2022年7月30日土曜日

警視がパワハラ 三重県警訓戒処分、部下に不適切言動

警視がパワハラ 三重県警訓戒処分、部下に不適切言動

 

2022年7月30日() 8:00 伊勢新聞

 

 三重県警は29日、部下に対するパワハラ行為があったとして、自動車警ら隊長の大司光伸警視(58)を警務部付とする81日付人事異動を発表した。県警は同日、同警視を本部長訓戒処分にした。

 

 警務課によると、大司警視は今年4月から6月にかけて、部下1人に対し、能力を否定するような不適切な言動を繰り返し、精神的苦痛を与えた。

 

 6月ごろに関係職員から本部に通報があり、調査を実施。大司警視はパワハラ行為を認めているという。「ご迷惑をおかけして申し訳ない。処分については真摯(しんし)に受け止める」と話しているという。

 

 県警は「昨年にも幹部によるパワハラがあって、その対策に努めている中で警視の立場にある人のパワハラがあり、重く受け止めている」とコメントした。

 

 また、業務で公用車を運転中に追突事故を起こしたのに報告しなかったとして、県警は警察署所属の20代巡査を15日付で本部長訓戒処分にした。

 

 

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警視、部下の警部に「能力が低い」「信用できない」…本部長訓戒

 

2022年7月30日() 6:30 読売新聞

 

 三重県警は29日、部下にパワーハラスメント行為を繰り返したとして、自動車警ら隊長の男性警視(58)を本部長訓戒とする処分と、8月1日付で警務部付とする人事を発表した。

 

 県警によると、警視は4~6月、部下の40歳代の男性警部に対し、他の職員と比較して「能力が低い」「信用できない」などと発言したという。


《カウンセラー松川のコメント》

厳しい言葉を投げかける事も時と場合によっては必要です。
しかし、この事案では関係職員からの内部通報で発覚とのことなので
職場の雰囲気を乱すほどの発言だったか、
被害者からの相談で通報するべきと判断されたのでしょう。
他者から「パワハラだ」と指摘されるのですから、
相当な言動だったのではないかと想像致します。
厳しさとパワハラは紙一重の部分がありますので要注意です。

被害者の方へ
加害者は異動となりましたので、先ずは心の安静を得て
勤務に精励して頂きたいと存じます。

糸島市消防本部でのパワハラ行為 懲戒免職処分など取り消す判決

糸島市消防本部でのパワハラ行為
 懲戒免職処分など取り消す判決

 

2022年7月30日() 6:26 RKB毎日放送

 

福岡県糸島市の消防本部でパワハラ行為を理由に懲戒免職処分などを受けた元職員の男性ら4人が処分の取り消しを求めた裁判で、福岡地裁は男性3人の処分を取り消しました。

この裁判は糸島市の消防本部に勤務していた男性ら4人が、5年前にパワハラ行為などを理由に受けた処分の取り消しを求めて訴えていたものです。

福岡地裁の小野寺優子裁判長は29日、パワハラ行為の程度やこれまでの処分歴などを指摘し、「社会観念上著しく妥当を欠き、裁量権の範囲を超える」などとして、懲戒免職や停職とされた3人の処分を取り消しました。

 

 

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消防本部のパワハラ、3人の懲戒処分取り消し命じる判決 福岡地裁

 

2022年7月29日() 21:14 朝日新聞(中山直樹)

 

 暴言や暴力のパワハラを理由に懲戒処分を受けたのは不当だとして、福岡県糸島市消防本部の元職員4人が処分の取り消しなどを求めた訴訟で、福岡地裁(小野寺優子裁判長)は29日、元係長(49)ら免職や停職になった3人の訴えを認め、市に取り消しを命じた。戒告の取り消しを求めた1人の訴えは棄却した。

 

 市は20173月、同僚らへのパワハラがあったとして、この元係長ら13人を分限免職や停職、戒告などにした。原告4人は、市が理由とした中に身に覚えがない行為が含まれ、十分な弁明の機会も与えられなかったと訴えていた。

 

 小野寺裁判長は、市が4人によるパワハラと認定したうちの一部は「訓練の範囲を逸脱し、過剰と言わざるをえない」と指摘した上で、免職や停職は「著しく妥当性を欠き、裁量権の範囲を越えて違法と評価せざるをえない」とした。元係長については報道などで精神的苦痛を受けたとし、市に100万円の損害賠償を命じた。

 

 元係長は判決後の会見で、「処分が出てからの約55カ月、地獄のような日々だった。処分は不相当だったことが認めてもらえて少し安堵(あんど)している」と話した。市消防本部は「判決内容を確認中で、現時点ではコメントできない」とした。




パワハラで懲戒処分 「妥当性欠き違法」取り消す判決 

 

2022年729日(金) 21:04 NHK

 

糸島市の消防本部の職員13人が部下などにパワーハラスメントを行っていたとして5年前、懲戒などの処分を受けた問題をめぐり、福岡地方裁判所は「著しく妥当性を欠き違法だ」として、3人の処分を取り消す判決を言い渡しました。

糸島市消防本部では、訓練中に若手職員をおよそ30分間、宙づりにさせるなど、職員の間で暴行や嫌がらせが繰り返されていた問題が明らかになり、糸島市は5年前、パワーハラスメントと認定して職員13人を懲戒などの処分にしました。

この処分について4人が取り消しを求める訴えを起こしていました。

きょうの判決で、福岡地方裁判所の小野寺優子裁判長は「問題となった行為は他の職員や社会に与える影響が特に大きいとまでは言えず、処分は著しく妥当性を欠いている」などとして、原告3人の処分を取り消す判決を言い渡しました。

また、市に対して原告1人への賠償も命じました。

判決について懲戒免職の処分を受けた原告の男性は「消防士は死と隣合せの仕事で、要救助者だけでなく消防士自身の命を守るため指導が強くなることがある。程度の問題だと思うが、パワハラに該当するから指導や訓練をしないのかと言われると、少しためらう部分がある」と話していました。

判決について糸島市消防本部は「判決内容を確認中で、現時点ではコメントできない」としています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2017年3月4日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: パワハラ消防士2人免職 市の調査に全面否認 9人停職、戒告 福岡県糸島市 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
当該事案に関する処分から5年を経ての第一審判決です。
退職者まで出した加害者である役職者に対して処分が重すぎるとすれば、
どの様な処分を裁判官は妥当だと言うのでしょうか?
懲戒免職となった加害者は殊勝な事を言ってますが、
力尽きた部下の姿をわざわざ録画する様な輩です。
今般の報道だけでは分かりませんが、過去の報道に悪行が並べられています。
それを読めば悪質性は伝わって来ると思います。
被告となった市は[信賞必罰][一罰百戒][勧善懲悪]の意味でも
控訴して欲しいです。
そうでなければ被害者の悔しさに応える事は出来ません。

被害者の皆様へ
加害者は反省よりも自身の保身の為に処分の不当性を訴えました。
これを許して良いのでしょうか?
裁判官はパワハラによる被害の苦しさを知りません。
だからこそ、多くの証拠を揃えて処分の正当性を認めさせるしかありません。


2022年7月28日木曜日

「過去にハラスメント否めない」 映画監督協会、問題認め根絶へ声明

「過去にハラスメント否めない」
 映画監督協会、問題認め根絶へ声明

 

2022年7月28日() 19:15 毎日新聞

 

 日本映画監督協会(本木克英理事長)は28日、映画製作現場でのハラスメントが問題になっていることを受け「作品制作に伴う暴力・ハラスメントは決して許されない」とする声明を発表した。

 

 声明では、発表がこの時期になったことについて、監督ごとに演出法や思想、信条が異なるため協会内での議論に時間がかかったと説明。「長い日本映画・映像の歴史の中で、過去にハラスメントがあったことは否めません」と認め、「今後はそのようなことがないよう意識改革に努め、ハラスメントの根絶を目指します。また、制作現場におけるいかなる暴力も許さない環境作りを目指します」と宣言している。

 

