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2025年9月10日水曜日

救急車内で上司に「お前が乗っているメリットがない」「救急から降りろ」 暴言を繰り返したとして消防署の主任職員を停職処分に 兵庫・明石市

救急車内で上司に「お前が乗っているメリットがない」「救急から降りろ」
 暴言を繰り返したとして消防署の主任職員を停職処分に 兵庫・明石市

 

2025年9月10日() 16:40 朝日放送

 

 兵庫県明石市は10日、市内の消防署で主任を務める男性職員(43)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表しました。他の職員に対して「救急を辞めろ」などの暴言や誹謗中傷を繰り返していたということです。

 

 明石市によりますと、男性職員は今年5月、傷病者を病院に搬送した後の救急車内で上司に対して「お前が乗っているメリットがない」「救急を辞めろ」「救急から降りろ」といった暴言を繰り返したということです。

 

 消防署に戻った後の話し合いでも暴言は収まらず、近くにあったゴミ箱を蹴り飛ばしました。

 

 この男性職員は過去にも、

▽他の複数の職員に対する誹謗中傷を含んだ文書を127人が閲覧可能なグループチャットに投稿する

▽後輩職員の背後から首を締め上げる

▽同僚職員に対して怒鳴る

▽机を蹴って発言を抑制する

 などの行為を続けていて、直属の上司から注意を受けていましたが、問題行動が繰り返されたため、処分に至ったということです。

 

 明石市はこのほか、勤務時間中に公用パソコンで職務と関係のないウェブサイトを358時間、閲覧していたとして政策局の再雇用職員(66)を戒告処分、この職員の上司にあたる政策局課長(60)についても、監督責任に加えて、同様の行為を133時間していたとして、1カ月間、給与の10分の1を減額する処分にしました。2人は閲覧時間に対応する給与は返納したということです。

 

 

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上司や同僚に暴言
 明石市が消防署勤務の男性主任を停職1カ月の懲戒処分/兵庫県

 

2025年9月10日() 19:55 サンテレビ

 

上司や同僚に複数回にわたり暴言を吐いたり怒鳴ったりしたなどしたとして、兵庫県明石市は市内の消防署に勤める男性主任を停職1カ月の懲戒処分としました。

 

停職1カ月の懲戒処分となったのは、明石市内の消防署に勤務する43歳の男性主任です。

 

市によりますと男性主任は20255月、救急出動後、署に帰る救急車の中で上司に対し「救急車から降りてほしい。乗っていても活動にメリットがない」などと暴言を吐いたということです。

 

また、その後のミーティング中、近くにあったゴミ箱を蹴とばしたということです。

 

男性主任は過去にも職員同士で利用するチャットで、複数の職員に対する誹謗中傷を含む文書を投稿したり、後輩職員の背後から首に手を回し引き上げたりするなどの行為もあったということです。

 

市は、「研修などの実施を通し、再発防止と信頼回復に向け努力してまいります」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

実は過去に関東地方の某消防局で救急隊に
「残念隊長」と陰で名付けられている方がいらっしゃっいました。
運転免許を保有していないので車両の誘導も満足に出来ず、
言葉を知らないので対応者から叱られたりと、
ベテラン救急隊員からお荷物扱いをされてました。
そんな事例を彷彿させますが、明石市消防局の場合はどうでしょうか?
43歳の隊員の上司となると隊長である可能性が非常に高いです。
それでは、その被害者の能力はどうだったのでしょう。
何であれ上司に対しての暴言は問題行動とされて当然です。
しかも、この加害者は過去にも暴言や暴行等の問題言動がありました。
こうなると、例え被害者に責任の一旦があったとしても、
加害者が一方的に悪いと判断されてしまうでしょう。
やはり、日頃の行動は大切だと思います。

被害者の皆様へ
「自分は有能である」と思い込んでいる場合、
周りが低能に見えてしまうので、思いやりも無い暴君の様な振る舞いに。
そして真っ当な方々が被害者になってしまいます。
問題職員の中には上手に立ち回り、処分を受けずに済み質が悪いです。
しかし、被害者が一定数居れば、管理者も対応せざるを得ません。
これからも、嫌がらせを受けたならば、然るべき部署に申し出てください。
健全な職場は皆さんの力が必要ですから。

2025年9月4日木曜日

後輩消防士に「山に埋めてやる」と言って頭突き 消防副士長を停職処分 島根

後輩消防士に「山に埋めてやる」と言って頭突き
 消防副士長を停職処分 島根

 

2025年9月4日() 18:59 中國新聞

 

 島根県益田広域消防本部(益田市)は4日、後輩の消防士に暴言を吐き、暴力を振るったとして、益田広域消防署の男性消防副士長(29)を停職4カ月の懲戒処分にした。

 

 同本部によると、副士長は726日午前、同本部での業務外のミーティングで20代の男性消防士と口論になり「益田にいられなくする」などと脅し、椅子ごと倒して蹴るなどした。同日午後には男性宅を訪れ、謝罪したが再び口論となり「山に埋めてやる」と言って頭突きするなどした。

 

 男性は首や左足などに1週間のけがを負い、うつ状態と診断されて1カ月間自宅で療養した。数日後に益田署に被害届を提出。同署は今月3日、益田区検に傷害容疑で副士長を書類送検した。同本部の聞き取りに対し、副士長は「怒りに任せてやってしまった」と反省しているという。

 

 

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「さらってやる」「山に埋めてやる」
消防副士長が後輩からの一言に激高 椅子ごと倒し蹴るなどの暴力に暴言
 後輩職員はうつ状態で1か月自宅療養に

 

2025年9月5日() 5:55 山陰放送

 

島根県の益田広域消防本部に勤務する20代の消防副士長が20代の後輩職員に対し、暴力・暴言行為を行ったとして、4日付で停職4か月の懲戒処分を受けました。

 

4日付で停職4か月の懲戒処分と降任の分限処分を受けたのは、益田広域消防署に勤務する男性消防副士長(29)です。

 

益田広域消防本部によりますと、726日副士長は消防本部で行った救助訓練のミーティングで、後輩職員(20代)から「信頼できなくなった」と言われたことに激高し、後輩職員に対し「さらってやる。何をされてもいいな」「消防にいられなくする」などと暴言を浴びせ、座っていた後輩職員を椅子ごと倒して蹴る、首をつかんで壁に打ち付けるなどの暴行をした上、その日の午後に謝罪のため後輩職員の自宅を訪れましたが、再び口論となり、「髪をむしりとってやる」「山に埋めてやる」などと暴言を吐き、頭突きをしたり、羽交い絞めにしたということです。

 

後輩職員は、外傷性頸部症候群、腰椎捻挫など全治1週間程度のけがをしたほか、うつ状態となり、1か月の自宅療養となりました。

 

これまで消防副士長の勤務態度に問題はありませんでしたが、今回の聞き取りで、過去にもいき過ぎた発言があったことも分かりました。

 

被害にあった職員は警察に被害届を提出したということです。

 

消防副士長をは4日付で、停職4か月の懲戒処分、降任の分限処分を受けました。

 

これを受け、4日会見を開いた益田広域消防本部は「消防本部への信頼を大きく損ないました。再発防止に努め、信頼回復に向け努力していきます」とコメントしています。

 

 

 

「信頼できない」と言われた副士長、後輩の首つかみ壁に押し付け
…謝罪するはずが「山に埋めてやる」

 

2025年9月5日() 8:57 読売新聞

 

 島根県の益田広域消防本部は4日、後輩の20歳代男性を暴行してけがをさせたなどとして、益田広域消防署の男性副士長(29)を停職4か月の懲戒処分とし、消防士に降格したと発表した。いずれも4日付。

 

 発表によると、副士長は7月26日午前、本部2階の会議室で、23日に開かれた消防救助技術指導会のミーティングをチームの5人でしていた際、被害男性から「リーダーとして信頼できなくなった」などと言われたことに腹を立て、首をつかんで壁に押しつけるなどした。さらに、謝罪のため男性宅に行った際にも「山に埋めてやる」と暴言を吐いて暴力を振るい、腰椎捻挫や脚の打撲で1週間のけがを負わせるなどしたとしている。

 

 益田署は3日、傷害容疑で区検に書類送検。消防本部の聴取に副士長は「怒りにまかせて暴力を振るってしまった」などと認め、反省しているという。

 

