2022年10月28日金曜日

部下に侮蔑的発言や暴言繰り返すパワハラ 同じ部隊だった海自2佐2人を懲戒処分

部下に侮蔑的発言や暴言繰り返すパワハラ
 同じ部隊だった海自2佐2人を懲戒処分

 

2022年10月28日() 19:11 神奈川新聞

 

 部下にパワハラを繰り返したとして、海上自衛隊は28日、潜水艦隊司令部に所属する40代の2等海佐の男性2人を停職5日の懲戒処分とした。

 

 横須賀地方総監部によると、2人は同じ部隊に所属していた昨年6月から7月までの間、部下の隊員に対して侮蔑的な発言や暴言を繰り返し、精神的な苦痛を与えたとしている。

 

 調査に対し、2人とも「練度向上を図ることを目的とした行為とはいえ、一時の感情による軽率な行為だった」と反省しているという。組織内の「パワハラホットライン」への情報提供で発覚した。


《カウンセラー松川のコメント》

同じ部隊の40代の二等海佐が二人して1年以上もパワハラ加害とのこと。
何が原因で、どの様なパワハラだったのか詳細は不明ですが、
歯止めが効かない様では二等海佐が二人いてもダメですね。

被害者の方へ
一年以上もの間パワハラに耐えて大変だったと思います。
どうか、心機一転して職務に精励出来ます様に祈念しております。

職場トラブルに専門家が対応 相談会 高知

職場トラブルに専門家が対応 相談会 高知

 

2022年10月28日() 12:07 高知放送

 

職場で起こるトラブルの相談に高知労働局や弁護士などの専門家が応える「合同労働相談会」が、高知県高知市で開かれている。

 

「高知県合同労働相談会」は、パワハラや解雇など職場で起こる様々なトラブルを、専門家が連携して解決しようと開かれたもの。

 

28日、高知県庁の北庁舎では、高知労働局をはじめ弁護士や司法書士、社会保険労務士など専門家12人が、面談と電話で相談に対応している。

 

高知県労働委員会によると、今年度の相談件数は、27日までで239件で、相談内容はパワハラやいじめが多いという。

 

労働相談会は無料で、28日の午後5時まで行われている。

 

電話は、088-821-4661だ。


《カウンセラー松川のコメント》

各地で職場でのトラブル等の労働問題に関する相談会が開催されてますね。
しかし、役所が開催する為か平日の日中のみ開催なのが残念です。
平日に休みがある労働者ばかりではないですからね。
カレンダーが赤色の日にも開催して欲しいものです。

職員威圧した市議に謝罪要求へ 滋賀・長浜市議会

職員威圧した市議に謝罪要求へ 滋賀・長浜市議会

 

2022年10月28日() 7:31 京都新聞

 

 滋賀県長浜市議会は27日、議会運営委員会を開いた。9月定例月議会の予算委員会の総務教育分科会などで、市幹部職員らに威圧的言動などをした押谷與茂嗣市議に厳格な対処を求める浅見宣義市長の申し入れに対し、31日に開く全員協議会で、議会運営規則に違反したとして押谷市議に謝罪を求めていく方針で一致した。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ10月26日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「あほなこと考えてたらあかんぞ、おまえら」市議が市職員らに威圧的言動 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
市長が市議会に申し入れをするくらいですから、
職員へのパワハラは実際にあったのでしょう。
それだけに、市議会としても動かざるを得ない様です。
さて、加害者はどう出るでしょうか。

被害者の皆様へ
市役所のトップである市長は議会に対して働きかけました。
議会も対応する様です。
しかし、加害者である議員がどの様な出方をするのかは不明です。
まだまだ予断を許さない状況と言えましょう。

2022年10月27日木曜日

院長からパワハラ受け自殺、元従業員女性の遺族が提訴 医師は「不法行為ない」と棄却求める 鹿児島地裁

院長からパワハラ受け自殺、元従業員女性の遺族が提訴
 医師は「不法行為ない」と棄却求める 鹿児島地裁

 

2022年10月27日(木) 8:00 南日本新聞

 

 鹿児島県内の精神科と心療内科の院長だった男性医師からパワハラなどを受けて自殺に追い込まれたとして、元従業員の女性=当時(32)=の遺族が医師に慰謝料約2200万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が26日、鹿児島地裁(坂庭正将裁判長)であった。医師側は「安全配慮義務違反はあったが、不法行為はない」として請求棄却を求めている。即日結審し、判決は来年2月。

 

 訴状によると、女性は2015年5月から自殺した16年8月まで医師が経営する診療所で勤務。18年に過重労働で労災認定を受けた。遺族は「セクハラで性的自由が侵害された。依存性が高く、自殺企図の副作用がある薬を処方され、高圧的な態度や言動などで自殺に追いやられた」と訴えている。

 

 この日の尋問で、医師は女性との性的関係や向精神薬の処方は問題なかったと主張。女性が自殺の2日前に、死ぬことをほのめかすメッセージを医師に送ったことをただす質問には「記憶にない」と述べ、自殺を予見できなかったとした。

 

 医師は20年、診療報酬をだまし取った詐欺の罪が確定し、厚生労働省が21年、業務停止3年と保険医登録取り消しの行政処分をした。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2021年7月10日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「診療所院長からパワハラ受け自殺」 元従業員の遺族が医師提訴 鹿児島地裁 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
鬱状態でなくても頼れる異性が傍に居ると恋愛関係になる傾向はあります。
それが鬱状態で精神的に弱っているならば、尚更でしょう。
精神科や心療内科の医師ならば鬱状態に追い込んで
性的関係にまで発展させる事も不可能ではありません。
交際を止めたくなって、依存関係を断ち切る様にして
相手を絶望感から自殺させる様に仕向ける事も不可能ではありません。
被告が何処まで計算したかは分かりませんが、
診療報酬詐欺をしている様な輩ですから、
これ以外にも不道徳な行いがあっても不思議ではありません。
結審はしているとの報道なので、
裁判官にどこまで納得させられたかですね。

御遺族の方へ
被告の答弁にも疑義点はありますが、
裁判官の観点が異なる場合もありますので、
一審判決での敗訴でも気を落とさずに正義を貫いてください。

2022年10月26日水曜日

野球部員に暴言繰り返す パワハラで東明館高校の監督を7日間の停職処分【佐賀県】

野球部員に暴言繰り返す
 パワハラで東明館高校の監督を7日間の停職処分【佐賀県】

 

2022年10月26日() 17:40 サガテレビ

 

2021年、夏の甲子園に出場した東明館高校は、野球部員に対して暴言を吐くなどパワーハラスメントを繰り返していたとして、野球部の監督を1017日から7日間の停職処分にしました。

 

懲戒処分を受けたのは、東明館高校野球部の30代の監督です。

20198月に監督に就任し、2021年、初めて夏の甲子園出場を果たしていました。

東明館高校によりますと、912日、学校に「野球部の監督が部員に対して暴言を繰り返している」などといった匿名の文書が届いたということです。

その後、関係者への聞き取り調査や、ハラスメント委員会を立ち上げ、審査した結果、1011日に常習的な暴言監督の暴言が原因による部員の退部など、パワーハラスメントを繰り返していたとして監督を停職7日の懲戒処分にしました。

「監督の進退については日本高野連の判断を受けて決定する」としています。



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甲子園出場監督がパワハラ、佐賀 東明館高校、停職7

 

2022年10月26日() 11:57 共同通信

 

 2021年夏の甲子園に出場した私立東明館高校(佐賀県基山町)で、野球部監督を務める30代の男性教諭が、部員に常習的な暴言などパワハラをしたとして、学校法人が停職7日の懲戒処分にしたことが26日、高校への取材で分かった。処分は17日付。

 

 高校によると、暴言のほか、威圧的な立ち振る舞いもあり、部員がけがを報告しにくい雰囲気があった。一連の行為が原因で数人の部員が辞めたという。監督は198月に就任した。野球部は現在、代理の監督の下で活動している。

 

 高校は県高野連を通じて日本高野連に報告した。高校は「管理体制の不備を重く受け止めている」としている。

 