 本木理事長は「映画界ではこれまで、ハラスメントを受け入れて人が育ってきたという側面があるが、意識を変えないといけない。人権侵害は許されない」と話した。


《カウンセラー松川のコメント》

製作現場に於けるパワハラは、その判別が難しいと思います。
時間的制約や長時間作業により、言動が荒くなる可能性が大です。
それが良い事かどうかは別問題ですが、
実は私も商業映像製作の現場を経験しておりますので、
パワハラの完全防止は理想論であり、机上の空論だと思います。
そしてセクハラにしても、枕営業の強要は御法度だと思いますが、
あの様な現場で言葉の端々にまで倫理を要求するのも理想論かと思います。

2022年7月27日水曜日

部下の女性隊員にセクハラとパワハラ 海自2尉の50代男性停職処分 病気やゆ、日常的に人格否定発言

部下の女性隊員にセクハラとパワハラ
 海自2尉の50代男性停職処分 病気やゆ、日常的に人格否定発言

 

2022年7月27日() 22:01 神奈川新聞

 

 部下の女性隊員にセクハラやパワハラを繰り返したとして、海上自衛隊は27日、指揮通信開発隊(横須賀市)に所属する50代の2尉の男性を停職2日の懲戒処分とした。

 

 横須賀地方総監部によると、2尉は2019年11月から20年12月までの間、当時の所属部隊で、部下が女性特有の病気にかかった際、やゆする言動を行い精神的な苦痛を与えた。また、日常的に人格を否定する発言を繰り返したり、机をたたいたりした。

 

 2尉はパワハラについては「指導を繰り返したが改善されず、厳しく叱り過ぎたと今は認識している。海上自衛官として強固な人間にしたかった」と認めている。セクハラについては別の隊員の目撃証言がありながらも、「覚えていない」と話しているという。


《カウンセラー松川のコメント》

自衛官は例えデスクワークでも元々は戦闘職種として訓練を受けた方ですから
非戦闘職種であっても厳しさを持ったままの場合があったも不思議ではありません。
それでも、性差による疾病の違いについては認識するべきであり、
それを揶揄するのは組織人として不適格です。
また、人格否定についても、非戦闘職種ならば控えるべきでしょう。
しかし「指導を繰り返したが改善されず」この部分について
教え方が悪いのか、覚えが悪いのかはわかりませんが、理解されたのかも知れません。
だから、停職2日程度の処分なのだと思います。
セクハラについては本人にその意識が無ければ「覚えていない」のも
当然でしょう。
ところで、2019年から2020年の加害時期は、どの様な職種だったのかも
処分に加味されるのかも知れません。

被害者の方へ
自衛隊もまだまだ男性社会の風潮はあります。
現役の皆さんの頑張りが職場環境改善に資すると思います。

「何も考えないのは昆虫と一緒」 学校法人の男性理事長(72) 50代の女性職員にパワハラ

「何も考えないのは昆虫と一緒」
 学校法人の男性理事長(72) 50代の女性職員にパワハラ

 

2022年7月27日() 18:38 中部日本放送

 

学校法人「名古屋学院」の72歳の男性理事長が女性職員に「昆虫と一緒だ」などと発言。パワハラと認定です。

 

学校法人「名古屋学院」の関係者によりますと、盛山利夫理事長(72)は3年前に理事長に就任して以降、50代の女性職員と仕事上で言葉を交わす機会が増え「何も考えないのは昆虫と一緒だ」などと発言したということです。

 

このほかにも暴言が相次ぎ、女性はストレスを感じたとして休職したのち、去年3月に退職していました。

 

法人の理事会は第三者委員会を設置して調査を開始。

 

7月に報告書をまとめ「昆虫と一緒だ」という発言をパワハラと認定しました。

 

ただし、休職の理由については業務負担が大きかったことが原因としています。

 

盛山理事長は719日付で減給3か月の懲戒処分を受けています。


《カウンセラー松川のコメント》

「何も考えないのは昆虫と一緒だ」
いや昆虫だって考えて動いていますよ。だから、昆虫に対して無礼発言です。
さて、私も勤め人時代がありましたが、考え無しに働いてる方も居ました。
昔の人は「お前の頭は帽子載せか?」なんて言ってましたので、
それと同類の発言でしょう。
ところで、この発言の背景が不明なのでコメントし難いのですが、
自分の意に沿わないから発言していたのだとすれば暴言の極めです。
当に虫けら扱いしているのですから。
しかし[言われた事しかしない][後先考えずに行動する]ならば
叱られて当然ですし、昆虫発言を捉えての記事化は不適切です。

被害者の方へ
こんな叱られ方をされたくないのは成人として当然でしょう。

2022年7月26日火曜日

「資質否定発言」アカハラやセクハラ言動、京都大が教授と助教を懲戒処分

「資質否定発言」アカハラやセクハラ言動、京都大が教授と助教を懲戒処分

 

2022年7月26日() 19:24 京都新聞

 

 京都大は26日、指導していた学生を誹謗(ひぼう)中傷するなどのアカデミックハラスメントをしたとして、化学研究所の50代男性教授を減給半日分の懲戒処分にした。またセクハラ行為をしたとして同研究所の30代男性助教を停職10日の懲戒処分にした。

 

 京大によると、男性教授は、研究所に所属していた学生に対し、資質を否定するような発言を学内で複数回繰り返した。男性助教は研究所の別の学生に対し、不快にさせる性的言動をした。

 

 いずれも昨年7月、大学側に第三者から申し立てがあって発覚した。男性教授は「指導の一環だった」、男性助教は「激励する意味で行った」などと話し、おおむね行為を認めて反省しているという


《カウンセラー松川のコメント》

50代男性教授について
懲戒処分が
減給半日分と言う、私が知り限りでは最も軽い減給処分です。
勿論、給料の全額を知っている訳ではありませんから、
並みのサラリーマンの減給10分の1で1か月分より多額かも知れませんが、
処分内容からすると軽いですので、形式的に処分の可能性もあります。

被害者の方へ
アカハラが再発しないか要注意です。
再発したら直ちに適切な措置を執ってください。


30代男性助教について
激励する意味で行った」のがセクハラ発言とは情けない限りです。

被害者の方へ 
どこまで反省しているか分かりませんので要注意です。

制服の着こなしで殴る蹴るの暴行…自衛隊が「パワハラ」認定 3等陸曹停職3か月・大分

制服の着こなしで殴る蹴るの暴行
…自衛隊が「パワハラ」認定
 3等陸曹停職3か月・大分

 

2022年7月26日() 19:14 テレビ大分

 

陸上自衛隊別府駐屯地に勤務する27歳の男性隊員が後輩に指導する際に暴行し、けがをさせたとして、停職3か月の懲戒処分を受けました。

自衛隊ではパワーハラスメントと認定しています。

 

停職3か月の懲戒処分を受けたのは第41普通科連隊に所属する27歳の男性3等陸曹です。別府駐屯地によりますとこの3等陸曹は去年3月、宿舎で後輩に制服の着こなしを指導しましたが従わなかったことに苛立ち、顔面を殴ったり 脇腹や腰などを複数回蹴る暴行を加えたということです。

 

後輩隊員は全治およそ10日のけがをしていて、自衛隊ではパワーハラスメントと認定しています。

中村英昭連隊長は「規律違反行為が起きたことはまことに遺憾。再発防止に努める」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

[着こなし]と言う正規の被服着用方法なのか、
先輩の俺ルールやローカルルールなのか不明なのですが
先輩の指導に対して従わない後輩と言うのも問題かと思いました。
しかし、指導の一環として暴力行為に至ってしまうと
しかも怪我まで負わせてしまうとなると
原因が後輩にあっても後輩は被害者となり
指導していた先輩は加害者と言う立場が決まってしまいます。
後輩の態度に腹立たしいのも理解出来ますが、
それならば他者の前で明確な指導をすることで
先ずは後輩に意識付けをするのが先決だったでしょう。

被害者の方へ
怪我を負ったのは大変な事だったと思います。
ところで、先輩の指導に従わなかった理由が気になります。
先輩の指導が理不尽だったのでしょうか?
それとも「たかが着こなし」と考えられたのでしょうか?
「服装の乱れは心の乱れ」と指導される世界であることも
認識してください。

教職員のセクハラや体罰 通報、対応を記録で定期チェック

教職員のセクハラや体罰 通報、対応を記録で定期チェック

 

2022年7月26日(火) 06:00 静岡新聞(政治部・杉崎素子)