 記者会見した大賀哲也消防長は「暴力や暴言はあってはならないことで、市民に大変申し訳ない。改めて職員へのハラスメント研修を実施し、再発防止に努めたい」と陳謝した。


《カウンセラー松川のコメント》

益田広域消防、全国消防救助技術大会では、
はしご登はん(1人)、ほふく救出(3人)に選手を送り出している消防本部です。
救助大会は県内や地方での予選を経て全国大会に駒を進めますが、
島根県ですと5月28日開催の島根県消防救助技術選考
7月23日開催の中国地区消防救助技術指導会がこれに当たります。
事案が発生したのは7月26日なので、
指導会での反省会か全国大会への検討会だったのでしょう。
中國新聞では「業務外のミーティング」
山陰放送では「救助訓練のミーティング」
読売新聞では「
23日に開かれた消防救助技術指導会のミーティング
と表記がバラバラでありますので特定は難しいですが、
読売新聞では「
チームの5人」と記されており、
中国地区消防救助技術指導会の障害突破に出場するも
出場7隊中の最下位が益田広域の石川チームと発表されておりますので、
この成績について問題が起きたのでしょう。
加害者の消防副士長も被害者の消防士も同じ20代なので、
お互いに本音をぶつけ合った可能性はあります。
ところが、そこには1つ違いとは言え階級の差もありますので、
上席者に対しての発言として適切だったかも要検討事項でしょう。
背景については推測の域を超えず、真相は不明なので、
そもそもの原因も言及出来ません。
しかしながら、暴力行為に及んでしまったのは大きな間違いでしょう。
折角、一旦は詫びに出向いたのに、そこで再発し事態を拡大させてしまった。
加害者の上司が同行していれば防げた事案だったでしょうから、
その点でも残念です。
しかし、加害者は過去にも舌禍が有ったとのこと。
その時点で何等かの手を打てていれば、
今般の事案も防止出来た可能性もあり、その点でも残念に思います。
問題有る言動があれば、看過せずに職場内で改善出来る様にしたいものです。

被害者の方へ
上席者による暴行により負傷されたことで、
身体だけでなく心にも大きな傷を負われたのは当然のことです。
ミーティングで何が起きたのかニュースだけでは全容が把握出来ませんが、
暴力を振るったら、それは悪になります。
その点では、被害者の方は全面的に被害者と言えます。
しかし、これからも同じ消防機関に勤務が続くのであれば、
加害者を許せなくても、割り切る必要はあると思います。
心の傷を治すのは簡単ではありませんから、
慌てず御自身のペースで進めて、回復をして欲しいと願っております。

2025年9月2日火曜日

鼻の穴に指を突っ込まれ 鶴岡市消防本部の元職員がパワハラ被害を証言 市は調査へ

鼻の穴に指を突っ込まれ
 鶴岡市消防本部の元職員がパワハラ被害を証言
 市は調査へ

 

2025年9月2日() 18:36 山形放送

 

鶴岡市消防本部でパワーハラスメントがあったとする情報が市に寄せられている問題で、市は今後、弁護士を交え調査を進める方針です。こうした中、鶴岡市消防本部の元職員の男性がYBCの取材に応じ、かつて暴力や暴言などパワハラが疑われる行為を受けたと証言しました。

 

パワハラを受けていたと証言する元消防職員「消防を辞めろと。直接言われ、消防を辞めないのなら死ねと。消防を辞めるか死ぬかどちらか選べという形で強く頭部を2回殴られた」

 

上司から暴言と暴行を受けたと証言するのは、鶴岡市消防本部の元職員で20代の男性です。

パワーハラスメントが疑われる行為があったとされるのは201612月。男性は当時、鶴岡市消防の分署に配属されていました。分署長と先輩職員との3人での飲み会の席で暴力と暴言を受けたといいます。

 

元職員「当時の分署長から使えないとか、バカだの、消防を辞めるか死ぬかどちらかを強いられるような状態になって、鼻の穴に指を突っ込まれて上にぐいぐいと思いっきり上げられ、先輩職員がいたがその職員も暴言を受けて2人で帰り泣きながら帰ってとても悔しい思いをした記憶がある」

 

当時の分署長は勤務中にも声を荒らげるなど威圧的な態度を取っていたといいます。男性は暴力を振るわれたことを同じ分署で勤務する職員とともに本部に相談したということです。

その後、聞き取りが行われた結果、分署長は暴力行為と暴言を認め、謝罪したといいます。

 

当時の分署長「私の言動や行動により非常に不快な思いをさせたこと恐怖を与えたことを認識し痛感しました。本当に申し訳ありませんでした。お詫び申し上げます」

 

暴力を振るった分署長は謝罪後、他の消防署に異動となり、その後、早期退職したということです。

元職員の男性によりますと、男性が在職中のおととし(2023年)にも、鶴岡市消防本部内でパワーハラスメントが疑われる行為があると市の担当課に投書が寄せられたということです。

 

元職員「パワーハラスメントと疑われるような行動、行為がありましたし、それに悩んで吐いたり、泣いたりする若手職員も見てきた」

 

鶴岡市消防本部を巡ってはほかにも、ことし5月、市の担当課に複数の現役職員や元職員から暴力や暴言などのパワハラが疑われる行為について情報が寄せられています。

 

元職員「とにかく人を助けたいと日々そのために努力している消防士がいます。そういう人たちがこの先純粋にその志を通して働いていけるような組織を作っていただきたいという願い一つです」

 

市は現在、関係者への聞き取りを行っていて、今後は弁護士を交え調査を進めていくとしています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2025年8月29日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 鶴岡市消防本部で暴力や暴言などパワハラか 情報が市に寄せられる 弁護士交え調査へ
これの続報です。
市議会や消防本部が公表する前に、
8月29日の報道に続いて同じく山形放送が報じました。
ニュースによると、パワハラどころか暴力行為にまで及ぶ分署長。
酔った勢いで暴言を吐いてしまったのは、百歩譲って仕方ないとしても、
部下の鼻の穴に指を入れて持ち上げるのは、酔いを言い訳には出来ない、
明らかに作為的な暴力行為です。
この様なことを平気で行ってしまう様では、人の上に立つ資格も、
公務員の資質もありません。
早期退職したのが唯一の救いと言えましょう。
また暴言にしても、人の生命財産を救う消防吏員が「死ね」と言えるのは、
職業意識を持っていない証左です。
加害者の早期退職は市民に対して唯一の善行と言えます。

被害者の皆様へ
本当に辛い時を過ごされたと思います。
消防吏員とは思えない上司の悪行の被害者になってしまったのは
本当に不幸ですし、残念だったと思います。

腕立て100回など命じ免職は「妥当」 消防士パワハラ訴訟で最高裁

腕立て100回など命じ免職は「妥当」 消防士パワハラ訴訟で最高裁

 

2025年9月2日() 15:08 毎日新聞(三上健太郎)

 

 職場でパワーハラスメントをしたとして懲戒免職処分となった福岡県糸島市消防本部の元係長が、市に処分の取り消しなどを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(石兼公博裁判長)は2日、処分を取り消した2審判決を破棄し、請求を棄却した。訓練に参加しなかったペナルティーとして部下に腕立て伏せ100回程度を命じるなどしていたが、小法廷は免職処分は妥当と判断した。市側の逆転勝訴が確定した。

 

 12審判決によると、市に2016年、しごきやいじめが原因で消防本部の若手職員が次々と退職しているとの告発があった。市の調査で、元係長は腕立て伏せの他に職場のトレーニング室で部下をロープで宙づりにするなどしていた。市はこれらがパワハラに当たると認定し、暴言などと合わせて計22件の問題行為を理由に元係長を懲戒免職にした。

 

 訴訟で元係長側は「処分は重すぎる」と主張した。1審・福岡地裁判決(227月)は、元係長の行為は「極めて悪質とまではいえない」と言及。市の処分は裁量権の範囲を逸脱して違法だとし、懲戒免職を取り消して市に慰謝料100万円の支払いを命じた。2審・福岡高裁判決(241月)は賠償額を110万円に増額していた。

 

 これに対して、市は「卑劣かつ日常的で執拗(しつよう)なハラスメントだった」などとして上告していた。

 


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消防職員パワハラ処分の裁判 最高裁は職員の訴え退ける

 

202592日(火) 18:03 NHK

 

8年前に、同僚へのパワハラを理由に懲戒免職や停職の処分を受けた福岡県糸島市の消防本部の職員2人が処分の取り消しを求めた裁判で、最高裁判所は訴えを認めた1審や2審とは逆に市の懲戒処分は妥当だったと判断し、職員らの訴えを退けました。

 

糸島市消防本部では、訓練中に若手職員を宙づりにさせるなど、職員の間で暴行や嫌がらせが繰り返されていた問題が発覚し、市は2017年にパワハラにあたると認定して合わせて13人を懲戒などの処分にしました。

 

このうち職員2人が、懲戒免職と停職6か月の処分を受けたことを不服として市を訴えた裁判で、1審の福岡地方裁判所と2審の福岡高等裁判所は「処分は重すぎて著しく妥当性を欠き、裁量権の範囲を超える」などとして処分を取り消す判決を言い渡し、市が上告していました。

 

2日の判決で最高裁判所第3小法廷の石兼公博裁判長は、懲戒免職とされた職員について「少なくとも10人もの部下に対し、十数年もの長期間、不適切な指導や発言を執ように繰り返した」と指摘しました。

 

また、部下を宙づりにさせるなどした2人の行為について「訓練の際の指示や指導の範ちゅうを大きく逸脱していて、消防組織の秩序や規律に看過しがたい悪影響を及ぼすものだ」と述べました。

