2021年4月30日金曜日

子どもの名前「逃走犬と同じに」 部下に暴言、兵庫の警部補訓戒

子どもの名前「逃走犬と同じに」
 部下に暴言、兵庫の警部補訓戒

 

2021年4月30日() 20:43 共同通信

 

 兵庫県警は30日、生まれたばかりの部下の子どもの名前を、一時逃走しその後、見つかった県警の警察犬になぞらえて「迷子にならないように『クレバ』と名付けたらどうか」と暴言を吐いたなどとして、県東部の警察署に勤務していた50代の男性警部補を所属長訓戒処分にしたと明らかにした。35日付。

 

 県警によると、警部補は「許される範囲だと思い、犬呼ばわりは冗談の延長だった」と説明したという。

 

 警部補は留置管理係の係長だった20195月~昨年12月、部下の子どもの名前を昨年10月に一時逃走し、その後発見されたクレバ号になぞらえるよう発言するなどした。


《カウンセラー松川のコメント》

このブログでハラスメントの記事を沢山読んでいるせいか
「可愛い事案だな」と勘違いする程に感覚が鈍っており
反省しております。
加害者としては軽口を叩いたつもりでしょうけど、
警察犬なのに逃げ出してしまった犬の名前なんて
子供に付けたい親はいないですよね。
それどころか、単に犬の名前と言うだけで嫌だと思います。
例え部下でも、その部下の家族や恋人を冗談の対象にするのは
時として禍根を残す可能性を秘めているので、
止めた方が無難です。

被害者の方へ、
警察官でも上司でも思慮の浅い人は居ますので
余り深く悩まないでくださいませ。

就活セクハラ4人に1人 男女ともに被害深刻、厚労省調査

就活セクハラ4人に1人 男女ともに被害深刻、厚労省調査

 

2021年4月30日() 20:17 共同通信

 

 厚生労働省は30日、就職活動やインターンシップ(就業体験)をした学生の4人に1人が、活動中に何らかのセクハラを受けた経験があるとの調査結果を公表した。厚労省による就活中のセクハラ調査は初めて。男女ともほぼ同じ割合で、性別を問わない深刻な被害実態が浮き彫りになった。

 

 政府は就活中のセクハラ対策の徹底を企業に要請。同省は「被害に遭ったら遠慮なく、各地の労働局や大学などに相談してほしい」と呼びかけている。

 

 調査結果によると、少なくとも1回はセクハラを受けた学生は25.5%で、男女別では男性26.0%、女性25.1%。何度も被害を受けた人が全体の3.7%いた。


《カウンセラー松川のコメント》

調査結果で女性よりも男性の方が被害の割合が
僅かながらも高い事に驚きました。
就職活動やの就活の一環であるインターシップで来ている学生にまで
セクハラをするのですから、本当に質の悪い社員が居るものです。
「旅の恥はかき捨て」の感覚なのかも知れませんが、
自分の勤務先がどの様に思われるのか考えもしないのでしょうね。

被害に遭われた方々は、
遠慮無く関係機関等に通報してください。

尚、厚生労働省からの報告書等は以下のサイトにて閲覧出来ます。
「職場のハラスメントに関する実態調査」の報告書を公表します (mhlw.go.jp)

綾瀬市消防 またパワハラ処分 内部で幕引き、告発で判明〈海老名市・座間市・綾瀬市〉

綾瀬市消防 またパワハラ処分 内部で幕引き、
告発で判明〈海老名市・座間市・綾瀬市〉

 

2021年4月30日() 19:00 タウンニュース

 

綾瀬市は20日、後輩の隊員に暴行を加えたとして男性消防士長(42)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。暴行を市に報告しなかったとして消防長らも処分した。消防を巡るパワハラの不祥事は昨年12月に続くもので、市は消防長への処分を前回の訓告より重い戒告とした。

 

暴行があったのは消防署北分署(同市寺尾本町)。処分を受けた消防士長は今年3月、同じ消防隊の後輩(30代)の足を蹴り筋挫傷など全治数週間のけがを負わせた。連絡の行き違いに腹を立てたという。

 

消防によると、消防内部で被害者の処罰感情を確認した上で、上長2人と被害者、加害者の4人の同席で互いの言い分を確認した。加害者の謝罪を被害者が受け入れ、それ以上は追及しない意向があった、として「当事者間の解決で終息した」と判断。2次被害も懸念される状況があった。

 

その後、市に匿名の投書があり、暴行と消防による幕引きが判明した。市には、パワハラがあった際に速やかに人事主管課長に報告する決まりがある。

 

相次ぐ不祥事に古塩政由市長は21日付で全庁職員に通知を発出。このなかで市長は「昨年から複数回にわたって非違行為が続き、再発防止策に取り組む中で発生したことに大きな問題がある。組織全体の意識改革が必要」と危機感を示した。