 

 静岡県教委は、ハラスメントや体罰など、教職員の児童生徒に対する不適切な言動への対策として、本年度新たに設置する常設の第三者委員会の対応方針をまとめた。県教委が「教職員倫理110番」などの窓口で受けた通報や相談と対応状況を全件記録し、第三者委の外部委員が定期的にチェックする。関係団体の推薦を基に委員の委嘱を進めていて、年内にも発足させる。

 新たに設置するのは「県公立学校第三者調査委員会」。委員は医師やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、弁護士、警察関係者などを予定している。

 調査委が扱うのは県教委が管轄する政令市以外の市町立学校と県立学校の教職員に関する案件。県教委の通報窓口のほか、義務教育、特別支援教育、高校教育の3課で受け付けた保護者などからの相談と、教職員用のハラスメント相談窓口で受けたもののうち児童生徒に関係する案件をリスト化して、年2回程度、調査委に対応状況を報告する。

 県内では2021年12月、県立高の部活動顧問だった元教諭が部員に暴力を振るったなどとして競技団体の処分を受けたことを機に、元部員の保護者が第三者機関による調査体制の構築を求める要望書を県教委に提出していた。22年4月施行の「わいせつ教員対策法」でも、教職員による児童生徒への性暴力を把握した際に、学校設置者が医療や心理、法律などの専門家の協力を得ながら調査を行うよう定めている。県教委はこれらを受け、調査委を常設することを決めた。

 教育総務課は「生徒と教職員の説明が食い違うなどして事実認定に難航しているケースや、慎重な対応が必要なケースは特に焦点化して報告し、外部委員の助言や指導を受けたい」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

「第三者委の外部委員が定期的にチェックする」
それが
「年2回程度、調査委に対応状況を報告する」
なのでしょうか?
仰々しい見出しの割りには、半年に1度で手遅れにならないのか心配です。
「やらないよりはまし」ではなく「実効性のある内容」にして欲しいです。

2022年7月25日月曜日

人格否定の言葉で部下を叱責 同僚たちの前で指導の消防司令補を戒告 芦屋

人格否定の言葉で部下を叱責
 同僚たちの前で指導の消防司令補を戒告 芦屋

 

2022年7月25日() 22:11 神戸新聞

 

 兵庫県芦屋市消防本部は、部下に対して必要以上の叱責をしたとして、同本部の消防司令補(38)を25日付で戒告する懲戒処分を行ったと発表した。

 

 同本部によると、消防司令補は2021年10月、部下に救急対応について指導する際、同僚たちが集まる前で、人格を否定するような言葉を使って叱責したという。

 

 同本部は今年3月、この消防司令補が叱責している様子を動画撮影して無料通信アプリ「LINE(ライン)」で同僚に共有したとして、同じ職場の消防士長を減給処分にしていた。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ3月12日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 部下に反省文読ませている様子を撮影、LINEで動画拡散 (mms119.blogspot.com)
これの関連事案です。
当時の叱責していた上司が加害者として処分された事案です。
まさかあの事案がこの様な形で処分に至るとは予想外でした。
昨年10月の発生ですし、この時の事はLINEで同僚に拡散しているので、
当該事案について全く把握出来ていなかったのが不自然に思えます。

被害者の方へ
加害者がどこまで悪意を持って発言していたのかは分かりかねますが、
先ずは加害者も処分されましたので、様子見として再発しないか注意してください。
再発したのならば、遠慮無く担当者等へ相談すると良いでしょう。

約2年にわたって女性職員にセクハラ 公立病院職員停職14日の処分 山形・高畠町

約2年にわたって女性職員にセクハラ
 公立病院職員停職14日の処分 山形・高畠町

 

2022年7月25日() 20:07 山形放送

 

山形県高畠町の公立高畠病院に勤務する男性職員が、約2年間にわたって特定の女性職員に対して不必要に体に触れるなどのセクハラ行為をしたとして、病院は男性職員を停職14日の懲戒処分にしたと発表した。

 

停職14日の懲戒処分を受けたのは高畠町の公立高畠病院に勤める男性職員。

病院によると、男性職員は2年ほど前から特定の女性職員1人に対して体を不必要に触ったり、自分の体をすり寄せたりしたほか、女性の制汗スプレーを勝手に使用するなどしたという。

先月、女性職員が上司に相談し、セクハラ行為が発覚した。

男性は病院の聞き取りに対し「スキンシップのつもりで、苦痛を与えている意識はなかった」と話しているという。

公立高畠病院では再発防止策として、ハラスメント防止の研修や病院内の相談窓口の周知をあらためて行うとしている。

病院はこのほか、男性職員の直属の上司2人を厳重注意の処分とした。


《カウンセラー松川のコメント》

昭和のサラリーマン漫画でもあるまいし
女性に対して体を不必要に触るのが「スキンシップのつもり」とは
呆れた言い訳です。
被害者の制汗スプレーまで無断使用していたのですから、
ストーカーか変質者です。
職場も定型の「再発防止」だけでなく、加害者の行動に警戒するべきです。

被害者の方へ
脅かす訳ではありませんが、ストーカーならばこれからも続きます。
だから、加害者の行動や周囲に要注意です。
何か感じたら、同僚や上司に相談や担当窓口に申告です。
必要に応じて警察への相談も視野に入れてください。

2022年7月22日金曜日

「自主的に降任を強要」 上司から”パワハラ” 現役警察官が県と上司を相手に損害賠償求め提訴 【静岡】

「自主的に降任を強要」 上司から”パワハラ”
 現役警察官が県と上司を相手に損害賠償求め提訴 【静岡】

 

2022年7月22日() 21:19 静岡第一テレビ

 

静岡県警に勤務している40代の男性警察官が、上司4人に自主的に降任するよう強要されたなどとして、県と上司4人を相手に300万円の損害賠償を求める訴えを起こした。

 

訴えを起こしたのは、県警に勤務している40代の元警部の男性。訴状によると、この男性警察官は2019年、体調不良で休職したことなどを理由に、当時の上司ら4人から自主的に降任するよう強要され、「警部」から「警部補」に降任させられたとして、13日、静岡県と上司4人を相手取り、300万円の損害賠償を求める訴えを静岡地裁に起こした。

 

元警部の男性は2019年3月に上司から自主的な降任を申し出るよう強要され、10月に降任を申し出て、「警部補」へ降任となったという。

 

22日に開かれた原告側の弁護士による記者会見で、原告側の家族は「怒りと悲しみを通り越し、がく然とした。人を助ける立場の警察官が死の寸前まで追い込んだと思うと絶対に許せない」と文書でコメントした。

 

これに対し、県警監察課は「訴状の内容を確認し、適切に対処したい」と話している。



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「警部補への自主降格強要」はパワハラ
 現役警察官が上司らに300万円の損害賠償求め提訴ー静岡県

 

2022年7月22日() 21:16 静岡放送

 

静岡県警の現役の警部補が、静岡県と現役の警察幹部らを相手取り損害賠償訴訟を起こしました。自主的に降格するよう当時の上司らに強要されたのは、パワハラだと訴えています。

 

<原告側  宇佐美達也弁護士>

「警察官4名を提訴したという案件です」

 

訴えを起こしたのは、県警本部に所属する40代の男性警部補です。訴状などによりますと、男性警部補は1階級上の警部だった20199月下旬に、当時の人事担当者から自主降格を求められ、10月上旬には同じ部署の上司からも自主降格を強要され、作成義務のない文書の作成も強要されたということです。

 

10月の録音データ>

「ここで僕がやれる?って言ったら頑張りますって言うだろうけど、そうじゃなくて。僕は個人的には治療に専念した方がいいんじゃないかなと思うよ。警部補になれば数は格段に多いんで(机を固い物で6回ほど叩く音)」

 

男性警部補は過去に2度うつ病を発症していて、原告側の主張では、当時ラグビーW杯や東京五輪などの警備で陣頭指揮がとれる「使える警部」を求めていた静岡県警が定数が決められている警部のポストを空けるため、パワハラを仕掛けてきたと主張しています。

 

男性警部補は、一度は自殺を考えるまでに追い込まれ、201910月に自ら警部補への降格を申し出ました。

 

