2024年3月28日木曜日

【速報】ワクチン未接種の消防職員にハラスメント 消防本部トップと消防次長を停職処分に

【速報】ワクチン未接種の消防職員にハラスメント
 消防本部トップと消防次長を停職処分に

 

2024年3月28日() 20:18 京都新聞

 

 甲賀広域行政組合消防本部(甲賀消防、滋賀県甲賀市)が新型コロナウイルスワクチン未接種の職員を接種済み職員と区別して業務にあたらせた問題などのハラスメントを巡り、同組合は28日、適格性に欠けた判断をしたなどとして消防本部トップの消防長(60)を停職3カ月、消防次長(53)を停職6カ月の懲戒処分とした。消防長は同日付で依願退職した。

 

 組合によると、消防長は20215月、ワクチン接種を拒否した職員を隔離する業務区分を容認し、個人が特定できる文書を全職員に回覧した。職員は同8月末に依願退職した。ほかにも、機材を破損させた職員に修繕費用の半額にあたる約38万円を支払わせるなどした。

 

 消防次長は18年以降、特定の職員に対し降任を迫ったり、根拠のない反省文の作成を強要した。職員や家族の人格を否定する発言や、職員の首をつかんで押すなどの暴力的行為もあったという。

 

 組合は消防長が76件、消防次長が177件のハラスメントを行ったと認定。2人は一部を認めているという。組合は同日付で消防長と消防次長を降任する分限処分も行った。

 

 組合のハラスメントを検証していた第三者委員会が15日、厳正な処分を求める最終報告書を提出していた。

 

 組合管理者の生田邦夫・滋賀県湖南市長は「苦しい思いをされた人に辞められたことは申し訳ない。組織の課題をなるべく早く解決したい」と述べた。

 

 

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甲賀消防ハラスメント問題 消防長ら懲戒処分

 

2024年3月28日() 19:12 びわ湖放送

 

新型コロナウイルスのワクチン接種を受けなかった職員らに対するハラスメント問題で、甲賀広域行政組合は28日、消防長と消防次長を懲戒処分としました。

 

処分の内容について、組合によりますと、消防長は、新型コロナワクチンを受けなかった職員に対する隔離や執拗な接種の要請などを行わせたとして「適格性に欠けた判断をした」とし、ほかの職員に対しても職員の面前でバインダーを叩きつける行為などがあったとしました。

 

また、消防次長については、職員や家族の人格を否定する不適切な発言や物を投げつける行為、新型コロナワクチンを受けなかった職員への対応に関するアンケート調査で、余計なことを書かないように職員に求めたなどを理由としてあげました。

 

組合では今後、第三者委員会の答申でハラスメントを行ったと認定された残り1人を含む計26人についても処分を検討するとしています。なお今回の処分を受け、消防長は本日付で依願退職しました。

 

 

 

“ワクチンハラスメント”で消防長らを懲戒処分
 接種拒否の職員を廊下で仕事させる 滋賀・甲賀広域行政組合

 

2024年3月28日() 19:12 朝日放送

 

 新型コロナのワクチン接種を受けなかった職員に庁舎の廊下脇で仕事をさせるなどしたのは「ワクチンハラスメント」にあたるとして、滋賀県の甲賀広域行政組合消防本部の消防長らが懲戒処分を受けました。

 

 滋賀県の甲賀市と湖南市でつくる甲賀広域行政組合の消防本部に勤務していた女性職員(30代)は、2021年に新型コロナワクチンの接種を呼びかけられた際、「自分は体質的なことで打ちたくない」と申し出ました。

 

 女性はその後、上司らから繰り返し接種するよう説得され、拒否すると庁舎の廊下に席を移されたり、更衣室の使用を禁じられたりし、心身の不調を訴えて依願退職しました。

 

 組合は28日、「感染対策を管理監督する者として適格性に欠く判断をした」などとして、消防長の男性を停職3ヵ月、消防次長の男性を停職6ヵ月の懲戒処分にしました。

 

 3月15日には組合が設置した第三者委員会が、消防本部の対応はワクチンハラスメントにあたると認定していました。

 

 

 

コロナワクチン非接種者へのハラスメント、消防長を停職と降格処分 

 

2024年3月28日() 18:13 毎日新聞(村瀬優子)

 

 滋賀県の甲賀広域行政組合消防本部(甲賀市)で、新型コロナウイルスワクチンの接種を受けなかった女性職員が「接種拒否者」として廊下脇で勤務させられるなどした問題で、同組合は28日、感染対策として不適切な判断をしたなどとして、本田修二消防長(60)を停職3カ月の懲戒処分、部長級から課長級に降任する分限処分をしたと発表した。消防長は同日付で依願退職した。

