちらか選べという形で強く頭部を2回殴られた」

 

上司から暴言と暴行を受けたと証言するのは、鶴岡市消防本部の元職員で20代の男性です。

パワーハラスメントが疑われる行為があったとされるのは201612月。男性は当時、鶴岡市消防の分署に配属されていました。分署長と先輩職員との3人での飲み会の席で暴力と暴言を受けたといいます。

 

元職員「当時の分署長から使えないとか、バカだの、消防を辞めるか死ぬかどちらかを強いられるような状態になって、鼻の穴に指を突っ込まれて上にぐいぐいと思いっきり上げられ、先輩職員がいたがその職員も暴言を受けて2人で帰り泣きながら帰ってとても悔しい思いをした記憶がある」

 

当時の分署長は勤務中にも声を荒らげるなど威圧的な態度を取っていたといいます。男性は暴力を振るわれたことを同じ分署で勤務する職員とともに本部に相談したということです。

その後、聞き取りが行われた結果、分署長は暴力行為と暴言を認め、謝罪したといいます。

 

当時の分署長「私の言動や行動により非常に不快な思いをさせたこと恐怖を与えたことを認識し痛感しました。本当に申し訳ありませんでした。お詫び申し上げます」

 

暴力を振るった分署長は謝罪後、他の消防署に異動となり、その後、早期退職したということです。

元職員の男性によりますと、男性が在職中のおととし(2023年)にも、鶴岡市消防本部内でパワーハラスメントが疑われる行為があると市の担当課に投書が寄せられたということです。

 

元職員「パワーハラスメントと疑われるような行動、行為がありましたし、それに悩んで吐いたり、泣いたりする若手職員も見てきた」

 

鶴岡市消防本部を巡ってはほかにも、ことし5月、市の担当課に複数の現役職員や元職員から暴力や暴言などのパワハラが疑われる行為について情報が寄せられています。

 

元職員「とにかく人を助けたいと日々そのために努力している消防士がいます。そういう人たちがこの先純粋にその志を通して働いていけるような組織を作っていただきたいという願い一つです」

 

市は現在、関係者への聞き取りを行っていて、今後は弁護士を交え調査を進めていくとしています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2025年8月29日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 鶴岡市消防本部で暴力や暴言などパワハラか 情報が市に寄せられる 弁護士交え調査へ
これの続報です。
市議会や消防本部が公表する前に、
8月29日の報道に続いて同じく山形放送が報じました。
ニュースによると、パワハラどころか暴力行為にまで及ぶ分署長。
酔った勢いで暴言を吐いてしまったのは、百歩譲って仕方ないとしても、
部下の鼻の穴に指を入れて持ち上げるのは、酔いを言い訳には出来ない、
明らかに作為的な暴力行為です。
この様なことを平気で行ってしまう様では、人の上に立つ資格も、
公務員の資質もありません。
早期退職したのが唯一の救いと言えましょう。
また暴言にしても、人の生命財産を救う消防吏員が「死ね」と言えるのは、
職業意識を持っていない証左です。
加害者の早期退職は市民に対して唯一の善行と言えます。

被害者の皆様へ
本当に辛い時を過ごされたと思います。
消防吏員とは思えない上司の悪行の被害者になってしまったのは
本当に不幸ですし、残念だったと思います。

腕立て100回など命じ免職は「妥当」 消防士パワハラ訴訟で最高裁

腕立て100回など命じ免職は「妥当」 消防士パワハラ訴訟で最高裁

 

2025年9月2日() 15:08 毎日新聞(三上健太郎)

 

 職場でパワーハラスメントをしたとして懲戒免職処分となった福岡県糸島市消防本部の元係長が、市に処分の取り消しなどを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(石兼公博裁判長)は2日、処分を取り消した2審判決を破棄し、請求を棄却した。訓練に参加しなかったペナルティーとして部下に腕立て伏せ100回程度を命じるなどしていたが、小法廷は免職処分は妥当と判断した。市側の逆転勝訴が確定した。

 

 12審判決によると、市に2016年、しごきやいじめが原因で消防本部の若手職員が次々と退職しているとの告発があった。市の調査で、元係長は腕立て伏せの他に職場のトレーニング室で部下をロープで宙づりにするなどしていた。市はこれらがパワハラに当たると認定し、暴言などと合わせて計22件の問題行為を理由に元係長を懲戒免職にした。

 

 訴訟で元係長側は「処分は重すぎる」と主張した。1審・福岡地裁判決(227月)は、元係長の行為は「極めて悪質とまではいえない」と言及。市の処分は裁量権の範囲を逸脱して違法だとし、懲戒免職を取り消して市に慰謝料100万円の支払いを命じた。2審・福岡高裁判決(241月)は賠償額を110万円に増額していた。

 

 これに対して、市は「卑劣かつ日常的で執拗(しつよう)なハラスメントだった」などとして上告していた。

 


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消防職員パワハラ処分の裁判 最高裁は職員の訴え退ける

 

202592日(火) 18:03 NHK

 

8年前に、同僚へのパワハラを理由に懲戒免職や停職の処分を受けた福岡県糸島市の消防本部の職員2人が処分の取り消しを求めた裁判で、最高裁判所は訴えを認めた1審や2審とは逆に市の懲戒処分は妥当だったと判断し、職員らの訴えを退けました。

 

糸島市消防本部では、訓練中に若手職員を宙づりにさせるなど、職員の間で暴行や嫌がらせが繰り返されていた問題が発覚し、市は2017年にパワハラにあたると認定して合わせて13人を懲戒などの処分にしました。

 

このうち職員2人が、懲戒免職と停職6か月の処分を受けたことを不服として市を訴えた裁判で、1審の福岡地方裁判所と2審の福岡高等裁判所は「処分は重すぎて著しく妥当性を欠き、裁量権の範囲を超える」などとして処分を取り消す判決を言い渡し、市が上告していました。

 

2日の判決で最高裁判所第3小法廷の石兼公博裁判長は、懲戒免職とされた職員について「少なくとも10人もの部下に対し、十数年もの長期間、不適切な指導や発言を執ように繰り返した」と指摘しました。

 

また、部下を宙づりにさせるなどした2人の行為について「訓練の際の指示や指導の範ちゅうを大きく逸脱していて、消防組織の秩序や規律に看過しがたい悪影響を及ぼすものだ」と述べました。

 

そのうえで市の懲戒処分は妥当だったと判断し、1審や2審とは逆に職員らの訴えを退けました。

 

糸島 月形市長「同様の事案が起きないよう取り組む」

判決について糸島市の月形祐二市長は「長期にわたる裁判となりましたが、最終的に市の主張が認められたと受け止めています。同様の事案が起きないよう、市を挙げて良好な職場環境づくりに、引き続き取り組んでまいります」とコメントしています。

 

 

 

パワハラ消防職員、逆転敗訴 糸島市の懲戒免職は「適法」―最高裁

 

202592日(火) 19:06 時事通信

 

 部下に対するパワハラ行為などを理由に福岡県糸島市から懲戒免職処分を受けた元消防職員の男性が、処分が重過ぎるとして取り消しを求めた訴訟の上告審判決が2日、最高裁第3小法廷(石兼公博裁判長)であった。同小法廷は取り消しを認めた二審福岡高裁判決を破棄し、男性の請求を棄却。逆転敗訴が確定した。

 

 判決によると、元職員は2011年10月~12年3月、採用から1年に満たない部下に対し、訓練としてロープで縛った状態で懸垂をさせたほか、鉄棒から手を離すと宙づりにするなどの不適切な行為に及んだ。対象となった部下は少なくとも10人に上った。

 

 同小法廷はこうした行為について「職場環境を害し、消防組織の秩序や規律を著しく乱すものだ」と指摘。懲戒免職処分は適法で、裁量権の乱用を認めて処分を取り消した一、二審判決は是認できないとした。

 

 同様の行為に関与し、停職6カ月の懲戒処分を受けた別の男性職員の取り消し請求についても、同小法廷は2日の上告審判決で、訴えを認めた二審判決を破棄し、請求を棄却した。