 

 

東明館高、野球部監督のパワハラ認定
 暴言などで停職7日の処分に

 

2022年10月26日() 11:14 朝日新聞(大村久) 

 

 佐賀県基山町の私立東明館高校は25日、常習的な暴言などのパワーハラスメント行為があったとして野球部監督を17日から7日間の停職処分にしたと発表した。日本高野連にも報告したという。

 

 発表によると、912日に匿名で監督の部員に対するハラスメント行為を伝える書面が学校に届き、校内での聞き取りなどを経て審査委員会を立ち上げて審査。常習的な暴言のほか、「けがに対する対応」などについてパワハラ行為を認定した。監督は20198月に就任し、21年夏に初の甲子園出場に導いた。


《カウンセラー松川のコメント》

高校の野球部で実力があると勝利至上主義になりがちなのでしょう。
やはり「目指すは甲子園」「甲子園で優勝」となるのも
競技スポーツなら当然の成り行きです。
そうなると、指導で多少の厳しさどころか相当な厳しさも現れるでしょう。
その厳しさがハラスメントになり、部員の不満となると、
いくら甲子園出場の実績を作っても学校しては看過出来なくなります。
学校教育に於ける部活動のあり方を考え直す必要があるのかも知れません。

被害者の皆様へ
高校野球をする以上は甲子園に行きたいのも当然です。
だからと言って理不尽な言葉の暴力には遭いたくないのも当然です。
厳しさと暴言暴力は別物ですので、その違いは分からない指導者には
去って頂いて当然でしょう。
これからの部活をどうするかは、皆さんの考え方次第かも知れません。

「あほなこと考えてたらあかんぞ、おまえら」市議が市職員らに威圧的言動

「あほなこと考えてたらあかんぞ、おまえら」
市議が市職員らに威圧的言動

 

2022年10月26日() 12:27 京都新聞

 

 滋賀県長浜市の浅見宣義市長は25日、9月定例月議会などで押谷與茂嗣市議が市幹部職員らに威圧的言動や服の襟元をつかむなどの暴行をしたとして、厳格な対処を求める申し入れ書を21日付で市議会の松本長治議長に提出したと明らかにした。

 

 申し入れ書によると、押谷市議は920日の市議会予算委員会の総務教育分科会で、長浜バイオ大の公立化や滋賀県立高等専門学校の誘致などを巡り、市職員の答弁を遮ったり、「あほなこと考えてたらあかんぞ、おまえら」「ほんまのことゆえや、はよ」などと発言したりした。また、発言しようとした他の職員に「もうええ、もうイエスマンいらん」などと侮辱的な発言を繰り返したという。

 

 1020日の総務教育委員会やその休憩中には市幹部職員を罵倒し、委員会終了後には江畑仁資副市長の服の襟元をつかむ暴行を加えたという。

 

 市は押谷市議の言動は地方自治法に反する行為で、問題視される重大な事案としている。

 

 申し入れを受け、松本議長は「ハラスメントは許されるものではない。議会として真摯(しんし)に受け止め、事実関係を調査し、より良い方向に向かうよう全力で取り組みたい」としている。

 

 押谷市議は「市民目線に立って熱が入り、言い過ぎた発言は反省する。(副市長には)叱咤(しった)激励しただけ。厳しい市民生活の中で市政を見たとき、あかんことはあかんと指摘しただけだ」と話した。


《カウンセラー松川のコメント》

襟元を掴んだのを「叱咤激励しただけ」と言いきれる神経、
このくらい図太い神経でないと議員は務まらないのでしょうか。
地方議員が職員に強い言葉で指示的な発言をする事は少なくありませんが、
罵倒は人格否定の可能性もありますし、襟元を掴むのは暴行と看做されます。
まぁ議員も人格だけで選ばれている訳ではないでしょうから、
こんな事案も起きてしまうのでしょうね。

被害者の皆様へ
職員は議員の下僕ではありません。
議員だからと言って横暴を看過せず
悪事に対しては断固対応してください。

警官3人、部下や同僚に「ボケ」「しばくぞ」「死ねや」…被害の巡査長は体調崩して休職

警官3人、部下や同僚に「ボケ」「しばくぞ」「死ねや」
…被害の巡査長は体調崩して休職

 

2022年10月26日() 10:18 読売新聞

 

 部下や同僚にあたる警察官2人に「アホ、ボケ」「しばくぞ」などと暴言を繰り返すパワーハラスメントをしたとして、兵庫県警は県警総務部の50歳代男性警部補ら4人を本部長訓戒などの処分にした。9月1日付。

 

 県警によると、警部補と同部の50歳代男性巡査部長(本部長注意)、当時同部に勤務していた30歳代男性巡査長(所属長注意)の3人は2020年3月~今年6月、いずれも40歳代の男性巡査部長と巡査長に「アホ、ボケ」「死ねや」などと暴言を吐いた。パワハラを知りながら県警に報告しなかった同部の60歳代男性警部も警務部長注意の処分にした。被害を受けた巡査長は体調を崩し、6月から休職している。

 

 また、県警は業務中にバイクで転倒事故を起こしたのに、上司に「手で押していて転んだ」と虚偽の報告をして事故を隠したとして、阪神地域の警察署の20歳代男性巡査長を道路交通法違反(事故不申告)、虚偽有印公文書作成・同行使両容疑で地検伊丹支部に書類送検し、9月20日付で警務部長注意の処分にした。



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部下に「しばくぞ」「死ねや」
 パワハラで警部補ら4人処分
 162キロで高速走行の巡査も 兵庫県警

 

2022年10月25日() 20:09 神戸新聞

 

 部下にパワハラ行為をしたとして、兵庫県警は25日までに、県警本部総務部の50代男性警部補ら計4人を本部長訓戒などの処分にした。神戸新聞社の情報公開請求で分かった。

 

 県警監察官室によると、男性警部補は同僚の50代男性巡査部長らとともに2020年3月~今年6月、当時部下だった40代男性巡査部長と、40代男性巡査長に対し、「あほ」「ボケ」「しばくぞ」「死ねや」などと怒鳴った。男性巡査長は不眠などの体調不調を訴え、6月から休職している。

 

 県警は9月1日付で中心人物だった警部補を本部長訓戒処分、巡査部長を本部長注意処分に。上司だった60代男性警部も報告を受けていたのに口頭注意で済ませたとして警務部長注意とした。

 

 警部補は県警の調べに対し「(被害職員の)仕事に対する姿勢に腹が立った」、巡査部長は「フラストレーションを晴らすためだった」と話したという。

 

 また、術科特練員の監督だった40代男性警部補のパワハラも認定。20~40代の部下7人に対し、日常的に怒鳴っていたほか、訓練名目で20キロ走らせるなどした。その他、香川県内の高速道路を時速162キロで走行し、速度違反取り締まり装置で摘発された20代男性巡査も警務部長訓戒とした。

 

 

 

「ボケ」「しばくぞ」と暴言、部下休職
 兵庫県警50代警部補処分

 

2022年10月26日() 11:12 毎日新聞(宮本翔平)

 

 部下2人に「ボケ」などのパワーハラスメントに当たる発言を繰り返したとして、兵庫県警は25日、総務部の50代男性警部補を本部長訓戒処分にしたことを明らかにした。同僚の男性巡査部長ら3人もパワハラで本部長注意などとした。

 

 県警監察官室によると、警部補は2020年3月~21年12月、部下の40代男性巡査部長に対し「アホ」「しばくぞ」と日常的に怒鳴った。22年4~6月にも40代男性巡査長に暴言を吐き続けた。巡査長は精神的苦痛から体調不良を訴え、6月から休職している。警部補は「仕事に対する積極性のなさに腹が立った」と話しているという。

 

 同じ職場の50代男性巡査部長も同様に「死ね」などと暴言を繰り返したとして本部長注意、30代男性巡査長は迎合してパワハラを誘発したとして所属長注意、上司の60代男性警部も警務部長注意の処分とした。いずれも9月1日付。

 

