2022年10月8日土曜日

セクハラ訴訟で元市議が市職員に謝罪、東京高裁で和解 埼玉・川越

セクハラ訴訟で元市議が市職員に謝罪、東京高裁で和解 埼玉・川越

 

2022年10月8日() 9:14 毎日新聞(成澤隼人)

 

 埼玉県川越市の新井喜一元市議(72)が市職員の30代女性にセクハラ行為をしたかどうかを巡る損害賠償請求訴訟は6日、東京高裁で和解が成立した。女性の代理人弁護士が公表した。元市議はセクハラを認め、女性に謝罪して慰謝料を支払う。

 

 女性は2018年、元市議から性的な言動や飲酒の強要を受けたと被害を公表した。市議会の第三者委員会はセクハラやパワハラがあったと認めたが、元市議は行為を否定し、逆に女性を名誉毀損(きそん)で訴えた。女性は慰謝料などを求めて反訴。さいたま地裁川越支部は22年1月、女性の主張を認め、元市議に110万円の支払いを命じたが、元市議は判決を不服として控訴していた。

 

 女性は「一番の目的だった謝罪を受けることができたのはよかったと思っている。市には一層のハラスメント対策に取り組んでもらいたい」とコメントを出した。



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下品な言葉…
元市議にセクハラされた女性、さらに元市議が提訴するので反訴
 最後は元市議が謝罪、和解成立

 

2022年10月7日() 10:25 埼玉新聞

 

 2018年5月、埼玉県川越市の30代女性職員が新井喜一元市議からハラスメントを受け、精神的苦痛を負ったとして、損害賠償などを求めた民事訴訟は東京高裁で和解が成立したことを6日、女性職員の弁護団が明らかにした。和解の金額は明らかにしていない。

 

 元市議は、自宅で開かれた酒席で下品な言動を繰り返すなどしたとして、18年9月に女性から処分を申し入れられ辞職。元市議は身に覚えがなく名誉毀損(きそん)に当たるとして提訴し、女性が反訴した。さいたま地裁川越支部は今年1月13日、元市議の請求を棄却し、110万円の支払いを命じていた。

 

 弁護団によると、元市議は控訴し裁判中だったが、複数回のハラスメント行為を認め、謝罪を申し入れるなどの意向を示したという。

 

 女性職員は「和解が成立し、ほっとしている。二度とハラスメントなどされないよう、深く反省していただきたい」と弁護士を通じてコメントした。

 

 

 

元川越市議によるセクハラ被害訴訟 和解成立/埼玉県

 

2022年10月6日() 22:01 テレビ埼玉

 

 川越市の元市議会議員の男性による市の女性職員へのセクハラ行為などをめぐる訴訟で女性側の弁護団は6日元市議がハラスメント行為の事実を認め謝罪するかたちで和解が成立したことを明らかにしました。

 

 元市議会議員の男性と、市の女性職員がセクハラ行為などをめぐり双方が損害賠償などを求めて争った裁判で、さいたま地裁川越支部はことし1月元市議側の訴えを退け、女性職員に110万円を支払うよう命じました。

 

 元市議側はこれを不服として東京高裁に控訴していました。女性職員側の弁護団によりますと、元市議がセクハラを含むハラスメント行為の事実を認め謝罪するかたちで和解が成立したということです。

 

 女性職員は「1番の目的だった謝罪を受けることが出来たのは良かったと思っている」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ1月14日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 飲酒強要、下品な言動繰り返す…セクハラと認定 地裁川越支部、元市議に賠償命令 元市議側は即日控訴 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
加害者敗訴の一審判決が不服で控訴中でしたが和解です。
推測ですが、加害者側の弁護士が加害者を説得したのでしょうね。
状況から一審の地裁に続いて加害者の敗訴は濃厚だったのでしょう。
確定判決で「セクハラして賠償金支払い命令を受けた」となるよりは、
和解による金銭解決の方が加害者にとって多少は名誉が保たれるでしょうから。
加害者も第一審判決が不服で即日控訴までは勢いでしたが、
情勢不利を理解したのでしょうね。

被害者の方へ
控訴で更に時間を要するよりも、早くに解決したのは良かったと思います。

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