  

「十数年、不適切な指導」 消防士パワハラで免職は「妥当」 最高裁

 

2025年9月2日() 19:49 毎日新聞(三上健太郎)

 

 パワーハラスメントをしたとして懲戒免職処分となった福岡県糸島市消防本部元係長の50代男性が、市に処分の取り消しなどを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷は2日、処分を取り消した2審判決を破棄し、請求を棄却した。部下をロープで縛って懸垂させて数分間宙づりにしたことなどを挙げ、免職処分は妥当と判断した。市側の逆転勝訴が確定した。

 

 裁判官5人全員一致の意見。石兼公博裁判長は「十数年もの間、不適切な指導や発言を執拗(しつよう)に繰り返した」と述べた。

 

 判決によると、元係長は2003年ごろ~16年、職場での優位性を背景に、訓練に参加しなかった罰として部下に100回程度腕立て伏せをさせたり、熱中症の症状が出るまで訓練を繰り返させたりした。人格否定や家族を侮辱する発言もしており、被害者は少なくとも10人に上った。

 

 小法廷は、元係長は甚だしく職場環境を害したとし、消防組織は職員間の緊密な意思疎通が重要なことも踏まえると、懲戒免職処分は適法と結論付けた。

 

 1審・福岡地裁判決(227月)は元係長の行為は「極めて悪質とまではいえない」とし、市の処分を違法として懲戒免職を取り消し、慰謝料100万円の支払いを命じた。2審・福岡高裁判決(241月)は賠償額を110万円に増額していた。

 

 元係長の行為に一部関与したとして停職6カ月の懲戒処分を受けた主任(当時)の40代男性についても、小法廷は処分は妥当と判断した。



  

福岡県糸島市の消防本部・部下へのパワハラで免職は「妥当」
市側が逆転勝訴 最高裁
 

 

2025年9月3日() 15:23 RKB毎日放送

 

福岡県糸島市の消防本部で、パワハラ行為を理由に懲戒免職などの処分を受けた元職員の男性2人が処分の取り消しを求めた裁判で、最高裁は、訴えを認めた12審の判決を破棄し、職員らの訴えを退けました。

 

この裁判は2017年に糸島市消防本部で、パワハラ行為などを理由に懲戒免職となった元係長と停職6か月となった元職員が、処分を不服として市に取り消しを求めていたものです。

 

元係長らは、部下の体にロープを巻き付け宙づりの状態で懸垂をさせたり、日常的に暴言を吐いたりしていましたが、「訓練の一環だった」と主張。

 

1審の福岡地裁と2審の福岡高裁はいずれも2人の処分を取り消す判決を言い渡していました。最高裁は92日、2人の行為について「指導としての範ちゅうを大きく逸脱している」などと指摘。

 

その上で「免職の判断が著しく妥当を欠くものとは言えない」などとして12審の判決を破棄し、職員らの訴えを退けました。

 

糸島市の月形祐二市長は「市の主張が認められたと受け止めている。同様の事案が起きないよう良好な職場環境作りに取り組んでいく」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2022年7月30日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 糸島市消防本部でのパワハラ行為 懲戒免職処分など取り消す判決
これの続報です。
第一審も第二審も懲戒免職を不当とし、
しかも第二審では原告に対して慰謝料を10万円上乗せ判決。
裁判官にとってパワハラを超えた暴力的な世界は想像が付かないのでしょう。
それに、原告の弁護士が上手だったのも有るかも知れません。
しかし、最高裁では、きちんと原告の違法行為を認定し、
被告である糸島市の勝訴で結審しました。
報道で知る限りでは、当然の結果だと感じております。
第一審の判決後にパワハラ加害者である原告は
「処分が出てからの約55カ月、地獄のような日々だった。
処分は不相当だったことが認めてもらえて少し安堵(あんど)している」
とのコメントを出していましたが、
これからは一生が地獄の日々となるのでしょう。
自身の行いを全く顧みるどころか、被害者として提訴する。
本当に反省していない加害者であることが分かります。
ところで、糸島市消防本部では、この事案とは別に分限免職処分に対する訴訟もあり、
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 同僚に「左翼もん」「辞めてしまえ」発言の消防職員、処分した福岡県糸島市が逆転勝訴
それも第二審で市が逆転勝訴となっていますが、
こちらは原告が上告したかは不明です。
それにしても、糸島市消防本部は免職が多いと感じるのは私だけでしょうか?

被害者の皆様へ
長い裁判も終わり、加害者への処分が妥当であると認められました。
これで本当に終わりました。
皆様、お疲れ様でした。


2025年9月1日月曜日

トイレで同僚を無断で撮影し動画拡散 湖東地区消防署の30代男性職員、ハラスメントで停職6カ月 秋田

トイレで同僚を無断で撮影し動画拡散
 湖東地区消防署の30代男性職員、ハラスメントで停職6カ月 秋田

 

2025年9月1日() 19:44 秋田テレビ

 

消防職員が同僚への嫌がらせ行為で停職処分です。

 

停職6カ月の懲戒処分を受けたのは、秋田県井川町の湖東地区消防署の30代の男性職員です。

 

男性職員は6月、消防署のトイレで同僚職員を許可なく撮影し、動画を消防署員でつくるSNSのグループに拡散させました。

 

7月に撮影された職員からの相談で発覚し、調査委員会でハラスメント行為と認定されました。拡散された動画は消去されています。

 

男性職員は「嫌がらせ目的でやった」と事実を認めています。

 

湖東地区消防本部の斉藤直樹消防長は「今まで以上に綱紀粛正、倫理の保持に取り組む」とコメントしています。

 

 

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トイレ内撮影や暴言 部下が上司に嫌がらせ行為
 30代消防職員を停職処分 秋田・湖東地区消防本部

 

2025年9月1日() 20:08 秋田朝日放送

 

秋田・井川町に本部を置く湖東地区消防本部は消防署内で部下が上司に嫌がらせをするハラスメント事案があったとして30代の職員を停職処分としました。

 

湖東地区消防本部によりますと、7月に50代の男性職員から「嫌がらせと撮影・拡散行為で迷惑している」とハラスメント窓口に相談がありました。

消防本部の調査によると、30代の男性職員は6月に上司にあたる50代の男性職員がトイレの個室に入っているところを外からスマートフォンで撮影し、その動画をSNSでグループ内に送っていました。そのほかにも被害男性の当直用の寝具にごみを散らかしたり、容姿に関する暴言を繰り返したりしていたということです。

消防本部は嫌がらせ行為と認定し30代男性職員を停職6カ月の懲戒処分としました。


 

 

消防署で“逆ハラスメント” 部下が上司に何をした?

 

2025年9月2日() 19:42 テレビ朝日

 

 ハラスメント窓口に相談したのは、秋田県の消防署の50代男性消防隊員。嫌がらせをしていたのは部下の30代の隊員です。

 

“逆パワハラ” 部下を処分

50代男性消防隊員

「嫌がらせと撮影・拡散行為で迷惑している」

 

 何をしたのかというと、50代隊員がトイレの個室に入っていると、個室の外からスマートフォンを向け動画で撮影。その動画を同僚らに送信し拡散させました。

 

 その他にも50代隊員の当直用の寝具にごみを散らかしたり、容姿に関する暴言を繰り返したりしたといいます。

 

30代男性消防隊員

「体調を心配して行った」

 

 撮影についてこう話していましたが、最終的には嫌がらせを認めたということです。

 

 消防本部は1日付で停職6カ月の懲戒処分としました。

 

 今後については…。

 

30代男性消防隊員

「退職の意向はない」



《カウンセラー松川のコメント》

職員70人弱の組織です。
同性のトイレでの個室内を動画撮影しSNSで拡散。
幼稚な内容です。
でも、これが消防署内での実態。
大人として情けない限りです。
そんな動画を仲間に送ったのなら、仲間も楽しむと思ったのでしょう。
きっと、そう言う仲間なのだと思います。
用便中の動画を見て楽しめるなんて、本当に程度の低い連中だと呆れます。
でも、それが秋田県内の消防署なのです。
この様な方々に消防業務を託している市民の皆さんも被害者です。
それにしても、テレビ朝日の報道姿勢は見出しで興味を引かそうと、
まるでワイドショーの様な手法で、ニュースとしては感心しません。
しかし、加害者が真に嘘の発言から翻したうえに、
今後についても反省の弁も無く、退職しない意思だけ語っている点から、
加害者が真に反省していない姿を浮き彫りにしています。
組織として加害者への今後の指導教育が気になります。