 また、県警代表で柔道や剣道などの大会に出場する「特別訓練員」を指導する40代男性警部補を本部長注意処分とした。9月30日付。19年6月~22年7月、20~40代の男女職員7人に日常的に「辞めろ」と長時間叱責したり、机をたたいたりした。訓練名目で約20キロ走らせることもあった。「感情的になってやった」と話しているという。

 

 

 

「あほ」「ぼけ」「死ね」 パワハラで警部補ら4人処分 兵庫県警

 

2022年10月25日() 19:14 産経新聞

 

部下2人に「あほ、ぼけ」などと侮辱的な発言を常態的に繰り返したとして、兵庫県警は、県警本部総務部に当時所属していた50代男性警部補を本部長訓戒処分とした。産経新聞の情報公開請求でわかった。この職員2人へのパワーハラスメントに関わったとして、50代男性巡査部長を本部長注意、30代巡査長を所属長注意、60代男性警部を警務部長注意にそれぞれ処分した。処分は9月1日付。

 

県警監察官室によると、50代男性警部補は令和2年3月~4年6月の間、いずれも部下で40代男性の巡査部長と巡査長に対し「あほ」「ぼけ」「しばくぞ」などの発言をしたとしている。

 

パワハラを受けた40代男性巡査長が今年6月に被害を申告し問題が発覚。この男性は不眠などの症状を訴え、現在休職中という。

 

同室によると、被害を受けた2人を含む計6人は当時同じ総務部で勤務。50代男性巡査部長が「死ね」などと発言したほか、30代巡査長は笑って傍観するなどしてパワハラ行為を助長。60代男性警部は口頭注意したのみで上司への報告を怠ったとしている。


《カウンセラー松川のコメント》

50代男性警部補、50代男性巡査部長、30代巡査長について
感情的な原因でのパワハラを2年以上続けていた悪質な事案です。
しかし、被害者を休職に追い込んでも、
主犯格が訓戒で他の二人は注意レベル。
警察とはこんなものなのかも知れません。
そして、上司もパワハラを黙認どころか笑って見物し継続させたとして
やはり注意処分。
これではパワハラなんて無くならないでしょう。

被害者の方へ
パワハラを許す職場に配置されたのは本当に不幸でした。
今も休職中とのこと。快癒を祈念しております。


術科特練員の監督だった40代男性警部補について
感情的になって罵声を浴びせたり、
不要な走り込みをさせる様では指導者として失格。
こんなにも感情をコントロール出来ない者が警察官になっているのですね。

被害者の皆様へ
「自分は特別」そんな妄想に駆られた上司を持ってしまい
不幸としか言いようがありません。
そして、そんな指導者の下での訓練も不幸でしかありません。
どうか環境が良好となりますことを祈念しております。

2022年10月25日火曜日

県労働相談 「パワハラ・嫌がらせ」が25件 2年連続で最多

県労働相談 「パワハラ・嫌がらせ」が25件 2年連続で最多

 

2022年1025日(火) 7:47 NHK

 

県が行っている労使間のトラブルについての労働相談で昨年度は「パワハラ・嫌がらせ」の相談が25件と、2年連続で最も多くなりました。

 

県労働委員会のまとめによりますと、昨年度、労使間のトラブルについて県労働委員会に相談があった件数は94件と、前の年度よりも18件少なくなりました。

 

相談内容のうち、「パワハラ・嫌がらせ」が25件と2年連続で最も多く、前の年度よりも7件減ったものの全体の4分の1程度を占めています。

 

次いで、「退職」が12件、「解雇」が9件となっているほか、「コロナによる休業手当が少ない」とか「医師から出社を止められていないのに出社が認められない」などといった新型コロナウイルスに関する相談は8件と前の年度より8件減っています。

 

県労働委員会は「働き方改革関連法の施行などでどのような行為がパワハラになるかの理解が労働者側で進み近年はパワハラの相談が多くを占めている。トラブルがあれば1人で悩まずまずは電話やメールなどで相談して欲しい」としています。

 

県労働委員会の電話相談は0236667784で、土日祝と年末年始を除く、午前8時30分から午後0時までと、午後1時から午後5時15分まで受け付けています。


《カウンセラー松川のコメント》

相変わらず労働問題での相談では[パワハラ・嫌がらせ]の割合が
最も多いそうです。
まだまだ、コロナ禍による閉塞感も残っておりますし、
景気も回復基調にはあるものの完全に戻った訳ではありませんから、
どこかにイライラを当てたい人も少なくないでしょう。
だからと言ってパワハラの要因をコロナ禍にして解決は出来ません。
虐めの様な作為的なパワハラは加害者の人間性が原因ですから、
先ずは「パワハラをした者が悪い」この原則論を徹底した上で
パワハラ対策を進めるしかありません。

2022年10月24日月曜日

同志社大生一気飲み死亡、遺族と和解 大学側の責任は認めず

同志社大生一気飲み死亡、遺族と和解 大学側の責任は認めず

 

2022年10月24日() 18:00 毎日新聞(中島怜子)

 

 同志社大(本部・京都市上京区)ダンスサークルの合宿で2016年、1年生の男子学生(当時19歳)が多量に一気飲みをして死亡したのは、大学が安全配慮義務を怠ったためだとして、遺族が大学に1000万円の賠償を求めた訴訟は24日、京都地裁(菊地浩明裁判長)で和解が成立した。遺族側によると、和解金の支払いはないが、大学側が弔意を示し、学生が「飲み会なくそう」などと訴えていたメッセージなどを大学のホームページに載せる内容での合意という。

 

 死亡したのは山口怜伊(れい)さん。訴状などによると、合宿は1622226日、兵庫県内のホテルであり、山口さんら男女学生29人が参加。学生らは毎晩、飲み会を開き、深夜や翌朝まで一気飲みを繰り返していたという。

 

 山口さんは25日、上級生らに「コール」と呼ばれる掛け声などで促され、ビールや焼酎を多量に一気飲み。深夜に意識を失い、翌朝に呼吸をしていない状態で発見され、急性アルコール中毒で死亡した。

 

 山口さんの母親(53)は「飲酒を強要する危険行為が常態化しているのを認識しながら、大学は十分に指導せず放置した」として、214月に提訴。大学側は「大学の管理外で安全配慮義務は生じない」として、請求棄却を求めていた。

 

 地裁は「飲酒の強要の事実があったと認める余地がある」とする一方、「大学及び顧問教員の責任が認められるとまでは言えない」として、229月に和解を勧告していた。

 

 母親の代理人などによると、大学側が和解成立に合わせ、山口さんが合宿前に仲間に送っていた「飲み会なくそう」などのメッセージを含む広報文をホームページに載せ、山口さんへの弔意を示すことで合意した。謝罪や和解金の支払いはないという。飲み会に参加した学生らとは、京都簡裁で既に調停が成立している。

 

 大学での飲酒事故では、熊本大医学部漕艇(そうてい)部で1999年、新入生歓迎会後に男子部員が死亡。飲み会に同席した部長の教授や学生ら8人に約1300万円の賠償を命じる判決が確定した。その後も全国で同様の事故が後を絶たないが、大学側の責任が認められるケースは少ない。

 

 今回の訴訟の遺族側代理人、平田尚久弁護士によると、合宿自体を大学側が把握していない場合もあり、学外で起きた事故については、大学側の責任が認められにくいという。平田弁護士は「学外の行為に大学側がどこまで責任をとる必要があるかが明確になっていない」と指摘。「セクハラやパワハラと比べ、アルコールハラスメントに対する認識が大学には不足している。教職員がアルハラに対する知識を持ち、クラブ・サークル活動には一気飲み禁止の誓約書を提出させるなど、踏み込んだ対応が必要だ」と訴えている。

 

 同志社大は「和解内容に従って近日中に弔意を表明する予定です」とコメントした。



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同志社大生一気飲み死亡 遺族と大学側が和解

 

2022年10月25日() 19:54 京都新聞

 

