体罰ゼロ セクハラ11件
昨年度の千葉市教委による児童・生徒対象アンケート
2025年9月1日(月) 13:54 千葉テレビ
千葉市教育委員会は8月29日、市立学校の児童・生徒を対象にした昨年度の体罰とセクシャル・ハラスメントなどに関する調査結果を発表しました。
この調査は、千葉市教育委員会が昨年度、市立の小・中・高校、それに特別支援学校の児童・生徒、合わせておよそ6万6000人を対象にアンケート形式で行ったもので、回答率はおよそ7割でした。
市教委によりますと、調査の結果、教職員から児童・生徒への体罰は全ての市立学校でありませんでした。
体罰が無かったのは、2023年度に続き、2年連続ということです。
一方、セクハラを受けたとの回答は11件ありました。
具体的には、「ダイエットの話をされた」、「部活動のフォーム確認の際に腕を触られた」などの回答があったほか、「通行の妨げになっていた生徒の荷物を教職員が許可なく触り移動させていたのが嫌だった」という趣旨の回答もあったということです。
調査結果を受けて、市教委の担当者は「教員の人権感覚の醸成や学校管理職のマネジメント力の強化を図り、体罰・セクハラを起こさない環境作りを進めたい」としています。
「頭ポンポン」「ダイエット話」教職員のセクハラ11件
令和6年度の千葉市、体罰はゼロ
2025年9月1日(月) 15:58 産経新聞
千葉市教育委員会は、令和6年度に市立学校(小中高校、特別支援学校)計166校であったセクシュアルハラスメント(セクハラ)や体罰などの調査結果を発表した。児童・生徒が教職員から受けたセクハラ被害の申告件数は昨年度より1件多い11件。体罰は2年連続でゼロだった。
調査は児童・生徒や保護者計6万6713人(回答者数4万9145人)と教職員5491人(同4998人)を対象に行われた。
教職員から受けたセクハラ被害は、小学生が5件、中学生が6件。内訳は「嫌な触られ方をされた」(6件)、「性的な話を言われた」(3件)など。具体的には、「ダイエットの話をされた」や「教員から頭をポンポンされた」、「部活動中にバッグを触られた」などが、セクハラとして申告された。
一方、教職員間でのハラスメント(嫌がらせ)行為は33件で、前年度より6件減少。「上司や同僚から厳しい叱責を受けた」が11件で最も多かった。「ほかの先生には『ちゃん』づけで呼ぶのに、自分だけ違う」といった回答もあった。
市教委の担当者は「教員の人権感覚の醸成や、学校管理職のマネジメント能力の強化に取り組んでいくことがまず大事。体罰やセクハラを起こさない組織づくり、職場環境づくりを重視して取り組む。教職員への研修などを通じ、セクハラや体罰を1件でも減らしていきたい」と話した。
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