男性警部補側は、自主降格を強要したのは不法行為に当たるとして、静岡県と当時の上司ら4人を相手取り、300万円の損害賠償の支払いと男性の警部としての地位を回復するよう求めて裁判を起こしました。

 

静岡県警監察課は「訴状の内容を確認し、適切に対処したい」とコメントしています。




静岡県警幹部が執拗に「自主降格しろ」
 病気休職の警部補が損賠提訴

 

2022年7月23日() 8:55 毎日新聞(丘絢太)

 

 静岡県警本部に所属する警部補の40代男性が、3年前、病気休職などを理由に、警部からの自主的な降格を当時の上司たちに強要されて精神的苦痛を負ったとして、県警幹部ら4人と県に計300万円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁に起こした。提訴は13日付。

 

 訴えられた4人は、2019年当時に県警本部で男性の上司だった警視と警部など。

 

 訴状などによると、男性はうつ病から職場復帰に向けた訓練に取り組んでいた同年3月、上司から「体調が万全ではない」との理由で警部補への自主降格を申し出るよう求められ拒否した。だがその後、復職しても繰り返し自主降格を要求された。併せて人事面談時に懲戒・分限処分の可能性を示唆されたり、執拗(しつよう)な叱責などのパワハラを受けたりした。男性は同年10月に警部補への降格を申し出て、辞令が出たという。

 

 損賠請求のほか、警部としての地位確認も求めている。

 

 男性は22日、代理人弁護士を通じて「自主降任を求められ、嫌がらせを受けて体調を崩し、自死の一歩手前まで追い込まれた。しかるべき部署に通報したが問題には当たらないと片付けられてしまったため、中立的判断を仰ぐ決断をした」とのコメントを出した。

 

 県警監察課は「訴状の内容を確認し、適切に対処したい」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

病気療養で休みがちであったり、階級や職位に応じた職務が執行出来ない。
職場としては歓迎したくない状況なのは分かります。
適切な職務執行が出来ないと公務員には分限と言う処分があります。
分限処分を受けると免職や降格になります。
強制的に降格となるよりは、自主的に降格した方が受けは良いですが、
それを説得するならまだしも、強要したらアウトです。
きっと、加害者は4人も居たのでノリノリで被害者を攻撃したのでしょう。
警察も階級社会の上にキャリア制度もあって
上ばかり気にする[ヒラメ上司]も多いこともあり、
使えない輩を外して好印象を与えたかったので、
[みんなでパワハラしちゃった]のでしょう。

被害者の方へ
理不尽なハラスメントに対しては声を挙げて良いのです。
但し、今の日本では[上に楯突く]行為とも言えますので
相当の覚悟が必要です。
しかし、その覚悟をお持ちなのですから、
それは警察官として大切な要素で、
弱い者を理解してこそ、真の強い者と言えます。
だからこそ県民の為の警察官として今後も活動して欲しいです。
そして、心の治療も忘れずに続けてくださいませ。

教育長セクハラ疑惑で議会が辞職要求 「事実なら由々しい人権問題」 兵庫・太子町

教育長セクハラ疑惑で議会が辞職要求
 「事実なら由々しい人権問題」 兵庫・太子町

 

2022年7月22日() 19:37 神戸新聞(直江 純)

 

 兵庫県太子町の楢野正樹教育長(62)からセクハラを受けたとして、女性教育委員が辞職願を出した問題で、同町議会は22日、楢野氏に辞職を求める要求書を提出した。服部千秋町長に対しても、楢野氏への辞職勧告を求めた。

 

 町議会では楢野氏の進退を問う声が相次いでいた。20日の議会運営委員会で、辞職を求める方針を決定。全議員が要求書の内容を確認した上で、中島貞次議長が22日、楢野氏と面会して手渡した。

 

 要求書では「セクハラ疑惑の報道が事実であるならば由々しい人権問題」と指摘。教育行政への悪影響を懸念し、町の名誉を失墜させたなどとして辞職を求めた。議会事務局によると、楢野氏は中島議長との面会時、改めてセクハラ行為を否定したという。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ7月4日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 太子町教育長がセクハラか 「酒席に誘われ手を握られた」女性教育委員が辞職 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
現状ではセクハラ被害の声が挙がっただけで
その事実関係については全く不明の状態で辞職要求が出ました。
「火のない所に煙は立たぬ」と言われますが、
一方の声だけで物事を決めつける動きも如何なものかと思います。
しかも、加害者と名指しされた教育長は今のところ全否定なのですから、
議会としても迅速な動きは大切ですが、
本件については勇み足の可能性もありますので心配です。

「ジョナサン」店長が暴力 部下の肋骨折る、4月に解雇 東京

「ジョナサン」店長が暴力
 部下の肋骨折る、4月に解雇 東京

 

2022年7月22日() 15:24 時事通信

 

 すかいらーくホールディングス(HD)が運営するファミリーレストラン「ジョナサン」の東京都内の店舗で、男性店長が部下の30代男性社員を殴り肋骨(ろっこつ)を折るけがをさせていたことが22日、分かった。

 

 店長は4月に懲戒解雇された。社員が加入する労働組合の総合サポートユニオンが記者会見して明らかにした。

 

 同労組によると、店長は20209月~今年4月、ミスを理由に「死ね」などと暴言を吐き、殴る蹴るなどの暴力を振るった。社員は昨年8月には右肋骨を折られた。精神疾患を発症して休職中で、傷害容疑での刑事告訴も検討している。

 

 店舗の客からは、店長らしき男性の怒鳴り声に関するクレームが会社側に4回寄せられたが、適切な対応は取られなかった。社員は店長から長時間のサービス残業を強いられたとも訴えている。

 

 すかいらーくHDは「ハラスメント研修の強化などを図り、再発防止の徹底に努める」とコメントしている。


《カウンセラー松川のコメント》

刑事事件化はされておりませんが傷害事案に発展して
加害者は解雇されています。
しかし、部下に怪我を負わす前から暴言によるパワハラについて
報道されているので、
拙ブログでは記事化致しました。
上司が部下を叱責するのは他の職場でもありますし、
それだけならばパワハラに当たらない事例が大多数でしょう。
ところが、顧客が店舗に居る状態で、顧客に怒鳴り声が聞こえている。
しかも、それに関するクレームが4回も寄せられているのは
尋常ではありません。
クレームに対して真摯な対応していない、
即ち[お客様の声を大切にしない]会社の方針が露見しているのです。
その様な会社だから、パワハラも放置され、
挙げ句の果てに傷害事案となったのは自明の理です。
1年半以上もパワハラを継続した上に怪我まで負わしているのですから、
これは刑事事件として告訴した方が良いと私は思います。
勿論、被害者が納得するのならば金銭解決でも構いませんが、
他人に怪我をさせる様な輩は法廷で厳しく責められた方が
再発防止になると思います。

被害者の方へ
本当によく我慢をされたと思います。
今は心の傷を治すことに専念して欲しいと思いますが、
「悪い事は悪い」と刑事事件化することも考えて欲しいと思います。
この点については主治医と相談されるのも良いと思います。

2022年7月21日木曜日

未成年の女子生徒にわいせつ行為、小学校臨時講師を免職 兵庫県教委、パワハラで処分も

未成年の女子生徒にわいせつ行為、
小学校臨時講師を免職 兵庫県教委、
パワハラで処分も

 

2022年7月21日() 18:51 神戸新聞(古根川淳也)

 

 兵庫県教育委員会は21日、18歳未満の女子生徒とみだらな行為をしたとして、淡路地区の公立小学校に勤務する20代男性臨時講師を懲戒免職とするなど、計4件の処分を発表した。

 

 県教委によると、男性講師は勤務先とは関係のない女子生徒2人と知り合い、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で連絡を取り合うようになり、このうち1人と今年4、5月にみだらな行為をしたほか、2人に講師の裸の画像を送信するなどした。講師自身が学校に申し出て発覚したという。

 

 また、阪神地区の公立中学校の30代男性教諭は昨年11月ごろから、顧問を務める部活動に所属していた女子生徒に対し、LINEで「かわいすぎる」「もてまくるやろ」などのメッセージを多い日で1日37通送信。別の学校に異動した後の今年5月にも2回、この生徒を自宅まで送って抱きしめるなどしたとして、停職3カ月となった。