 同志社大の男子学生がサークルの飲み会で上級生らから酒を一気飲みさせられて死亡したとして、学生の遺族が大学を運営する法人を相手取り、1千万円の損害賠償を求めた訴訟は、京都地裁(菊地浩明裁判長)で和解が成立した。遺族側によると、大学側が弔意を示し、アルコールハラスメントに危機感を抱いていた学生の生前のメッセージを大学のホームページに掲載する内容で、24日に合意した。

 

 訴状によると、大学公認のダンスサークルに所属していた男子学生=当時(19=1年生だった20162月、兵庫県内のホテルで行われたサークルの春合宿で、上級生らからの「コール」と呼ばれる掛け声に促され、缶ビール1本や焼酎のストレートを紙コップで45杯以上、一気飲みさせられた。その後、急性アルコール中毒のため搬送先の病院で死亡が確認された。

 

 男子学生の母親が20214月に提訴。大学側は「飲酒事故は大学の管理外であり安全配慮義務は生じない」として反論していた。

 

 母親の代理人などによると、地裁は「飲酒強要の事実があったと認める余地がある」とした一方で「大学および顧問教員の責任が認められるとは言えない」などとして、今年9月に和解を勧告。大学側がホームページに和解についての広報文を掲載し、弔意を示すことなどで合意した。広報文では、男子学生が死亡する前に、LINE(ライン)でサークルの同級生に「飲み会なくそう」などのメッセージを送っていたにもかかわらず、「常態化していた過量の飲酒」によって死亡したことなどが説明される。謝罪や和解金の支払いはない。

 

 飲み会に参加した15人とは、京都簡裁で調停が成立している。

 

 母親の代理人弁護士は「教職員にもアルコールハラスメントに対する知識を持ってもらい、クラブやサークル活動に対する踏み込んだ対応が必要だ」と話した。同志社大は「和解内容に従って、近日中に弔意を表明する」とコメントした。

 

 

 

同志社大学で一気飲み繰り返し学生死亡、遺族が大学側と和解
「裁判でアルハラ認識して欲しかった」

 

2022年10月25日() 19:49 読売テレビ

 

 同志社大学のサークルの合宿で、多量の酒を飲んで死亡した男子大学生の遺族が、大学側に損害賠償を求めていた裁判で和解が成立しました。大学側が、ホームページで学生への弔意を示すことなどで合意したということです。

 

 訴状などによりますと、2016年、同志社大学公認のダンスサークルに所属する山口怜伊さんが、合宿中の飲み会で上級生から促されて焼酎やビールを繰り返し一気飲みした後、急性アルコール中毒で亡くなりました。

 

 山口さんの母親は大学側に対し「飲酒を強要する危険行為が常態化しているのを認識しながら、十分に指導せずに放置した」として、1000万円の損害賠償を求めて訴えを起こしました。

 

 大学側は「飲み会は大学の管理外で、安全配慮義務は生じない」と反論していました。

 

 原告側代理人の弁護士によりますと、山口さんが合宿前に「飲み会をなくそう」などと仲間に送っていたメッセージを、大学側がホームページに掲載して弔意を示すことや、再発防止の指導を行うことを条件に和解が成立しました。

 

 山口さんの母親は代理人を通じ「息子の名誉を回復するとともに、裁判によって、大学にアルコールハラスメントとして認識してほしかった」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

[アルコールハラスメント(アルハラ)]にも関連する事案です。
大学のサークル(部活動)での事案ですが、
サークルには大学公認と非公認があります。
公認の場合ですと教職員の顧問が置かれてますので、
部活動も顧問の監督下と言う説もあるでしょう。
しかし、顧問が形骸化して活動の殆どは部員である学生主体で運営。
この様な実態も多いと思います。
特に大学となれば部員も成人です(当時は過半数が成人)ので、
いちいち顧問同席で活動させる必要もありません。
しかし、それが実態だとしても顧問を置いている以上は
「何をしているか全く分かりません」ではなく、
「定例の部活動はいつ、どこでしているか」
「校外での活動はいつ、どこで、どんな事をしているか」
この程度は把握しておくべきで、その様な仕組みを作るべきでしょう。
しかし、飲み会の場で何をしているかの詳細までは知らなくて当然です。
勿論、明らかな違法行為が行われていないかくらいの把握は必要です。
本事案では、下級生が一気飲みを避けられない状況を
学校側が把握していたかどうかも争点だったのでしょう。
2000年代には既に一気飲みによる死亡事故が問題視されていたのですから、
大学当局としては毎年新学期初めには、
公認サークルに対して[一気飲みの禁止][未成年者への飲酒禁止]を
徹底させるべきだったと思います。
大学当局としては不作為があったにせよ責任を認めたくはないでしょうけれど、
今般の和解も被告側が金銭支出を伴わないからこそ承諾したのでしょう。

御遺族の方へ
金銭解決を伴わなくても、大学として弔意や注意喚起をすることで
和解されたのは何よりです。
大学側もアルハラの認識があっても、
法廷戦術の一環として「認識は無かった」と強弁するでしょうから、
主張は平行線だったと思います。

2022年10月21日金曜日

男性は「長時間労働」、女性は「セクハラ」が精神疾患の主因に…過労死防止白書

男性は「長時間労働」、
女性は「セクハラ」が精神疾患の主因に
…過労死防止白書

 

2022年10月21日() 12:59 読売新聞

 

 政府は21日、過労の実態などをまとめた2022年版の「過労死等防止対策白書」を閣議決定した。今回の白書では、うつ病などの精神疾患で労災認定された事案について男女別に分析。男性は長時間労働や仕事内容、女性はセクハラが主な発症要因となっていたことが明らかになった。

 

 白書によると、2010年度から19年度までの10年間に、精神疾患で労災認定されたのは計4491件。内訳は男性が3043件で、女性は1448件だった。

 

 この10年間のうち、分類項目が同じで比較のできる12~19年度(計3853件)の発症要因を男女別に分析したところ、男性は「恒常的な長時間労働」(32%)、新規プロジェクトで仕事が増大するなど「仕事内容・量の変化」(25%)、「嫌がらせやいじめ、暴行」(17%)の順に多かった。

 

 一方、女性は「セクハラ」(22%)と同僚の労災事故を目撃するなど「悲惨な事故や災害の体験や目撃」(22%)が多く、「嫌がらせやいじめ、暴行」(19%)、「仕事内容・量の変化」(17%)と続いた。

 

 「セクハラ」は、男性では0・3%だった。

 

 厚生労働省は「セクハラで働き手の将来をゆがめることはあってはならない。企業は、セクハラ防止の取り組みとともに長時間労働の是正を進め、働き手の心の健康を守る必要がある」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

ここで厚労省が言う「セクハラ防止」とは、
「少なくても労災認定される様な精神疾患にまで追い込むな」
と言うことでしょう。
女性にしても受け止め方に違いがありますから、
同じ行為でもセクハラかどうかの判断が異なる場合もありますし、
セクハラと感じても程度の違いもあるでしょう。
しかし、精神疾患となるセクハラならば、
相当に悪質ではないかと思われます。
その様な悪質な行為を職場として放置しているとしたら、
本当に重大な問題です。
また、女性の要因の中で[悲惨な事故や災害の体験や目撃]が
挙げられており、これは正しく惨事ストレスです。
公安職の職場でもないと惨事ストレス対応は行われないでしょうから、
この様な事案が発生した職場は直ちに該当する者を
心理職による面談や精神科医の診察を受けさせるべきでしょう。
他の事案でも精神疾患となる前の予防策はありますから、
職場は従業員を守る場所でもあることを鑑み、
官民挙げてメンタルヘルスについて真剣に取り組んで欲しいです。

女子児童の濡れた髪をくしでとかすなど児童に不快感 男性教師を懲戒処分 広島

女子児童の濡れた髪をくしでとかすなど児童に不快感
 男性教師を懲戒処分 広島

 

2022年10月21日() 11:15 テレビ新広島

 

広島県教育委員会は、プールの授業のあと、女子児童の濡れた髪をくしでとかすなどして児童に不快感を与えるなどした男性教師など3人を停職などの懲戒処分にしました。

 