被害者の方へ
地元での消防吏員の程度が低いと消防活動が確実に遂行できるのか不安ですよね。
それよりも、御自身の他人に見られたくない動画が流出しているのが嫌ですよね。
こう言う不逞な輩は公務員として不適格なので、
遠慮せずに通報して構わないと思います。

2025年8月30日土曜日

消防署内でのパワハラ 自殺に至ったケースも 定例会初日の一般質問から

消防署内でのパワハラ 自殺に至ったケースも 定例会初日の一般質問から 

 

2025830日(土) かわらばん~鶴岡市議なんば純のお便り~

 

市議会9月定例会は29日から一般質問が始まりました。

 昨日の山新には、6月議会に引き続き阿部寛議員が消防署内で起きていたパワハラ案件について質問することや具体的な内容について報じていました。

 そして今朝の山新や山形放送では消防署内でのこれまでのパワハラの問題に関して、皆川市長が第三者委員会を設置して引き続き調査していく意向であることを伝えています。

  消防本部でパワハラか 8/29 山形放送

 私のブログでもこの件について6/13の記事で紹介していますが、なぜか#鶴岡市#消防署#パワハラというワードで検索すると

なぜか上位にランクされいて、このブログのアクセス数が爆謄していてビックリ!!です。()

 消防署内でパワハラか? ~1日目の一般質問から~ : かわらばん~鶴岡市議なんば純のお便り 6/13

 さて昨日の阿部議員の質問の中で気になったことが色々あったので、今朝の山新の記事内容も加えて列挙してみました。

 詳しくは、是非動画でご覧ください。また今朝の山新でもかなり詳しく報じています。

 鶴岡市議会 9月定例会 阿部寛議員

 ◆過去に消防署内でのパワハラで2010年と2014年に、署員が自殺に至る案件が4件あったこと。

  そのうち1人の方がお亡くなりになられたこと。

 

   ◆2016年にある分署内において暴行事件があり被害届が出されたものの、被害者2人はその後退職。  

 一方で加害者への処分はなし。

 

 ◆2023年にも署内でのハラスメントの訴えがあり、20239月に総務部長名で「消防職員のパワーハラスメントをはじめとする各種ハラスメント防止に向けた対応について」という文書が発出されたものの、

 

 冒頭の2行の

 「今般、消防救急活動や訓練等において、上司の立場にある消防職員が部下職員に指導する際、その方法や手段が必ずしも適切ではない事案が確認された」

 が全て削除。

 そした最後の「職員のハラスメント防止に係わる周知と進捗状況の報告」

に関する内容を全て削除。 

 といった悪質な文書改ざんがあったこと。

 これに対して市側としても事実を確認し、担当者2名に対して文書注意と口頭注意という処分も決定しているという答弁でした。

 また、こうしたハラスメント案件の訴えが担当部局に複数寄せられていたが、最終的に市長に報告されたものはなかったという報告もありました。

 昨日の市長の答弁では「今後弁護士を入れて引き続き調査をしていく」ということでしたが、今朝の山新の記事では皆川市長が「第三者委員会の設置」について言及しています。

 昨日の答弁では市側はプライバシーを理由に詳細について答弁を避けていましたが、私も直接阿部議員からこれまでの詳しい調査結果をお聞きしていますが、被害は長期にわたり、その内容はかなり深刻であり悪質なものであると感じました。

 早急に第三者委員会を設置し、これまでの事案の全容をしっかり解明し関係者を厳正に処分してほしいと思います。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ年6月13日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 消防署内でパワハラか? ~1日目の一般質問から~
これの続報です。
当該事案等については、拙ブログ年8月29日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 鶴岡市消防本部で暴力や暴言などパワハラか 情報が市に寄せられる 弁護士交え調査へ
これの関連情報です。
ニュースでは概要が報じられる程度でしたが、
ブログではある程度詳しく記されています。
これによると、組織的な隠蔽が有った様に受け止められます。
真相はどうなのでしょうか。


2025年8月29日金曜日

鶴岡市消防本部で暴力や暴言などパワハラか 情報が市に寄せられる 弁護士交え調査へ

鶴岡市消防本部で暴力や暴言などパワハラか
 情報が市に寄せられる 弁護士交え調査へ

 

2025年8月29日() 18:20 山形放送

 

鶴岡市消防本部で暴力や暴言などパワーハラスメントが疑われる情報が複数件、鶴岡市に寄せられていたことが分かりました。市は今後、弁護士を交え調査していくとしています。

 

鶴岡市によりますとことし5月、複数の市消防本部の職員や元職員が暴力や暴言などハラスメントが疑われる行為を受けているとの情報が市に寄せられました。

寄せられた情報は2019年ごろから去年にかけてあったとみられる上司から部下への暴言や暴力などで、市は関係者への聞き取り調査を進めています。

29日に開かれた市議会9月定例会では議員から第三者委員会を設置して早急に調査を進めるよう求める声があがり、皆川市長は次のように答弁しました。

 

皆川 治 鶴岡市長「ハラスメント行為があったのか、なかったのか、はっきりさせることが必要だと思っている。多くの勤勉に働いている消防職員がいますので鶴岡市消防の名誉を守るということも同時に必要だと思っている。弁護士を入れてしっかりと調査を進めるということでやらさせていただきたい」

 

一方、議会で、議員からは市に寄せられた情報とは別に、市消防本部内でハラスメントが疑われる行為があったとする指摘もありました。

鶴岡市は早急に調査していくとしています。


《カウンセラー松川のコメント》

複数件の情報が寄せられているので、
組織的な嫌がらせや悪戯ではなく、
実際にハラスメント事案が発生しているのでしょう。
市議会が動き出すと消防本部内だけでの処理も難しくなるでしょう。
火災の様に早期対応が迅速消火に繋がりますので、
消防本部としても隠蔽や誤魔化しでなく、
真摯な対応をされる事を願っております。

この報道の時点では、私も分かりませんでしたが、
既に市議会議員の中で鶴岡市消防本部内のハラスメントに関して
対応をされている方がいらっしゃいました。
遡った形で記事掲載を致しますが、
そちらも参考にして頂けると幸いです。
尚、報道機関からの情報ではなく、市議個人のブログ記事であることを
御承知おきください。


2025年8月26日火曜日

パワハラやセクハラで職員8人を懲戒処分、男性消防司令1人が依願退職 東大阪市消防局

パワハラやセクハラで職員8人を懲戒処分、
男性消防司令1人が依願退職
 東大阪市消防局

 

2025年8月26日() 19:35 産経新聞

 

大阪府東大阪市消防局は26日、平成26年度~令和6年度に職場内でパワハラやセクハラがあり、職員8人を同日付で懲戒処分にしたと発表した。

 

このうち、複数の部下らに暴言を吐くなどして停職3カ月となった中消防署の男性消防司令(40)は同日付で依願退職した。また昨年、部下の側頭部を蹴るなどした西消防署の男性消防司令(38)を減給10分の11カ月)とした。残りの3060代男性職員6人は管理監督責任も含めて戒告とした。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します

市消防局、パワハラなどで8人懲戒部下に「ぼけ」「事務所に入るな」

 

2025年8月27日() 11:50 読売新聞

 

 大阪府東大阪市消防局は26日、部下へのパワハラ行為などがあったとして、男性消防司令(40)ら計8人を懲戒処分とした。

 

 発表によると、消防司令は201416年度、部下7人に対し、殴ったり、蹴ったりなどの暴力を行ったほか、「あほ」「ぼけ」などの暴言を吐いた。「事務所に入るな」など仕事をさせないようにする言動もあったという。消防司令は停職3か月で、26日付で依願退職した。

