2022年7月5日火曜日

「鶴岡市長から直接」29人、見聞き含め249人 百条委、パワハラ疑惑アンケート

「鶴岡市長から直接」29人、見聞き含め249
 百条委、パワハラ疑惑アンケート

 

2022年7月5日() 11:34 山形新聞

 

 鶴岡市議会の百条委員会が調査を進めてきた皆川治市長による職員への対応について、退職者を含む市職員へのアンケート結果が4日公表され、29人が市長からパワハラと疑われる言動を直接受けたことがあると答えた。見たり、聞いたりしたことがあるかも含めると、249人が「ある」とした。記名による回答もあり、百条委は事実関係の確認を進める。

 

 同日の百条委の会議で示した。対象は医療職などを除く現職と過去5年間の退職者計1271人。5620日に行い、67日までに477件を回収した。

 

 どんな言動を受けたか(複数回答可)では「威圧的な行為」が最も多く21件に上った。次いで暴言・名誉毀損(きそん)・侮辱13執拗(しつよう)な非難12実現不可能・無駄な業務の強要8など。自由記述欄への具体的な記載は27件あった。

 

 こうした言動を「目撃した」との回答は61件、「聞いた」は233件(重複回答含む)あった。直接受けたケースと同様に「威圧的な行為」が目立った。

 

 アンケートは原則無記名で、調査に協力できる場合は任意で記名を求めた。実名の記載が複数あったといい、百条委は本人の意思を確認しながら事情聴取や証人喚問を検討する。佐藤博幸委員長は「事実を解明する上で重要な結果。意を決して書いたであろうことに配慮し、丁寧に進める」と述べた。

 

 市長の職員への対応を巡っては、市職員労働組合の実態調査でも19人が「パワハラが疑われる行為を受けた」と回答している。

 

 百条委は、2017年の市長選期間に皆川市長が受け取った現金100万円を巡る選挙運動費用収支報告書の不記載問題と、市職員に対するパワハラ疑惑を調査している。不記載問題では、皆川市長への証人尋問を今月25日に行う予定。ただ、4日に予定した寄付者への尋問を本人の事情で延期したため、再調整を含め検討している。元県議と出納責任者の尋問は56月に秘密会で終えた。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ4月13日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 鶴岡市の百条委、皆川市長ら4人の証人喚問を決定 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
調査対象者に退職者まで含めた大掛かりな物で、その数1271人。
しかし、回答数は477人と対象者の三分の一程度でした。
それでも、回収した回答からは回答者名が記された物もあり、
相当数のパワハラ被害が確認されました。
実名を記された方が現職か退職者かも不明ですが、
回答への信憑性を高めているのは間違いありません。
委員会としての調査活動は継続するので、
このパワハラ問題も早急に解決する訳ではありませんが、
委員会の最終報告を待ちましょう。
また、この委員会とは別に市職員労働組合でも調査は行われており、
こちらでもパワハラ被害について確認をしているそうです。

被害者の皆様へ
委員会でも事の重大性を受け止めている様なので、
まだ時間は要しますが委員会の調査や報告に期待して待ちましょう。

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