県教委によりますと、県東部の55歳の男性小学校教師は昨年度から今年7月ごろまでに担任をしていたクラスの複数の女子児童の肩や背中、足を触っていたことが、被害児童が校長に訴えたことから判明しました。

さらにこの男性教師は、プールの授業のあとに女子児童の濡れた髪に触ったり、くしでとかしたりして嫌悪感や不快感を与えたということです。

 

またこの男性教師は、以前に同僚女性教師に対してのセクハラで懲戒処分を受けていたにも関わらず、今年5月、自分の車の中で別の女性教師の背中をさすったり、手を触るセクハラ行為をしていました。

県教委はこの男性教師を停職1カ月の懲戒処分にしています。

 

このほかガソリンスタンドで現金3000円を盗んだ呉市内の公立中学校の教頭や、職場の飲み会で20歳未満の職員の飲酒を黙認したり、セクハラ行為をしたりした県東部の公立小学校の教頭が停職や減給の懲戒処分を受けています。



※ 他社のニュースも掲載致します

児童の髪や体に触れるセクハラ行為
 小学校の男性教諭(55)を懲戒処分
 過去には同僚にセクハラでも処分 広島県教委

 

2022年10月20日() 17:03 中国放送

 

複数の女子児童や、同僚の女性教諭の体を触るなどのセクハラをしたとして、広島県教育委員会は、男性教諭(55)を停職1か月の懲戒処分としました。

 

懲戒処分を受けたのは、広島県東部にある公立小学校の男性教諭です。

 

県教委によりますと、男性教諭は、昨年度1学期の途中からことし7月までの間、勤務する学校内で授業中やそれ以外の指導中に、複数の女子児童の肩や背中、足に触れたほか、別の女子児童の濡れた髪を乾かすために髪を触り、くしでとかすなどして、児童に嫌悪感や不快感を与えたということです。

 

男性教諭はさらに、ことし5月には、駐車していた車内で、同校の女性教諭の後頭部付近から背中をさすり、手に触れるなどのセクハラをしたということです。男性教諭は過去にも、同僚職員に対するセクハラ行為で懲戒処分を受けていて指導を受けていたということです。

 

県教委によりますと、今年度、教職員の懲戒処分は11件ですが、このうち10件は「セクハラ・わいせつ事案」でした。

 

県教委は、不必要な身体接触や、所属長の許可なく子どもを車に乗せるといった禁止事項を示したチラシを、県内およそ14000人の教職員に配り、不祥事根絶に取り組むとしています。


《カウンセラー松川のコメント》

広島県では今年度の教職員の懲戒処分の9割以上がセクハラ・猥褻事案。
県内教職員の0.07%とは言え、人に教える者として情けない数値です。
しかもニュースで取り上げられている教員は
児童にも教職員にもセクハラをしている、性犯罪者の様な人物。
過去にもセクハラで懲戒処分を受けているのですから、当に反省無き再犯者。
それでも停職1か月で済むのですから、甘い処分だと思います。
被害者から精神疾患者が出ないうちに厳しい処分をする必要があると思います。

被害者の皆様へ
こんな非道な教師が教室や職員室に居るのです。
そして停職1か月後には再登場するのでしょう。
更なる被害者を出さない為に
こんな異常者を学校に居させない為に
適切な処分や配置に声を挙げて良いと思います。

2022年10月20日木曜日

京都府警の60代警部補「おまえはあほか」 暴言繰り返す、パワハラで処分

京都府警の60代警部補「おまえはあほか」
 暴言繰り返す、パワハラで処分

 

2022年10月20日() 13:03 京都新聞

 

 部下2人にパワハラを繰り返したとして、京都府警監察官室は20日までに、府警組対2課の60代男性警部補を本部長訓戒の内部処分にした。処分は6日付。

 

 府警によると、警部補は20203月~213月、部下に対して「おまえはあほか」など日常的に暴言を浴びせた。また、同12月~今年3月、別の部下に対し暴言を繰り返したほか、捜査車両内で「道を分かっているのか」「間違えるな」と大きな声を上げ、後部座席から部下が座る運転席を2回蹴ったという。

 

 警部補は「部下を育てるためだった」と話し、「部下につらい思いをさせて申し訳なかった」と反省しているという。府警監察官室は「職員に対する指導、教養を徹底する」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

もうすぐ定年なのに懲戒処分とは残念なことです。
ミスをした者を怒鳴りつけてしまう。
戦後生まれでも職人肌にありがちな行動とも言えます。
昭和や平成の公安職の職場でのミスは大事になり易いので、
厳しく叱られることも多かったでしょう。
それが今では「おまえはあほか」でも暴言となってます。
状況や頻度によって見方も変わりますが、
この程度の発言で人格否定と判断かるのは大袈裟と感じてます。
運転していての道を間違えるのも、事前の調べが悪いとも言えますから、
叱られても止む無しでしょう。
身体への直接攻撃でなく、椅子の背もたれを通じてますけど、
それでも暴力と看做されるのでしょうね。
これからの指導は「優しく丁寧に」なのでしょうね。
しかし、そんな甘い指導で厳しい仕事に臨めるのか疑問です。

被害者の皆様へ
同僚とかが見ている所で叱責されるのほど気まずいこともないでしょう。
それが繰り返されたのですから、精神的には辛かったと思います。
その辛さを加害者は懲戒処分と言う形で返されたのですから、
これでこの案件は解決としましょう。

2022年10月19日水曜日

「仕事ミスで罰金」料理長から長年パワハラ、料理長と旅館に85万円支払い命令

「仕事ミスで罰金」料理長から長年パワハラ、
料理長と旅館に85万円支払い命令

 

2022年10月19日() 19:42 京都新聞

 

 大津市雄琴の温泉旅館の男性料理長から長年にわたってパワハラを受けたとして、調理場で働いていた元従業員の男性4人が、料理長と旅館の運営会社に対し慰謝料など約2700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が19日、京都地裁であった。光吉恵子裁判官は、男性料理長と会社の責任を一部認め、約85万円の支払いを命じた。

 

 判決によると、料理長は2006年ごろから、調理場の従業員たちから月額1500円を徴収。さらに仕事でミスをすると、「罰金」として1回当たり500円を払わせるようになり、原告4人からは、計約80万円を不当に得るなどした。

 

 判決理由で、光吉裁判官は料理長について「職場内の優位性を背景に、就業規則等に基づくことなく、従業員から懲罰的に金員を徴収した」と指摘。従業員への行為の一部は「業務上の適正な注意、指導の範囲を逸脱した」として、パワハラにあたると認定した。会社も使用者責任に基づく賠償義務を負うとした。一方、料理長から暴行を受けたなどとした原告側の主張については「証拠がない」と退けた。

 

 判決を受け、旅館は「判決の内容は真摯(しんし)に受け止める。今後適切に対応していく」とコメントした。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

仕事ミスで罰金「正当化できず」 旅館料理長らに賠償命令 京都地裁

 

2022年10月19日() 18:05 毎日新聞(千金良航太郎)

 

 仕事でミスをするたび、上司に1500円の「罰金」を支払わされるなどのパワーハラスメントを受けたとして、大津市の旅館「びわこ緑水亭」の元従業員4人が、男性料理長と運営会社に慰謝料など計約2700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、京都地裁(光吉恵子裁判官)は19日、料理長と会社に計約86万円の支払いを命じた。

 

 判決は、料理長が遅くとも2006年から、調理場の従業員が皿を割ったり遅刻したりすると、1500円の「罰金」を徴収していたと認め、「職場内の優位性を背景に懲罰的に徴収したもので、正当化できない」と非難。徴収した計約80万円を支払うよう命じた。

 

 また、元従業員が、料理長に有名店の和菓子を贈ったところ、他の従業員の前で「こんなもんよく贈ったな」などとののしられ、その場で食べるよう指示されたことも認定。光吉裁判官は「業務指導の範囲を逸脱している」とパワハラがあったことを認めた。

 

 料理長から包丁の峰でたたかれて腕に傷害を負ったとする主張などについては、「明確な証拠がない」として退けた。

 