 

 また、部下の頭を蹴った別の男性消防司令(38)を減給10分の11か月)とし、管理責任を問い、当時の上司ら4人を戒告とした。このほか、2人を部下や後輩へのパワハラやセクハラで戒告とした。


《カウンセラー松川のコメント》

パワハラとセクハラで懲戒処分。
セクハラについては一切触れないのは、
内容が軽いが重すぎるかのどちらかでしょう。
まぁ、ここで推理しても始まりませんが。
パワハラは暴言と暴力。
蹴っちゃダメです。
私が講師を務める時には、このことを必ず説明してます。
どんな説明かは、是非私を講師として招聘して頂ければ、
頼まれなくても説明致しますので、御安心ください。
加害者は40歳ですが、依願退職したとのこと。
いろいろ悪さをした上に、それが加害行為として認定されれば、
居づらいのもあるでしょうからね。
被害者にとっても、加害者の退職は安心感を得られたと思います。

被害者の皆様へ
懲戒処分が決まりましたので、本件は落着となります。
しかし、時が経てば、また別の加害者が現れるかも知れません。
健全な職場環境の維持と向上の為にも、
ハラスメントを受けたり見聞きしたら、即通報です。

2025年8月22日金曜日

「奥さんを教育しておけ」 パワハラ発言で消防司令補を停職処分

「奥さんを教育しておけ」 パワハラ発言で消防司令補を停職処分

 

2025年8月22日() 18:56 毎日新聞(朝比奈由佳)

 

 東京消防庁は22日、パワハラや盗撮をしたとして、品川、金町両消防署の男性消防司令補2人を懲戒処分にしたと発表した。

 

 品川消防署の消防司令補(52)は2023年~246月ごろ、部下の頭をヘルメットの上から殴ったり、家族の体調不良で休暇を取得した別の部下に「奥さんを教育しておけ」「できないなら離婚しろ」などとパワハラ発言をしたりしたとして、停職4カ月とした。

 

 また、金町消防署の消防司令補(43)は、716日午後940分ごろ、JR我孫子駅(千葉県我孫子市)のエスカレーターで、20代女性のスカート内をカバンの中に入れたスマートフォンで撮影したとして、停職3カ月とした。千葉県警に性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑いで現行犯逮捕されていた。

 

 同庁服務監察課の海野幸太課長は「事案を重く受け止め、教育・指導を徹底し、再発防止に努める」としている。



※ 他社のニュースも掲載致します

休暇取得の部下に「妻を教育しておけ」、職員を停職処分 東京消防庁

 

2025年8月23日() 15:00 朝日新聞(長妻昭明)

 

 家族の体調不良で休暇を取った部下に対して「妻を教育しておけ」などと暴言を吐くといったパワハラ行為を繰り返したとして、東京消防庁は22日、品川消防署の男性消防司令補(52)を停職4カ月の懲戒処分とし、発表した。

 

 同庁によると、202311月から246月、訓練中にヘルメットの上から部下を殴ったり、家族の体調不良で休暇を取った部下に「妻を教育しておけ。理解できなければ離婚しろ」などと発言したりした。上司にも「言い方に気をつけろ。何様なんだ」と発言したという。

 

 消防司令補は「搬送訓練中に落とされて、反射的に手が出た。発言はハラスメントのつもりはなかった。被害者に謝罪したい」と話しているという。

 

 また、同庁は22日、駅のエスカレーターでスマートフォンを使って女性のスカート内を盗撮したとして、金町消防署の男性消防司令補(43)も停職3カ月の懲戒処分とした。処分を受け、依願退職したという。


《カウンセラー松川のコメント》

金町消防署の件は、盗撮なので刑法犯事案ですから、拙ブログの対象外です。
しかし、品川消防署の件は、典型的なパワハラとマタハラです。
消防の仕事の多くは休暇による欠員補充が必要なので、
上司や管理職も突然の休暇使用に対して感情的になってしまったのでしょう。
でも、家族を看病するのを他に託せなければ、仕事を休むしかありません。
本人であれ家族であれ、突発的な事柄で急遽の休暇は起こりうること。
それに目くじらょを立てていたのでは、先輩上司は務まりません。

被害者の皆様へ
どうも昭和脳な脳筋職員がまだ生存していたのですね。
被害に遭ったのは本当に災難としか言えません。
しかし、再発もありますから、今後も要注意です。



2025年7月29日火曜日

「悪いの清めたろ」と部下に塩投げつけ、元消防署長のパワハラ認定…日頃から署に「お清め」と盛り塩

「悪いの清めたろ」と部下に塩投げつけ、元消防署長のパワハラ認定
…日頃から署に「お清め」と盛り塩

 

2025年7月29日() 9:13 読売新聞

 

 奈良県広域消防組合の葛城消防署(葛城市)で昨年9月、当時の署長が部下だった男性に「悪いの清めたろ」などと言って塩を投げつける事案があり、組合の調査委員会がパワハラと認定していたことが、複数の関係者への取材でわかった。男性側は28日、元署長を暴行容疑などで県警高田署に告訴し、受理された。

 

 告訴状によると、元署長は昨年9月13日、署内にいた男性に、清めるためと称して持っていた袋の中の塩を投げつけた、としている。この日朝、救急業務で傷病者の保険証を紛失するトラブルがあり、男性は救急部門の責任者だった。元署長は日頃から「お清め」として、署の入り口に盛り塩をしていたという。

 

 男性はその後、体調を崩して仕事を休むようになり、医師からパワハラによる心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、昨年12月に依願退職した。

 

 男性からの通報を受けて設置された調査委が関係者に聴取を行い、今年4月に元署長の行為をパワハラだと結論付けた。同組合は28日、取材に対してパワハラが認定されたことを認めた一方、「公表基準に当てはまらない」として、元署長への対応の詳細を明らかにしなかった。



※ 他社のニュースも掲載致します

奈良の元消防署長、パワハラ認定 部下に塩投げ「清めたろ」

 

2025年8月4日() 14:52 共同通信

 

 奈良県広域消防組合の葛城消防署(葛城市)で昨年9月、当時署長だった男性が部下に「悪いの清めたろ」などと塩を投げ付けたとして、組合の調査委員会がパワハラと認定したことが4日、関係者への取材で分かった。認定したのは今年春。部下の男性は728日付で県警高田署に暴行容疑などで刑事告訴した。

 

 告訴状などによると、昨年9月、署員が救急業務で傷病者の保険証を一時紛失するトラブルが発生。部下の男性は当時副署長で、この件で責任ある立場だった。このトラブルを受け、元署長は署敷地内にお清めの塩をまいた。その際に「悪いの清めたろ」と言いながら、ほぼ真正面から男性に塩を投げ付けたという。

 

 男性はその後、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されるなど体調を崩し、昨年1231日付で依願退職した。

 

 男性は告訴状で、日常的なパワハラがあったと訴えたが、調査委は塩を投げ付けた行為のみをパワハラと認定した。組合は取材に、元署長を処分したと認めた上で「公表基準には至らない処分だった」と詳細は明らかにしなかった。


《カウンセラー松川のコメント》

当時の署長が部下だった男性に「悪いの清めたろ」などと言って
塩を投げつける事案からPTSDを発症も凄い展開だと思います。
この1件だけでPTSDに成らないとは断言出来ませんが、
「本当にそれだけか?」と疑いたくなります。
パワハラ被害者は退職までする状態で、
「公表基準に当てはまらない」と言うのも
随分と公表のハードルが高過ぎると感じます。
職員を退職に追い込んでいるのは相当に悪質ですから、
公表は当然のことではないてじょうか?
奈良県広域消防組合の姿勢を疑います。

被害者の方へ
職場がきちんと対応しないのであれば、
公的機関へ訴えるのは当然の権利です。
変な圧力に屈せず、きちんと進めて欲しいと願っております。


2025年7月17日木曜日

パワハラ自殺の賠償金…当時の上司に5500万円支払い命じる 熊本地裁

パワハラ自殺の賠償金…当時の上司に5500万円支払い命じる 熊本地裁

 