 

 消防本部は2021年、接種を辞退した30代の女性職員に対し、全職員との接触を制限。「ワクチン接種拒否者への業務区別」とする消防長名の内部文書で全職員に知らせ、職員は退職した。問題は23年に毎日新聞の報道で発覚し、第三者委員会が「違法で不当、不適切だった」とハラスメントだと指摘する報告書を出した。

 

 消防本部内でのハラスメントに関する第三者委のアンケート調査には、職員ら208人のうち68人が被害を申告した。消防長に対しては24人から137件の申告があり、組合の懲戒審査委員会は76件を認定。暴力行為や暴言、休日出勤の強要などがあったという。同組合によると、消防長は「未接種の職員につらい思いをさせた」と謝罪したが、ハラスメント行為の多くを否定しているという。

 

 また組合は、第三者委のアンケート調査に余計なことを書かないよう複数の部下に求めたなどとして、消防次長(53)を停職6カ月の懲戒処分、係長級に降任する分限処分をした。




消防長76件、消防次長は177件のハラスメントを認定
…甲賀の消防本部が懲戒処分

 

2024年3月29日() 11:17 読売新聞

 

 滋賀県の甲賀広域行政組合消防本部(甲賀市)で幹部職員らによる職員へのパワーハラスメントが認定された問題で、同組合は28日、消防長(60)を停職3か月と消防次長(53)を停職6か月とし、それぞれ降任させる懲戒、分限処分を発表した。今回認定されたパワハラを含むハラスメントは消防長が76件、次長は177件に上った。消防長は、同日付で依願退職した。

 

 発表では、消防長は、2012年と16年、消防署内で部下をどなってロッカーを蹴ったり、書類のバインダーを机にたたきつけたりしたほか、消防長だった21年には新型コロナウイルスワクチンを接種しなかった職員を他の職員から離した部下の行為を不適切に容認したりした。

 

 消防次長は18年以降、「仕事ができないなら降格しろ」と部下に暴言を放ったり、19年には部下の首をつかんで押したりしたほか、第三者委員会が実施したハラスメントのアンケートについて、部下に「協力したら職場にいられなくする」などと発言したりした。

 

 この日、同本部で記者会見した組合管理者の生田邦夫・湖南市長は「ご心配とご迷惑をおかけし、深くおわびする」と謝罪し、副管理者の岩永裕貴・甲賀市長と川島辰道・組合事務局長とともに頭を下げた。

 

 4月1日から新たに消防長として着任する川島事務局長は「職員が安心して市民の負託に応えられるよう組織再編に努めたい」と述べた。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ3月15日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 【速報】「離れた机で勤務」ワクチン非接種の消防職員への差別的対応 最終報告書を提出「第一に取り組むべきはパワハラ蔓延する風土との決別だ」強く糾弾 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
懲戒処分と分限処分の対象となった消防長と消防次長。
二人共にパワハラ常習者だったことが判明。
トップ二人が加害者では、なかなか対応も難しかったでしょう。
そして、この様な幹部が存在する事で、職場のパワハラが容認される土壌にもなります。
「俺の言う事を聞かないと、どうなるか思い知らせてやる」
こんな意識がはっきりと見えて来ます。
甲賀消防としては、ここからどれだけ職場を健全化出来るかが
本当の苦労だと思います。

被害者の方へ
漸く加害者の懲戒処分となりました。
第三者委員会の報告書提出からの動きは早かったですが
被害発生からは数年を要し、やはり時間を要したと言えるでしょう。
貴方の犠牲が決して無駄ではない事が、唯一の救いではないでしょうか?

2024年3月27日水曜日

東京消防庁、暴行などで3人懲戒 部下の頭をモップの柄でたたく

東京消防庁、暴行などで3人懲戒 部下の頭をモップの柄でたたく

 

2024327日(水) 2154分 東京新聞(共同通信)

 

 東京消防庁は27日、職員が有志で集めていた食材費約12万円を盗んだり、部下の頭をモップの柄でたたくなどの暴行を加えたりしたとして、三鷹消防署の男性消防士長(36)と町田消防署の男性消防司令補(47)を停職1カ月の懲戒処分とした。部下の首をつかむなどした赤羽消防署の男性消防司令(60)も減給とした。