 旅館側は判決について「真摯(しんし)に受け止め適切に対応していく」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2020年11月9日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ミス1回罰金500円、温泉旅館でパワハラと損賠2700万円求め訴え  旅館側は棄却求める (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
約2,700万円の損害賠償に対して約86万円の支払命令の判決。
原告勝訴とは言い難い判決となりました。
旅館側は「真摯に受け止める」との事です。
時間と手間をかけて控訴しても、賠償金額が上がっては元も子もないですし、
被告勝訴に持ち込める可能性が低いならば、
このまま判決を確定させた方が得策だと思います。

被害者の方へ
全面勝訴ではありませんが、主張を認められた部分もありますので、
後は金額に納得出来るかどうかだと思います。

ハラスメントで不当免職に 共立病院の免職取消請求訴訟し和解へ【佐賀県】

ハラスメントで不当免職に
 共立病院の免職取消請求訴訟し和解へ【佐賀県】

 

2022年10月19日() 19:17 佐賀テレビ

 

伊万里有田共立病院で患者の相談業務などを担当する医療ソーシャルワーカーとして働いていた男性が、不当に免職処分を受けたなどと訴えていた裁判で、病院側が謝罪して免職を取り消し、解決金1300万円を支払うことで和解しました。

 

訴えを起こしていたのは、2019年まで有田町にある伊万里有田共立病院で医療ソーシャルワーカーとして働いていた、武雄市の48歳の男性です。

訴状などによりますと、男性は一部の相談対応を病院から「医療行為」とみなされ、業務改善命令を受けるなどしたあと、免職にされたとして、免職の取り消しや慰謝料を求めていました。

男性は当時、職員からのハラスメントの相談も受けていて、「院長らに適切な対応を繰り返し求めたところ、自分がパワハラを受けた」と主張していました。

 

これについて佐賀地方裁判所は20228月、病院側が謝罪し、免職を取り消すこと、また解決金1300万円を支払うなどの内容で、和解を勧告し18日、成立したということです。

病院を運営する伊万里・有田地区医療福祉組合は取材に対し「納得できない部分はあるが、互いに譲歩した結果」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

院内のソーシャルワーカーに対しての業務改善命令云々より
職位からのハラスメント相談に対する改善要求への
意趣返しとして免職にさせたと考えられます。
本事案についての注目すべき点は
職場内ハラスメント相談窓口担当者が
相談内容に基づき責任者へ改善要求を行った結果
別件逮捕の様な形で免職させられている事態です。
パワハラ防止法に基づきパワハラ相談窓口を
社内または社外に置くことが義務づけられておりますが
費用を抑える為もあり社員に担当させた場合に
この様な悲劇が起こる可能性を示唆していると言えましょう。
そうなると、どこまで社内窓口が機能するのかも疑問ですし、
社員にとっては不利益にしかなりません。
今一度、パワハラ相談窓口の置き方について検討するべきでしょう。

被害者の方へ
免職の取り消しや謝罪と解決金を得られて良い結果だと思います。
これからも、ソーシャルワーカーとして、また相談窓口として
精勤して頂きたいと祈念しております。

2022年10月18日火曜日

操作ミスの部下に暴力、暴言 海自隊員を懲戒処分 「同じミス繰り返すので不満蓄積」

操作ミスの部下に暴力、暴言 海自隊員を懲戒処分
 「同じミス繰り返すので不満蓄積」

 

2022年10月18日() 22:31 神奈川新聞

 

 部下にパワハラをしたとして、海上自衛隊は18日、横須賀造修補給所(横須賀市)に所属する40代の2曹の男性を停職10日の懲戒処分とした。

 

 横須賀地方総監部によると、2曹は2019年2月から7月ごろにかけて、20代の部下の男性が機器の操作を誤った際、頭をたたいたり、人格を否定するような暴言を発したりした。調査に対し、「勉強や努力不足で同じミスを繰り返すので、不満が蓄積していた」と話しているという。

 

 部下が別の上司に相談し発覚した。現在は「客観的に振り返ると、正当な指導ではなかった」と深く反省しているという。


《カウンセラー松川のコメント》

職場での慣習とかで手が出てしまう例も少なくありません。
特に公安職だと、その傾向が強いとも言えます。
機械操作でのミスは操作者自身だけでなく、
他の人まで事故に巻き込む可能性があるので
上司や先輩とか指導者はきちんと指導教育や監督をしなければなりません。
また、補修部門の操作ミスにより、
実際に機器を使う人に被害が出るのは避けなければなりませんし、
防衛の場合は国民や国家に対して無用な損害を与えるどころか
国家の危機にまで至る可能性もあります。
被害者に対して「勉強や努力不足で同じミスを繰り返す」との見方ですが、
この見方が正しいならば、被害者にも落ち度があると言えましょう。
「ミスを繰り返すのは教え方に問題がある」との説もありますが、
教わる側にしても、何故ミスを繰り返すのか自問自答するべきでしょう。
漫然と「またミスしてしまった」では社会人として失格です。
自分自身でもミスを繰り返さない工夫は必要です。
暴力を肯定する訳ではありませんが、
自分の仕事の重要度を認識するべきなのは当然です。

被害者の方へ
身体や人格に対して攻撃をされて気持ち良い訳がありません。
それは理解出来ます。
ところで加害者の弁「勉強や努力不足で同じミスを繰り返す」
この点については如何でしょうか?
報道では言及されていませんのでコメント出来ませんが、
ミスを無くす為には本人の努力も必要だと思います。

神戸市バス営業所でパワハラや不当勤務 「あの職員が内部告発」とうそ 運転手なのに、運転従事わずか年26日

神戸市バス営業所でパワハラや不当勤務
 「あの職員が内部告発」とうそ
 運転手なのに、運転従事わずか年26日

 

2022年10月18日() 20:42 神戸新聞

 

 神戸市交通局は18日、市バスの営業所で、暴言などのパワーハラスメントや、不当な勤務実態があったと明らかにした。同局は「営業所の運営が在籍年数の長い職員に依存する構造になっていた」と釈明。さらなる調査のため、第三者委員会の設置する。

 

 3月の市会都市交通委員会で指摘され、同局は直営する石屋川、中央、垂水の3カ所を調査。この日、同委員会で、うち1営業所について、弁護士による中間報告書を示した。営業所名や職員の年齢は「個人の特定につながる」として公表しなかった。

 

 報告書では、長年勤務する事務職員、運転手の2人によるハラスメント行為11件を認定。ほかに複数の職員について11件を、職務専念義務違反などの不適切行為と認めた。

 

 事務職員は労働組合の役員でもあり、新たに配属された職員を組合に加入しないという理由で乗務のローテーションから除外。

 

 また、特定の職員について「チンコロ(内部告発)をした」と虚偽のうわさを流した上、周囲に会話しないよう求めたり、内部告発への関与について書いた文書を営業所内の掲示板に張ったりした。

 

 運転手についても、内部告発に関する暴言などをパワハラ行為と認めた。

 

 報告書には「営業所内では脅迫的な言葉が使われたり大声でののしりドアを蹴るなどといったどう喝的な言動があった」と記載。事務職員について「所内の実質的権限ないし影響力が極めて大きく、ハラスメントを生む要因になった」と指摘した。

 

 さらに、事務職員は運転士だった2020年度の1年間で、バスの運転に従事したのはわずか26日。それ以外の勤務日は「非乗務」で、運行ダイヤの管理などを行った。出退勤記録がない日も多く、勤務内容は不明確な状況だったという。

 

 調査結果を踏まえ、同局は11月に人事異動を行うことや、今後同じ職場に原則10年以上在籍しないよう計画的に異動を進めることを決めた。関係職員については、事実関係を確認した上で処分を検討する。

 

 この日の同委員会で、城南雅一・交通事業管理者(市交通局長)は「調査結果を真摯に受け止め、風通しのよい職場環境の確立に向けて対応する」と述べた。

 