 

そのうえで市の懲戒処分は妥当だったと判断し、1審や2審とは逆に職員らの訴えを退けました。

 

糸島 月形市長「同様の事案が起きないよう取り組む」

判決について糸島市の月形祐二市長は「長期にわたる裁判となりましたが、最終的に市の主張が認められたと受け止めています。同様の事案が起きないよう、市を挙げて良好な職場環境づくりに、引き続き取り組んでまいります」とコメントしています。

 

 

 

パワハラ消防職員、逆転敗訴 糸島市の懲戒免職は「適法」―最高裁

 

202592日(火) 19:06 時事通信

 

 部下に対するパワハラ行為などを理由に福岡県糸島市から懲戒免職処分を受けた元消防職員の男性が、処分が重過ぎるとして取り消しを求めた訴訟の上告審判決が2日、最高裁第3小法廷(石兼公博裁判長)であった。同小法廷は取り消しを認めた二審福岡高裁判決を破棄し、男性の請求を棄却。逆転敗訴が確定した。

 

 判決によると、元職員は2011年10月~12年3月、採用から1年に満たない部下に対し、訓練としてロープで縛った状態で懸垂をさせたほか、鉄棒から手を離すと宙づりにするなどの不適切な行為に及んだ。対象となった部下は少なくとも10人に上った。

 

 同小法廷はこうした行為について「職場環境を害し、消防組織の秩序や規律を著しく乱すものだ」と指摘。懲戒免職処分は適法で、裁量権の乱用を認めて処分を取り消した一、二審判決は是認できないとした。

 

 同様の行為に関与し、停職6カ月の懲戒処分を受けた別の男性職員の取り消し請求についても、同小法廷は2日の上告審判決で、訴えを認めた二審判決を破棄し、請求を棄却した。



  

「十数年、不適切な指導」 消防士パワハラで免職は「妥当」 最高裁

 

2025年9月2日() 19:49 毎日新聞(三上健太郎)

 

 パワーハラスメントをしたとして懲戒免職処分となった福岡県糸島市消防本部元係長の50代男性が、市に処分の取り消しなどを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷は2日、処分を取り消した2審判決を破棄し、請求を棄却した。部下をロープで縛って懸垂させて数分間宙づりにしたことなどを挙げ、免職処分は妥当と判断した。市側の逆転勝訴が確定した。

 

 裁判官5人全員一致の意見。石兼公博裁判長は「十数年もの間、不適切な指導や発言を執拗(しつよう)に繰り返した」と述べた。

 

 判決によると、元係長は2003年ごろ~16年、職場での優位性を背景に、訓練に参加しなかった罰として部下に100回程度腕立て伏せをさせたり、熱中症の症状が出るまで訓練を繰り返させたりした。人格否定や家族を侮辱する発言もしており、被害者は少なくとも10人に上った。

 

 小法廷は、元係長は甚だしく職場環境を害したとし、消防組織は職員間の緊密な意思疎通が重要なことも踏まえると、懲戒免職処分は適法と結論付けた。

 

 1審・福岡地裁判決(227月)は元係長の行為は「極めて悪質とまではいえない」とし、市の処分を違法として懲戒免職を取り消し、慰謝料100万円の支払いを命じた。2審・福岡高裁判決(241月)は賠償額を110万円に増額していた。

 

 元係長の行為に一部関与したとして停職6カ月の懲戒処分を受けた主任(当時)の40代男性についても、小法廷は処分は妥当と判断した。



  

福岡県糸島市の消防本部・部下へのパワハラで免職は「妥当」
市側が逆転勝訴 最高裁
 

 

2025年9月3日() 15:23 RKB毎日放送

 

福岡県糸島市の消防本部で、パワハラ行為を理由に懲戒免職などの処分を受けた元職員の男性2人が処分の取り消しを求めた裁判で、最高裁は、訴えを認めた12審の判決を破棄し、職員らの訴えを退けました。

 

この裁判は2017年に糸島市消防本部で、パワハラ行為などを理由に懲戒免職となった元係長と停職6か月となった元職員が、処分を不服として市に取り消しを求めていたものです。

 

元係長らは、部下の体にロープを巻き付け宙づりの状態で懸垂をさせたり、日常的に暴言を吐いたりしていましたが、「訓練の一環だった」と主張。

 

1審の福岡地裁と2審の福岡高裁はいずれも2人の処分を取り消す判決を言い渡していました。最高裁は92日、2人の行為について「指導としての範ちゅうを大きく逸脱している」などと指摘。

 

その上で「免職の判断が著しく妥当を欠くものとは言えない」などとして12審の判決を破棄し、職員らの訴えを退けました。

 

糸島市の月形祐二市長は「市の主張が認められたと受け止めている。同様の事案が起きないよう良好な職場環境作りに取り組んでいく」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2022年7月30日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 糸島市消防本部でのパワハラ行為 懲戒免職処分など取り消す判決
これの続報です。
第一審も第二審も懲戒免職を不当とし、
しかも第二審では原告に対して慰謝料を10万円上乗せ判決。
裁判官にとってパワハラを超えた暴力的な世界は想像が付かないのでしょう。
それに、原告の弁護士が上手だったのも有るかも知れません。
しかし、最高裁では、きちんと原告の違法行為を認定し、
被告である糸島市の勝訴で結審しました。
報道で知る限りでは、当然の結果だと感じております。
第一審の判決後にパワハラ加害者である原告は
「処分が出てからの約55カ月、地獄のような日々だった。
処分は不相当だったことが認めてもらえて少し安堵(あんど)している」
とのコメントを出していましたが、
これからは一生が地獄の日々となるのでしょう。
自身の行いを全く顧みるどころか、被害者として提訴する。
本当に反省していない加害者であることが分かります。
ところで、糸島市消防本部では、この事案とは別に分限免職処分に対する訴訟もあり、
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 同僚に「左翼もん」「辞めてしまえ」発言の消防職員、処分した福岡県糸島市が逆転勝訴
それも第二審で市が逆転勝訴となっていますが、
こちらは原告が上告したかは不明です。
それにしても、糸島市消防本部は免職が多いと感じるのは私だけでしょうか?

被害者の皆様へ
長い裁判も終わり、加害者への処分が妥当であると認められました。
これで本当に終わりました。
皆様、お疲れ様でした。


▼懲戒処分…部下を精神疾患にさせた2等陸佐、上司にも従わず 2年間ずっと部下らを威圧「そんなのは陸士でもできる」 さらに“休暇”巡って上司に指導され、納得できず会議を欠席…異動になった50代

懲戒処分
…部下を精神疾患にさせた2等陸佐、上司にも従わず
 2年間ずっと部下らを威圧「そんなのは陸士でもできる」
 さらに休暇巡って上司に指導され、納得できず会議を欠席
異動になった50

 

2025年9月2日() 14:00 埼玉新聞

 

 陸上自衛隊朝霞駐屯地は1日、2年間にわたり部下隊員らにパワハラを繰り返していたなどとして、同駐屯地東部方面総監部所属の50代の2等陸佐を、停職1年の懲戒処分にしたと発表した。

 

 同広報部によると、2等陸佐は20228月ごろから246月ごろまでの間、東京都練馬区北町の同練馬駐屯地で業務中、所属部隊の複数の部下隊員に対して、「そんなのは陸士でもできる」などと威圧的な言動を繰り返し、精神的な苦痛を与え、隊員1人が精神疾患を発症するなど職場環境を悪化させたほか、会議を欠席するなど上司の指導に従わなかった。245月ごろ、部隊員からの報告でパワハラが発覚。2等陸佐は同年8月、練馬駐屯地業務隊から朝霞駐屯地東部方面総監部に異動した。パワハラに対する動機は話しておらず、休暇申請を巡り上司の指導に納得せず、会議を欠席したという。

2025年9月1日月曜日

トイレで同僚を無断で撮影し動画拡散 湖東地区消防署の30代男性職員、ハラスメントで停職6カ月 秋田

トイレで同僚を無断で撮影し動画拡散
 湖東地区消防署の30代男性職員、ハラスメントで停職6カ月 秋田

 

2025年9月1日() 19:44 秋田テレビ

 

消防職員が同僚への嫌がらせ行為で停職処分です。

 

停職6カ月の懲戒処分を受けたのは、秋田県井川町の湖東地区消防署の30代の男性職員です。

 

男性職員は6月、消防署のトイレで同僚職員を許可なく撮影し、動画を消防署員でつくるSNSのグループに拡散させました。

 

7月に撮影された職員からの相談で発覚し、調査委員会でハラスメント行為と認定されました。拡散された動画は消去されています。

 

男性職員は「嫌がらせ目的でやった」と事実を認めています。

 

湖東地区消防本部の斉藤直樹消防長は「今まで以上に綱紀粛正、倫理の保持に取り組む」とコメントしています。

 

 

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トイレ内撮影や暴言 部下が上司に嫌がらせ行為
 30代消防職員を停職処分 秋田・湖東地区消防本部

 

2025年9月1日() 20:08 秋田朝日放送

 

秋田・井川町に本部を置く湖東地区消防本部は消防署内で部下が上司に嫌がらせをするハラスメント事案があったとして30代の職員を停職処分としました。

 

湖東地区消防本部によりますと、7月に50代の男性職員から「嫌がらせと撮影・拡散行為で迷惑している」とハラスメント窓口に相談がありました。

消防本部の調査によると、30代の男性職員は6月に上司にあたる50代の男性職員がトイレの個室に入っているところを外からスマートフォンで撮影し、その動画をSNSでグループ内に送っていました。そのほかにも被害男性の当直用の寝具にごみを散らかしたり、容姿に関する暴言を繰り返したりしていたということです。

消防本部は嫌がらせ行為と認定し30代男性職員を停職6カ月の懲戒処分としました。


 

 

消防署で“逆ハラスメント” 部下が上司に何をした?