 同庁によると、三鷹消防署の消防士長は昨年8月下旬、食材購入費として共用ロッカーで管理していた約12万円を盗んだ。3月27日付で依願退職した。


 町田消防署の消防司令補は2022年10月ごろ~23年9月、部下の頭や脚などをモップでたたき、腕立て伏せをしている際に頭を踏みつけていた。


《カウンセラー松川のコメント》

男性消防司令補について
モップの柄でたたいたんですか?
47歳って、もう子供じゃないのですから、バカな事はしないでください。

被害者の方へ
こう言う軽いノリの人は、また忘れた頃に無自覚で行うので要注意です。


男性消防司令について
部下の首を掴むって、相手は猫じゃないのですから、もう少しマシな対応を。

被害者の方へ
逆恨みそれる可能性もあるので、今後も要注意です。

高松市消防局の男性職員2人を懲戒処分「男性部下の耳をなめるセクハラ」や「インターネットで誹謗中傷」【香川】

高松市消防局の男性職員2人を懲戒処分「男性部下の耳をなめるセクハラ」や「インターネットで誹謗中傷」【香川】

 

2024年3月27日() 19:27 山陽放送

 

高松市消防局の職員2人が、インターネットでの誹謗中傷や部下へのハラスメント行為で、懲戒処分を受けました。

 

減給10分の11か月の処分を受けたのは、係長の男性(45)です。男性は自転車で通勤する際に、ほかの車の運転に腹を立て、20227月以降インターネットのサイトに、車のナンバーや特徴など複数台について投稿したということです。

 

運転手のあとをつけて特定した住所を公開し、誹謗中傷した例もあり、警察に名誉棄損の疑いで書類送検されましたが、被害者と示談が成立し昨年不起訴となったということです。

 

一方、戒告処分を受けたのは、副主幹の男性(49)です。男性は2人の男性部下に対して、耳や手をなめる行為や過度なボディータッチなどのセクハラ、パワハラをしたもので、この副主幹は「コミュニケーションのつもりだった」と話しているということです。

 

高松市消防局は、服務規律の順守の徹底やハラスメントに対する教育など、再発防止に努めるとしています。

 

 

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部下の耳をなめたり上半身裸で安全器具を装着させたりする
ハラスメント行為など
 職員2人を懲戒処分 高松市消防局

 

2024年3月27日() 16:06 瀬戸内海放送

 

 高松市消防局はネット上の誹謗中傷や部下へのハラスメント行為を行ったとして職員2人を懲戒処分しました。

 

 高松市消防局は27日付でともに消防司令補を務める男性係長(45)を減給10分の11カ月、男性副主幹(49)を戒告の処分にしました。

 

 男性係長(45)は自転車で通勤する際、同じ車が何度も至近距離を通過したことに腹を立て、20227月ごろからインターネット上にスマホで撮影した車のナンバーや特徴、その後、特定した運転手の住所や誹謗中傷などを投稿しました。

 

 被害者の関係者から警察に名誉毀損の被害届が提出され、警察の事情聴取でほかにも78台の車についても同じような投稿をしていたことが確認されました。

 被害者とは示談が成立し、202312月に不起訴処分となっています。

 

 また男性副主幹(49)は複数の男性部下に対して2022年頃から事務所内で耳や手をなめたり、過度なボディータッチ、また、火災現場などで使用する安全器具を上半身裸の状態で装着させ。写真を撮るなどのセクシャルハラスメントやパワーハラスメントを行いました。

 

 副主幹はコミュニケーションのつもりだったと述べ、被害を受けた部下も強い処分感情を持っていないということですが、消防局は、「部下に嫌悪感を抱かせ、職場環境を悪化させた行為は断じて許されない」として戒告処分にしました。

 

 消防局は「全ての職員に対し公務員としての立場やハラスメントの有害性を再認識させ、再発防止に努めたい」としています。

 

 

 

男性職員の耳や手をなめたり、自分で口にくわえている菓子を食べさせたり
…部下にハラスメントの消防局員を懲戒処分

 

2024年3月28日() 17:00 読売新聞

 

 高松市消防局は27日、インターネットに市民を誹謗中傷する書き込みをした男性係長(45)を減給10分の11か月)、部下2人にハラスメント行為をした男性副主幹(49)を戒告の懲戒処分とした。

 

 発表では、男性係長は自転車で通勤途中に追い越してきた車に立腹し、20227月以降、ネットサイトに車のナンバーやドライバーの住所とともに、運転について批判的な内容の書き込みをした。県警に名誉毀損容疑で書類送検された後、ドライバーと示談が成立し、昨年12月に不起訴となった。

 

 男性係長は「腹が立って追いかけて住所を特定した。ほかにも78台の車についても書き込んだ」と話しているという。

 