《カウンセラー松川のコメント》

「連絡の行き違いに腹を立てた」これは感情として当然とも言えます。
しかし、腹を立てたからと暴力行為に及び怪我を負わせたのですから、
傷害事件か暴行致傷事件です。
警察に通報されれば確実に逮捕される事案です。
感情のコントロールが出来ないのであれば、
社会人としては未熟な人間で、人の上に立つべきではありません。
そしてこの事案の処理方法も最悪です。
先輩である加害者と後輩である被害者を同席させて、
その場で手打ちにさせる。
裁判ではあるまいし、
職場での関係をそのまま持ち込めば、
下位の者には遠慮が働くのが当然です。
簡便に解決させる為に意図的に同席させたのは自明の理です。
当に「臭いものに蓋をする」手法で、
ハラスメント事案を真摯に解決する気は皆無とさえ思えます。
また、パワハラ事案の報告まで懈怠したのは、
明らかに隠蔽工作の一環だったと断言出来ます。
消防長だけでなく、
報告を怠った関係者は全員懲戒処分するべきです。

被害者の方も
全治数週間の怪我を負わされた上に
無理矢理の様に手打ちをされ、
更に事案自体を隠蔽され、腹立たしさも極まれりだと思います。
この悔しさをどうか後進への指導教育に活かして頂き
健全な職場環境の育成に寄与して頂ければ
被害者様の犠牲も無駄にはならないと確信しております。

【独自】消防団員たちが告発!「パワハラ、全裸飲み、コロナで大会実施」の理不尽

【独自】消防団員たちが告発!
「パワハラ、全裸飲み、コロナで大会実施」の理不尽


2021年4月30日() 12:01 AERA dot.(飯塚大和)

 

 新型コロナの感染拡大が続く中、地域住民たちで構成される消防団が消火の技術を競う「全国消防操法大会」が、予定どおりの実施を見込んでいる。全国大会は10月だが、それに伴い市大会や都大会も控えており、すでに訓練を始めているところもある。50年以上の歴史があるこの大会。だが、コロナ禍で中止を決めない運営側のスタンスに、SNS上では全国の団員たちから不満の声が噴出している。

 

 コロナを機に批判が強まった形だが、消防団の「理不尽な組織風土」を非難する声も散見される。全国約2200の消防団の活動の多くは健全に励んでいると思われるが、取材した各地の団員たちが口にしたのは、パワハラ、訓練への強制参加、コンパニオンを呼んだ全裸の飲み会、退団拒否といった、数々の理不尽だった……

 

「このコロナ禍での全国大会実施については、疑問しかありません」

 

 こう話すのは、長野県に住む自営業の30代男性(入団14年目)だ。全国大会は例年、応援も含めれば数千人規模の団員が参加する一大イベント。必然的に、全国各地から消防団が集うことになる。

 

「感染が広がらないか心配です。開催するとなれば、大会当日だけでなく、大会に向けて数カ月前から練習を重ねます。当然、家族や会社の人間にも感染リスクを背負わせることになる。私も高齢の母と同居しているので、不安でしかありません」

 

 東京都の50代会社員男性(入団20年目)も、「コロナ禍での実施は理解ができない。中止にならないことが非常に残念」と嘆く。「都大会も実施予定ですし、その出場隊を決めるために、市の大会も実施することになる。変異種が増えている上、夏になってもワクチンは打てないでしょうから、とにかく不安」

 

 こうした声に対して、大会を主催する日本消防協会はどう捉えているのだろうか。協会側に実施の理由などを問い合わせたが、期日までに返答は得られなかった。

 

 地域差はあるだろうが、大会に向けた訓練には相当の負担を強いられる。前出の30代男性の分団では、大会の2カ月前から週に5回、早朝5時からの訓練を実施するという。感染に不安があっても、訓練は強制参加だ。市大会上位大会県大会全国大会と勝ち進んだ場合は、約6か月間、120回ほどの早朝訓練を続けることになる。

 

「選手は朝4時に集合して、ウォーミングアップや準備をしています。朝が早いので、仕事にも支障が出る。自動車通勤中や勤務中、何度も寝そうになりました」

 

 別の地域ではどうか。熊本県に住む自営業の20代男性(入団4年目)の分団では、例年、大会の1カ月前から毎日訓練があるという。平日の訓練は18時半ごろに開始し、23時ごろまで続く。

 

「大会に向けた訓練は基本的に強制参加。その間は残業ができないので、皆、バタバタと仕事を済ませ、急いで練習に駆けつけるような状況です。そもそも、コロナの感染拡大のリスクをとってまでやる大会なのだろうか」

 

そう疑問を呈し、こう続ける。

 

「今年に限らず、操法大会は廃止にした方がいい。実施しなくても、困ることはありません。実際の火事場では役に立たないと思う点がたくさんあります」

 

 この男性が「(廃止しても)困らない」の一例として挙げたのは、実践的とは言いがたい訓練方法だ。

 

「選手は4人だけなので、全体練習の時も、選手以外の団員はサポート役として見ているだけ。若手たちは『回れ右』や足並みをそろえて歩く練習をさせられることもあり、ポンプを触らないまま年月が経っていく。実際の火事場では全員がある程度ポンプを使えなければいけませんが、こんな状況では、技術が行き渡ることもありません」