 

 丹波地区の県立高校の20代男性臨時実習助手は、互いに好意を持っていた女子生徒と抱き合うなどしたとして停職1カ月、神戸地区の県立高校に勤務する再任用の男性教諭(63)は同僚を大声で怒鳴るなどのパワハラ行為をしたとして戒告処分となった。


《カウンセラー松川のコメント》

阪神地区の公立中学校の30代男性教諭について
顧問を務めている期間中にセクハラメールを送り付けた上に
異動後も接触をする執拗さです。
もしかしたら本気で恋愛対象にしていたのかも知れませんが
相手は中学生であることを念頭に置くべきです。

被害者の方へ
歳が離れていても相手が部活の顧問だと
嫌な態度をし難いのはあると思いますので
気苦労も多かったことでしょう。
停職処分にはなっても油断は禁物です。


丹波地区の県立高校の20代男性臨時実習助手について
相手は教え子で未成年だと問題も大きくなります。
相思相愛でも卒業までは我慢も大切です。


神戸地区の県立高校に勤務する再任用の男性教諭(63)について
ベテランであり先輩格ですから逆に模範を示す存在であるべきです。
感情の発露もほどほどに。

被害者の皆様へ
怒鳴り声は自分が対象となっていなくても気分は良くないです。
怒りたい気持ちとは別に職場の雰囲気も考えたいて欲しいですよね。

鹿屋基地 男性隊員が同僚女性にセクハラ行為で停職4か月 鹿児島

鹿屋基地
 男性隊員が同僚女性にセクハラ行為で停職4か月 鹿児島

 

2022年7月21日(木) 13:40 南日本放送

 

海上自衛隊鹿屋航空基地に所属する50代の2等海曹の男性が、同僚の女性隊員に対してセクハラ行為をしたとして、停職4か月の懲戒処分を受けました。

 

停職4か月の懲戒処分を受けたのは、海上自衛隊鹿屋航空基地・第1整備補給隊に所属する53歳の2等海曹の男性です。

 

海上自衛隊によりますと、男性は去年10月から今年3月までの間に、車の中で後輩の女性隊員に対し、複数回、手を握ったほか、拒否しているにもかかわらず強引に頬にキスをするセクハラ行為をしたということです。

女性隊員から上司に報告があり発覚したもので、聞き取りに対して男性は行為を認め、「軽率で不適切な行動を深く反省している」と話しているということです。

 

第1整備補給隊司令の角亜希仁1等海佐は、「このような事案が起きたことを大変重く受け止めています。隊員の服務指導などを徹底し再発防止に努める」とコメントしています。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

「感情を抑えることができなかった」
 後輩女性にセクハラ 53歳の男性自衛隊員に懲戒処分 鹿児島

 

2022721日(木) 19:15 鹿児島テレビ

 

後輩の女性隊員の頬にキスをするなどのセクハラをしたとして、鹿児島県鹿屋市にある海上自衛隊鹿屋航空基地の53歳の男性隊員が停職4カ月の懲戒処分を受けました。

 

停職4カ月の懲戒処分を受けたのは、海上自衛隊第1整備補給隊に所属する53歳の2等海曹の男性です。

 

鹿屋航空基地によりますと、この男性隊員は、2021年10月から2022年3月までの間に、私有車の中で2度、女性隊員の手を握ったほか、強引に頬にキスしたということです。

 

女性隊員が上司に報告したことで発覚しました。

 

男性隊員は、「被害者の女性に一方的に好意を持っていて、感情を抑えることができなかった」と行為について認め、反省しているということです。

 

第1整備補給隊の角 亜希仁司令は「再発防止に努めてまいります」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

一方的に好意を抱いてしまう事は有りがちでしょう。
しかし、そこから無理矢理な行動を抑止してこそ現代人なのです。
拒否しているにもかかわらず強引に頬にキスをする」
これはもうセクハラの域を超えた婦女暴行です。
国民の生命財産を守る自衛隊員が、己の欲望の為に感情を抑えられないとは
情けないにも程があります。
この様な犯罪紛いな行為に「再発防止に努めてまいります」としか
コメント出来ないのも悲しい現実です。
強引にキスをする行為を「軽率」程度としか認識していない加害者にも
本当に反省しているのか疑わしい気持ちです。
この様な事案を[セクハラ]と軽く片付けてしまう社会にも
問題はあると思うのです。

被害者の方へ
加害者と私有車に同乗してしまったのも原因かも知れませんが
同じ職場の相手だと断りづらい部分もあったのでしょう。 
しかし、世の中の男性が全て紳士な訳ではありませんので、
プライベートな空間で異性と二人きりになるのは要注意です。

2022年7月20日水曜日

「県議会議員からセクハラ被害…」宮崎市の40代女性が損害賠償求める裁判 宮崎県

「県議会議員からセクハラ被害…」
宮崎市の40代女性が損害賠償求める裁判 宮崎県

 

2022年7月20日() 19:23 テレビ宮崎

 

県議会議員の男性からセクハラを受けたとして、40代の女性が損害賠償を求める裁判の第一回口頭弁論が、宮崎地裁で開かれました。

 

この裁判は、右松隆央県議の事務所で働いていた宮崎市の40代女性が、右松県議からセクハラを受けたとして、220万円の損害賠償を求めているものです。

 

訴状などによりますと、女性は20194月、右松県議からホテルでの食事に誘われ、食後にホテルの部屋で抱きつかれるなどされたほか、解雇されるまでの間繰り返しセクハラを受け、適応障害と診断されたなどとしています。

 

20日の第一回口頭弁論で、女性側は「セクハラによるストレスで体調を崩した」、「許されない行為であり、違法である」と主張。

 

右松県議側は「甚だしい勘違いであり、証拠に基づかない虚偽の主張である」として、棄却を求めました。

 

右松県議は、2011年に宮崎市選挙区から県議会議員に初当選し現在3期目。

20224月から副議長を務めています。



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元事務所勤務の女性「継続的なセクハラ受けた」
右松宮崎県議会副議長を提訴
 県議側は全面的に争う姿勢

 

2022年7月20日() 19:03 宮崎放送

 

宮崎県議会で副議長を務める右松隆央(たかひろ)県議の事務所で働いていた女性が、右松県議に継続的にセクハラを受けたとして、損害賠償を求める裁判を起こしました。

その第一回口頭弁論が、20日、宮崎地裁で開かれ、右松県議側は「客観的証拠に基づかない虚偽」などと主張し、全面的に争う姿勢を示しました。

 

訴えを起こしたのは、今年4月から県議会で副議長を務めている右松隆央県議の事務所に勤務していた40代の女性です。

 

訴状によりますと、女性は、20194月の県議選後に、祝勝会として右松県議と食事をした後、ホテルの一室で抱きつかれたと主張。

 

また、その後も、右松県議から、事務所内でマッサージをさせられたり、温泉やドライブに誘うメッセージを送られたりするセクハラ行為で、精神的苦痛を受けたとして、右松県議に対し220万円の損害賠償を求めています。

 

宮崎地裁で開かれた第一回口頭弁論で、右松県議側は「ホテルの一室で抱きついたのは、前後のやり取りからセクハラとは言えない。そのほかの行為も客観的証拠のない虚偽である」などとして請求の棄却を求め、全面的に争う姿勢を見せました。

 

右松県議は、今月11日、MRTの取材に対し、「女性が訴えるようなハラスメントにあたる行為は一切ない」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

ホテルに同室してしまうとセクハラを訴えても難しいですが
事務所内でマッサージをさせているのが事実ならば
これはセクハラと言われても止む無しでしょう。
しかし、セクハラになるかどうか被害者の意思表明が無いと
同意の上かどうか分からないとも言えます。
「李下に冠を正さず。瓜田に履を納れず」ではありませんが、
議員になる様な方ならば、
「セクハラです」と言われる可能性のある行為は
厳に慎むのが王道といえましょう。
また、報道では被害者は「解雇」と記されていますが、
自己都合退職なのか雇用者側からの解雇なのか
この様な背景にもセクハラ訴訟の原因があるのではないかと
推測しております。