 一方、男性副主幹は22年頃から、男性職員の耳や手をなめたり、自分で口にくわえている菓子を食べさせたりした。男性職員が管理職に相談して発覚。別の男性職員にも同様のハラスメント行為のほか、上半身裸で命綱を固定するハーネスを着けさせ、写真を撮影していたという。

 

 男性副主幹は「性的欲求を満たすためでなく、悪ふざけのつもりでやってしまった」と話しているという。

 

 福山和男消防局長は「公務員としてあってはならない行為。職員の指導・監督を強化し、信頼回復に努める」と陳謝した。


《カウンセラー松川のコメント》

報道では二人の処分が記されていますが、
ハラスメントを起こした副主幹について言及します。
他人に身体を舐められるなんて気持ち悪い事案です。
そして、パワハラの他に同性に対してセクハラも行ってます。
加害者の言い訳では「性的欲求を満たすためでなく」とのことですが
・相手の身体を舐める
・自分が口にした食物を相手に食べさせる
・相手を裸にして写真を撮る
どれも性的な嗜好と言える行為であり、単なる悪戯で済ませるのは危険です。
この様な嗜好は簡単に変えられる訳ではないので、
今後も要注意な事案と言えます。

被害者の皆様へ
本当に気色悪い事案に巻き込まれ災難だったと思います。
性的嗜好は簡単に変えられませんので
今後も加害者の行動には注意を払った方が良いと思います。

訓練中に後輩をロープで宙づりにして放置、パワハラで消防士長ら処分

訓練中に後輩をロープで宙づりにして放置、パワハラで消防士長ら処分

 

2024年3月27日() 8:17 読売新聞

 

 後輩の20歳代消防士に対し、訓練中にロープで体を縛ったまま宙づりにして放置するなどのパワハラを行ったとして、広島県の呉市消防局は26日、消防副士長(41)を停職1か月、消防士長(31)を減給10分の1(6か月)、係長職(50)を戒告処分にした。被害を受けた消防士は精神疾患を発症し、昨年11月に依願退職した。

 

 発表によると、消防副士長らは昨年6月27日、同市内の消防施設で、ロープを「二重もやい結び」で自分の体に結びつける救助訓練を6人で順番に実施。消防士が不十分な結び方で痛みを感じる状態だったのに、1・5メートルの高さまでつり上げ、3~5分間放置した。

 

 7月に消防士がパワハラの被害を訴え、市消防局の調査に消防副士長らが「行き過ぎた訓練だった」などと認め、消防副士長と消防士長は、ほかの消防士への暴力や暴言なども判明した。

 

 管理監督責任で、上司3人を戒告の懲戒処分、2人を厳重注意とした。沢田信一消防長は「市民と被害を受けた職員におわびする。再発防止に全力を尽くし、ハラスメントの撲滅に取り組む」とのコメントを出した。

 

 

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呉市消防局パワハラで消防副士長を懲戒処分 広島・呉市消防局

 

2024年3月26日() 20:49 広島テレビ

 

広島県 呉市消防局は、訓練で職員をロープに吊り上げたまま放置したとして、消防副士長を懲戒処分にしました。

 

呉市消防局によると去年6月に行った救助訓練の際、消防副士長の41歳の男性が20代の男性署員に対し、安全措置をとらないままロープでおよそ2メートルの高さに吊り上げた上、その場を離れて5分から10分、放置したということです。過去には暴言なども受けていたこの男性は去年11月に退職しました。

 

消防局はこれらの行為がパワハラにあたるとして消防副士長の男性を停職1か月としました。

 

呉市の新原市長は「今後、このような事態を繰り返すことのないよう再発防止に取り組む」とコメントしています。

 

 

 

後輩をロープで吊り上げ放置 パワハラで懲戒処分 広島・呉市消防局

 

2024年3月26日() 19:55 広島ホームテレビ

 

広島県呉市消防局は後輩の男性職員をロープで吊り上げ放置するなどパワハラ行為を行った消防副士長の男性(41)らを懲戒処分にしたと発表しました。

 

呉市内の出張所に勤務していた消防副士長らは去年627日の訓練で、安全措置をとらず後輩職員をロープで約2メートル吊り上げてそのまま固定し、その場を離れるなどパワハラ行為を行いました。

 

去年7月にこの職員が精神的な不調を上司に訴えたことで発覚したということです。

 

その後の聞き取りで、消防副士長が過去数年にわたりこの職員を含む4人に暴力や暴言などのパワハラ行為を行っていたことも判明しました。

 

職員は精神疾患にかかり11月下旬に退職しています。

 