 

2025年9月2日() 19:42 テレビ朝日

 

 ハラスメント窓口に相談したのは、秋田県の消防署の50代男性消防隊員。嫌がらせをしていたのは部下の30代の隊員です。

 

“逆パワハラ” 部下を処分

50代男性消防隊員

「嫌がらせと撮影・拡散行為で迷惑している」

 

 何をしたのかというと、50代隊員がトイレの個室に入っていると、個室の外からスマートフォンを向け動画で撮影。その動画を同僚らに送信し拡散させました。

 

 その他にも50代隊員の当直用の寝具にごみを散らかしたり、容姿に関する暴言を繰り返したりしたといいます。

 

30代男性消防隊員

「体調を心配して行った」

 

 撮影についてこう話していましたが、最終的には嫌がらせを認めたということです。

 

 消防本部は1日付で停職6カ月の懲戒処分としました。

 

 今後については…。

 

30代男性消防隊員

「退職の意向はない」



《カウンセラー松川のコメント》

職員70人弱の組織です。
同性のトイレでの個室内を動画撮影しSNSで拡散。
幼稚な内容です。
でも、これが消防署内での実態。
大人として情けない限りです。
そんな動画を仲間に送ったのなら、仲間も楽しむと思ったのでしょう。
きっと、そう言う仲間なのだと思います。
用便中の動画を見て楽しめるなんて、本当に程度の低い連中だと呆れます。
でも、それが秋田県内の消防署なのです。
この様な方々に消防業務を託している市民の皆さんも被害者です。
それにしても、テレビ朝日の報道姿勢は見出しで興味を引かそうと、
まるでワイドショーの様な手法で、ニュースとしては感心しません。
しかし、加害者が真に嘘の発言から翻したうえに、
今後についても反省の弁も無く、退職しない意思だけ語っている点から、
加害者が真に反省していない姿を浮き彫りにしています。
組織として加害者への今後の指導教育が気になります。

被害者の方へ
地元での消防吏員の程度が低いと消防活動が確実に遂行できるのか不安ですよね。
それよりも、御自身の他人に見られたくない動画が流出しているのが嫌ですよね。
こう言う不逞な輩は公務員として不適格なので、
遠慮せずに通報して構わないと思います。

2025年8月30日土曜日

消防署内でのパワハラ 自殺に至ったケースも 定例会初日の一般質問から

消防署内でのパワハラ 自殺に至ったケースも 定例会初日の一般質問から 

 

2025830日(土) かわらばん~鶴岡市議なんば純のお便り~

 

市議会9月定例会は29日から一般質問が始まりました。

 昨日の山新には、6月議会に引き続き阿部寛議員が消防署内で起きていたパワハラ案件について質問することや具体的な内容について報じていました。

 そして今朝の山新や山形放送では消防署内でのこれまでのパワハラの問題に関して、皆川市長が第三者委員会を設置して引き続き調査していく意向であることを伝えています。

  消防本部でパワハラか 8/29 山形放送

 私のブログでもこの件について6/13の記事で紹介していますが、なぜか#鶴岡市#消防署#パワハラというワードで検索すると

なぜか上位にランクされいて、このブログのアクセス数が爆謄していてビックリ!!です。()

 消防署内でパワハラか? ~1日目の一般質問から~ : かわらばん~鶴岡市議なんば純のお便り 6/13

 さて昨日の阿部議員の質問の中で気になったことが色々あったので、今朝の山新の記事内容も加えて列挙してみました。

 詳しくは、是非動画でご覧ください。また今朝の山新でもかなり詳しく報じています。

 鶴岡市議会 9月定例会 阿部寛議員

 ◆過去に消防署内でのパワハラで2010年と2014年に、署員が自殺に至る案件が4件あったこと。

  そのうち1人の方がお亡くなりになられたこと。

 

   ◆2016年にある分署内において暴行事件があり被害届が出されたものの、被害者2人はその後退職。  

 一方で加害者への処分はなし。

 

 ◆2023年にも署内でのハラスメントの訴えがあり、20239月に総務部長名で「消防職員のパワーハラスメントをはじめとする各種ハラスメント防止に向けた対応について」という文書が発出されたものの、

 

 冒頭の2行の

 「今般、消防救急活動や訓練等において、上司の立場にある消防職員が部下職員に指導する際、その方法や手段が必ずしも適切ではない事案が確認された」

 が全て削除。

 そした最後の「職員のハラスメント防止に係わる周知と進捗状況の報告」

に関する内容を全て削除。 

 といった悪質な文書改ざんがあったこと。

 これに対して市側としても事実を確認し、担当者2名に対して文書注意と口頭注意という処分も決定しているという答弁でした。

 また、こうしたハラスメント案件の訴えが担当部局に複数寄せられていたが、最終的に市長に報告されたものはなかったという報告もありました。

 昨日の市長の答弁では「今後弁護士を入れて引き続き調査をしていく」ということでしたが、今朝の山新の記事では皆川市長が「第三者委員会の設置」について言及しています。

 昨日の答弁では市側はプライバシーを理由に詳細について答弁を避けていましたが、私も直接阿部議員からこれまでの詳しい調査結果をお聞きしていますが、被害は長期にわたり、その内容はかなり深刻であり悪質なものであると感じました。

 早急に第三者委員会を設置し、これまでの事案の全容をしっかり解明し関係者を厳正に処分してほしいと思います。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ年6月13日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 消防署内でパワハラか? ~1日目の一般質問から~
これの続報です。
当該事案等については、拙ブログ年8月29日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 鶴岡市消防本部で暴力や暴言などパワハラか 情報が市に寄せられる 弁護士交え調査へ
これの関連情報です。
ニュースでは概要が報じられる程度でしたが、
ブログではある程度詳しく記されています。
これによると、組織的な隠蔽が有った様に受け止められます。
真相はどうなのでしょうか。


2025年8月29日金曜日

鶴岡市消防本部で暴力や暴言などパワハラか 情報が市に寄せられる 弁護士交え調査へ

鶴岡市消防本部で暴力や暴言などパワハラか
 情報が市に寄せられる 弁護士交え調査へ

 

2025年8月29日() 18:20 山形放送

 

鶴岡市消防本部で暴力や暴言などパワーハラスメントが疑われる情報が複数件、鶴岡市に寄せられていたことが分かりました。市は今後、弁護士を交え調査していくとしています。

 

鶴岡市によりますとことし5月、複数の市消防本部の職員や元職員が暴力や暴言などハラスメントが疑われる行為を受けているとの情報が市に寄せられました。

寄せられた情報は2019年ごろから去年にかけてあったとみられる上司から部下への暴言や暴力などで、市は関係者への聞き取り調査を進めています。

29日に開かれた市議会9月定例会では議員から第三者委員会を設置して早急に調査を進めるよう求める声があがり、皆川市長は次のように答弁しました。

 

皆川 治 鶴岡市長「ハラスメント行為があったのか、なかったのか、はっきりさせることが必要だと思っている。多くの勤勉に働いている消防職員がいますので鶴岡市消防の名誉を守るということも同時に必要だと思っている。弁護士を入れてしっかりと調査を進めるということでやらさせていただきたい」

 

一方、議会で、議員からは市に寄せられた情報とは別に、市消防本部内でハラスメントが疑われる行為があったとする指摘もありました。

鶴岡市は早急に調査していくとしています。


《カウンセラー松川のコメント》

複数件の情報が寄せられているので、
組織的な嫌がらせや悪戯ではなく、
実際にハラスメント事案が発生しているのでしょう。
市議会が動き出すと消防本部内だけでの処理も難しくなるでしょう。
火災の様に早期対応が迅速消火に繋がりますので、
消防本部としても隠蔽や誤魔化しでなく、
真摯な対応をされる事を願っております。

この報道の時点では、私も分かりませんでしたが、
既に市議会議員の中で鶴岡市消防本部内のハラスメントに関して
対応をされている方がいらっしゃいました。
遡った形で記事掲載を致しますが、
そちらも参考にして頂けると幸いです。
尚、報道機関からの情報ではなく、市議個人のブログ記事であることを
御承知おきください。