 他の2営業所を含めた最終報告書は10月中にも取りまとめられる予定。


《カウンセラー松川のコメント》

ハラスメントの他に空出勤の疑いまで発生。
もうベテラン職員によるやりたい放題の無法地帯。
「バスが事故無く定時運行さえされていれば良い」と言う
営業所の姿が露見しましたね。
ハラスメントの加害者ばかりでなく、
それを放任した全ての管理職が罰せられるべきでしょう。
職場でのハラスメントは加害者だけでなく、
それを防止や対応しなかった上司も共犯者と言っても過言ではありません。
最終報告書は今月中に纏められる予定とのことですが、
部署や加害者も明確にして処分するべきだと思います。
それがハラスメントを許さない職場環境醸成に繋がります。

被害者の皆様へ
上が見て見ぬふりをする最悪な環境で苦労されたと思います。
報道の様な動きがありますから、
これを機会に被害申告もしっかりとして
職場環境改善が進むことを祈念しております。

「カスハラ」対応、各社急ぐ 任天堂は規定に明記

「カスハラ」対応、各社急ぐ 任天堂は規定に明記

 

2022年10月18日() 18:34 産経新聞

 

顧客からの暴力や迷惑行為など「カスタマーハラスメント(カスハラ)」への対策を取る企業が増えている。任天堂は19日から、製品の修理サービス・保証規定に「カスタマーハラスメント」の項目を追加し、カスハラに認定される行為があった場合は「交換や修理を断る可能性がある」と明記した。百貨店やホテル、鉄道会社でも、社内でガイドラインをつくるなど対応を急いでいる。

 

任天堂の規定はカスハラを「社会通念上相当な範囲を超える行為」として「脅迫や侮辱、過剰なサービス提供の要求、SNS(交流サイト)上での誹謗(ひぼう)中傷」などを列挙。「悪質な場合は警察や弁護士に連絡し対処する」としている。担当者は「従業員も笑顔で働ける環境をつくるため規定に明記した」と話す。

 

厚生労働省が令和2年10月に全国の企業・団体に行った調査によると、「過去3年間に相談があった」と回答した割合は、パワハラ(48・2%)、セクハラ(29・8%)に続いてカスハラが19・5%。件数が「増加している」と答えた割合は3・8%だった。

 

カスハラが発生しやすいのは顧客とじかに接する職場。近鉄百貨店では「精算が遅くなり行列ができ、いらいらしたお客さまが大声を上げることもある」(広報)という。同社は昨年11月にガイドラインを策定し、悪質な要求の定義や対応手順を明記。高島屋も、顧客の行動パターン別に関連法令や対応方法などについて周知している。

 

関西で小売業を展開する別の企業も「扱っていない商品や限定品、完売品の用意を求める」などのカスハラ事例があるという。広報担当者は「カスハラは年々増えてきており、対応が難しい」と漏らす。

 

ホテル業界も、「電話口に出た従業員が女性と分かるとプライベートな連絡先を聞き出そうとする」「夜間に女性従業員を執拗(しつよう)に客室へ呼ぶ」などの被害が想定され頭を悩ませる。

 

このため、ホテルグランヴィア大阪(大阪市北区)では、午後10時から午前6時までのフロント業務には男性従業員のみが就くことにしている。「男性従業員が客室を訪問する際も(緊急時の連絡手段として)必ず携帯電話を持たせている」という。

 

「リーガロイヤルホテル」を展開するロイヤルホテルは事例を踏まえ、令和2年に全社員向けのコンプライアンス研修で初めて、テーマの一つとしてカスハラ対策を取り上げた。

 

一方、鉄道会社は、運行の乱れにいらだつ乗客や深夜の泥酔客らへの対処に追われる。JR西日本は「(駅員らへの)暴力行為をやめるよう求めるポスターを駅構内に掲示し、係員に対処方法の教育を実施している」と話す。

 

ただ、カスハラは商品やサービスの問題点を指摘する「クレーム」との違いを判別しにくい。対応を誤ると深刻なトラブルや事件にも発展しかねず、各社は現場の実情を踏まえた慎重な対応を迫られている。


《カウンセラー松川のコメント》

法律で規制されているハラスメントではありませんが、
俗に「クレーマー」と称される方等を含めてカスタマーハラスメントも
静かに注目が寄せられてます。
しかし、明らかな不当要求との線引きが難しい内容も多々有ります。
精算時の行列にしても、
釣り銭を無いようにする為に財布の中の小銭を探し続ける客を
店側が支払いを待っているだけならば、
列の中から「早くしろ」との苦情が出るのも当然かも知れません。
企業としては「苦情を聞くだけ」と定めても、
提供された商品やサービスに問題を感じた顧客にとっては
「話を聞いて欲しいのではない。きちんと改善をして欲しい」と思えば
受け手の企業側が
「御意見は御意見として承ります」
「担当部署に伝えます」
「改善しておきます」
とだけ回答しても、顧客としては納得出来ないのは理解できます。
苦情を受けている者が、その場凌ぎで回答している事も少なくないからです。
この様に苦情を発する者と受け手との温度差から発生する
更なる苦情をカスタマーハラスメントの一言で分類して良いのかも
疑問があります。
ところが、
「100万円の仕事が駄目になったから補償しろ」
「今すぐ詫びに来い」
「誠意を形で表せ」
この様な暴力団の因縁付けの様な要求はハラスメントと看做して良いでしょう。
相手の要求が企業側にとって不都合なだけなのか、
社会通念上で常軌を逸しているのかでハラスメントの有無となるのでしょう。
そして顧客のハラスメントに対し、雇用者として従業員を守る義務が必要ですし、
今後は義務化される可能性もあるでしょう。

FC琉球の元選手がクラブを提訴 「ハラスメントを一方的に認定」と不当解雇主張 那覇地裁

FC琉球の元選手がクラブを提訴
 「ハラスメントを一方的に認定」と不当解雇主張 那覇地裁

 

20221018日(火) 11:10 琉球新報

 

 Jリーグのサンフレッチェ広島やモンテディオ山形などでプレーし、現役引退後はFC琉球のフロントスタッフだった男性(39)が、元スタッフ2人にハラスメントをしたと一方的に認定され、不当に解雇されたとして、クラブを運営する琉球フットボールクラブに地位確認などを求め、那覇地裁に提訴したことが17日、分かった。提訴は929日付。

 

 男性は2019年にFC琉球で現役を引退し、20年からフロントに加わった。訴状などによると2112月、クラブ側から、男性のハラスメントが原因でスタッフ2人が退職したとして口頭で221月末での解雇を通知された。1月の面談でも雇用から外すと言われ、解雇通知書を出すよう求めたところ「退職勧奨であって解雇通知ではない」などと説明されたという。

 

 元スタッフ2人のミスや勤務態度を、必要以上にきつい口調で注意するなどのハラスメント行為をしたと、クラブ側が一方的に認定したと指摘。「通常の注意指導を超えてハラスメントと評され得るような行為をした心当たりは全くない」などと否定し、解雇は無効だとしている。

 

 クラブ側は、訴状を確認できていないとした上で「Jリーグと弁護士と相談の上、適切に対応している」とコメントした。


《カウンセラー松川のコメント》

ハラスメントの加害者とされても、
事情聴取もされずに一方的な決めつけでは、
当に[言った者勝ち]になってしまいます。
確かにハラスメントは受け手側の認識に左右されますが、
受け手側が「ハラスメントだ」と主張しただけでは
ハラスメントは成立しません。
勿論、加害者とされる側が「やってまいません」と言うのを
鵜呑みにすることもありません。
しかし、雇用側が警告や指導もせずにハラスメントで解雇と言うのも
懲戒権の濫用と言えます。
尤も、犯罪になる様なハラスメントであれば別ですが、
今般の事案ではその様な悪質性も見受けられない報道なので、
解雇ありきでの処分としか思えません。
また、退職勧奨であるならば、それに従うかどうかも労働者の自由。
退職勧奨を労働者が拒否したから解雇ならば、
その解雇が懲戒処分によねものなのか、会社都合なのかも知れませんが
会社都合の解雇でも普通解雇でしょうから理由を明示する必要があります。
退職と異なり「一身上の都合で解雇」はありません。