呉市消防局は26日、消防副士長を1カ月の停職、同様のパワハラ行為をするなどした消防士長の男性(31)を減給6カ月、係長職の男性(50)を戒告の懲戒処分にしました。

 

また管理監督者の副部長職の男性(59)、課長職の男性(60)、係長職の男性(54)を戒告、部長職の男性(57)、副部長職の男性(61)を厳重注意としました。

 

呉市の澤田信一消防長は「パワーハラスメントが発生したことは極めて遺憾。撲滅に徹底して取り組んでまいります」とコメントしています。

 

 

 

訓練中の隊員をロープでつり上げ放置
 消防局の職員らを懲戒処分 広島・呉市

 

2024年3月26日() 16:21 中国放送

 

広島県呉市消防局は、訓練中に部下の隊員を必要以上の高さや時間、ロープでつり上げ放置したなどとして8人の消防職員に対し、停職や減給などの懲戒処分にしたと発表しました。

 

停職1か月の懲戒処分を受けたのは、消防副士長の男性(41)です。

 

発表によりますと、消防副士長の男性は、去年627日に実施された訓練で、一緒に訓練をしていた部下の職員を、ロープを使って通常2030センチの高さで長くとも1分程度行うところ、2メートルの高さに吊り上げたうえ、5分程度その場を離れ、職員に対し精神的また身体的な苦痛を与えたということです。

 

訓練は、処分を受けた消防副士長の男性を含む6人で行われ、マンホールなどのせまい場所に転落した人を救助する際に使われる、ロープの結び方を体験をするものだったということです。

 

さらに、消防副士長の男性(41)は、過去数年間に今回被害を受けた部下の職員を含む4人に対し、暴力や暴言や仲間外れなどのパワーハラスメント行為を行っていたということです。

 

去年7月に、部下の職員が上司にメンタルの不調を訴え、消防局内で聴き取り調査を実施したところ、今回の事案が発覚。消防副士長の男性は消防局内の聴き取りに対して、内容を認めているということです。

 

呉市消防局は、この消防副士長の男性のほかに、一緒に訓練ををしていた消防士長の男性(31)に減給1/10  6か月、さらに管理や監督責任として副部長職や係長職の男性など6人に戒告や厳重注意の処分をしたということです。

 

呉市の 新原芳明 市長は、「パワー・ハラスメントが行われたことは誠に遺憾であり、市民の皆様に心からお詫び申し上げます。また、被害を受けた職員にもお詫び申し上げます。今後、このような事態を繰り返すことのないよう、市民の皆様の信頼回復に向けて、市役所全体としてハラスメントの再発防止に取り組んでまいります」とコメントしています。

 

 

 

消防士をロープで宙づりにして放置
 呉市消防局のパワハラ職員3人を懲戒処分
 消防士は精神疾患を患い退職

 

2024年3月26日() 15:38 テレビ新広島

 

呉市は部下の男性消防士を訓練中にロープで宙づり状態にして放置するなどのパワーハラスメントを行ったとして消防局の職員3人を停職1カ月などの懲戒処分にしました。

 

市によりますと呉市消防局の職員3人は去年6月、訓練中に20代の男性消防士の体をロープでくくり不必要な高さまで吊り上げたうえ、その場を離れたということです。

消防士の男性はその後、精神疾患を患い、去年11月に退職しました。

 

市はパワハラに当たると判断し、41歳の消防副士長を停職1カ月、31歳の消防士長を減給の処分にするなどしました。

市の聞き取りに対し、職員3人は「自分たちもやられてきたので危ないと思わなかった。これぐらいなら大丈夫と思っていた」と話しているということです。

 

呉市消防局では去年3月にも女性職員へのセクハラ行為で男性隊員が停職処分を受けていて、澤田信一消防長は「組織をあげてハラスメントの撲滅に取り組んでいる中、遺憾。心からお詫び申し上げます」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

一人の若手職員を精神疾患にまで追い込み退職に至らせた事案。
しかも、被害者は一人ではなく、加害行為も数年間と長期間に渡っていたのに、
この程度の処分で済んでしまう。
この辺りに、パワハラに対する重大性を組織としても感じていない証左でしょう。
消防長は「組織をあげてハラスメントの撲滅に取り組んでいる」との事ですが、
この程度の処分で済ましておきながら、
パワハラ撲滅が出来ると思っているのですから呑気と言うよりも、
本気さを感じさせません。
そして、加害者の有りがちな言い訳「自分たちもやられてきた」。
加害者も組織も真の反省はしていないでしょう。