▼部下に対し「むかつく」「女は出すな」 パワハラ・セクハラ発言40代の男性警部補を「本部長注意」の処分 三重県警

部下に対し「むかつく」「女は出すな」
 パワハラ・セクハラ発言40代の男性警部補を「本部長注意」の処分
 三重県警

 

2025年8月29日() 18:04 中京テレビ

 

三重県警によりますと県内の警察署に勤務する40代の男性警部補は、今年5月から6月にかけて部下の男性警察官と女性警察官の2人に対し、他の職員の前で無視したり、威圧的な言動で叱責したということです。

 

具体的には、「むかつく。気分が悪い」「ふざけとんのか。アホ」など人格を否定するようなパワハラ発言や、「女は出すな。女らしさはいらん」など性差別と受け止められるようなセクハラ発言を繰り返していたといいます。

 

ハラスメントを受けていた職員から上司への相談で事態が明るみになりました。

 

三重県警は8月8日付けで男性警部補を「本部長注意」の処分とし、部署も異動させたということです。

 

男性警部補は「ハラスメントに対する自らの理解不足や勝手な思い込みで、部下に不快な思いをさせ大変申し訳なく思う」と話しているということです。

 

三重県警は「いまだにハラスメントをする職員がいることは誠に遺憾であり、人事管理などを徹底していく」とコメントしています。

 

 

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意にそぐわない報告などした部下2人に「むかつく」「女らしさはいらん」
40代の男性警察官を本部長注意処分

 

2025年8月29日() 18:12 東海テレビ

 

 三重県警によりますと、警察署勤務の40代の男性警部補は、5月ごろから6月ごろにかけ、自分の意にそぐわない報告などをした部下の男女2人にハラスメント行為を繰り返したとして、本部長注意の処分を受けました。

 

 男性の部下を「むかつく、気分が悪い」などと威圧的に叱責し、女性の部下に対しては「女を出すな、女らしさはいらん」などの発言をしていたということです。

 

 また、7月の休日に車を運転中、自転車と衝突する事故を起こしたにも関わらず、警察への届け出を怠った疑いで書類送検された20代の男性巡査長も、同じく本部長注意の処分を受けました。

 

 

 

 

事故不申告の巡査長を書類送検 三重県警、
パワハラの警部補は本部長注意

 

2025年8月30日() 8:00 伊勢新聞

 

 事故を警察に届け出なかったなどとして、三重県警は29日、道交法違反(交差点安全進行義務、事故不申告)の疑いで、警察署所属の20代男性巡査長を8日付で津地検に書類送検したと明らかにした。

 

 県警によると、巡査長は先月1日、自家用車で県内の一般道を走行中、信号のない丁字路交差点で左折する際に自転車と衝突したが、事故を報告しなかったとされる。自転車に乗っていた10代の男性にけがはなかった。

 

 男性から話を聞いた保護者が県警に相談して事故が発覚。県警は今月8日付で巡査長を本部長注意とした。巡査長は「勝手な判断をしてしまった。本当に申し訳ない」などと話しているという。

 

 山本展慶首席監察官は「法的にも道義的にも非難を免れない信用失墜行為で、深くおわび申し上げる。法令順守を徹底して再発防止に努める」とコメントした。

 

 また、部下の警察官にパワーハラスメントやセクシュアルハラスメントにあたる行為をしたとして、県警は8日付で警察署所属の40代男性警部補を本部長注意とした。

 

 県警によると、警部補は5―6月ごろ、部下の警察官の男女2人に「むかつく」「女を出すな」など、人格や勤務環境を害する発言を繰り返したとされる。

▼長崎の海自隊員自殺、国が解決金 長時間労働認め和解成立

長崎の海自隊員自殺、国が解決金 長時間労働認め和解成立

 

2025年8月29日() 11:02 共同通信

 

 海上自衛隊佐世保基地(長崎県佐世保市)が母港の護衛艦「あけぼの」で、男性乗組員=当時(20)=が2021年に自殺したのはパワハラや長時間労働が原因だとして、遺族が国に損害賠償を求めた訴訟は29日、国側が長時間労働に従事させたことを認め解決金を支払う内容で、長崎地裁佐世保支部(塩原学裁判長)で和解が成立した。

 

 原告側などへの取材で分かった。亡くなった西山大弥さんの遺族代理人や訴訟記録によると、3月に地裁支部が和解案を提示。和解条項では、国側が長時間労働に従事させ、強度の心理的負荷をかけたことを認め、若手隊員らの健康状態の把握を徹底する。解決金の額は明らかになっていない。

 

 

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20代海自隊員の自殺めぐる裁判で国と両親が和解
 強度の心理的負担や長時間労働を認める条項など盛り込む

 

2025年8月29日() 17:34 テレビ長崎

 

海上自衛隊員の自殺は長時間労働などが原因だとして、遺族が国に損害賠償を求めた裁判が長崎地裁佐世保支部で29日に和解しました。

 

この裁判は海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」の乗組員で、2020年に自殺した海士長の西山大弥さん(当時20歳)の両親が長崎地裁佐世保支部に2023年起こしたものです。

 

訴状によりますと、両親は西山さんの自殺の理由を上官からパワハラを受けたほか、長時間の時間外労働でうつ病を発症したこととしています。

 

両親は海上自衛隊を管理する国に安全配慮義務違反があったとして、約7800万円の損害賠償を求めていました。

 

裁判は29日付けで和解しました。

 

和解条項には「あけぼの」艦長が、西山さんの自殺の原因を強度の心理的負担と長時間労働だと認めることのほか、再発防止に取り組むことや解決金を支払うことなどが盛り込まれました。

 

 

 

自衛官自殺「パワハラや長時間労働原因と訴え」遺族と国が和解
 心理的負荷かけたと国側が認める《長崎》

 

2025年8月29日() 18:34 長崎国際テレビ

 

4年前、海上自衛隊佐世保基地所属の護衛艦で、男性自衛官が自殺したのはパワハラなどが原因として、両親が国に損害賠償を求めていた裁判は29日、長崎地裁佐世保支部で和解が成立しました。

 

国側は、長時間労働で強い心理的負荷をかけたことを認めました。

 

訴えを起こしていたのは、海上自衛隊佐世保基地所属の護衛艦「あけぼの」で2021年に自殺した、当時20歳の西山 大弥海士長の両親です。

 

訴状によりますと、西山さんは2020年未成年で同僚と飲酒したため、上官から反省ノートを毎日書くよう指導されたほか、護衛艦を降りることが無期限で禁止されました。

 

翌年には、アメリカ軍の基地内でファストフードを買って護衛艦に戻ったところ、上官から厳しく叱責され、西山さんはその翌日、艦内で自殺しました。

 

西山さんの両親は、上官によるパワハラや長時間労働が自殺の原因だとして、国に対し約7800万円の損害賠償を求め、国側は争う姿勢をみせていました。

 

29日に長崎地裁佐世保支部で開かれた和解協議で、護衛艦の艦長が西山さんを長時間労働に従事させ、強度の心理的負荷をかけたことを認め、国が解決金を支払うことなどで和解が成立しました。

 

父親の賢二さんは川棚町の自宅で29日の夕方、西山さんの遺影に和解を報告しました。

 

(父 賢二さん)

「お墓と仏壇と2か所回って、あとはもうお前の無念が晴らせたよ(と報告した)。私たちはその金額うんぬんはどうでもいいですけど、お金のことじゃないんで、やっぱり目的はやっぱり再発防止」

 

2年半に及ぶ裁判を振り返り、賢二さんは改めて、国に再発防止を求めました。

 

(父 賢二さん)

「国にはもうちょっとやっぱり他人事じゃなくて、自分たちを置きかえて考えてもらいたい」

 

和解について、海上幕僚監部は「隊員における心身の健康状態を把握することを徹底し、隊員の自殺事故防止に、より一層努めてまいります」とコメントしています。

 

 

 

【長崎】海上自衛隊佐世保基地で男性隊員が自殺
…両親が国に損害賠償を求めた裁判が和解

 

2025年8月29日() 20:14 長崎文化放送

 

4年前、海上自衛隊佐世保基地で当時20歳の男性隊員が自殺したのは上官のパワハラなどが原因として両親が国に約7800万円の損害賠償を求めた裁判で和解が成立しました。

 

2021年、海上自衛隊佐世保基地の護衛艦「あけぼの」の艦内で、当時20歳で海士長だった西山大弥さんが自殺し、その後公務員の労災に当たる「公務災害」に認定されました。

 

両親は2023年、海上自衛隊が上官のパワハラや長時間労働を防ぐことを怠ったとして、国に対し、約7800万円の損害賠償を求めて提訴。両親側は西山さんがほかの未成年の同僚らと飲酒したところ、上官は西山さんだけに反省ノートを毎日書くよう指導したり、護衛艦から出ることを無期限で禁止したりしたなどと訴えていました。