2025年7月17日() 19:01 熊本朝日放送

 

 パワハラで自殺した職員の賠償金をめぐり、元上司に一部支払いを命じました。

 

 上益城消防組合は、2019年に自殺した40代の男性係長の遺族に支払われた賠償金11000万円をめぐり、パワハラを行った元上司に重大な過失があると訴え、8800万円の支払いを求め提訴していました。

 

 17日の判決で、熊本地裁の野々垣隆樹裁判官は「パワハラの内容なども著しく重大で、男性がハラスメント行為を苦に自殺することは常識に属することで元上司の不注意の程度は著しい」などと、元上司の重過失を認め、およそ5500万円の支払いを命じました。

 

 

※ 他社のニュースも紹介致します 

上益城消防のパワハラ自殺訴訟 元上司に5500万円の支払い命令 熊本地裁

 

2025年7月17日() 19:13 熊本放送

 

「職員が自殺したのは上司のパワハラが原因」として、熊本地方裁判所に賠償を命じられた上益城消防組合が、その元上司に8800万円の返還を求めていた裁判で、熊本地方裁判所は、元上司に約5500万円の支払いを命じました。

 

上益城消防組合はRKKの取材に対し、判決の受け止めについて「組合に持ち帰って協議する」としています。


 

 

パワハラ自殺の賠償金、「重大な過失」元上司に負担させる求償権を認める
…熊本地裁5500万円支払い命令

 

2025年7月18日() 10:51 読売新聞

 

 熊本県御船町の上益城消防組合消防本部で2019年、男性職員(当時46歳)がパワーハラスメント被害を訴えて自殺した問題で、組合が遺族に支払った賠償金の負担を元上司に求めた訴訟の判決が17日、熊本地裁であった。野々垣隆樹裁判官は元上司の重大な過失を認め、約5500万円の支払いを命じた。

 

 男性は同僚らの前で元上司から繰り返し叱責されるなどし、遺書を残して自殺。遺族が22年に提訴し、組合は計約1900万円を支払った。組合は24年、公務員個人に重大な過失があった場合に認められる求償権を行使し、元上司に負担を求める訴訟を起こしていた。

 

 この日の地裁判決は、元上司が男性への配慮義務を著しく怠ったと認定しつつ組合にもパワハラを防ぐ規定や窓口がなく、元上司を注意していなかったなどと指摘。求償権を行使できるのは、賠償額の5割にとどまると結論づけた。組合の弁護士によると、ハラスメント事案で求償権が認められるのは珍しいという。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2024年5月30日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 【パワハラ自殺】上司側は争う姿勢 消防組合が賠償金の一部8800万円支払いを求めた裁判始まる
これの続報です。
消防本部がパワハラ被害者に支払った賠償金について、
今度は消防本部が賠償金の一部(8割)を加害者に請求した訴訟です。
組織だけが責任を負うのでなく、
実行犯である加害者も当然責任を負うのが道理です。
これに異を唱えるのは、真に反省をしていない証左と言えます。


2025年7月16日水曜日

独自)八代広域消防本部パワハラ問題 ハラスメントアンケート入手

独自)八代広域消防本部パワハラ問題 ハラスメントアンケート入手

 

2025年7月16日() 20:01 テレビ熊本

 

今年5月、八代広域消防本部で、隊員が上司から突き飛ばされ、けがを負っていた問題の続報です。

 

TKUでは消防本部が実施したハラスメントアンケートの結果を独自に入手。取材を進めると、この問題以前にも過度なトレーニングの要求や暴言、暴行があったとする

回答があったことが分かりました。

 

【現職の隊員】

「一年以上前から噂になっていること。それでも改善せずに暴力まで発展したのはまずいなと思っている」

 

今年5月、八代広域消防本部で、30代の男性隊員が40代の男性消防司令補から暴言を吐かれ、突き飛ばされけがをしました。

 

複数の職員によりますと、消防本部は当初、「当事者同士で解決している」などとして職員からの訴えを受けたにもかかわらず、調査に消極的な姿勢を見せていましたが、調査委員会を立ち上げ、関係者からの事情聴取を始めました。

 

消防や警察、自衛隊内でのパワハラ問題に詳しい弁護士はこの問題について…

 

【光永 亨央 弁護士】

「傷害罪に該当するようなレベルになっている。これはもうパワハラとしては〈一発アウト〉の部類」

 

この問題以外にも「組織内でパワハラが常態化している」との訴えがあったことが分かりました。

 

これは、八代広域消防本部が今年2月、242人の職員に対して行ったハラスメントアンケートの結果です。

 

筋トレの強要や、過度な負荷を求める強制的なトレーニングによるけが、そして上司による暴力。

 

さらに、アンケートには、「ハラスメント相談窓口が機能していない」という回答も…。

 

【現役職員証言】

「特定できるような内容なのに、誰なのか分からないような回答で『水面下でちゃんと調査してます』というようなことは言われているんですけど」

 

「日常的なセクハラを聞いた」

「長時間にわたる理不尽な注意」

 

アンケートの結果からは、ハラスメントが常態化し、適切な調査が機能していなかったことがうかがえます。

 

【光永 亨央 弁護士】

「言っていないだけで似たような事案やもっとひどい事案もあったが、みんなグッとのみ込んでいたのだろうなというのも容易に想像できると思う。職場やその周辺とは

切り離された完全な第三者。チェックできる形でないと全く機能しない」

 

人命を救う組織内でのパワハラをどう改善していくのか?

 

八代広域消防本部はTKUの取材に対し、「調査委員会を立ち上げて調べている」

としています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ6月20日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 【独自】八代広域消防本部でパワハラか 上司から突き飛ばされ隊員がけが
これの続報です。
組織としてパワハラ防止に対して真剣に取り組んでいるのか?
無策だとしてもパワハラが起きてしまったのなら真摯に対応しているのか?
パワハラ事案が発生した時に、このどちらかが欠けていた為に、
問題が大きくなり、表面化している事例が殆どです。
アンケートの回答からも、それが明白です。
訓練が厳しいのは公安職として当然の部分もありますが、
暴力や人格攻撃まで許されている訳ではありません。
人として当然の事も理解出来ない者が人の上に立つ事が間違いなのですが、
成り手不足や人材不足の組織では人間性に問題が有っても
昇進昇格をしてしまうので、この様な事案も発生し易い土壌。
即ち「パワハラの温床」が有ると言えましょう。


2025年7月7日月曜日

消防でハラスメント9% 全国調査実施、対策強化へ

消防でハラスメント9% 全国調査実施、対策強化へ

 

2025年7月7日() 18:34 共同通信

 

 総務省消防庁は7日、全国の消防職員の9.7%が、2024年度中に職場内でハラスメントを受けた経験があるとの調査結果を発表した。パワハラの割合が高く、被害を相談できていない職員も多い。消防庁は今夏、対策の強化に向けた取り組みをまとめる。

 

 調査は今年56月、無作為に選んだ男女800人を対象に行い、回答率は75.8%だった。

 

 受けたハラスメントの種類別(複数回答)は、パワハラが76.8%、セクハラが7.3%、妊娠に関する「マタハラ」が5.8%だった。

 

 ハラスメントを受けた人がとった行動は「何もしなかった(できなかった)」が24.3%で最多。理由は「問題の解決にならないと思った」が25.0%で最多。


《カウンセラー松川のコメント》

この調査結果は意外な形で報告されています。
総務省消防庁もハラスメント関係の審議会や検討会ではなく、
7月7日に開催された
消防本部における女性活躍推進に関する検討会 第三回の議事
ハラスメント対策に関する調査の結果等として配布された資料です。
短期間で調査集計されてますが、調査対象も消防吏員800人と、
それなりの母数を出してます。
当初の資料には誤字もありますが、
担当者に確認したところ近々に修正するそうです。
調査結果に関する私のコメントは
近代消防2026年1月号から数回に渡り掲載される予定です。