被害者の皆様へ
長期間やりたい放題の挙句が、この程度の処分ですから、
被害者として納得なんて出来ないと思います。
しかし、残念ながら、この組織はその程度の環境なので、
今後もパワハラの発生に気を付けて勤務するしかないと思います。

2024年3月26日火曜日

複数の同僚に高圧的発言で精神的苦痛与える パワハラ行為の消防職員を減給処分 いちき串木野市

複数の同僚に高圧的発言で精神的苦痛与える パワハラ行為の消防職員を減給処分 いちき串木野市

 

2024年3月26日() 6:40 南日本新聞

 

 鹿児島県いちき串木野市は25日までに、同僚にパワーハラスメント行為をしたとして、消防本部の男性職員を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。2月22日付。

 

 市によると、男性は業務中、複数の職員に高圧的な言葉を発し、精神的苦痛を与えた。昨年12月、職場環境に関するアンケートで発覚。聞き取り調査でパワハラと認定した。男性は「指導の一環だった」と話しているという。

 

 管理監督責任として消防長を口頭による厳重注意とした。中屋謙治市長は「再発防止に向けて取り組みを強化し、指導を徹底する」とのコメントを出した。


《カウンセラー松川のコメント》

職員との標記なので、消防吏員なのか消防本部勤務の一般職なのか特定が出来ません。
勤務中に様々な暴言があったのでしょう。
執務室の中であれば、上席者の耳にも入るでしょうけど、
それを放置していたとも考えられます。
今は官公庁や有名企業ではハラスメント事案が報じられ易いので、
管理監督者は健全な職場環境維持の観点も含めて、
ハラスメント発生の有無については注意深くするべきでしょう。

被害者の皆様へ
とりあえず処分が出ましたので、これで再発しないか様子見をしてください。
再発する様であれば、遠慮なく上席者に知らせて「知らなかった」と
言い訳されない様にしてください。

2024年3月25日月曜日

パワハラなど11人処分 海部南部消防組合 アンケートで判明

パワハラなど11人処分 海部南部消防組合 アンケートで判明

 

2024325日(月) 中日新聞

 

 弥富市と飛島村を管轄する海部南部消防組合は25日、職員による暴行やパワハラなどがあったとして職員11人を処分したと発表した。内訳は減給処分が6人、監督責任などの文書訓戒が5人。

 異動で権限がなくなったのに、業務以外の目的で人事データベースに不正アクセスし、個人情報を収集した消防司令補(36)減給10分の13カ月)の懲戒処分とした。また救急活動の帰りに消防車両内で別の職員の髪の毛をつかんだ消防司令補(57)を減給10分の13カ月)に、訓練中に救急資機材で別の職員の頭をたたいた消防司令補(40)を減給10分の12カ月)とした。

 昨年12月に後輩にやけどを負わせた職員の不祥事を受け、全職員にアンケートを取ったところ、その他のパワハラなどが判明した。


《カウンセラー松川のコメント》

消防司令補(57)について
髪の毛を掴む必要があったのでしょうか?
どんなに腹だ立っても、やって良い事と悪い事の分別くらいは
つけられる様にあるべきです。
特に公安職は危機的な状況に接する事も少なくないのですから
自制心は体制なはずです。

被害者の方へ
まさか職場で同じ職場の職員から暴行を受けるとは思わなかったでしょう。
しかし、とりあえず懲戒処分が決まったのならば、
納得出来たかどうかに関係無く、この件は一旦終了としましょう。


消防司令補(40)
こちらの加害者も消防司令補。事の善悪が分からなくなる階級なのでしょうか?
資機材を他の目的、しかも消防業務と無関係な事に使うとは言語道断。
年齢にしても階級にしても、他人から後ろ指を差される様な事をするのは
とても恥ずかしい事だと痛感してください。

被害者の方へ
何故この様な事態になったのか、どの程度の被害が発生したのか
それらが分からないので何とも言えない部分もありますが
加害者が懲戒処分となったので、これで一旦は問題解決としましょう。

2024年3月22日金曜日

「職場環境害する行為遺憾」、消防長パワハラ問題…企業への指導を緩めるよう指示

「職場環境害する行為遺憾」、消防長パワハラ問題…
企業への指導を緩めるよう指示

 

2024年3月22日() 12:01 読売新聞

 

 和歌山県橋本市の一部地域と九度山町、かつらぎ町でつくる伊都消防組合消防本部(かつらぎ町)の大家伸也消防長(60)が特定の企業への指導を緩めるよう職員に指示していたことが明らかになった。職員へのパワハラに当たると判断された。同消防本部は21日に停職3か月の懲戒処分を発表した。処分は19日付。大家消防長は依願退職し、同消防本部は消防長不在となった。