 

 前出の50代男性によれば、操法大会用の訓練は器具の取り扱いや消火の基本的な流れなどを網羅しているので、本来であれば入団3年目ぐらいの人に適した内容だと話す。だが、実際の大会では、入団十数年の団員が何年も続けているような状況で、「もはや競技のようになってしまっている」と嘆く。

 

 勝ち進むための評価基準の一つとなっているのが、動きを綺麗に見せる「規律」という項目。だが、実際の火事場ではまったく役に立たないという。

 

「それでも大会に勝つためには必要なので、動きを揃えるシンクロなどを徹底的に練習します。例えば、4人の動きをシンクロさせるために、何十回もポンプ車に乗り込む練習や、指先やかかとの向きが揃っているかなど、何度も同じ動きを練習するのです。それに割く時間があるくらいなら、近隣の消防署との連携訓練や、複数のポンプを使った訓練などを行ったほうが、はるかに現場で役に立つはずです」(前出の30代男性)

 

 地域や団によるだろうが、話を聞いた消防団たちからはいずれも、団の「組織体質」を疑問視する声が挙がった。前出の30代男性は、「過去には、パワハラととらえかねない出来事は何度も見てきました」と訴える。

 

「ミスをすれば、『怒鳴る』『蹴る』『練習を切り上げて帰る』。練習に出てこない団員を恫喝するといったこともありました。大会が近づくと『気合いを入れるため』と選手を集め、意味のない説教をすることも当たり前のようにあります」

 

 訓練中にはケガがつきものだというが、公務災害として申請しづらい雰囲気があるという。

 

「消防団の公務災害の7割は操法練習中に起こると言われていますが、軽いけがは報告されないことが多く、氷山の一角でしかない」(前出の30代男性)

 

 さらに、「断れない飲み会」が、団員たちの重い負担になっているという声もある。

 

「今はコロナで控えていますが、例年は1カ月のうち10回近く飲み会がありました。訓練が23時過ぎに終わるので、深夜1時すぎまで飲むこともあります。役職についたら、飲み会に来られない場合は代理をたてないと欠席させてもらえません。上の人が帰らないと帰れない雰囲気があって、翌日の仕事に支障が出るほどの睡眠不足になります」(20代男性)

 

 話を聞いたこの消防団の飲み会は、年に何度もコンパニオンを呼んでいるという。

 

20代の私にとってはコンパニオンを呼んで楽しむ感覚が理解できませんし、金額だってかさむはず。大会の時などは泊まりなので、コンパニオンを呼んで、選手は全裸にさせられたこともあります」

 

 団の資金繰りについても問題が浮上している。政府が全国1719団体を対象に実施した実態調査(20204月実施)によれば、報酬や手当を団員個人に直接支給していない消防団は約6割。その多くは団が預かる形をとっているといい、飲み会や慰安旅行などに使われているという。前出の20代男性の団でも、個人に支払われる日当は、団が預かって運用する形をとっているという。

 

「会計報告はないため、どういう用途で使われているのか定かではありません。地域住民からも消防費という名目でお金を徴収していますが、派手な飲み会やコンパニオンに使っている可能性もありますね」

 

 組織にこれだけの不満を抱いていれば、おのずと「退団」が選択肢に入るはずだ。しかし団員たちの多くが、「退団は難しい」とこぼした。

 

「辞めたいと切り出しても、『最低でも班長まで務めあげて、代わりの人間を勧誘すること』を求められます。若手同士ではよく、『県外に引っ越すしかないよな』という話をします。村八分覚悟でばっくれることも考えましたが、家族ぐるみでつながりがあるので、それもできずにいます」(20代男性)

 

 20代の若き団員は取材の最後、消防団を統括する消防庁に伝えたいこととして、こう切実な思いを吐露した。

 

「(地元の消防団は)内から変わるような組織ではありません。上から変えていかないと変わらないと思います。本気で組織を存続させたいのであれば、まずは団員の負担軽減を第一に考えてほしい。無駄な行事を無くして、実際の火災現場で役立つ技能を、無理のない範囲で習得できるような体制を作ってほしいです」

 

 団員不足が慢性的な問題となっている消防団。若手を確保するには、強制的な囲い込みではなく、組織の変革が必要なのではないか。健全に活動に励まれる団もある一方、令和においても「理不尽な古い慣習」を持つ団が残ったままでは、前途有為な新人の加入はますます遠ざかってしまう。