2025年6月30日月曜日

【速報】奈良市「人事異動などの情報に興味があった」人事データやメールへ不正アクセス繰り返した職員を停職2カ月の懲戒処分に 「俺のことなめてんのか」激怒した消防署中隊長もパワハラで減給処分

【速報】奈良市「人事異動などの情報に興味があった」
人事データやメールへ不正アクセス繰り返した職員を停職2カ月の懲戒処分に
 「俺のことなめてんのか」激怒した消防署中隊長もパワハラで減給処分

 

2025年6月30日() 15:01 朝日放送

 

 奈良市は30日、記者会見を開き、道路維持課に所属する主務の技術職員が、人事課の職員になりすまして人事データなどへ不正アクセスしたとして、停職2カ月の懲戒処分としたと発表しました。

 

 奈良市によりますと、停職2カ月の懲戒処分を受けた、35歳の道路維持課の男性職員はおととし5月から去年4月までの間、合計31回にわたって人事課の職員になりすまして、人事データやメールのやり取りを閲覧したということです。

 

 市は去年11月、男性職員を刑事告訴し、男性職員は奈良簡易裁判所からことし4月に罰金20万円の略式命令を受けていました。

 

 聞き取りに対し、男性職員は、「人事異動などの情報に興味があった」などと話しているということです。

 

 奈良市は他にも、理由なく3日と1時間15分欠勤した職員を減給10分の11カ月分の懲戒処分としました。

 

 また、消防署中隊長についても、部下に対して「俺のことなめてんのか」などと大声で激怒したことをパワー・ハラスメント=パワハラと認定して、減給10分の11カ月分の処分としたほか、当時の消防署長と副署長を管理責任により、文書による厳重注意処分としたということです。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

「自分の人事情報を知りたかった」
 奈良市が不正にデータ閲覧の主務男性処分

 

2025年6月30日() 20:14 産経新聞

 

奈良市は30日、人事課などの職員のパスワードなどを不正に使用して人事情報などを閲覧したとして道路維持課の主務の男性(35)を停職2カ月、部下にパワハラしたとして西消防署の署長補佐の男性(50)を減給10分の11カ月)の懲戒処分にした。

 

市によると、道路維持課の男性は令和45月~64月、自身の業務端末で人事課やほかの課の職員になりすまし、人事データや業務メールなどを計31回閲覧していた。市に対し、「自分の人事情報などを知りたかった」と話したという。

 

内部通報で発覚し、市が昨年11月、不正アクセス禁止法違反罪で奈良県警奈良署に告訴。今年4月に奈良簡裁が罰金20万円の略式命令を出していた。男性は罰金を納付済みという。

 

西消防署の男性は658月の訓練中、部下3人に対し、大声で威圧的に怒鳴るなど計5件のパワハラを行っていた。体罰はなかったという。

 

市はこのほか、6年度中に正当な理由なく計約31時間分欠勤したとして、市民税課の主務の男性(39)を減給10分の11カ月)の懲戒処分とした。5年度にも同様の理由で戒告処分を受けていた。

 

 

 

人事課なりすましデータに不正アクセス、男性職員を停職処分
…奈良署に刑事告訴し罰金刑も

 

2025年7月1日() 12:16 読売新聞

 

 奈良市は30日、人事課などの職員になりすまし、20225月~昨年4月、少なくとも31回、人事データなどに不正アクセスした道路維持課の男性職員(35)を停職2か月の懲戒処分とした。外部への情報流出は確認されていないという。市が昨年11月、奈良県警奈良署に刑事告訴し、今年4月、簡裁が罰金20万円の略式命令を出した。

 

 また、昨年度、正当な理由なく3日間と1時間15分欠勤した市民税課の男性職員(39)と、昨年58月、部下に対して大声で激怒するなどパワハラを行った中央消防署中隊長(当時)の男性(50)をいずれも減給10分の11か月)の懲戒処分とした。


《カウンセラー松川のコメント》

消防職員の処分については朝日放送のみ見出しに記していますが、
産経新聞や読売新聞でも記事としては報じております。
言葉の暴力によるパワハラ加害として懲戒処分された様です。

被害者の皆様へ
いわれのない事で怒鳴られたのでしょうか。
消防も階級社会なので、上位者からの暴言は心身への影響もあるでしょう。
再発する様でしたら、遠慮なく担当者への申告をお勧めします。

2025年6月20日金曜日

【独自】八代広域消防本部でパワハラか 上司から突き飛ばされ隊員がけが

【独自】八代広域消防本部でパワハラか
上司から突き飛ばされ隊員がけが

 

2025年6月20日() 19:54 テレビ熊本

 

八代広域消防本部で5月、隊員が上司から突き飛ばされ、その反動で消防車両にぶつかり、けがを負っていたことが分かりました。

 

消防本部は情報を把握し調査を進めるとしていて、総務省消防庁からも報告を求められているということです。

 

八代広域消防本部の複数の関係者によりますと5月下旬、八代広域消防本部管轄の消防署の車庫で、30代の男性隊員が40代の男性消防司令補から暴言を吐かれ、突き飛ばされました。

 

隊員は、その反動で止めてあった消防車両にぶつかり、体にあざができたということです。

 

この消防司令補は、これまでにもトレーニング中、別の隊員に対して殴ったり蹴ったりする暴力を振るっていたほか、過度な負荷を強要するなどしていたということです。

 

八代広域消防本部はTKUの取材に対し、「『パワハラ的なもの』が起きていることは把握していて、現在、調査を行っている」とコメント。

 

また、ハラスメントの情報提供を受けた総務省消防庁からも2カ月後をめどに報告を求められているということです。

 

一方、今回の暴行を知る隊員は。

 

【吹き替え】

「上層部は事案を把握したにもかかわらず、当初から当事者に和解を促すなど調査に消極的な対応を取っていた」

 

八代広域消防本部は「第三者を入れた委員会の設置も含めて適切に対応する」としています。


《カウンセラー松川のコメント》

突き飛ばした際に相手がよろけて負傷。
故意によろける程の突き飛ばしをしたのか、
相手がバランスを崩した結果の負傷なのか分かりませんが、
怪我をしたのは事実となると、単なる暴言だけでは済まない場合もあります。
自所属では解決不可能と感じて、誰かが総務省消防庁に連絡をしたのでしょう。
報道によると幹部の対応も鎮静に努めるばかりで、
真に解決や改善をしたい様には受け取れません。
しかし、被害者が出ている以上、公機関として正しい対応をするべきでしょう。

被害者の方へ
250人弱の組織だからとは言え、被害に対して泣寝入りすることはありません。
言うべきことを言って、健全な職場環境を築いていきましょう。


2025年6月16日月曜日

「上司からマッサージ強要」山鹿市消防本部でパワハラ 元消防士が公務災害に認定【熊本】

「上司からマッサージ強要」山鹿市消防本部でパワハラ 元消防士が公務災害に認定【熊本】

 

2025年6月16日() 20:10 テレビ熊本

 

山鹿市消防本部に勤めていた元消防士の男性がパワハラによる公務災害に認定されたことが分かりました。消防本部は「認定されたことを重く受け止め近く本人に謝罪する」としています。

 

山鹿市消防本部や関係者によりますと、公務災害に認定されたのは元消防士の30代の男性で、上司や先輩、複数の同僚からハラスメント行為を受けたとして2023年6月から病気休暇。その後、休職を経て依願退職しています。

元消防士は「上司や先輩たちからマッサージを強要されたり、『辞めろ』などの暴言を受けた他、休日に家まで来られ、自主トレーニングへの参加を強制された」など

パワハラを受けたということです。

 

16日開かれた山鹿市議会で、議員から「元消防士が申請していた地方公務員災害補償基金で公務災害が認定されたと聞いている」と質問が上がりました。

 

消防本部の黒田 武徳 消防長は「認定されたことは把握している」とした上で、

「重く受け止め、元職員に対して深くおわび申し上げます」と謝罪しました。

 

消防本部はこれまで元消防士からの訴えに対してパワハラとは認めていませんでした。

 