 「住民の安心、安全を守る使命の消防職員として、職場環境を害する行為や住民に不信感を与える行為は誠に遺憾で、おわび申し上げる」

 井上典和・消防次長は21日に同消防本部で開いた記者会見で深々と頭を下げた。

 発表などによると、大家消防長は昨年6月、組合トップの管理者だった中阪雅則・かつらぎ町長を通じ、同町の食品会社から「消防法令などの指導内容が厳しすぎる。(職員の)接遇に問題がある」と苦情を受けた。

 これを受けて、大家消防長は指導を担当する予防課に確認などをせずにこの会社に謝罪。同消防本部によると、指導内容に問題はなかったという。

 大家消防長は予防課に対して、「特例を効かせて指導をするように」などと指導方針の変更などを指示。適正な指導に支障を与えたとされる。予防課の職員らが反論したが指示は変わらず、20歳代の職員がこれをきっかけに退職したといい、指示が部下へのパワハラにあたると認定された。

 一般的な注意をしたにすぎないとして、中阪町長からの聞き取りは実施されていないという。

 記者会見で、同消防本部は、苦情を訴えた地元の食品会社が2022年に火災やタンクの破裂事故を起こしていたことを明らかにした。問題になった指示とは関係ないという。

 こうした経緯を調査した第三者委員会の報告書では、大家消防長の謝罪について、「組織の長として、謝罪を行うことによる組織の今後の運営に対する影響を検討した形跡は全く見受けられない」と指摘している。

 

 消防本部トップの消防長が懲戒処分を受け、依願退職するという異例の事態となった。今回、問題となった消防設備などの指導は消防法に基づいて実施され、裁量は小さいが、大家消防長にはその認識が薄かったとみられ、問題が深刻なものになった。

 法を曲げる指示は特定の会社への便宜供与ともいえるものになる。部下の反発を受けても止まらなかったという。特定の会社名を挙げて注意した中阪町長も、自身の指示が大家消防長に与える影響を考慮する必要があっただろう。

 パワハラが一因となり、職員1人が退職したのも残念だ。地域住民の安全、安心を守っているという自覚を持ち、一日も早く、組織を立て直すことが求められる。(清水美穂)

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します

指導を緩めるよう指示した消防長を停職処分 パワハラとコンプラ違

 

2024年3月22日() 10:00 朝日新聞(大野博

 

 特定の事業所に対する行政指導を緩めるよう部下に指示したなどとして、和歌山県橋本市、九度山町とかつらぎ町でつくる伊都消防組合消防本部は21日、消防長(60)を停職3カ月の懲戒処分としたと発表した。消防長は処分を受けた19日付で依願退職した。

 

 同消防本部によると、昨年6月、消防法に基づく立ち入り検査などの指導を受けた事業所から、「指導の言葉が厳しすぎる」と苦情があった。この苦情は、組合管理者だった中阪雅則・かつらぎ町長を通じて寄せられたという。消防長は、この事業所への指導を緩めるよう予防課長ら5人に指示するとともに、事業所に出向いて謝罪したという。

 

 同組合の懲罰審査委員会は、5人の指導内容には問題はなく謝罪も不適切だったとして、消防長の一連の行為は、部下に対するパワーハラスメントとコンプライアンス(法令順守)違反に当たると認定した。

 

 また、同消防本部の井上典和消防次長はこの日の会見で、予防課の20代男性職員が今月末に退職することを明らかにした。「消防長が予防課に出した指示が、退職願を出すに至る要因の一つとなったと考えている」とも述べた。


《カウンセラー松川のコメント》

パワハラとの報道ですが、
管内の特定企業への指導について恣意的に手心を加えさせる指示が
パワハラなんて安易な言葉で片付けられて良いのでしょうか?
加害者である消防長と当該企業の関係については言及されていませんが
消防長の言動からすると決して清い関係だったとは思えません。
これは単なる職場内の問題ではなく、管内での災害予防を裏切る行為だと言って
過言ではないと確信しております。

被害者の皆様へ
消防長の宜しくない行為に対して処分が行われました。
過去からの伝統で無ければ、再発はしないと思います。


2024年3月15日金曜日

【速報】「離れた机で勤務」ワクチン非接種の消防職員への差別的対応 最終報告書を提出「第一に取り組むべきはパワハラ蔓延する風土との決別だ」強く糾弾

 【速報】「離れた机で勤務」ワクチン非接種の消防職員への差別的対応
 最終報告書を提出
「第一に取り組むべきはパワハラ蔓延する風土との決別だ」強く糾弾

 