被害者の方へ
証拠が無いと勝訴も難しいと思いますが、
提訴した以上は時間と労力と費用を要しますが
頑張ってください。

「大変ためになりました」職員に対するパワハラ認定の滋賀・野洲市長 市のパワハラ防止研修に参加

「大変ためになりました」
職員に対するパワハラ認定の滋賀・野洲市長
 市のパワハラ防止研修に参加

 

2022年7月20日() 19:06 読売テレビ

 

 市の職員に対するパワハラ行為が認定された滋賀県野洲市の市長が20日、ハラスメント防止研修を受けました。

 

 野洲市のハラスメント研修は、市の職員向けに定期的に実施されているもので、パワハラ行為が問題となった栢木進市長が受講しました。

 

 栢木市長は、市の幹部職員2人に対して、他の職員の前で大声で叱責するなどした行為が第三者委員会にパワハラと認定されていて、研修ではパワハラと指導の線引きなどを学びました。

 

 栢木進市長「コミュニケーションギャップという言葉も出ていたので、職員と私との意見のギャップを埋めていかないといけないということでした。大変ためになりました」

 

 今回の問題を受け、栢木市長は給与を3か月間、3割カットすることが決まっています。



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野洲市長がパワハラ防止研修に参加

 

2022年7月21日() 19:07 びわ湖放送

 

野洲市の栢木市長による幹部職員らへのパワーハラスメント問題。野洲市は20日、職員を対象にパワハラ防止のための研修会を開き、栢木市長も参加しました。

 

この問題は、野洲市の幹部職員ら2人が、栢木進市長からのパワハラを訴えていたもので、先月、第三者委員会は、市長が、職員との協議中にボールペンを机に叩きつけたり、議場で職員を叱責したりしたことなどについて、パワハラに該当すると認定しました。

 

野洲市は20日、市の職員に対して職場でのパワハラ防止に向けた研修会を開き、今回、パワハラが認定された栢木市長も、初めて最前列で参加しました。研修会では、パワハラを未然に防ぐための対策として、威圧せずに意見を述べるためには、「感情ではなく事実や状況を正確に伝える」などといったことが示されました。栢木市長は、うなずきながらメモを取っていました。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ7月6日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「二度と起こさないと肝に銘じる」 職員への叱責でパワハラ認定の市長 ハラスメント研修に参加予定 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
パワハラ加害者となった市長がパワハラ研修を受け、その感想が報道されました。
この感想のとおり、再発防止となると良いですね。


あいテレビ番組審理入り BPO人権委

あいテレビ番組審理入り BPO人権委

 

2022720日(水) 1904分 時事通信

 

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は20日までに、あいテレビ(松山市)で3月まで放送されていた深夜ローカルバラエティー「鶴ツル」の審理入りを決めた。女性フリーアナウンサーが、出演者の度重なるセクハラ発言などで精神的苦痛を受けたと申し立てていた。

 

 同委によると、男性タレントと住職、申立人の女性の3人が飲酒しながらトークする番組。他の出演者のトークがしばしば性的な内容に関することに及び、申立人は2016年4月の開始当初から局側に苦痛や改善を訴えていたとしている。

 あいテレビは「申立人は番組の趣旨を十分理解した上で出演し、内容も社会通念上相当な範囲を逸脱しておらず、人権侵害や放送倫理上の問題はない」と主張している。



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出演者のセクハラ訴えで審理 BPO人権委、松山のあいテレビ

 

2022年7月20日() 17:20 共同通信

 

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は20日までに、あいテレビ(松山市)の深夜バラエティー「鶴ツル」を審理すると決めた。番組に出演していたフリーアナウンサーの女性が、他の出演者からの度重なるセクハラ発言などで精神的苦痛を受けたとして、申し立てていた。

 

 番組は20164月から今年3月まで放送され、俳優でタレントの片岡鶴太郎さんや申立人のアナウンサーら3人が飲酒をしながらトークを展開。人権委によると、アナウンサーは、番組開始当初から苦痛や改善を訴えていたにもかかわらず、他の出演者のトークが申立人に対するものも含めてしばしば性的な内容に及び、イメージが損なわれたと主張している。

 

 あいテレビは「番組内容は社会通念上相当な範囲を逸脱しておらず、人権侵害や放送倫理上の問題はない」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

セクハラを容認する訳ではあれませんが
飲酒をしながらでの会話となれば倫理から外れた発言があっても
不思議ではありません。
番組は6年間も放映されており、この間に申し立てをしていなのも
我慢に我慢を重ねてと言うよりも
被害者は番組出演したいが為に申し立てを遅らせていたと推測出来ます。
それとも、最終回に向けて好き放題の発言でも続いたのでしょぅか?
放送局あいテレビへの苦情は無かったのでしょうか?
セクハラも受けて次第ではありますが、何か釈然としないものがあります。

被害者の方へ
申し立ては受理されましたので、暫くはBPOに委ねましょう。

2022年7月19日火曜日

幹部自衛官がパワハラとセクハラで懲戒処分 /秋田

幹部自衛官がパワハラとセクハラで懲戒処分 /秋田

 

2022年7月19日() 19:00 秋田朝日放送

 

自衛隊秋田地方協力本部の幹部自衛官が、部下に対して暴行やセクハラをしたとして懲戒処分となりました。

 

自衛隊秋田地方協力本部の50代の男性1等陸尉は、前の勤務地で2019年11月ごろから翌年の2月ごろまでの間、パソコン操作をしながら挨拶をした部下の隊員の頭を2回平手打ちしました。さらに2019年7月と11月には、3回にわたり演習場で訓練中だった部下の女性隊員の腰の辺りを触るなどしていました。被害を受けた隊員がそれぞれ防衛省のホットラインに相談し発覚したということです。

50代の男性1等陸尉はいずれも認めていて、秋田地方協力本部は停職7日の懲戒処分としました。秋田地方協力本部の米山浩本部長は「幹部自衛官がこのような事案を発生したことを重く受け止めている」とし、指導・教育を徹底するとコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

一見、自衛隊秋田地本の幹部が地本で加害の様に誤解をしそうですが、
実態は前任地での加害であり、地本も他所での事案でコメントを求められて
傍迷惑だったでしょう。
しかも加害者き陸自隊員で秋田地本の本部長は歴代空自隊員なので
当に他人事で頭を下げる羽目になり同情致します。
職場で呼ばれたら、起立して返事をする様な環境ですので、
何かをしながらの挨拶に対して立腹するのも理解は出来ます。
平手打ちも顔ではなく頭に対してなので、
加害者もここまで問題になるとは思っていなかったと思います。
ただ、今の世の中では「手を出したらパワハラ」と成り易いことも
理解しておく必要はあります。
また、訓練中に異性に触れるのも、時と場合によってはセクハラとなるので、
これも要注意です。

被害者の皆様へ
ハラスメントに対して泣き寝入りをする事はありません。
御自身が「ハラスメントだ」と感じられたならば、
先ずは周囲か担当窓口に相談をして、客観的な判断をして貰うのが得策です。

「返事しないやつは殺したくなる」 陸上自衛隊、幹部をパワハラ発言で処分

「返事しないやつは殺したくなる」
 陸上自衛隊、幹部をパワハラ発言で処分

 

2022年7月19日() 12:25 神戸新聞

 

 部下にパワハラを繰り返したとして、陸上自衛隊は19日、中部方面警務隊本部に所属する50代の男性幹部自衛官を停職3日の懲戒処分とした。

 

 伊丹駐屯地広報班によると、男性幹部は2020年4月~21年12月ごろ、複数の部下に対し、指導中に「返事をしないやつは殺したくなる」などと暴言を繰り返したり怒鳴ったりした。

 

 21年12月、目撃者が警務隊本部に報告。聞き取りの結果、男性幹部が日常的に威圧的な言動で指導していたことが判明した。男性幹部は「パワハラへの認識が甘かった。反省している」と話したという。

 

 警務隊は自衛隊内の犯罪捜査を担当する組織。陸自は男性幹部の階級を明らかにしていない。

 

 白岸正太郎・中部方面警務隊長は「誠に遺憾。明朗闊達な職場環境の構築を徹底し、再発防止に努める」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