《カウンセラー松川のコメント》

消防団は消防組織法第9条に定められた消防機関であり、
そり設置については各市町村条例に基づいています。
法と条例に基づき組織された消防団で活動する消防団員は
条例により報酬と費用弁償の額も決められており、
これらは消防団員個人に支給されるべき金銭で、
その原資は税金です。
ところが、役所の一端とも言える消防団の活動資金が
常に不足しており消防団員の報酬や費用弁償をピンハネしている、
とても役所とは言えない実態があります。
また、消防団員は金銭を得ているとは言え、
ボランティアに変わりありません。
得ている金銭も労働への対価ではありませんので、
活動に対して法定の最低賃金を下回る状態もあります。
そして、多くの消防団員の活動時間は、
消防団員の個人的な自由時間を割いての活動です。
時には食事時間や睡眠時間を消防団活動に充てる事もあります。
そこまで活動しても労働の対価を得られないどころか、
条例で定めた金額さえも支給されないのは異常過ぎます。
勿論、消防団員はボランティアなので
嫌なら入団しない事や退団する事も可能です。
それでも消防団活動を続けている方々は居ます。
やりたくない人が多いのも事実です。
だから「成り手が少ない」と行政も頭を痛めているのです。
そんな状況下で平気でピンハネをする輩が全国的に存在する。
もう、国として異常としか思えません。
しかも、ピンハネどころかパワハラまである始末。
それが戦後どころか21世紀、令和になっても
連綿と存在し続けている狂った状況です。
こんな状況で誰が人の嫌がる役目を担う消防団に
喜んで入るのでしょうか?
「報酬を増額すれば良い」
「費用弁償を増額すれば良い」
「服装をかっこよくすれば良い」
「装備を充実すれば良い」
いくら増額しても個人の懐に入らないのであれば
それは無意味です。
また、一旦は個人支給しても、それを徴収している組織もあります。
こんな実態を改めない限り入団促進なんて無理です。
被服装備が不満で入団忌避をする人は少ないです。
総務省消防庁も各市町村も綺麗事や楽をしようとせず、
[消防団はボランティアで成立している]この大原則をよく考えて
対策を取らない限りは、何をやっても無駄だと確信しております。

2021年4月29日木曜日

「成績悪かったら辞めるんか」部下に叱責 …“消防本部トップ”がパワハラで懲戒処分

「成績悪かったら辞めるんか」部下に叱責
…“消防本部トップ”がパワハラで懲戒処分

 

2021年4月29日() 18:05 毎日放送

 

 兵庫県豊岡市消防本部のトップが複数の部下に対して、大声で叱責するなどのパワハラをしたとして、懲戒処分されました。

 

 減給3か月(10分の1)の懲戒処分を受けたのは豊岡市消防本部・トップの桝田貴行消防長(58)です。豊岡市によりますと、桝田消防長は部下が挨拶をしても無視をしたり、研修での成績が良くなかった消防士に対して、『次回の研修で成績が悪かったらお前は辞めるんか』と強い口調で叱責したりするなど、パワハラを行ったということです。

 

 今年2月に、消防士から匿名で仕事内容についての激しい叱責や人格否定ともとれる暴言を受けたという訴えがあり調査をおこなったところ、パワハラ行為が判明したということです。

 

 市は減給処分とともに4月29日付けで消防長の職を解き、市役所へ異動させたということです。


※ 同じ事案の別の記事も掲載致します

部下に大声で「ええ加減にせえよ」「異動させる」
 パワハラ繰り返した消防長を解職

 

2021年4月29日() 18:03 神戸新聞

 

 兵庫県豊岡市は29日、部下にパワーハラスメントを繰り返し、職場の士気を下げたなどとして、同市消防本部の消防長を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。処分は29日付。

 

 同市によると、消防長は昨年6月から今年3月、部下の40代男性を、ほかの職員もいる執務室内で大声で「ええ加減にせえよ」と責め、「このままでは異動させる」などと発言。別の40代男性や新任の男性職員にも「異動させる」「辞めるんか」と叱った。

 

 昨年8月には、県消防学校への教官派遣で同本部から応募者がいなかったことから、複数の職員を集め、それぞれに子どもの障害や妊活中といった理由を説明させたという。

 

 昨年2月の職員意識調査で「働き続けたくない」という消防本部職員らの回答が複数あり、同6月にパワハラの訴えもあったため、市は消防長の聞き取りを開始。今年3月14日から自宅待機にし、同15日から調査委員会を設けて調べた。

 

 消防長は1981年、豊岡市に採用され、総務課長などを経て昨年4月、消防長に就任。今回のパワハラを受け、市は市政策調整部参事に異動させた。

 

 中貝宗治市長は「消防職員と市民に申し訳ない。職場の体質改善につながるようフォローしたい」とした。


《カウンセラー松川のコメント》

昨年2月の調査で消防長に関する問題が判明するも、
同年6月にパワハラの訴えがあるまで
4ヶ月間も何もしなかった上に、
聞き取り調査は今年3月になってから着手。
問題判明から処分まで1年以上も要してしまってます。
ハラスメントについてまだまだ認識が甘いのでしょうね。
それでも、加害者を消防本部から異動させたのは
評価出来ると思います。

被害者の方々も
加害者の処分自体は重くないものの
これで同じ組織内で仕事をしなくて済みますので
少しは溜飲が下がったかと存じます。

2021年4月28日水曜日

弁護士のパワハラ認定 胸ぐらつかみ「うそつき野郎」、メール宛先に「クズ」 横浜地裁川崎支部判決

弁護士のパワハラ認定 胸ぐらつかみ「うそつき野郎」、
メール宛先に「クズ」 横浜地裁川崎支部判決

 