2024年3月15日() 13:46 毎日放送

 

 滋賀県の甲賀広域行政組合消防本部で起きた新型コロナワクチンを接種しなかった職員への差別的な対応をめぐり、調査していた第三者委員会は15日、最終報告書を市長に提出しました。

 

 滋賀県の甲賀広域行政組合消防本部で勤務していた30代女性は、20214月、体質などを理由に全職員が対象の新型コロナワクチン接種を受けなかったところ、「接種拒否者」としてほかの職員と離れた机で勤務させられたり、共用の更衣室の使用を制限されたりするなどの対応を受けました。

 

 問題を調査していた第三者委員会は15日午後、最終報告書を生田邦夫湖南市長や岩永裕貴甲賀市長らに手渡しました。

 

「パワハラ風土との決別だ」

 最終報告書は、「消防本部は『クラスターを出すことは許されない』ということへの不安や恐怖などかなりの重圧があったものと推察されるが、特定の職員を好奇の目にさらすような尋常ではない措置を講じることが正当化されるものではない」と指摘。

 

 そのうえで「原因は消防長の意向を忖度する、上意下達的な組織文化の中、職員からも様々な意見や課題を募るなど広く協議などを行う仕組みができていなかったことにある」と組織的問題が招いたと判断。

 

 そして提言にあわせて、「第一に取り組むべきは、これまでのパワーハラスメントが蔓延する甲賀消防風土との決別だ。再発防止策が履行されなければ、この消防本部に未来はなく、地域救急医療体制の崩壊といった危機事態につながりかねない」などと糾弾しました。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ7月26日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼甲賀消防の未接種者隔離問題、全職員にアンケートへ 調査委が初会合 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
第三者委員会の最終報告書が提出されました。
やはり「パワハラであった」との回答となりました。
さて、組合や消防本部はどの様な対応を取るのでしょうね。

被害者の方へ
まだ報告書の提出だけですから、処分等の発表はありませんが、
報告書でパワハラ認定されているので、
加害者には何等か処分が下されると思います。
今は、もう少し待ちましょう。

2024年3月1日金曜日

職員4人パワハラ認定 相馬広域消防、答申書「広く多数、長期間」

職員4人パワハラ認定 相馬広域消防、答申書「広く多数、長期間」

 

202431日(金) 840分 福島民友新聞

 

 相馬地方広域市町村圏組合は29日、相馬地方広域消防内でのパワーハラスメント行為を調査している第三者委員会の1次答申書を公開した。答申書では「広く、多数のパワーハラスメント行為が長期間にわたり行われてきた」とし、職員4人によるパワーハラスメント行為を認定した。4人は1月15日から自宅待機を命じられており、組合は「厳正に対処し、再発防止策などを検討する」としている。

 

 答申書によると、第三者委は全職員150人にアンケートを実施したところ、回答した127人のうち60.6%がパワーハラスメント行為があったと回答。また聞き取りなどの調査を行い、職員4人が後輩職員など複数人に対して長期間、パワーハラスメント行為を行っていたと判断した。

 

 職員4人のうち1人は、後輩職員に対して掃除機を投げ付けて胸ぐらをつかんだり、火災で出動した際にヘッドロックをしたりした。また別の職員は後輩の肩を拳で殴るなどの行為をしたほか、「やめろ」「死ねばいいのに」などと日常的に言っていたとした。金銭の授受を伴う行為も確認され、指導の見返りとして後輩に10万円を要求し、受け取っていたと認定された職員もいた。

 

 組合はパワーハラスメント行為を受けたとする申し入れを受け、昨年12月に第三者委を設置、調査が行われていた。相馬地方広域消防は相馬、南相馬、新地、飯舘の4市町村を管轄している。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2022年12月8日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼福島県の相馬地方広域消防本部や管内消防署 複数の消防職員へパワハラか 第三者委員会設置し調査開始 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
150人規模の組織で4人よるパワハラ加害。
職員の約2.6%がパワハラ加害者だった訳です。
そして、被害者は少なくても60.6%とのこと。
この数値は大きいです。
職場内で暴行や恐喝。これが公務所内の実態とは信じ難いです。
被害者はともかく、加害者の精神構造を疑いたくなります。
そして、これはもうパワハラの域を超えたは犯罪です。
加害数の多い者に対しては、懲戒免職なり分限免職で職場から去らせる事が
一罰百戒を示し、再発防止として最も抜本的な解決となるでしょう。

被害者の皆様へ
今まで、よく耐えて来られたと思います。
職場として、これを機に職場の膿を出し切る事に期待しましょう。