警務隊と言う自衛隊の中の警察組織だけに
パワハラも有りだったと言う皮肉な事案です。
取り締まりや捜査を行うからこそ、周囲以上に規範への遵守が大事なのに、
それも分からずに警務隊に勤務させていた幹部も懲罰の対象にするべきです。
また、社会人、中でも人の命を預かる仕事をする自衛隊員なら
職場内とは言え「殺す」と言う単語を発するべきではありません。
確かに返事をしない部下も問題ではありますが、
そう言う無礼者に対しては勤務評定で応えてあげれば良いだけでしょう。

被害者の皆様へ
どの様な背景で、この様な事案が発生したのか報道では分かりませんが
なぜ上司に対して返事をしなかったのか、この点は非常に気がかりです。
決して、パワハラを擁護する気持ちはありませんが、
発生原因を特定することで再発防止も可能だと思います。

2022年7月18日月曜日

PTSDによって、中年女性の認知機能低下が加速か

PTSDによって、中年女性の認知機能低下が加速か

 

2022年7月18日(月) 17:00 Forbes JAPAN

 

女性が心的外傷後ストレス障害(PTSD)の重い症状を長期にわたって経験すると、中年における認知機能低下を悪化させる可能性があることが、最新研究で明らかになった。認知機能の低下は、混乱や記憶障害の頻発を招き、運動機能に支障をきたす場合もある。

 

認知機能の低下は、アルツハイマー病や、他のタイプの認知症、入院率の上昇、フレイル(加齢により心身が衰えた状態)につながったり、死期が早まったりすることがあるとされてきた。PTSDと認知症はともに、男性より女性に多い。PTSDについては、米国で暮らす女性のうち推定で約8.6%に発症経験があるのに対し、男性は4.1%だ。

 

米国女性におけるアルツハイマー病発症リスクは、65歳で21%になる。しかし、同年齢の男性のリスクはその半分にすぎない。

 

米国を拠点とする研究チームは、PTSDが中年女性の認知機能を低下させるリスク因子なのかどうかを確認するため、大規模な研究を実施。その結果をまとめた論文を、医学誌「JAMAネットワーク・オープン」で2022630日付けで発表した。研究対象は女性12270人で、年齢は50歳から71歳だ。

 

研究参加者のうち、PTSDの症状があると答えた女性は67%にのぼった。これらの女性は、PTSDの症状を経験していないと答えた女性に比べて、うつ状態を示すスコアが高く、うつ病と診断された割合も高かった。

 

PTSDの特徴的な症状には、過去を追体験する(フラッシュバック)、悪夢を見る、重度の不安に悩まされる、悲惨な出来事を繰り返し思い出す、気分が変調する、などがある。そうした症状は、治まるまで数カ月を要し、ときには何年も延々と続くことがある。

 

研究によると、PTSDの症状が重かった(症状が6つから7つ)女性は、症状がまったくなかった女性に比べて、認知機能の変化を示すスコアの変化率が著しく悪かった。

 

研究では、研究参加者の学習記憶、作業記憶、注意力、精神運動速度(Psychomotor speed:情報処理、反応、動作などの速度)を3年にわたって評価した。また、糖尿病や高血圧症など、認知力に影響を及ぼしうる他の要素についても考慮された。しかし、それらのなかで、学習記憶ならびに作業記憶の時間に伴う変化と有意に関連していたのは、参加者の年齢と、心臓発作の発症リスクのみだったと研究チームは指摘している。

 

PTSDの症状が重かった女性は、症状がまったくなかった女性に比べて、学習記憶と作業記憶の認知機能がおよそ2倍の速さで低下していた」と研究論文は述べている。

 

研究チームは、こう付け加えている。「このたびの知見は、戦争体験やホロコースト、幼少期の性的虐待といった極度に強いトラウマにさらされた人々を対象にした、過去の横断的研究結果と一致している」

 

「女性のPTSDならびに認知症の生涯有病率が高いことを踏まえると、PTSDをリスク因子と特定することは、PTSDそれ自身が問題であるだけでなく、認知機能の健全性にも関連している可能性を示唆している。このような知見は、PTSD患者を対象にした認知機能検査を早期に実施することがいかに重要かを裏づけている」

 

研究者は、参加者の96%近くが白人女性看護師だったことは、この研究の重大な限界であることを認めている。つまり、今回の知見は、白人以外の集団には当てはまらない可能性が否定できない。 


《カウンセラー松川のコメント》

今般の調査結果では条件が限られているとは言え、
一つの調査結果としては非情に注目するべき数値です。
調査対象拡大による結果の妥当性を証明されれば
様々な場面での対応が可能となるでしょう。

2022年7月14日木曜日

同僚隊員の尻触る 仙台駐屯地の33歳男性自衛官に停職3か月の懲戒処分

同僚隊員の尻触る 仙台駐屯地の33歳男性自衛官に停職3か月の懲戒処分

 

2022年7月14日() 20:24 東北放送

 

2018年、仙台市内の飲食店で同僚の女性隊員の尻を触ったとして、陸上自衛隊仙台駐屯地の男性自衛官が停職3か月の懲戒処分を受けました。

 

14日付で停職3か月の懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊仙台駐屯地の東北方面後方支援隊に所属する33歳の男性2等陸曹(りくそう)です。

 

仙台駐屯地によりますと、男性2等陸曹は20183月、仙台市内の飲食店で同僚の女性隊員の尻を触るわいせつな行為をしたということです。

 

当時2人は所属する部隊の送別会に参加していて、男性2等陸曹は仙台駐屯地の聞き取りに対し、「悪ふざけをしても許されると思ってしまった」と事実を認めているということです。

 

東北方面後方支援隊の村上章(むらかみ・あきら)隊長は、「今後、隊員に対する指導および教育をさらに徹底し職場環境の改善を図っていく」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

報道では「尻を触るわいせつな行為」と過去の類似事案に比べて
悪質性を感じる表現です。
また「尻を触る」行為で停職3か月の処分も類似事案に比べて
重い懲戒内容に感じます。
加害者の弁は「悪ふざけをしても許されると思ってしまった」と軽いですが、
この報道からすると相当根の深い事案と推測出来ます。

被害者の方へ
懲戒処分が決定した事で職場内では当事案は終結となりますが大丈夫でしょうか?
心身に不調を感じられましたら心療内科や精神科への受診をお勧めします。

鳥取大学でまた懲戒処分 複数の女子学生にセクハラ 50代男性教員が停職6か月(鳥取市)

鳥取大学でまた懲戒処分 複数の女子学生にセクハラ
 50代男性教員が停職6か月(鳥取市)

 

2022年7月14日() 19:35 山陰中央テレビ

 

鳥取大学は、学生に対するセクハラなどで、勤務する男性教員を停職の懲戒処分にしたと発表しました。

鳥取大学では今年1月にも50代の男性教授がアカハラで処分を受けています。

 

処分を受けたのは農学系学部の50代の男性教員です。

鳥取大学によるとこの教員は、指導する学生に対しセクハラやアカデミックハラスメントを繰り返したということで、きょう14日付けで停職6か月の懲戒処分としました。

 

セクハラやアカハラは、2016年度から2020年度にかけて複数の女子学生に対して繰り返されていたとし、鳥取大学の中島廣光学長は「今回の事態を重く受け止め再発防止に努める」とコメントしています。

 

鳥取大学では今年1月に農学系部門の男性教授が、研究室の学生2人へのアカハラで停職10日の処分を受けていますが、今回と同じ男性か、鳥取大学は明らかにしていません。


《カウンセラー松川のコメント》

5年度分も女子学生にハラスメントを継続していたのですから、
その悪質性は高いです。
1月の事案については拙ブログ1月14日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 鳥取大教授「アカハラ」 停職10日間の懲戒処分 (mms119.blogspot.com)
としておりますが、
この事案では「学術研究院農学系部門の50代男性教授」と報道され
今般の加害者との共通点が複数見られます。
大学側もあえて「別人」と言及していないことから、
同一人物との推測も成り立ちます。
ハラスメント加害者に対して単に停職や減給処分をしても、
行為の悪質性を理解させたり、再発防止の指導教育をしなければ、
再発しても不思議ではありません。
「再発防止に努める」と言うのは簡単ですが、
是非とも「どの様に再発防止するか」をマスコミに公表して欲しいものです。

