鼻の穴に指を突っ込まれ
鶴岡市消防本部の元職員がパワハラ被害を証言
市は調査へ
2025年9月2日(火) 18:36 山形放送
鶴岡市消防本部でパワーハラスメントがあったとする情報が市に寄せられている問題で、市は今後、弁護士を交え調査を進める方針です。こうした中、鶴岡市消防本部の元職員の男性がYBCの取材に応じ、かつて暴力や暴言などパワハラが疑われる行為を受けたと証言しました。
パワハラを受けていたと証言する元消防職員「消防を辞めろと。直接言われ、消防を辞めないのなら死ねと。消防を辞めるか死ぬかどちらか選べという形で強く頭部を2回殴られた」
上司から暴言と暴行を受けたと証言するのは、鶴岡市消防本部の元職員で20代の男性です。
パワーハラスメントが疑われる行為があったとされるのは2016年12月。男性は当時、鶴岡市消防の分署に配属されていました。分署長と先輩職員との3人での飲み会の席で暴力と暴言を受けたといいます。
元職員「当時の分署長から使えないとか、バカだの、消防を辞めるか死ぬかどちらかを強いられるような状態になって、鼻の穴に指を突っ込まれて上にぐいぐいと思いっきり上げられ、先輩職員がいたがその職員も暴言を受けて2人で帰り泣きながら帰ってとても悔しい思いをした記憶がある」
当時の分署長は勤務中にも声を荒らげるなど威圧的な態度を取っていたといいます。男性は暴力を振るわれたことを同じ分署で勤務する職員とともに本部に相談したということです。
その後、聞き取りが行われた結果、分署長は暴力行為と暴言を認め、謝罪したといいます。
当時の分署長「私の言動や行動により非常に不快な思いをさせたこと恐怖を与えたことを認識し痛感しました。本当に申し訳ありませんでした。お詫び申し上げます」
暴力を振るった分署長は謝罪後、他の消防署に異動となり、その後、早期退職したということです。
元職員の男性によりますと、男性が在職中のおととし(2023年)にも、鶴岡市消防本部内でパワーハラスメントが疑われる行為があると市の担当課に投書が寄せられたということです。
元職員「パワーハラスメントと疑われるような行動、行為がありましたし、それに悩んで吐いたり、泣いたりする若手職員も見てきた」
鶴岡市消防本部を巡ってはほかにも、ことし5月、市の担当課に複数の現役職員や元職員から暴力や暴言などのパワハラが疑われる行為について情報が寄せられています。
元職員「とにかく人を助けたいと日々そのために努力している消防士がいます。そういう人たちがこの先純粋にその志を通して働いていけるような組織を作っていただきたいという願い一つです」
市は現在、関係者への聞き取りを行っていて、今後は弁護士を交え調査を進めていくとしています。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ2025年8月29日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 鶴岡市消防本部で暴力や暴言などパワハラか 情報が市に寄せられる 弁護士交え調査へ
これの続報です。
市議会や消防本部が公表する前に、
8月29日の報道に続いて同じく山形放送が報じました。
ニュースによると、パワハラどころか暴力行為にまで及ぶ分署長。
酔った勢いで暴言を吐いてしまったのは、百歩譲って仕方ないとしても、
部下の鼻の穴に指を入れて持ち上げるのは、酔いを言い訳には出来ない、
明らかに作為的な暴力行為です。
この様なことを平気で行ってしまう様では、人の上に立つ資格も、
公務員の資質もありません。
早期退職したのが唯一の救いと言えましょう。
また暴言にしても、人の生命財産を救う消防吏員が「死ね」と言えるのは、
職業意識を持っていない証左です。
加害者の早期退職は市民に対して唯一の善行と言えます。
被害者の皆様へ
本当に辛い時を過ごされたと思います。
消防吏員とは思えない上司の悪行の被害者になってしまったのは
本当に不幸ですし、残念だったと思います。
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