 

両親の弁護士によりますと、国側が両親に解決金を支払うことで29日に和解が成立し、和解条項には護衛艦の艦長が西山さんに長時間労働させ、強度の心理的負荷をかけたことを認めたうえで遺憾と哀悼の意を表することや、自衛隊員の自殺防止の取り組みを誓うことも盛り込まれています。

 

 

 

海自・護衛艦乗組員の自殺めぐる裁判で和解成立
 国が心理的負荷など認める

 

2025年8月29日() 20:23 長崎放送

 

海上自衛隊佐世保基地所属の護衛艦の乗組員の自殺をめぐって両親が国に対し損害賠償を求めていた裁判で、和解が成立しました。

 

2年前に提訴されたこの裁判。

 

護衛艦「あけぼの」の乗組員だった西山大弥さん(当時20歳)が艦内で自殺したのは、上官によるパワハラや長時間労働が原因だとして、西山さんの両親が国に対しおよそ7800万円の損害賠償を求めていたものです。

 

両親は上官が西山さんの生活態度などをめぐって反省ノートを毎日書くことや、無期限での上陸禁止などを指示したなどと訴えていました。

 

裁判で国側が長時間労働をさせたことや心理的負荷をかけたことを認め、両親に解決金を支払うことできょう和解が成立しました。

 

和解について海上幕僚監部は「隊員における心身の健康状態を把握することを徹底し隊員の自殺事故防止により一層努める」としています。

 

 

 

海自隊員自殺で和解
 国が解決金、長時間労働認める 長崎地裁佐世保支部

 

2025年8月30日() 11:00 長崎新聞

 

 海上自衛隊佐世保基地を母港にする護衛艦「あけぼの」で2021年、乗組員の海士長=当時(20)=が自殺したのは、上司のパワーハラスメントや長時間労働が原因として、遺族が国に約7800万円の損害賠償を求めた訴訟は29日、国側が長時間労働に従事させたことを認め、解決金を支払うことで、長崎地裁佐世保支部(塩原学裁判長)で和解が成立した。

 

 原告の代理人弁護士によると和解内容は、護衛艦の艦長が海士長に長時間労働をさせ、強い心理的な負荷をかけたことを認めた。原告側に遺憾と哀悼の意を表すことや、自衛隊員の自殺防止に向けた取り組みを誓うことも盛り込まれた。解決金の支払いでも和解したが金額は非公表。

 

 代理人弁護士は和解内容について「自殺防止への取り組みは大きな歯止めになる」とした。

 

 訴状によると、海士長は19年4月に入隊。同年10月にあけぼの乗組員になった。20年9月ごろ、同僚らと未成年で飲酒。上官から「指導」として反省ノートを毎日書かされ、無期限で護衛艦を下りて上陸することが禁止された。21年2月10日早朝、艦内で遺体が見つかった。

 

 遺体が見つかる前日、同僚から頼まれ米軍基地内でファストフードを購入し、複数の上官から「基地内での買い物は禁止されている」などと厳しく叱責されたとしている。

 

 海自は22年、自殺を公務災害と認定していた。

 

 海上幕僚監部は取材に「隊員の心身の健康状態を把握することを徹底し、自殺、事故防止に努める」とした。

 

 

 

海上自衛隊艦内で20歳隊員自殺、国側が心理的負担認め和解
遺憾・哀悼の意を表し解決金支払い

 

2025年8月30日() 11:26 読売新聞

 

 海上自衛隊佐世保基地(長崎県佐世保市)を母港とする護衛艦内で男性海士長(当時20歳)が自殺したのはパワーハラスメントと長時間労働が原因として、遺族が国に約7800万円の損害賠償を求めた訴訟は29日、長崎地裁佐世保支部(塩原学裁判長)で和解が成立した。国側が、強い心理的負担をかけたことなどを認めた上で、原告に解決金を支払う内容。

 

 訴状によると、西山大弥さん(長崎県川棚町出身)は20212月、うつ病を発症し、艦内で自殺。226月に公務災害と認定された。自殺について、長時間労働や、未成年時に飲酒した際に反省ノートを毎日書くよう指導され、艦から出て上陸するのを無期限で禁じられたパワハラが原因だったとし、国に安全配慮義務違反があったと主張していた。

 

 原告側によると、和解案は同支部が今年3月に提示。和解条項では、国側は長時間労働に従事させ、強度の心理的負荷をかけたことを認めて遺憾、哀悼の意を表するほか、隊員の健康状態の把握を徹底して自殺防止に取り組む。金額は非公表としている。

 

 父親の賢二さん(51)は取材に対し、「亡くなった経緯などあらゆる点で国が情報開示を拒む姿勢に納得はできないが、責任を認め、遺憾と哀悼の意を表したため、和解に応じた」と話した。

2025年8月28日木曜日

▼部下に対し日常的に不機嫌な言動 警察署長のパワハラ、本部長注意

部下に対し日常的に不機嫌な言動 警察署長のパワハラ、本部長注意

 

2025年8月28日() 16:43 共同通信

 

 宮城県警は28日、部下への不適切な言動がパワハラに当たるとして、仙台北署長だった内海雅晴警視を本部長注意とした。県警への取材で分かった。警視は「申し訳ない」と話し、同日付で依願退職した。

 

 県警によると、警視は仙台北署長だった4月下旬~7月中旬、部下に対して日常的に不機嫌な言動をし、職場環境を悪化させたとしている。特定の部下に他の職員の前で威圧的な態度を取ることもあったという。

 

 署員が監察課に相談して発覚。千葉智上席監察官は「再発防止に努める」とコメントした。

 

 県警は今月6日、警視を仙台北署長から警務部付とする人事を発表していた。

 

 

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部下への日常的な不機嫌な態度がパワハラにあたる、
仙台北警察署の元署長を『本部長注意』(宮城県警)

 

2025年8月28日() 20:15 宮城テレビ

 

宮城県警は、部下への日常的な不機嫌な態度がパワハラにあたるとして、仙台北警察署の元署長を本部長注意としました。

 

28日付けで本部長注意を受けたのは、仙台北警察署の署長だった内海雅晴警視。

 

県警によりますと、内海警視は仙台北警察署の署長を務めていた20254月下旬~7月中旬までの間、日常的に不機嫌な態度で部下に心理的な圧力を与え、職場環境を悪化させたということです。

 

県警はこれがパワハラにあたると判断し、本部長注意としました。

 

内海警視は「申し訳ない」と反省していて、28日付けで依願退職しています。

 

県警は事態を重く受け止め、「再発防止に努める」としています。

 

 

 

「心理的な圧力を与え続けた」
仙台北警察署前署長パワハラ認定で処分 前署長は依願退職

 

2025年8月29日() 11:35 東北放送

 

宮城県警は、仙台北警察署の前署長内海雅晴警視にパワーハラスメント行為があったと認定し、28日付で本部長注意の処分としました。内海警視は、きのう付で依願退職しました。

 

本部長注意の処分を受けたのは、仙台北署の前署長、内海雅晴警視です。

県警監察課によりますと、内海警視は、20254月下旬から7月中旬にかけ、仙台北署で日常的に不機嫌な態度で周囲に心理的な圧力を与え、職場環境を悪化させるパワハラ行為をしたということです。

 

署員から相談を受けた監察課が関係者や内海警視に聞き取りをするなどの調査を進めていました。

 

内海警視は、20254月から仙台北署長を務めていましたが、退職の申し出があり、88日付で警務部付となり、28日付で依願退職しました。

 

県警は、各警察署長に働きやすい職場環境の確保を指導し再発防止に努める方針です。

 


 

仙台北警察署の元署長パワハラ認定 日常的に不機嫌な態度
 周囲に心理的な圧力 県警本部長が注意

 

2025年8月29日() 12:25 仙台放送

 

部下に対する振る舞いがパワーハラスメントに当たるとして、宮城県警は仙台北警察署の元署長を本部長注意としました。

 

本部長注意を受けたのは、仙台北警察署の元署長、内海雅晴警視です。

 

県警によりますと、内海警視は仙台北警察署の署長を務めていた今年4月下旬から7月中旬ごろ、日常的に不機嫌な態度を取り周囲に心理的な圧力を与え、職場環境を悪化させたということです。

 

署員から監察課に相談があり発覚し、県警は聞き取りなどを通じてパワハラと認定し、8月28日付けで本部長注意としました。

 

内海警視は「申し訳ない」と話していて、8月28日付けで依願退職しています。

 

県警は「再発防止に努める」とコメントしています。



“日常的に不機嫌”元警察署長を処分
 パワハラ言動…周囲に心理的な圧力 宮城

 

2025年8月30日() 11:06 テレビ朝日

 

宮城県仙台北警察署の元署長・内海雅晴警視は、パワハラに当たる言動があったとして本部長注意の処分を受けました。

 