被害者の方へ
御自身の行為がハラスメントかどうかは
受け手や目撃者の証言が必要です。
勿論、本人にも形式的にせよ確認は必要です。
それらの手順が踏まれていないのですから、
堂々と「解雇は無効」と主張してください。
但し、どの様な言動がハラスメントとされたのか
この点は赤裸々にされますので御注意ください。

2022年10月17日月曜日

五ノ井さんへの加害者からの謝罪文

拙ブログ10月17日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 操作ミスの部下に暴力、暴言 海自隊員を懲戒処分 「同じミス繰り返すので不満蓄積」 (mms119.blogspot.com)
この記事の関連画像です。

被害者である五ノ井さんへ出された4人の謝罪文について
五ノ井さんがツイートに添付写真として挙げてましたので
参考として掲載致しました。






セクハラの自衛隊員 元女性自衛隊員に謝罪 「不起訴不当」とされた加害者は再捜査で事実を認め罪を償うと約束したという

セクハラの自衛隊員 元女性自衛隊員に謝罪
 「不起訴不当」とされた加害者は再捜査で
事実を認め罪を償うと約束したという

 

2022年10月17日() 17:45 福島中央テレビ

 

陸上自衛隊郡山駐屯地に所属していた元自衛官の五ノ井里奈さん(23歳)が、男性隊員からセクハラなどの被害を受けた問題で、10月17日の午前中に加害者4人から個別に直接謝罪を受けたことを明かにした。

元自衛官五ノ井里奈さんは「加害者4人は何度も頭を下げて、涙流している人もいたし、何度も深く謝罪してしていた。謝罪をされたからと許される問題ではないと思うし、私の傷というのは、一生の傷です。」と午後から会見し語った。

この問題では、9月末に吉田陸上幕僚長が事実関係を認め、謝罪している。

加害者4人は責任の取り方として、自衛隊を退職する意思があると五ノ井さんに伝え、その内、郡山検察審査会が「不起訴不当」と議決した3人は再捜査で事実を認め、罪を償うと約束したという。

 

 

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「自衛官勤務の夢を壊し申し訳ない」
セクハラ隊員4人が直接謝罪
…被害者「一生の傷、罪償って」

 

2022年10月17日(月) 19:39 読売新聞

 

 陸上自衛隊郡山駐屯地(福島県)に勤務していた五ノ井里奈さん(23)が複数の男性隊員から性被害を受けた問題で、加害者の4人の隊員が17日、五ノ井さんに直接謝罪した。五ノ井さんが同日、東京都内で記者会見して明らかにした。謝罪の中で4人は防衛省による処分が決まった後に退職する意向も示したという。

 五ノ井さんは2020年4月から今年6月まで自衛隊に在籍。4人はその間の所属部隊の先輩隊員と上司で、昨年8月に演習場の宿泊施設で下半身を押しつけるなど、複数の性的な嫌がらせをしたとされている。

 

 五ノ井さんによると、謝罪は17日、非公開で個別に行われ、4人からは「自衛官として勤務する夢を壊し、申し訳ない」などとする手紙を受け取った。当初、行為を認めなかった理由について、4人は「家族に知られたくなかった」「仲間をかばおうとした」などと説明したという。

 五ノ井さんは記者会見で、「謝罪で許される問題ではない。一生の傷で、自分のしたことに責任を持って罪を償ってほしい」と話した。

 防衛省は9月29日、内部調査で五ノ井さんにかかわる複数のセクハラ行為が確認されたことを公表し、4人を含めた隊員の懲戒処分に向け調査している。全隊員を対象にハラスメント被害の実態を調べる特別防衛監察も実施している。

 被害のうち、昨年8月の宿泊施設での被害については、謝罪した4人のうち3人が強制わいせつ容疑で福島地検郡山支部に書類送検された。3人は不起訴となったが、今年9月、検察審査会が不起訴不当を議決し、再捜査となっている。

 

 

 

「一生罪を償って生きてください」
“セクハラ”被害の元自衛官に直接謝罪
 加害者4人から謝罪の手紙

 

20221017 20:28 日本テレビ

 

セクハラ被害を受け陸上自衛隊を退職に追い込まれた五ノ井里奈さん。17日、加害者の4人の男性が五ノ井さんに直接謝罪をしました。さらに、セクハラ被害の隠ぺいについて、新たにわかったことがありました。

   ◇

性被害を訴える元陸上自衛官 五ノ井里奈さん(23

「本日、加害者4名の方から直接謝罪を受けました。土下座をして私の方に謝罪をしました」

 

17日に会見を行ったのは、ことし6月まで陸上自衛隊に所属していた五ノ井里奈さん(23)です。

 

性被害を訴える元陸上自衛官 五ノ井里奈さん(23

「私に対し『不快に思わせたこと間違いありません』『大変申し訳ありませんでした』と。一生罪を償って生きてくださいとお約束しました」

 

その罪というのが、五ノ井さんが陸上自衛隊にいた頃から訴え続けてきた日常的なセクハラや性被害です。

 

自らが東日本大震災で被災した際、避難所で入浴支援をしてくれた女性隊員にあこがれ、入隊したという五ノ井さん。しかし、卑劣なセクハラがきっかけで、わずか2年で退職に追い込まれました。

 

五ノ井里奈さん(96日)

「男性隊員が私に首をキメて倒して、そのまま覆いかぶさって腰を振るということがありました」

 

被害を公にしないよう、口止めを促されたとも訴え、自衛隊の“隠ぺい体質”も変えるよう求めてきました。

 

これを受け、9月に隊員およそ100人の調査を行い、陸上自衛隊のトップが会見。五ノ井さんに対し複数の隊員が日常的にセクハラを行っていたことを認め、謝罪しました。

 

さらに、五ノ井さんが求めたのが、加害者たちからの直接の謝罪です。

 

五ノ井里奈さん(929日)

「必ず私の方に直接謝罪に行くように(加害者に)言っていただいてもいいですか?」

 

そして、迎えた17日。

 

性被害を訴える元陸上自衛官 五ノ井里奈さん(23

「私が今までしてきたのは、加害者から直接謝罪をもらうために活動してきたので」

 

この日のために被害を訴え続けてきたという五ノ井さん。17日に加害男性4人から1時間ほど、直接謝罪を受けました。

 

性被害を訴える元陸上自衛官 五ノ井里奈さん(23

「謝罪を受けたときは涙も流れましたし、やっとこの日がきたんだと。本人たちの覚悟はこの手紙をいただいたので」

 

加害者4人から渡された手紙。五ノ井さんはそれを読み上げました。

 

加害男性からの手紙

「五ノ井さんが陸上自衛官として勤務、活躍したいという夢を、私の軽率な行動で壊してしまい、大変申し訳ございませんでした」

 

書かれていたのは、加害者直筆の謝罪の言葉でした。

 

また、謝罪の中では、セクハラの隠ぺいは自衛隊の組織ぐるみではなく、加害者たちが話し合いのもと、口裏を合わせ隠ぺいしていたことも発覚しました。

 

防衛省は今後調査を進めて「懲戒処分を実施し公表する」としています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ10月14日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 元女性自衛官に直接謝罪へ 性被害「誠意ある対応を」 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
加害者4人からの直接謝罪が行われ、謝罪文も提出されたそうです。
その謝罪文については被害者の方のツイートにて公開されております。
五ノ井里奈 gonoi rinaさんはTwitterを使っています: 「本日、やっとの思いで加害者4名から直接、謝罪と手紙を受けました。個別で一人ずつ対面し、しっかり本人達が事実を認め謝罪。私は今まで加害者からの直接謝罪を目的として活動してきたので、対面は怖くありませんでした。一年が過ぎ本当に遅い謝罪でしたが、ようやく実現しました。(続) https://t.co/mw3upfkn2Y」 / Twitter
それぞれの謝罪文は便箋1枚。謝罪文でありながら1枚に纏めた感を抱きました。
尚、謝罪文については
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 五ノ井さんへの加害者からの謝罪文 (mms119.blogspot.com)
として別途に掲載してあります。

被害者の方へ
今後は加害者の懲戒処分や起訴の有無の段階になりますが、
納得出来ない点があれば表明をして良いと思います。