2022年10月17日月曜日

セクハラの自衛隊員 元女性自衛隊員に謝罪 「不起訴不当」とされた加害者は再捜査で事実を認め罪を償うと約束したという

セクハラの自衛隊員 元女性自衛隊員に謝罪
 「不起訴不当」とされた加害者は再捜査で
事実を認め罪を償うと約束したという

 

2022年10月17日() 17:45 福島中央テレビ

 

陸上自衛隊郡山駐屯地に所属していた元自衛官の五ノ井里奈さん(23歳)が、男性隊員からセクハラなどの被害を受けた問題で、10月17日の午前中に加害者4人から個別に直接謝罪を受けたことを明かにした。

元自衛官五ノ井里奈さんは「加害者4人は何度も頭を下げて、涙流している人もいたし、何度も深く謝罪してしていた。謝罪をされたからと許される問題ではないと思うし、私の傷というのは、一生の傷です。」と午後から会見し語った。

この問題では、9月末に吉田陸上幕僚長が事実関係を認め、謝罪している。

加害者4人は責任の取り方として、自衛隊を退職する意思があると五ノ井さんに伝え、その内、郡山検察審査会が「不起訴不当」と議決した3人は再捜査で事実を認め、罪を償うと約束したという。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

「自衛官勤務の夢を壊し申し訳ない」
セクハラ隊員4人が直接謝罪
…被害者「一生の傷、罪償って」

 

2022年10月17日(月) 19:39 読売新聞

 

 陸上自衛隊郡山駐屯地(福島県)に勤務していた五ノ井里奈さん(23)が複数の男性隊員から性被害を受けた問題で、加害者の4人の隊員が17日、五ノ井さんに直接謝罪した。五ノ井さんが同日、東京都内で記者会見して明らかにした。謝罪の中で4人は防衛省による処分が決まった後に退職する意向も示したという。

 五ノ井さんは2020年4月から今年6月まで自衛隊に在籍。4人はその間の所属部隊の先輩隊員と上司で、昨年8月に演習場の宿泊施設で下半身を押しつけるなど、複数の性的な嫌がらせをしたとされている。

 

 五ノ井さんによると、謝罪は17日、非公開で個別に行われ、4人からは「自衛官として勤務する夢を壊し、申し訳ない」などとする手紙を受け取った。当初、行為を認めなかった理由について、4人は「家族に知られたくなかった」「仲間をかばおうとした」などと説明したという。

 五ノ井さんは記者会見で、「謝罪で許される問題ではない。一生の傷で、自分のしたことに責任を持って罪を償ってほしい」と話した。

 防衛省は9月29日、内部調査で五ノ井さんにかかわる複数のセクハラ行為が確認されたことを公表し、4人を含めた隊員の懲戒処分に向け調査している。全隊員を対象にハラスメント被害の実態を調べる特別防衛監察も実施している。

 被害のうち、昨年8月の宿泊施設での被害については、謝罪した4人のうち3人が強制わいせつ容疑で福島地検郡山支部に書類送検された。3人は不起訴となったが、今年9月、検察審査会が不起訴不当を議決し、再捜査となっている。

 

 

 

「一生罪を償って生きてください」
“セクハラ”被害の元自衛官に直接謝罪
 加害者4人から謝罪の手紙

 

20221017 20:28 日本テレビ

 

セクハラ被害を受け陸上自衛隊を退職に追い込まれた五ノ井里奈さん。17日、加害者の4人の男性が五ノ井さんに直接謝罪をしました。さらに、セクハラ被害の隠ぺいについて、新たにわかったことがありました。

   ◇

性被害を訴える元陸上自衛官 五ノ井里奈さん(23

「本日、加害者4名の方から直接謝罪を受けました。土下座をして私の方に謝罪をしました」

 

17日に会見を行ったのは、ことし6月まで陸上自衛隊に所属していた五ノ井里奈さん(23)です。

 

性被害を訴える元陸上自衛官 五ノ井里奈さん(23

「私に対し『不快に思わせたこと間違いありません』『大変申し訳ありませんでした』と。一生罪を償って生きてくださいとお約束しました」

 

その罪というのが、五ノ井さんが陸上自衛隊にいた頃から訴え続けてきた日常的なセクハラや性被害です。

 

自らが東日本大震災で被災した際、避難所で入浴支援をしてくれた女性隊員にあこがれ、入隊したという五ノ井さん。しかし、卑劣なセクハラがきっかけで、わずか2年で退職に追い込まれました。

 

五ノ井里奈さん(96日)

「男性隊員が私に首をキメて倒して、そのまま覆いかぶさって腰を振るということがありました」

 

被害を公にしないよう、口止めを促されたとも訴え、自衛隊の“隠ぺい体質”も変えるよう求めてきました。

 

これを受け、9月に隊員およそ100人の調査を行い、陸上自衛隊のトップが会見。五ノ井さんに対し複数の隊員が日常的にセクハラを行っていたことを認め、謝罪しました。

 

さらに、五ノ井さんが求めたのが、加害者たちからの直接の謝罪です。

 

五ノ井里奈さん(929日)

「必ず私の方に直接謝罪に行くように(加害者に)言っていただいてもいいですか?」

 

そして、迎えた17日。

 

性被害を訴える元陸上自衛官 五ノ井里奈さん(23

「私が今までしてきたのは、加害者から直接謝罪をもらうために活動してきたので」

 

この日のために被害を訴え続けてきたという五ノ井さん。17日に加害男性4人から1時間ほど、直接謝罪を受けました。

 

性被害を訴える元陸上自衛官 五ノ井里奈さん(23

「謝罪を受けたときは涙も流れましたし、やっとこの日がきたんだと。本人たちの覚悟はこの手紙をいただいたので」

 

加害者4人から渡された手紙。五ノ井さんはそれを読み上げました。

 

加害男性からの手紙

「五ノ井さんが陸上自衛官として勤務、活躍したいという夢を、私の軽率な行動で壊してしまい、大変申し訳ございませんでした」

 

書かれていたのは、加害者直筆の謝罪の言葉でした。

 

また、謝罪の中では、セクハラの隠ぺいは自衛隊の組織ぐるみではなく、加害者たちが話し合いのもと、口裏を合わせ隠ぺいしていたことも発覚しました。

 

防衛省は今後調査を進めて「懲戒処分を実施し公表する」としています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ10月14日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 元女性自衛官に直接謝罪へ 性被害「誠意ある対応を」 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
加害者4人からの直接謝罪が行われ、謝罪文も提出されたそうです。
その謝罪文については被害者の方のツイートにて公開されております。
五ノ井里奈 gonoi rinaさんはTwitterを使っています: 「本日、やっとの思いで加害者4名から直接、謝罪と手紙を受けました。個別で一人ずつ対面し、しっかり本人達が事実を認め謝罪。私は今まで加害者からの直接謝罪を目的として活動してきたので、対面は怖くありませんでした。一年が過ぎ本当に遅い謝罪でしたが、ようやく実現しました。(続) https://t.co/mw3upfkn2Y」 / Twitter
それぞれの謝罪文は便箋1枚。謝罪文でありながら1枚に纏めた感を抱きました。
尚、謝罪文については
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 五ノ井さんへの加害者からの謝罪文 (mms119.blogspot.com)
として別途に掲載してあります。

被害者の方へ
今後は加害者の懲戒処分や起訴の有無の段階になりますが、
納得出来ない点があれば表明をして良いと思います。

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