 宮城県警によりますと、元署長は今年4月下旬から7月中旬にかけ、日常的に不機嫌な態度で周囲に心理的な圧力を与え、職場環境を悪化させたということです。

 

 元署長は問題について「申し訳ない。自覚はなかった」と話し、28日付で依願退職しました。

 

 県警の監察課は「再発防止に努める」としています。

2025年8月26日火曜日

パワハラやセクハラで職員8人を懲戒処分、男性消防司令1人が依願退職 東大阪市消防局

パワハラやセクハラで職員8人を懲戒処分、
男性消防司令1人が依願退職
 東大阪市消防局

 

2025年8月26日() 19:35 産経新聞

 

大阪府東大阪市消防局は26日、平成26年度~令和6年度に職場内でパワハラやセクハラがあり、職員8人を同日付で懲戒処分にしたと発表した。

 

このうち、複数の部下らに暴言を吐くなどして停職3カ月となった中消防署の男性消防司令(40)は同日付で依願退職した。また昨年、部下の側頭部を蹴るなどした西消防署の男性消防司令(38)を減給10分の11カ月)とした。残りの3060代男性職員6人は管理監督責任も含めて戒告とした。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します

市消防局、パワハラなどで8人懲戒部下に「ぼけ」「事務所に入るな」

 

2025年8月27日() 11:50 読売新聞

 

 大阪府東大阪市消防局は26日、部下へのパワハラ行為などがあったとして、男性消防司令(40)ら計8人を懲戒処分とした。

 

 発表によると、消防司令は201416年度、部下7人に対し、殴ったり、蹴ったりなどの暴力を行ったほか、「あほ」「ぼけ」などの暴言を吐いた。「事務所に入るな」など仕事をさせないようにする言動もあったという。消防司令は停職3か月で、26日付で依願退職した。

 

 また、部下の頭を蹴った別の男性消防司令(38)を減給10分の11か月)とし、管理責任を問い、当時の上司ら4人を戒告とした。このほか、2人を部下や後輩へのパワハラやセクハラで戒告とした。


《カウンセラー松川のコメント》

パワハラとセクハラで懲戒処分。
セクハラについては一切触れないのは、
内容が軽いが重すぎるかのどちらかでしょう。
まぁ、ここで推理しても始まりませんが。
パワハラは暴言と暴力。
蹴っちゃダメです。
私が講師を務める時には、このことを必ず説明してます。
どんな説明かは、是非私を講師として招聘して頂ければ、
頼まれなくても説明致しますので、御安心ください。
加害者は40歳ですが、依願退職したとのこと。
いろいろ悪さをした上に、それが加害行為として認定されれば、
居づらいのもあるでしょうからね。
被害者にとっても、加害者の退職は安心感を得られたと思います。

被害者の皆様へ
懲戒処分が決まりましたので、本件は落着となります。
しかし、時が経てば、また別の加害者が現れるかも知れません。
健全な職場環境の維持と向上の為にも、
ハラスメントを受けたり見聞きしたら、即通報です。

2025年8月25日月曜日

▼部下にパワハラ 3等海曹を懲戒処分 海上自衛隊呉地方総監部

部下にパワハラ 3等海曹を懲戒処分 海上自衛隊呉地方総監部 

 

2025年8月25日() 18:43 広島ホームテレビ

 

海上自衛隊呉地方総監部は掃海母艦「ぶんご」に所属する3等海曹を、部下2人に対するパワーハラスメントで停職4カ月の懲戒処分にしました。

 

3等海曹は2021年、掃海母艦ぶんご艦内で指示した作業が行われていなかったとして、部下隊員の頭を叩いたりするなどしたということです。

また、別の部下隊員に対しては、暴言を伴う指導も行っていました。

 

海上自衛隊呉地方総監部は、部下隊員2人に対し身体的・精神的苦痛を与えたとして、25日付で3等海曹を停職4カ月の懲戒処分としました。

 

掃海母艦ぶんごの艦長田中孝嗣二等海佐は「隊員の服務指導及び身上把握を徹底し再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

 

 

※ 他社のニュースも紹介致します 

部下に「戦力外だ」 海上自衛隊呉、パワハラで3等海曹を停職処分

 

2025年8月26日() 7:01 中國新聞

 

 海上自衛隊呉地方総監部(広島県呉市)は25日、部下の隊員にパワーハラスメントをしたとして、掃海母艦ぶんごの20代の3等海曹を停職4カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 

 同総監部によると、3等海曹は2021710月、所属部隊で部下隊員2人に対し、頭部をたたいたり、「戦力外だ」「使えない」などと発言したりして身体的、精神的苦痛を与えたという。

2025年8月23日土曜日

▼防衛大 暴行やいじめ“悪しき慣習”断ち切れるか “学生間指導”模索する学生たちに密着『every.特集』

防衛大 暴行やいじめ“悪しき慣習”断ち切れるか
 “学生間指導”模索する学生たちに密着『every.特集』

 

2025年8月23日() 11:05 日本テレビ

 

「学生間指導」という、上級生から下級生への“いじめ行為”が問題となっていた防衛大学校。私たちは7か月にわたって、学生生活に異例の密着取材をしました。そこには、幹部自衛官になる者として、悪しき慣習を変えようとする学生たちの姿がありました。

 

7か月にわたり防衛大の学生生活に密着

 

私たちのもとに届いた、1本の動画。撮影された場所は、防衛大学校。そこには、上級生から下級生へのいきすぎた「学生間指導」が。防衛大で今、なにが起きているのか。

 

異例の内部取材の許可がおり、私たちは7か月にわたって学生生活に密着。見えてきたのは、葛藤を抱えながら、これまでの悪しき慣習を変えようとする、学生たちの姿でした。

 

■上級生からの“いじめ”で適応障害に

 

幹部自衛官を育成するための教育機関、防衛大学校。学生は特別職の国家公務員として、学費はかからず、給与が支給されていて、およそ2000人の学生が寮で生活しています。ここで、2023年に起きた出来事。

 

学生が部屋の中から撮影した映像。激しくドアをたたかれ、複数の人物に「出てこい!」などと、怒鳴り声を浴びせられています。撮影したのは、当時、防衛大の1年生だった伊藤さん(仮名)。

 

伊藤さん(仮名)の母親

「全然、顔が違うと思うんですよ。頑張ろうって感じだったんで」

 

入校当初は、厳しいながらも充実した学生生活を送っていましたが…。

 

伊藤さん(仮名)の母親

「ルール的には防衛大は、1年生はアルコールを飲んじゃいけない。成人していてもだめなんですよ。だめだよって注意してたんですけど」

 

同級生らと飲酒したことが発覚。そこから、上級生の厳しい“指導”が始まりました。

 

元防衛大生・伊藤さん(仮名)

「ペナルティーで基本的に休みの日でも関係なく『ずっと掃除しとけ』と」

 

「最終的には、ほぼ(食事が)食べられない状態で、ひたすら掃除させられる」

 

不眠や食欲不振が続き、適応障害の診断を受けた伊藤さん。防衛大の医師の指示で8人部屋から個室に移ることになりましたが、上級生からの暴言はさらにエスカレート。「死ね」「生きている意味がない」などと、繰り返し言われたといいます。

 

その頃に、伊藤さんはこの動画を撮影。「ドアたたいて逃げたり、夜中にどこかの部屋から電話かけてきて、出ようとしたらすぐ切る」と話します。

 

この動画を見た母親は、「びっくりしました。何これって。ここにいるの?って」「身体的暴力はなかったんですけど、言葉も暴力なんですよね」といいます。

 

伊藤さんはその後、寮を出て自宅に戻り、20243月、防衛大を退校しました。防衛大では、伊藤さんが入校する前にもいじめが問題になったことがありました。

 

■福岡高裁「下級生に対する暴力など行われていた」

 

2013年、防衛大に入校した福岡に住む男性。

 

母親

「ここですね。これが殴られたあと」

 

上級生から「殴られる」「下半身の体毛に火をつけられる」などの暴行を受けました。「エアガンで撃たれたり、殴られたり日常的にやられていた」という男性は、「防衛大側がいじめ行為の防止策をとらなかった」として提訴。

 

福岡高裁は、防衛大側の責任を認め、(国に)268万円あまりの支払いを命じました。この判決で指摘されたのが、「学生間指導において、上級生の下級生に対する暴力や不当な精神的苦痛を与える行為がしばしば行われていた」。

 

■“学生間指導”の名のもとで暴行やいじめ

 

いきすぎた「学生間指導」。「学生間指導」とは、規律を守るため、学生同士で生活指導をしあうこと。将来、幹部自衛官として部下に的確な指示や指導をするため、防衛大創設以来、行われているものです。

 

裁判で防衛大が提出した、「学生間指導」に関するアンケートでは、144人もの学生が、「体毛を燃やされたことがある」と回答。また、半数以上の学生が不適切な学生間指導をされたり、見たりしていたことがわかりました。

 