消防本部は今後、第三者を入れたハラスメント対策委員会で調査するとともに、近く本人に謝罪するとしています。


《カウンセラー松川のコメント》

「パワハラとの認識は無かったが、公務災害として認定されたから、
消防本部としてもパワハラと認定する」
なんとも情けない姿勢です。
上司や先輩がマッサージを強要しているのが事実なら、明らかにパワハラです。
自主トレーニングへの参加を強要では、自主トレーニングではありませんし、
これも明らかにパワハラです。
しかも、休日に自宅にまで押しかけて来るのは、パワハラの域を超えています。
これらの事をパワハラと認めない判断が理解出来ないです。
謝罪にしても、形式でしょう。

被害者の方へ
こんな職場、辞めて正解です。


懲戒処分…部下の容姿を侮辱した上司 性的な言動も繰り返され、被害を申告し発覚 消防署でハラスメント、プライバシー保護で詳細不明 苦痛を与えた上司「雰囲気を盛り上げるための冗談だった」

懲戒処分…部下の容姿を侮辱した上司
 性的な言動も繰り返され、被害を申告し発覚
 消防署でハラスメント、プライバシー保護で詳細不明
 苦痛を与えた上司「雰囲気を盛り上げるための冗談だった」

 

2025年6月16日() 6:37 埼玉新聞

 

 部下の職員に対しパワハラやセクハラを繰り返したとして、埼玉東部消防組合(管理者・梅田修一久喜市長)は11日、宮代消防署の男性消防司令(46)を減給10分の13カ月)の懲戒処分にした。

 

 同組合よると、消防司令は加須消防署に勤務していた昨年9月~同11月、部下の職員に対し容姿を侮辱したり、性的な言動を繰り返した。「隊の雰囲気を盛り上げるための冗談だったが、結果的に苦痛を与えてしまった」と話しているという。同組合はプライバシー保護を理由に、部下に関する情報やハラスメントの具体的な内容を明らかにしていない。

 

 被害申告を基に調査して発覚した。同組合の福田哲也消防局長は「職員の不祥事により住民の皆さまの信頼を大きく損ねたことに対して、深くおわび申し上げます」とコメント。再発防止策として、ハラスメント防止ガイドブックや相談窓口の拡充などに取り組むとしている。


《カウンセラー松川のコメント》

「隊の雰囲気を盛り上げる」これは必要かも知れません。
しかし、
「部下の職員に対し容姿を侮辱したり、性的な言動を繰り返した」
これは誰からの理解も得られないでしょう。
自分を卑下するのではなく、部下を侮辱して場を盛り上げようとは、
消防司令の階級とは思えない幼稚さ、情けなさ。
その程度の人物でも、この程度の階級までは辿り着ける組織なのでしょう。

被害者の皆様へ
この処分で加害者が真に反省をしてくれれば良いのですが、
時として意趣返しをする輩も居ますので、
今後の動向にも注意してください。


2025年6月13日金曜日

消防署内でパワハラか? ~1日目の一般質問から~

消防署内でパワハラか? ~1日目の一般質問から~

 

2025613日(金)  かわらばん~鶴岡市議なんば純のお便り~

 

 一般質問の1日目(12)のラストは阿部寛議員でしたが、
テーマは本市の消防署内部でのパワハラ被害に関することでした。

1.消防本部及び消防署のパワーハラスメント防止対策について

2.消防職員に対する時間外勤務手当の支給について

 阿部議員は、これまで関係者から丁寧に取材をし様々な証言や証拠から消防署内で長年にわたりパワハラ被害があったことや、それによる退職者がいたことを指摘しました。

  また本庁からの通知文書において、署内において通知文書の改ざんが行われた可能性があること、隠蔽と疑われる動きがあったことも指摘しています。

   結構凄い内容なので、ぜひ動画でご覧ください。

  6/12 鶴岡市議会定例会 一般質問 阿部 寛議員

消防と本庁担当部署による今後の調査に期待したいところです。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2025年8月29日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 鶴岡市消防本部で暴力や暴言などパワハラか 情報が市に寄せられる 弁護士交え調査へ
これに関連するニュースとして、
鶴岡市議会南波純議員のブログを遡って掲載致しました。

市議に情報が入り、市議の個人ブログとは言え、
インターネットで公開をしているのですから、
ハラスメント発生について確証を掴んでいるからだと推測致します。
パワハラ被害による退職者も有る模様なので、
本件は見過ごせない事案です。


2025年6月10日火曜日

【速報】新型コロナワクチン未接種で消防職員を隔離 職員に和解金150万円を支払いへ 滋賀・甲賀広域行政組合議会で可決

【速報】新型コロナワクチン未接種で消防職員を隔離
 職員に和解金150万円を支払いへ 滋賀・甲賀広域行政組合議会で可決

 

2025年6月10日() 17:00 毎日放送

 

新型コロナウイルスワクチンを接種していないことを理由に、女性の消防職員が隔離された場所で勤務させられるなどハラスメントを受けた問題をめぐり、消防を管轄する甲賀広域行政組合の議会で、女性に和解金として150万円を支払う議案が提出され、可決されました。これで女性に和解金が支払われる見通しです。

 

滋賀県の甲賀広域行政組合消防本部に勤務していた女性職員(30代)は4年前、全職員が対象の新型コロナワクチンを接種しなかったところ、「接種拒否者」としてほかの職員と離れた机で勤務させられるなどのハラスメントを受けました。その4か月後、女性職員は自己都合を理由に退職しています。

 

第三者委「重大なハラスメント行為」「人権侵害」と認定

この問題をめぐっては、外部の有識者が入った第三者委員会が、「『クラスターを出すことは許されない』などの重圧があったと推察されるが、職員を好奇の目にさらすような尋常ではない措置が正当化されるものではない」と指摘したうえで、重大なハラスメント行為で人権侵害にあたると認定した調査結果を公表していました。

 

臨時議会で和解金支払いの議案が可決

消防を所管する甲賀広域行政組合の臨時議会が10日に開かれ、女性職員側と話し合いを重ねたうえで、ハラスメントの和解金として女性職員に150万円を支払う議案が提出され、全会一致で可決されました。

 

可決を受けて、甲賀広域行政組合の消防長は「今回の事案につきまして、消防本部の対応でワクチン未接種の方に精神的苦痛を与えたもので、改めて深くお詫び申し上げます」とコメントしています。


 

※ 他社のニュースも掲載致します 

コロナワクチン未接種で隔離 組合が不当と認め元消防職員と和解

 

2025年6月10日() 18:54 毎日新聞(菊池真由)

 

 滋賀県の甲賀広域行政組合消防本部(甲賀市)で、新型コロナウイルスワクチンの接種を受けなかった女性職員が職場で隔離されて働かされた問題で、組合の議会は10日、女性職員と訴訟外で和解する議案を可決した。ハラスメントに当たる不当な措置だったとして150万円を支払う。消防本部の藤川博樹消防長はこの日開かれた臨時会後に「精神的苦痛を与え、改めて深くおわび申し上げる」と謝罪した。

 

 消防本部は20215月、ワクチン接種を辞退した女性職員に全職員との接触を制限。当時の消防長(依願退職)名で「ワクチン接種拒否者への業務区別」とする内部文書も出した。女性職員は廊下脇で仕事をさせられるなどし、扱いに耐えかねて4カ月後に退職した。

 

 問題は毎日新聞の報道で発覚。組合の第三者委員会は243月に元職員への対応をハラスメントだと認定していた。

 

 

 

"ワクチンハラスメント"
「新型コロナで接種しなかった職員を隔離など」
消防本部が解決金支払い和解へ

 

2025年6月10日() 19:31 関西テレビ

 

滋賀県甲賀市の消防本部で、新型コロナのワクチンの接種しなかった職員を隔離するなどした問題で、消防本部が解決金として150万円を支払うことで和解する見通しとなりました。

 

■新型コロナワクチン接種しなかった当時の職員を「廊下脇の机で勤務させる」など 第三者委がハラスメントと認定

甲賀広域行政組合消防本部は2021年、新型コロナのワクチンを接種しなかった当時30代の女性職員に接種を執拗に要請をした上、更衣室の使用を制限し、「隔離」した廊下脇の机で勤務させていました。