2021年4月28日() 21:31 神奈川新聞

 

 川崎市内で法律事務所を経営していた男性弁護士から長期にわたりパワハラを受けたとして、所属していた男性弁護士(35)が慰謝料などを求めた訴訟の判決で、横浜地裁川崎支部(飯塚宏裁判長)は27日、経営者によるパワハラを認め、慰謝料など計520万円の支払いを命じた。

 

 被害者は司法修習を終え、2011年12月に同事務所に入所。16年3月に退職するまで、3年近くにわたりパワハラを受けた。

 

 判決によると、経営者は14年1月ごろ、被害者の胸ぐらをつかみ、「うそつき野郎が」「おめえふざけんじゃねぇぞ」と大声を出してロッカーにたたきつけた。また、指示棒やスリッパでたたく、メールの宛先表示を「クズ」と設定するといった行為を繰り返した。

 

 飯塚裁判長はこれらの行為を事実と認め、「優越的な立場を利用し、適正な指導の範囲を明らかに逸脱して行われたもので、違法なハラスメント行為というほかない」と指摘した。

 

 事務所の依頼で被害者が担当した事件については、業務委託報酬の支払いも命じた。被害者側は「一部の請求が認められなかった」とし、控訴する方針。経営者側の代理人弁護士は「本人と打ち合わせをした上で対応を考えたい」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

難易度の高い試験を合格しているからと言って
それが真っ当な人間である証にはなりません。
法曹界の人間が真摯な人間とも限りません。
それは検事から国会議員に転職した人を見れば
よく分かると思います。
だから、弁護士のクズであり、人間のクズが居ても
何等不思議ではありません。

被害者の方は、
こんな人間のクズにクズ呼ばわりされたのですから
本当に悔しかったと思います。
加害者は司法試験を合格し、
司法修習を修了しただけの人ですから、
「こんな弁護士には注意しましょう」
と、正しい弁護士の在り方を市民に示してください。

新潟アルビBB 福田ヘッドコーチ「パワハラ被害は自分」 “早期復帰”を希望

新潟アルビBB 福田ヘッドコーチ「パワハラ被害は自分」
 早期復帰を希望

 

2021年4月28日() 21:11 新潟総合テレビ

 

新潟アルビレックスBBを運営する小菅学社長がチームスタッフへパワハラを行い、今月、Bリーグから処分を受けました。

 

この問題を受け、アルビBBの福田将吾ヘッドコーチは28日、パワハラを受けたのが自身であると公表しました。

 

福田ヘッドコーチは、2時間以上の面談で小菅社長から人格を否定するような発言をされ、気を失ったなどの経緯を説明。

 

その上で、この問題が発覚してから離れているチームに早期に復帰したいと話しました。

 

【アルビBB 福田将吾 HC】

「相互の信頼関係を再構築し一緒に先に進んでいけたらなと思っております」

 

福田ヘッドコーチは法的措置はとらない方針です。


《カウンセラー松川のコメント》

サッカーのコーチがハラスメントを受けて失神との事態が
俄には信じられないです。
サッカーのコーチが失神する程のハラスメントってどんなだったのでしょうか。

被害者の方は前向きな姿勢の様ですので
このまま歩みを進めて欲しいです。


2021年4月27日火曜日

大阪府池田市・冨田市長の不信任決議案 公明党が反対で「否決」 午後になって一転、態度を変える

大阪府池田市・冨田市長の不信任決議案
 公明党が反対で「否決」
 午後になって一転、態度を変える

 

2021年4月27日() 19:34 読売テレビ

 

 市役所にサウナを持ち込んでいた大阪府池田市の市長が26日、辞職を表明し、市議会は27日、市長の不信任決議案を提出した。公明党が急きょ、反対の意向を示したことから、議会は紛糾したが、採決の結果、「否決」された。

 

 池田市の冨田裕樹市長に対する不信任決議案。維新以外の公明や自民系会派などが賛成で、可決される見通しだった。

 

 しかし…。議員控室で怒鳴り合う議員たち。一体、何があったのか。

 

 池田市長を巡っては、職員に対するパワハラや市長の控室に家庭用のサウナをはじめとする私物を持ち込んでいたことが問題になっていた。

 

 2月24日、百条委員会。

 

議員「箸、食品、さとうのごはん、施術用ベッド2台、途中から畳ベッド、冷蔵庫2台、筋トレグッズ、ダンベル、縄とび、ネクタイ、キャンプ用鍋、ガスボンベ、ガスバーナー、鍋セット、ジューサーなどが届けられていると聞いていますが、それは事実でしょうか」

 

冨田市長「縄とびは初めて聞きましたが、そのような事実はなかったと認識しています」

 

議員「市長控室のスペースの入口にカーテンを設置するよう指示されたのはなぜですか」

 

冨田市長「不審者が入らないように、人の出入りができないようにという形で」

 

 さらに、濡れたタオルを職員に洗濯させていたことが発覚。

 