被害者の皆様へ
今般の事案は複数年度に渡り女子学生を狙った点で悪質です。
成績の優劣を付ける権利を一方的に持つ教授としてあるまじき行為。
これを機会に声を大にして、加害者がどの様な卑劣漢かを明らかにするのも、
社会正義を貫き一つの手段かも知れません。

太子町教育長がセクハラか 「酒席に誘われ手を握られた」女性教育委員が辞職

太子町教育長がセクハラか
 「酒席に誘われ手を握られた」女性教育委員が辞職

 

2022年7月14日() 16:49 神戸新聞(直江 純)

 

 兵庫県太子町の楢野正樹教育長(62)に酒席に誘われ、手を握られるなどのセクハラを受けたとして、同町の40代の女性教育委員が辞職願を提出し、14日の町教育委員会で認められた。楢野氏は取材に対し「手は握っていない。セクハラだとは思っていない」と反論している。

 

 関係者によると、女性は5月末、楢野氏に誘われ同県姫路市内の居酒屋に入った。他の委員も含めた懇親会だと思っていたがほかの委員はおらず、2人で飲食したという。2軒目の店を出た後、タクシーに乗るように腕をつかまれ、車中で手を握られたという。

 

 楢野氏は「お互いの家族の了解を得て飲食した。タクシーに乗る前に腕はつかんだが、車の中で手は握っていない」と話している。

 

 楢野氏は姫路市立中学の校長を経て昨年10月、教育長に就いた。女性は今年4月に就任した。


《カウンセラー松川のコメント》

被害者は「手を握られるなどのセクハラを受けた」とされ
加害者は「手は握っていない。セクハラだとは思っていない」と反論。
さて、異性が二人きりでの飲食。
何が目的だったのでしょうか?
被害者も「他の委員も含めた懇親会」と思っていたのは当然ですが、
二次会まで行ったとなると多少分が悪い所もあります。
そして2軒目の店を出た後にタクシーに乗るように腕を掴まれ、
車中で手を握られたそうです。
「校長経験者だから聖人君子」だと思っていたならば、
それは見識の狭さの表れです。
今や校長によるセクハラやパワハラだって報道されているのです。
二人きりの一次会は退くに退けない大人の事情で理解出来ますが、
二次会にも行き、二次会後にタクシーで同乗しているとなると、
「被害者も脇が甘い」と指摘されるのも止む無しです。

被害者の方へ
報道の限りでは経緯も分からずコメント出来ないです。

大阪府警、警視をパワハラで処分 はさみ出し「髪切ったろうか」

大阪府警、警視をパワハラで処分 はさみ出し「髪切ったろうか」

 

2022年7月14日() 6:41 朝日新聞

 

 部下からの決裁書類を受け付けないなどのパワハラ行為があったとして、大阪府警は13日、機動隊副隊長の男性警視(54)を警務部長注意とする処分をした。取材に対し明らかにした。

 

 府警によると、警視は6月ごろ、部下からの書類の決裁を受け付けなかったり、別の部下にはさみを持ち出して、「髪の毛を切ったろうか」と発言したりしたという。


《カウンセラー松川のコメント》

自分の気持ちに自由な動きをする加害者なのでしょうね。
決裁を受け付けなかったり、頭髪を切ろうとしたり、
真っ当な社会人とはちょっと思えない行動です。
でも、こんな人物でも機動隊の幹部に成れてしまうのですから、
昇進に人格とかは重要視されていないのでしょうね。

被害者の皆様へ
50代にもなると性格なんて変わりませんから、
再発する可能性もあるので今後も注意してください。

2022年7月13日水曜日

長崎市長が女性記者に謝罪 市幹部の性暴力「長い歳月苦しめた」

長崎市長が女性記者に謝罪
 市幹部の性暴力「長い歳月苦しめた」

 

2022年7月13日() 20:29 毎日新聞(明珍美紀)

 

 報道機関の女性記者が取材中に長崎市の当時の原爆被爆対策部長(死亡)から性暴力を受けたとして市に損害賠償などを求めた訴訟で、市に賠償を命じた長崎地裁判決が確定したことを受け、長崎市の田上富久市長は13日、東京都内で女性記者と面会し、謝罪した。

 

 田上市長は冒頭、用意した謝罪文を読み上げる形で、元部長の行為について「職務上の立場を利用した、公務員としてあるまじき行為」と認め、時折女性に頭を下げながら「長い歳月にわたって苦しめ続け、記者として活躍する可能性を妨げた」と謝罪した。

 

 面会後、オンラインで報道陣の質問に応じた女性は「加害者側から正式な謝罪が得られることは、(性暴力の)被害者の回復に大きく寄与する」と話し、市には、性差別をなくして人権を守る姿勢を持つことを要望した。

 

 長崎地裁は530日、2次被害を含めて市の責任を認め、女性に慰謝料など約1975万円の支払いを命じた。市は67日、控訴断念を発表していた。

 

 判決によると、女性は2007年、長崎原爆の日の平和祈念式典に関する取材で、元部長から性暴力を受けた。女性は被害後に心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症し、休職を余儀なくされた。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ7月7日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 長崎市長、女性記者に対面謝罪へ 市幹部による性暴力問題で (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
性暴力を受けても刑事事件化せずに民事訴訟でのみ解決を図る点は
被害者ではない私には理解し難いですが、
判決が確定し被告である長崎市が謝罪したのですから、
後は賠償金を支払って終了です。
被告も自腹を切る訳ではないでしょうから、控訴で手間暇を要するよりも、
簡単な解決方法だったのかも知れません。
しかし、原告も勝訴して被告が謝罪しているのに
「性差別をなくして人権を守る姿勢を持つことを要望」とは
事案と関係の無い要望を持ち出す辺りに違和感を覚えました。

福島大学の50代教授に懲戒処分 学生にアカハラとセクハラを繰り返す<福島県>

福島大学の50代教授に懲戒処分
 学生にアカハラとセクハラを繰り返す<福島県>

 

2022年7月13日() 16:50 福島テレビ

 

2022713日付けで停職2ヵ月の処分を受けたのは、福島大学の50代の男性教授。

大学によると、男性教授は研究室で複数の学生に対して、常識的な指導の範囲を超えて怒鳴るなど長時間の叱責を繰り返していた。また、学生を不快にさせるような性的な発言も繰り返し行っていたという。

 

202112月末に複数の学生から大学側に申し立てがあり、大学が調査をしたところ、男性教授のハラスメント行為が発覚した。

 

男性教授は、事実関係を認めていて、大学では再発防止に向けガイドラインや研修などを活用しながらハラスメント対策に力を入れるとしている。



※ 他社のニュースも掲載致します

福島大教授がアカハラ、出勤停止2カ月 学生に叱責や性的発言

 

2022年7月14日() 11:00 福島民友新聞

 

 福島大は13日、研究室で学生を怒鳴ったり、長時間叱責(しっせき)したりするアカデミックハラスメントや、学生に性的発言をするセクハラ行為があったとして、50代男性教授を出勤停止2カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。

 

 福島大がアカハラ行為で教員を懲戒処分にしたのは初めて。被害者の特定につながる恐れがあるとして、具体的な内容を公表していない。

 

 昨年12月と今年2月、研究室に所属する学生と大学院生からハラスメント行為があるとの申し出があり、大学が調査していた。教授は反省しているという。大学は再発防止に向け、ハラスメント行為の防止に向けた研修会などの取り組みを一層、強化する方針。


《カウンセラー松川のコメント》

事案の発生した大学の説明では
「再発防止に向けガイドラインや研修などを活用しながら」
との事なので、ハラスメント対策を採る気になれば出来たのに、
「ハラスメント対策に力を入れる」と言う事は
事案発生まで無為無策であった訳です。
これだけ世間でハラスメントが話題にされ、
大企業はもとより今年4月1日からは中小企業まで
ハラスメントの窓口の設置義務がある時代に
国立大学でハラスメントが発生しているのは
加害者に問題があるのは当然ですが、
学校当局の姿勢にも問題があると感じております。

被害者の皆様へ
学校としては加害者に懲戒処分を科した事で
事案の解決とするでしょうけど、
今後も師弟関係を続ける点についても
関係各方面と協議をされた法が良いかも知れません。