 

職員はその後、依願退職しました。

 

この問題について設置された第三者委員会は、「『クラスターを出すことは許されない』という重圧があったと推察されるが、違法・不当もしくは不適切な対応」と指摘し、ハラスメントだと認定していました。

 

■消防庁(ママ)「精神的な苦痛を与えたものであり改めて深くお詫びを申し上げます」

消防本部によると去年12月、元職員側から、「ハラスメントで精神的苦痛を受けた」として損害賠償の支払いと、再発防止を求める申し入れがあったということで、消防本部はきょう=10日、議会を開き、150万円の解決金を支払うことを決めました。

 

再発防止策はすでに策定されているということで、これによって元職員と和解が成立する見込みです。

 

【甲賀広域行政組合消防本部 藤川博樹消防長】「当時の消防本部の対応により、ワクチンの未接種者の方に精神的な苦痛を与えたものであり、改めて深くお詫びを申し上げます」




ワクチン接種拒否した女性職員を「接種拒否者」として文書回覧
…パワハラ認定し150万円賠償

 

2025年6月11日() 14:38 読売新聞

 

 滋賀県の甲賀広域行政組合消防本部(甲賀市)で新型コロナワクチンを接種しなかった女性職員(退職)を、他の職員と離れた場所で勤務させていた問題で、同組合は10日、臨時議会を開き、精神的苦痛に対する損害賠償金として150万円を支払うことを決めた。

 

 女性は警防課に勤務していた2021年4月、全職員を対象としたワクチン接種で、過去に別のワクチンで副反応が出たことを理由に接種を受けなかった。「接種拒否者」として全職員に文書回覧されたほか、仕事場所も課外の共用スペースに移され、約4か月後に自己都合で退職した。

 

 この問題を受けて設置された第三者委員会は、女性へのパワーハラスメントを認定。昨年12月には、女性の代理人弁護士から同組合に損害賠償などを求める通知があり、双方の弁護士が協議していた。

 

 藤川博樹消防長はこの日、取材に「大変申し訳なく思っており、深くおわび申し上げる。再発防止策に真摯(しんし)に取り組んでいく」と話した。



 

ワクハラ問題 甲賀広域行政組合が元職員と和解へ

 

2025年6月11日() 19:00 びわ湖放送

 

甲賀広域行政組合は、4年前に新型コロナのワクチン接種を拒否したことに起因して、ハラスメントを受けた当時の職員に150万円の賠償金を支払い、和解することを決めました。

10日の甲賀広域行政組合の臨時議会には関連議案が提出され、組合管理者の松浦加代子・湖南市長があらためて謝罪しました。

 

この問題は、甲賀広域行政組合消防本部の30代職員が2021年、新型コロナのワクチン接種を受けなかったことを理由に、隔離して業務をさせられたり執拗に接種を求められるなどのハラスメント行為を受け、依願退職に追い込まれたものです。

 

こうした一連の行為は、第三者委員会で精神的苦痛を与えたとして不当な行為と認定され、当時の消防長らが懲戒処分を受けました。甲賀広域行政組合消防本部によりますと、ハラスメントを受けた元職員側から去年12月に損害賠償と再発防止策の徹底について求めがあったということです。

10日に提出された議案は、損害賠償金として150万円を支払い再発防止に取り組むことで和解するという内容で可決されました。

 

行政組合では今後和解に向けて手続きを進めていくということです。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2024年7月8日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: コロナワクチン拒否の職員を隔離するハラスメント 消防本部の50代司令長を懲戒処分
これの続報です。
消防長だか誰だかは知りませんが、つまらない我を張り、くだらない意地で
未接種職員を差別待遇した為に、150万円の支出です。
問題の差別対応について、当時は弁護士に相談した上で「問題無し」とのこと。
このことから、弁護士の見解なんて所詮は「個人の感想」レベルであるし、
弁護士にもピンキリが有ることが分かります。
日本では何かにつけて弁護士を重用しますが、
「法的な代理人や刑事弁護が独占的に可能な職業」程度の認識をするべきです。
そして法令で定められている義務以外を強要するのは、
各種法令に抵触する可能性があることを改めて認識してください。
それにしても、法廷闘争に持ち込まなかったのは消防として賢い選択でした。

被害者の方へ
決して満足のいく結果ではないと思いますが、
訴訟に至らず解決したのは、大きな収穫だと思います。


2025年6月9日月曜日

消防組合の30代職員 飲酒運転で電柱衝突し免職 別の50代職員はハラスメントで戒告【香川】

消防組合の30代職員 飲酒運転で電柱衝突し免職
 別の50代職員はハラスメントで戒告【香川】

 

2025年6月9日() 15:22 山陽放送

 

香川県の仲多度南部消防組合消防本部はきょう(9日)、飲酒事故とハラスメント行為で職員2人の懲戒処分を発表しました。

 

仲多度南部消防組合消防本部によりますと、消防士長(30代)の男性は、2024921日に丸亀市内で飲酒した後、車を運転し、2024922日未明に丸亀市山北町で電柱に衝突する事故を起こしたということです。仲多度南部消防組合消防本部は、この消防士長をきょう(9日)付けで免職処分としています。

 

また、消防指令の男性(50代)は202429日、男性部下(20代)に対し、部下が作成に関与していない、内容も見ていない書類を手にして「この書類の時系列が違っていて、あなたの名前が記載されているので、これは虚偽の報告になる。」と発言、重ねて「虚偽の報告です。」と繰り返し、男性部下に精神的苦痛を与えたということです。仲多度南部消防組合消防本部は、一連の行為はパワーハラスメントに該当するとして、男性を戒告処分としました。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

飲酒運転で事故…消防士長(30)を免職の懲戒処分
 香川・仲多度南部消防組合消防本部

 

2025年6月9日() 16:44 瀬戸内海放送

 

 香川県の仲多度南部消防組合消防本部は飲酒運転で事故を起こした消防職員を免職の懲戒処分にしました。

 

 9日付で免職の懲戒処分を受けたのは、仲多度南部消防組合消防本部の30代の男性消防士長です。

 

 消防士長は20249月、丸亀市内の飲食店で別の消防署の20代の男性消防士と飲酒したうえ、この男性消防士の車を運転し、電柱に衝突する事故を起こしました。5月、検察が、この消防士長を起訴したことから消防本部が処分を決めました。

 

 飲酒の消防士長に車を運転させたとして20代の男性消防士は6月の3日付けで停職6カ月の懲戒処分を受けています。

 

 また、同じ消防本部に勤務している50代の男性の消防司令が部下の男性消防士の業務に関してハラスメント行為を行ったとして戒告の懲戒処分を受けました。

 

 仲多度南部消防組合消防本部は「服務規律の確保や法令順守の徹底など信頼回復に努める」とコメントしています。

 

 

 

香川の消防でNHK受信未契約 10台分、未払い135万円

 

2025年6月9日() 19:01 共同通信

 

 仲多度南部消防組合消防本部(香川県琴平町)は9日、消防車や救急車など10台のカーナビにテレビ受信機能が付いているのに、NHK受信契約を結んでいなかったと発表した。受信料の未払い額は計約135万円に上るといい、契約してさかのぼって支払う。「受信契約が必要だという認識が不足していた」と説明している。

 

 また同消防本部は同日、飲酒運転で自損事故を起こしたとして、30代の男性消防士長を懲戒免職処分に、部下にパワハラ行為をしたとして、50代の男性消防司令を戒告処分にした。


《カウンセラー松川のコメント》

飲酒運転やNHK受信料未払いに注目されがちなニュースですが、
その中にしっかりとパワハラに関する懲戒処分も混ぜてあります。
書類作成に関与していない部下に対して「虚偽の報告です」と繰り返しのも
常軌を逸してます。
言葉は悪いですが、職場環境としては飲酒運転よりも悪質です。
このパワハラ加害者は、心身が疲弊している可能性もあるので、
その部分でも確かめた方が良いと思います。

被害者の方へ
上司から異常な言動をされたのでは、逃げようもなく大変だったと思います。