 議員「とても素手では触れないほど、ひどい異臭のするびしょびしょのタオルを(職員が)ビニール袋に入れて一週間分をまとめて洗濯をすると。このことで(職員は)精神的にとても耐えられなくて、お医者さんに通われているという事実があるんですが」

 

冨田市長「そのような、精神的に(耐えられない)状態だというのはいま初めて、聞き及びました」

 

 市議会は臨時の議会を開き、不信任決議案の提出を決める。市長は26日、突如会見を開き、辞職の意向を示していた。

 

冨田市長「サウナ問題によって、世間をお騒がせしたこと、けじめと責任を取るために、私は市長を辞職させていただきます」

 

 しかし、辞職の時期は明言せず、高齢者への新型コロナのワクチン接種のメドがついてからと述べるにとどめた。

 

 冨田市長は、不信任決議案が可決された場合は議会を解散した上で、自ら辞職し市長選に立候補する「ダブル選」とする可能性を示唆。議会をけん制した。

 

 これに対し、市議会は…。市長に辞職の時期を追及。議会を解散させずに、市長のみ辞職するよう迫る。

 

女性議員「高齢者の感染を理由に辞職を引き延ばすことは、報酬をもらい続けようとしているかのように見られます」

 

公明党の荒木議員「高齢者のワクチン接種を理由付けに利用するなど、卑劣極まりない発言であります。時間稼ぎしているとしか考えられません。なぜ、このような見苦しい言い逃れに終始するのか」

 

 午前中は、公明の議員も痛烈に市長を批判し、不信任決議案は可決されるかのように見えたが、午後になって一転、公明が態度を180度変えた。

 

公明党の荒木議員「可決になれば、解散するのではないかと、市民に大変な迷惑がかかるというところの結論を持って、否決・反対という方向で結論づけました」

 

 不信任決議案は投票議員22人中、17人の賛成が必要。公明が反対に回ったことで、維新とあわせて7人が反対にまわれば「否決」される。

 

 議会は断続的に中断したが、午後7時前、採決の結果、「否決」された。


《カウンセラー松川のコメント》

市長問題について市議会で漸く決着が付きました。
市議会は「不信任するに当たらず」としました。
これで市としては問題決着です。
ニュース追跡サイトではないので、
コメントもここまでです。
ブロ主も言いたい事はありますけど・・・

被害者の方へ、
これがパワーバランスと言うものです。
政治屋さんの世界には独特の価値観がありますので。

江差高等看護学院パワハラ問題 学生の保護者が北海道に署名提出

江差高等看護学院パワハラ問題
 学生の保護者が北海道に署名提出

 

2021年4月27日() 19:05 北海道テレビ

 

 道南の江差町にある道立の看護学院の学生らが教師からパワハラを受けていると訴えている問題で、保護者が道に署名を提出し早急な解決を求めました。

 道庁を訪れたのは、道立江差高等看護学院に通う学生の「父母の会」のメンバー5人です。

 父母の会は先月、教師の暴言や納得のいかない評価などのパワーハラスメントが数年前から続いていると訴えましたが、道は調査中だとして明言を避けています。

 父母の会はきょう教師のパワハラを認め、謝罪を求める3622筆分の署名を提出しました。


《カウンセラー松川のコメント》

北海道当局も「慎重な調査」と聞こえの良い回答をしていますが、
被害者やその保護者がその様な回答で納得する訳がありません。
これだけ多くの被害者が居るのならば、
それを組織的陰謀と考えるよりも、
被害者の言い分に一定の正しさがあると認識するべきでしょう。

被害者や保護者の方は貴重な時間を割いて苦労されていらっしゃいますが、
この様な地道な活動が大きな実を着けますので、
諦めずに実行して健全な教育環境を取り戻してください。

「性的指向、上司が暴露」神経症になり退職、労災を申請

「性的指向、上司が暴露」神経症になり退職、労災を申請

 

2021年4月27日() 18:40 朝日新聞

 

 本人の同意なく勤務先の同僚に自らの性的指向を暴露される「アウティング」の被害を受け、神経症を発症し退職した20代男性が27日、池袋労働基準監督署に労災を申請した。アウティングは昨年改正された法律でパワハラにあたるとしており、労災認定されるかどうかに注目が集まる。

 

 男性は20195月、東京都豊島区の保険代理店に入社した際、同性パートナーの存在を会社側に打ち明けた。「必要があれば自分のタイミングで(同僚に)言う」との約束だったが、上司が勝手に同僚に明かしていたことが判明。男性は神経症などを発症し、後に退職に追い込まれた。

 

 男性はアウティングを禁じる条例がある豊島区の窓口を通じて会社と交渉し、昨年10月に和解が成立。和解内容に「会社がアウティングを認める」ことも含まれており、労災申請の際にアウティングの有無について争いはなかったという。


