2025年9月4日木曜日

後輩消防士に「山に埋めてやる」と言って頭突き 消防副士長を停職処分 島根

後輩消防士に「山に埋めてやる」と言って頭突き
 消防副士長を停職処分 島根

 

2025年9月4日() 18:59 中國新聞

 

 島根県益田広域消防本部(益田市)は4日、後輩の消防士に暴言を吐き、暴力を振るったとして、益田広域消防署の男性消防副士長(29)を停職4カ月の懲戒処分にした。

 

 同本部によると、副士長は726日午前、同本部での業務外のミーティングで20代の男性消防士と口論になり「益田にいられなくする」などと脅し、椅子ごと倒して蹴るなどした。同日午後には男性宅を訪れ、謝罪したが再び口論となり「山に埋めてやる」と言って頭突きするなどした。

 

 男性は首や左足などに1週間のけがを負い、うつ状態と診断されて1カ月間自宅で療養した。数日後に益田署に被害届を提出。同署は今月3日、益田区検に傷害容疑で副士長を書類送検した。同本部の聞き取りに対し、副士長は「怒りに任せてやってしまった」と反省しているという。

 

 

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「さらってやる」「山に埋めてやる」
消防副士長が後輩からの一言に激高 椅子ごと倒し蹴るなどの暴力に暴言
 後輩職員はうつ状態で1か月自宅療養に

 

2025年9月5日() 5:55 山陰放送

 

島根県の益田広域消防本部に勤務する20代の消防副士長が20代の後輩職員に対し、暴力・暴言行為を行ったとして、4日付で停職4か月の懲戒処分を受けました。

 

4日付で停職4か月の懲戒処分と降任の分限処分を受けたのは、益田広域消防署に勤務する男性消防副士長(29)です。

 

益田広域消防本部によりますと、726日副士長は消防本部で行った救助訓練のミーティングで、後輩職員(20代)から「信頼できなくなった」と言われたことに激高し、後輩職員に対し「さらってやる。何をされてもいいな」「消防にいられなくする」などと暴言を浴びせ、座っていた後輩職員を椅子ごと倒して蹴る、首をつかんで壁に打ち付けるなどの暴行をした上、その日の午後に謝罪のため後輩職員の自宅を訪れましたが、再び口論となり、「髪をむしりとってやる」「山に埋めてやる」などと暴言を吐き、頭突きをしたり、羽交い絞めにしたということです。

 

後輩職員は、外傷性頸部症候群、腰椎捻挫など全治1週間程度のけがをしたほか、うつ状態となり、1か月の自宅療養となりました。

 

これまで消防副士長の勤務態度に問題はありませんでしたが、今回の聞き取りで、過去にもいき過ぎた発言があったことも分かりました。

 

被害にあった職員は警察に被害届を提出したということです。

 

消防副士長をは4日付で、停職4か月の懲戒処分、降任の分限処分を受けました。

 

これを受け、4日会見を開いた益田広域消防本部は「消防本部への信頼を大きく損ないました。再発防止に努め、信頼回復に向け努力していきます」とコメントしています。

 

 

 

「信頼できない」と言われた副士長、後輩の首つかみ壁に押し付け
…謝罪するはずが「山に埋めてやる」

 

2025年9月5日() 8:57 読売新聞

 

 島根県の益田広域消防本部は4日、後輩の20歳代男性を暴行してけがをさせたなどとして、益田広域消防署の男性副士長(29)を停職4か月の懲戒処分とし、消防士に降格したと発表した。いずれも4日付。

 

 発表によると、副士長は7月26日午前、本部2階の会議室で、23日に開かれた消防救助技術指導会のミーティングをチームの5人でしていた際、被害男性から「リーダーとして信頼できなくなった」などと言われたことに腹を立て、首をつかんで壁に押しつけるなどした。さらに、謝罪のため男性宅に行った際にも「山に埋めてやる」と暴言を吐いて暴力を振るい、腰椎捻挫や脚の打撲で1週間のけがを負わせるなどしたとしている。

 

 益田署は3日、傷害容疑で区検に書類送検。消防本部の聴取に副士長は「怒りにまかせて暴力を振るってしまった」などと認め、反省しているという。

 

 記者会見した大賀哲也消防長は「暴力や暴言はあってはならないことで、市民に大変申し訳ない。改めて職員へのハラスメント研修を実施し、再発防止に努めたい」と陳謝した。


《カウンセラー松川のコメント》

益田広域消防、全国消防救助技術大会では、
はしご登はん(1人)、ほふく救出(3人)に選手を送り出している消防本部です。
救助大会は県内や地方での予選を経て全国大会に駒を進めますが、
島根県ですと5月28日開催の島根県消防救助技術選考
7月23日開催の中国地区消防救助技術指導会がこれに当たります。
事案が発生したのは7月26日なので、
指導会での反省会か全国大会への検討会だったのでしょう。
中國新聞では「業務外のミーティング」
山陰放送では「救助訓練のミーティング」
読売新聞では「
23日に開かれた消防救助技術指導会のミーティング
と表記がバラバラでありますので特定は難しいですが、
読売新聞では「
チームの5人」と記されており、
中国地区消防救助技術指導会の障害突破に出場するも
出場7隊中の最下位が益田広域の石川チームと発表されておりますので、
この成績について問題が起きたのでしょう。
加害者の消防副士長も被害者の消防士も同じ20代なので、
お互いに本音をぶつけ合った可能性はあります。
ところが、そこには1つ違いとは言え階級の差もありますので、
上席者に対しての発言として適切だったかも要検討事項でしょう。
背景については推測の域を超えず、真相は不明なので、
そもそもの原因も言及出来ません。
しかしながら、暴力行為に及んでしまったのは大きな間違いでしょう。
折角、一旦は詫びに出向いたのに、そこで再発し事態を拡大させてしまった。
加害者の上司が同行していれば防げた事案だったでしょうから、
その点でも残念です。
しかし、加害者は過去にも舌禍が有ったとのこと。
その時点で何等かの手を打てていれば、
今般の事案も防止出来た可能性もあり、その点でも残念に思います。
問題有る言動があれば、看過せずに職場内で改善出来る様にしたいものです。

被害者の方へ
上席者による暴行により負傷されたことで、
身体だけでなく心にも大きな傷を負われたのは当然のことです。
ミーティングで何が起きたのかニュースだけでは全容が把握出来ませんが、
暴力を振るったら、それは悪になります。
その点では、被害者の方は全面的に被害者と言えます。
しかし、これからも同じ消防機関に勤務が続くのであれば、
加害者を許せなくても、割り切る必要はあると思います。
心の傷を治すのは簡単ではありませんから、
慌てず御自身のペースで進めて、回復をして欲しいと願っております。

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