2022年10月26日水曜日

警官3人、部下や同僚に「ボケ」「しばくぞ」「死ねや」…被害の巡査長は体調崩して休職

警官3人、部下や同僚に「ボケ」「しばくぞ」「死ねや」
…被害の巡査長は体調崩して休職

 

2022年10月26日() 10:18 読売新聞

 

 部下や同僚にあたる警察官2人に「アホ、ボケ」「しばくぞ」などと暴言を繰り返すパワーハラスメントをしたとして、兵庫県警は県警総務部の50歳代男性警部補ら4人を本部長訓戒などの処分にした。9月1日付。

 

 県警によると、警部補と同部の50歳代男性巡査部長(本部長注意)、当時同部に勤務していた30歳代男性巡査長(所属長注意)の3人は2020年3月~今年6月、いずれも40歳代の男性巡査部長と巡査長に「アホ、ボケ」「死ねや」などと暴言を吐いた。パワハラを知りながら県警に報告しなかった同部の60歳代男性警部も警務部長注意の処分にした。被害を受けた巡査長は体調を崩し、6月から休職している。

 

 また、県警は業務中にバイクで転倒事故を起こしたのに、上司に「手で押していて転んだ」と虚偽の報告をして事故を隠したとして、阪神地域の警察署の20歳代男性巡査長を道路交通法違反(事故不申告)、虚偽有印公文書作成・同行使両容疑で地検伊丹支部に書類送検し、9月20日付で警務部長注意の処分にした。



※ 他社のニュースも掲載致します 

部下に「しばくぞ」「死ねや」
 パワハラで警部補ら4人処分
 162キロで高速走行の巡査も 兵庫県警

 

2022年10月25日() 20:09 神戸新聞

 

 部下にパワハラ行為をしたとして、兵庫県警は25日までに、県警本部総務部の50代男性警部補ら計4人を本部長訓戒などの処分にした。神戸新聞社の情報公開請求で分かった。

 

 県警監察官室によると、男性警部補は同僚の50代男性巡査部長らとともに2020年3月~今年6月、当時部下だった40代男性巡査部長と、40代男性巡査長に対し、「あほ」「ボケ」「しばくぞ」「死ねや」などと怒鳴った。男性巡査長は不眠などの体調不調を訴え、6月から休職している。

 

 県警は9月1日付で中心人物だった警部補を本部長訓戒処分、巡査部長を本部長注意処分に。上司だった60代男性警部も報告を受けていたのに口頭注意で済ませたとして警務部長注意とした。

 

 警部補は県警の調べに対し「(被害職員の)仕事に対する姿勢に腹が立った」、巡査部長は「フラストレーションを晴らすためだった」と話したという。

 

 また、術科特練員の監督だった40代男性警部補のパワハラも認定。20~40代の部下7人に対し、日常的に怒鳴っていたほか、訓練名目で20キロ走らせるなどした。その他、香川県内の高速道路を時速162キロで走行し、速度違反取り締まり装置で摘発された20代男性巡査も警務部長訓戒とした。

 

 

 

「ボケ」「しばくぞ」と暴言、部下休職
 兵庫県警50代警部補処分

 

2022年10月26日() 11:12 毎日新聞(宮本翔平)

 

 部下2人に「ボケ」などのパワーハラスメントに当たる発言を繰り返したとして、兵庫県警は25日、総務部の50代男性警部補を本部長訓戒処分にしたことを明らかにした。同僚の男性巡査部長ら3人もパワハラで本部長注意などとした。

 

 県警監察官室によると、警部補は2020年3月~21年12月、部下の40代男性巡査部長に対し「アホ」「しばくぞ」と日常的に怒鳴った。22年4~6月にも40代男性巡査長に暴言を吐き続けた。巡査長は精神的苦痛から体調不良を訴え、6月から休職している。警部補は「仕事に対する積極性のなさに腹が立った」と話しているという。

 

 同じ職場の50代男性巡査部長も同様に「死ね」などと暴言を繰り返したとして本部長注意、30代男性巡査長は迎合してパワハラを誘発したとして所属長注意、上司の60代男性警部も警務部長注意の処分とした。いずれも9月1日付。

 

 また、県警代表で柔道や剣道などの大会に出場する「特別訓練員」を指導する40代男性警部補を本部長注意処分とした。9月30日付。19年6月~22年7月、20~40代の男女職員7人に日常的に「辞めろ」と長時間叱責したり、机をたたいたりした。訓練名目で約20キロ走らせることもあった。「感情的になってやった」と話しているという。

 

 

 

「あほ」「ぼけ」「死ね」 パワハラで警部補ら4人処分 兵庫県警

 

2022年10月25日() 19:14 産経新聞

 

部下2人に「あほ、ぼけ」などと侮辱的な発言を常態的に繰り返したとして、兵庫県警は、県警本部総務部に当時所属していた50代男性警部補を本部長訓戒処分とした。産経新聞の情報公開請求でわかった。この職員2人へのパワーハラスメントに関わったとして、50代男性巡査部長を本部長注意、30代巡査長を所属長注意、60代男性警部を警務部長注意にそれぞれ処分した。処分は9月1日付。

 

県警監察官室によると、50代男性警部補は令和2年3月~4年6月の間、いずれも部下で40代男性の巡査部長と巡査長に対し「あほ」「ぼけ」「しばくぞ」などの発言をしたとしている。

 

パワハラを受けた40代男性巡査長が今年6月に被害を申告し問題が発覚。この男性は不眠などの症状を訴え、現在休職中という。

 

同室によると、被害を受けた2人を含む計6人は当時同じ総務部で勤務。50代男性巡査部長が「死ね」などと発言したほか、30代巡査長は笑って傍観するなどしてパワハラ行為を助長。60代男性警部は口頭注意したのみで上司への報告を怠ったとしている。


《カウンセラー松川のコメント》

50代男性警部補、50代男性巡査部長、30代巡査長について
感情的な原因でのパワハラを2年以上続けていた悪質な事案です。
しかし、被害者を休職に追い込んでも、
主犯格が訓戒で他の二人は注意レベル。
警察とはこんなものなのかも知れません。
そして、上司もパワハラを黙認どころか笑って見物し継続させたとして
やはり注意処分。
これではパワハラなんて無くならないでしょう。

被害者の方へ
パワハラを許す職場に配置されたのは本当に不幸でした。
今も休職中とのこと。快癒を祈念しております。


術科特練員の監督だった40代男性警部補について
感情的になって罵声を浴びせたり、
不要な走り込みをさせる様では指導者として失格。
こんなにも感情をコントロール出来ない者が警察官になっているのですね。

被害者の皆様へ
「自分は特別」そんな妄想に駆られた上司を持ってしまい
不幸としか言いようがありません。
そして、そんな指導者の下での訓練も不幸でしかありません。
どうか環境が良好となりますことを祈念しております。

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