《カウンセラー松川のコメント》

事案の流れは
 2019年      被害者入社。緊急連絡先として同性パートナーを記入
 2019年  5月 同性パートナーの存在を上司に説明
 2019年  7月 アウンティングが判明
 2019年11月 受診した精神科にて精神疾患と診断される
 2019年12月 精神疾患により休職
 2020年  6月 会社所在地の豊島区に申し立て
 2020年10月 会社側と和解
これで問題は解決をしておらず、
 2021年  4月 池袋労基署に労災申請
いやらしい手法を使いましたね。
既に被災していながら会社と手打ちをしてからの労災申請。
2019年の精神疾患が会社のアウンティングを原因と主張するならば
この時点で労災申請をしても構わないのに、
会社の協力を得る為に和解をしてからの労災申請とは・・・
こう言う小細工が多用されると、
「LGBTが入社すると、後々面倒な事が起こるかも知れない」と、
今後のLGBTの方が就職するのに難しくなります。
勿論、企業側は「LGBTだから不採用にした」なんて
口が裂けても言いませんよ。

激励のつもりが「泣いても誰も助けてくれない」発言、女子生徒が不登校? 中学教諭を懲戒処分に 兵庫県教委

激励のつもりが「泣いても誰も助けてくれない」発言、
女子生徒が不登校?
 中学教諭を懲戒処分に 兵庫県教委

 

2021年4月27日() 15:50 ラジオ関西

 

 兵庫県教育委員会は27日、女子生徒に「泣いても誰も助けてくれない」などと発言し、生徒を不登校にさせたとして、西播磨地域の公立中学校に勤務(当時)する30代の男性教諭を、同日付で戒告処分にした。教諭は、「生徒の気持ちを理解し、きめ細やかな指導をしようとする姿勢が欠けていた。フォローが足りていなかった」などと話しているという。

 

 教諭は20193月、顧問を務める部活動の指導をしている際、練習が厳しかったことから泣き始めた女子生徒に対し、「泣いても誰も助けてくれない」と発言した。さらに、1か月後に退部を決めた生徒に対し、校内ですれ違った際、「先輩たちに挨拶をしたのか」「僕には何か言うことはないのか」などと畳みかけたことなどにより、生徒は登校できなくなった。

 

 教諭は、「生徒を励ますつもりで、『頑張れ』というメッセージだった」と説明しているというが、県教委の担当者は、「不登校の原因の特定は、様々な条件が重ねっており難しい。生徒にとっては心に深く傷が残るような体験で、その一因になったのだろう」と断定した。教諭は現在、別の学校に異動しているが、当該の教育委員会が研修を行っており、部活動の指導からは外れている。

 

 また202012月、同じく西播磨地域の県立高校に勤務する30代の男性教諭は、ホームルームに遅刻した生徒4人が反省してなかったことに腹を立て、胸元をつかんだり、肩を押したりする体罰をした。また、自身が担当する授業中に寝ていた2人の男子生徒を起きるように注意したが聞き入れられなかったため、2人の生徒の頭を1回ずつ軽く叩いたという。いずれも生徒にけがはなく、本人らが別の教諭に訴え、事案が発覚した。教諭は、「今後は体罰ではなく、ほかの方法で落ち着いて対応することを心掛けたい」と述べているという。


《カウンセラー松川のコメント》

公立中学校の男性教諭について、
何の部活か分かりませんが練習が厳しくて泣いたのは一人だけでしょうか?
この生徒にだけ厳しい態度を取ったのでなければ、
「泣いて済む問題ではない」と言う指導も間違いではありません。
現実問題として「泣けば問題が解決する」と
幼児の様な考えを持つ者も居るそうです。
記事だけでは判断が難しいですが、
「先輩たちに挨拶をしたのか」「僕には何か言うことはないのか」
これは[けじめを付ける事を教えたかった]のではなかったのか
とも思えます。
発生事実だけで処分をするのは教員を萎縮させるだけで
本当の問題解決には至りません。

被害者の方、
「泣いても誰も助けてくれない」これが現実だと理解してください。
厳しい様ですが、自身が問題に立ち向かう姿勢も大切です。
但し、泣きたい時に泣くのも大切ですが、
時と場所を考慮する配慮も必要です。

県立高校の男性教諭について、
態度の悪い生徒に対しての指導方法に問題があるかの記事ですが、
指導方法よりも生徒の態度の方が格段に悪いと思います。
[胸元を掴む][肩を押す]が体罰なのでしょうか?
生徒の態度の悪さから発生した行動であって、
これを罰の一種だと考えるのは尋常ではありません。
この様な事案での処分は教員を萎縮させ
指導しない事が保身に繋がるとの事なかれ主義を生みます。

被害者の生徒へ、
遅刻するな。居眠りするな。
叱られるのは当然だ。
それが嫌なら遅刻や居眠りをしないか、退学することだ。

セクハラ教員に「性的な意図ない」と否認されると…難しい事実認定、懲戒処分につながらず

セクハラ教員に「性的な意図ない」と否認されると
…難しい事実認定、懲戒処分につながらず

 

2021年4月27日() 11:29 読売新聞

 