「学生間指導」という名のもと、暴行やいじめ行為が行われていたことが明らかになったのです。

 

母親

「規律が厳しいのと、そういうことやっていいのと、全然違うじゃないですか」

 

「いまだに色々続いていると思ったら…なんかもう…」

 

この裁判の3年後に入校した伊藤さん。理不尽な「学生間指導」は、続いていたと訴えます。

 

元防衛大生・伊藤さん(仮名)

「どれだけ一生懸命やっても、苦しめるのが目的だから意味がなくて」

 

「なんのためにやっているんだろうって」

 

■防衛大「課題含め、ありのまま見てほしい」

 

防衛大にも取材を申し込むと、「個人情報の観点から、個別事案への回答は控える」とした上で、「学生が寝食をともにする防衛大学校においては、発展の途上にある学生の間でのトラブルがあることは否定しません」とした。トラブルが起きた場合は早期解決に取り組んでいると説明。

 

そして、「課題も含めて今の防衛大をありのまま見てほしい」として、普段の学生生活の取材が許可されました。

 

防衛大では、「防衛学」など特別な科目だけでなく、一般大学と同じように基礎的な科目や外国語も履修します。また、実戦的な訓練も。座学と訓練、両方の単位をとって卒業を目指します。

 

■“学生寮”内部の生活 上級生からの“指導”

 

寮で生活を送る学生たちの朝の始まりは、午前6時。点呼が終わると、一目散に寮の中へ。朝の清掃が始まりました。

 

3

「ほこり残すな」

 

1

「はい!」

 

上級生が下級生を指導します。

 

3

「どうやったら0630までに終わるか、同期間で共有して」

 

1

「はい!」

 

3

「特に廊下清掃は人手がいる場所だから。2学年は確実にそれを監督すること」

 

2

「はい!」

 

日中は、それぞれの授業や訓練に出席。

 

午後7時半からは、居室で自習を行います。

 

そして、午後10時。就寝前の点呼が行われたあと、1年生が水回りの清掃を行っていました。

 

1

「終わりました」

 

きちんと清掃できているか、2年生が確認していきます。

 

2

「ここまだちょっと残ってる」

 

1

「はい」

 

2

「きのうも言われてるから直すように」

 

1

「はい」

 

生活の様々な場面で、上級生から下級生への「学生間指導」が行われていました。

 

■「上下級生関係なく、人を見る能力磨くため」

 

一方で、学年関係なく指導を行うことも。週末は寮からの外出が許可されていて、外出前に服装の乱れを点検しますが、学年関係なく、互いにチェックしているといいます。

 

4

「基本的には上下級生関係なく、人を見る能力を磨くために行っている。学年は関係なく、個人としてしっかり見ていきたい」

 

少しずつ改善を進める中、「学生間指導」を大きく変えようと、声をあげた学生がいました。

 

■学生長“正しい厳しさ取り戻す”決意

 

「もしもし、今どういう状況? どれくらいであきそう?」と電話で話す、新4年生の小堀日輝さん。今年4月から、学生のトップである学生長を務めます。

 

小堀さんが向かったのは、防衛大の講堂。新4年生に対して、新学期の「運営方針」を発表する総会が行われるのです。多くの学生が集まる中、小堀さんが打ち出した方針は、「『学生間指導』の撤廃」。

 

そこには、「学生間指導」という名のもとで行われていたハラスメントを撤廃し、正しい厳しさを取り戻そうという決意が込められていました。

 

学生長・小堀日輝さん

「俺らの中に、『学生間指導』が固定化されて、マニュアル化されている」

 

「指導はパワハラで厳しいもの、イコール指導っていう連関があるから、パワハラするなと言ったら、指導しなくなる短絡的な思考に陥る」

 

1年生にだけ強度の高いことをするとか、そういったことをせずに全学年やることはやる。信賞必罰の姿勢で臨む、そこに厳しさを求める」

 

そして、最後には。

 

「防大生としての自覚。幹部自衛官になる者としての自覚。国民から期待されてる・投資されてる自覚。自覚をしっかり持って生活してほしい」

 

「目の前にいる123年生をどうこうすることにこだわらず、今自分がなすべきことが、将来の日本にどう響くか考えて、そこに焦点を置いて生活してほしい」

 

「自覚」と「長期的な目線」をもってほしいと伝えました。

 

■響かない学生も…道のりの険しさを痛感

 

総会が終わると、今後についてさっそく話し合う学生もいる一方で…。

 

4

「学生に直結する内容だったから、聞き入るかなと思ったけど、聞き入らなかったね、正直。あまり響いてなかった、中身」

 

学生長・小堀日輝さん

「完全に理解してもらおうとは思ってないから、最初から」

 

道のりの険しさを痛感していました。

 

■新しい「学生間指導」の方法を模索

 

20254月。新年度を迎え、新しい1年生が入校しました。防衛大を訪れると、4年生が直接、新1年生に寮生活のルールについて指導する中

 

4

「威圧感をかけなければいいってこと?」

 

学生長・小堀日輝さん

「威圧感かけなければいいじゃなくて、集合させられているな、その理由が『1年生だから』ってなると、なんでってなる」

 

4

「なるほどね」

 

学生長・小堀日輝さん

2年と1年だけ集めて、上級生がまわりからガヤ入れるみたいなのは、12年生やらされてる感あるじゃん。そういうのは本来あるべき姿じゃない」

 

4

OK

 

試行錯誤しながら、新しい「学生間指導」の方法を模索していました。

 

■「学生間指導」改革 防衛大は変われるのか

 

「学生間指導」の改革を始めて4か月。

 

学生長・小堀日輝さん

「慣習で行われたものができなくなったからこそ、みんなで考える気概が生まれたという声もあった。ある程度、意識を変えることができたかな」

 

防衛大も、こうした学生の動きについて「より一層学生に寄り添い、きめ細かなケアをしたい」としています。

 

防衛大は変われるのか。学生たちの歩みは続きます。

2025年8月22日金曜日

「奥さんを教育しておけ」 パワハラ発言で消防司令補を停職処分

「奥さんを教育しておけ」 パワハラ発言で消防司令補を停職処分

 

2025年8月22日() 18:56 毎日新聞(朝比奈由佳)

 

 東京消防庁は22日、パワハラや盗撮をしたとして、品川、金町両消防署の男性消防司令補2人を懲戒処分にしたと発表した。

 

 品川消防署の消防司令補(52)は2023年~246月ごろ、部下の頭をヘルメットの上から殴ったり、家族の体調不良で休暇を取得した別の部下に「奥さんを教育しておけ」「できないなら離婚しろ」などとパワハラ発言をしたりしたとして、停職4カ月とした。

 

 また、金町消防署の消防司令補(43)は、716日午後940分ごろ、JR我孫子駅(千葉県我孫子市)のエスカレーターで、20代女性のスカート内をカバンの中に入れたスマートフォンで撮影したとして、停職3カ月とした。千葉県警に性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑いで現行犯逮捕されていた。

 

 同庁服務監察課の海野幸太課長は「事案を重く受け止め、教育・指導を徹底し、再発防止に努める」としている。



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休暇取得の部下に「妻を教育しておけ」、職員を停職処分 東京消防庁

 

2025年8月23日() 15:00 朝日新聞(長妻昭明)

 

 家族の体調不良で休暇を取った部下に対して「妻を教育しておけ」などと暴言を吐くといったパワハラ行為を繰り返したとして、東京消防庁は22日、品川消防署の男性消防司令補(52)を停職4カ月の懲戒処分とし、発表した。

 

 同庁によると、202311月から246月、訓練中にヘルメットの上から部下を殴ったり、家族の体調不良で休暇を取った部下に「妻を教育しておけ。理解できなければ離婚しろ」などと発言したりした。上司にも「言い方に気をつけろ。何様なんだ」と発言したという。

 

 消防司令補は「搬送訓練中に落とされて、反射的に手が出た。発言はハラスメントのつもりはなかった。被害者に謝罪したい」と話しているという。

 

 また、同庁は22日、駅のエスカレーターでスマートフォンを使って女性のスカート内を盗撮したとして、金町消防署の男性消防司令補(43)も停職3カ月の懲戒処分とした。処分を受け、依願退職したという。


《カウンセラー松川のコメント》

金町消防署の件は、盗撮なので刑法犯事案ですから、拙ブログの対象外です。
しかし、品川消防署の件は、典型的なパワハラとマタハラです。
消防の仕事の多くは休暇による欠員補充が必要なので、
上司や管理職も突然の休暇使用に対して感情的になってしまったのでしょう。
でも、家族を看病するのを他に託せなければ、仕事を休むしかありません。
本人であれ家族であれ、突発的な事柄で急遽の休暇は起こりうること。
それに目くじらょを立てていたのでは、先輩上司は務まりません。

被害者の皆様へ
どうも昭和脳な脳筋職員がまだ生存していたのですね。
被害に遭ったのは本当に災難としか言えません。
しかし、再発もありますから、今後も要注意です。