2022年10月27日木曜日

院長からパワハラ受け自殺、元従業員女性の遺族が提訴 医師は「不法行為ない」と棄却求める 鹿児島地裁

院長からパワハラ受け自殺、元従業員女性の遺族が提訴
 医師は「不法行為ない」と棄却求める 鹿児島地裁

 

2022年10月27日(木) 8:00 南日本新聞

 

 鹿児島県内の精神科と心療内科の院長だった男性医師からパワハラなどを受けて自殺に追い込まれたとして、元従業員の女性=当時(32)=の遺族が医師に慰謝料約2200万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が26日、鹿児島地裁(坂庭正将裁判長)であった。医師側は「安全配慮義務違反はあったが、不法行為はない」として請求棄却を求めている。即日結審し、判決は来年2月。

 

 訴状によると、女性は2015年5月から自殺した16年8月まで医師が経営する診療所で勤務。18年に過重労働で労災認定を受けた。遺族は「セクハラで性的自由が侵害された。依存性が高く、自殺企図の副作用がある薬を処方され、高圧的な態度や言動などで自殺に追いやられた」と訴えている。

 

 この日の尋問で、医師は女性との性的関係や向精神薬の処方は問題なかったと主張。女性が自殺の2日前に、死ぬことをほのめかすメッセージを医師に送ったことをただす質問には「記憶にない」と述べ、自殺を予見できなかったとした。

 

 医師は20年、診療報酬をだまし取った詐欺の罪が確定し、厚生労働省が21年、業務停止3年と保険医登録取り消しの行政処分をした。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2021年7月10日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「診療所院長からパワハラ受け自殺」 元従業員の遺族が医師提訴 鹿児島地裁 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
鬱状態でなくても頼れる異性が傍に居ると恋愛関係になる傾向はあります。
それが鬱状態で精神的に弱っているならば、尚更でしょう。
精神科や心療内科の医師ならば鬱状態に追い込んで
性的関係にまで発展させる事も不可能ではありません。
交際を止めたくなって、依存関係を断ち切る様にして
相手を絶望感から自殺させる様に仕向ける事も不可能ではありません。
被告が何処まで計算したかは分かりませんが、
診療報酬詐欺をしている様な輩ですから、
これ以外にも不道徳な行いがあっても不思議ではありません。
結審はしているとの報道なので、
裁判官にどこまで納得させられたかですね。

御遺族の方へ
被告の答弁にも疑義点はありますが、
裁判官の観点が異なる場合もありますので、
一審判決での敗訴でも気を落とさずに正義を貫いてください。

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