 埼玉県内でわいせつ事案を起こした教職員の懲戒処分が相次ぐ中、児童生徒へのセクハラ発言も起きている。身体的接触がある場合と比べて被害は軽いと受け止められがちな上、事実認定が難しく、ここ数年はセクハラ発言のみを理由に処分されたケースはない。だが、被害者の心身に与える影響は深刻で、専門家は「被害者に寄り添った事実確認を行い、セクハラ発言に対しても厳しい対応が可能となるよう、制度の見直しが必要だ」と指摘している。

 

■性行為を示唆

 県東部の公立中学校に通っていた女性(10歳代)は2017年秋、英語の男性講師(20歳代)に、英語民間試験に向けて「面接の練習をお願いできませんか」と依頼した。

 

 何回か指導を重ねたある日、講師は女性に性体験の有無などを尋ね、性的関係になることを示唆して連絡先の交換を求めてきた。

 

 「そんな目で自分を見ていたなんて」。女性は講師への嫌悪感から、周囲との会話もなくなり、食欲もなくなって給食にも手をつけなくなった。心配に思った友人に声をかけられたのをきっかけに、クラス担任に相談した。

 

 女性は心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された。学校生活も一変した。「もう忘れなさい」と繰り返す担任の言動に傷ついて教室に行けなくなり、逃げ場にしていた保健室への入室も禁止され、やがて登校できなくなった。英語の勉強を始めると講師の発言や顔がフラッシュバックしてきて、勉強が手につかなくなった。

 

 高校進学後も事実無根のうわさが流れ、登校できない日があった。女性は今も秋になると、睡眠薬がないと眠れない日があるという。

 

■懲戒にはならず

 県教委の懲戒処分基準では、児童生徒への性的な発言について「停職または減給、悪質なら免職」と規定している。

 

 セクハラ発言は学校側や、学校のある市の教育委員会にも伝わった。しかし、間もなく依願退職した講師に対し、懲戒処分が下されることはなかった。講師への聞き取り調査での発言から「不適切な発言は1回だけで、他に不祥事を起こしていないため、懲戒にはあたらないと判断した」とも、市教委担当者は説明する。

 

 県教委によると、17年度以降、わいせつ事案で懲戒処分を受けた県内の教職員は計43人に上る。ただ、いずれもキスや盗撮などの行為を理由としており、セクハラ発言のみを理由に処分したケースはない。県教委の関係者は「仮に発言を認めても『性的な意図はなかった』と否認されると、よほどの証拠がない限り、懲戒にしにくい」と明かす。

 

■説明できない

 セクハラ被害を受けた児童生徒からの相談を受け付けるNPO法人「スクール・セクシュアル・ハラスメント防止全国ネットワーク」には、年間で約130件もの相談が寄せられる。このうちセクハラ発言に関するものは2割ほど。「いい胸だ、と言われた」「いい尻してるねと言われ、触られた」などの内容もある。

 

 亀井明子代表は「行為を伴う事案に比べて、発言は軽く捉えられがちだ。だが、セクハラ発言により深く心に傷を負っている子どももいる」と指摘する。「心の傷が深く、学校や教育委員会に対して自身の被害を十分に説明できない子どもは多い。専門家を含む第三者機関が相談を受け付け、事実関係を調査するよう、仕組みを改めるべきだ」と主張している。


《カウンセラー松川のコメント》

文字と違い言葉は録音と言う意図的な記録方法を採らないと残らないです。
よって、メール等では削除しない限り後々も証拠となりますが、
発言では「言った。言わない」の水掛け論に至る可能性もあります。
今般の事案では退職した講師がセクハラ発言を認めているだけ
まだマシと言えるでしょう。
それでも懲戒処分には該当しないとの事なので、
被害者にとっては発言を認めても認めなくても同じでしょう。
記事での県教委の関係者の発言のとおり、
懲戒処分が難しいのも理解出来ます。
しかし、事は児童生徒と言う立場の弱い未成年者なのです。
この点を踏まえて何らかの対策を執らないと、
今後も同様の事案は後を絶たないでしょう。
しかしながら、証拠や客観的な証言が得られなければ
やはり懲戒処分も難しいのが現実です。

被害者の方も
真摯に試験対策をしようとした結果が
言葉による性被害を受けたのですから
どうやったって納得も理解も出来なくて当然です。
時間は掛かりますが、専門医の治療をしっかりと受けて
心の傷を治して頂きたいです。

小中生「教職員セクハラ」訴え88件 2020年度、静岡県教委調査 各校で指導措置

小中生「教職員セクハラ」訴え88
 2020年度、静岡県教委調査 各校で指導措置

 

2021年4月27日() 9:44 静岡新聞

 

 静岡県教委は26日、2020年度に公立小中学校で実施したセクシュアルハラスメント(セクハラ)の調査結果のうち教職員に関する事案を公表した。合計88件の訴えがあり、このうち「自分がセクハラを受けた」との回答が41件、「友人が受けた」との回答は47件だった。強制わいせつや盗撮など懲戒処分に直結する事案は確認されなかったが、調査結果を受けて各学校は確認を行い、指摘を受けた教職員に厳重注意などの指導措置を取ったという。

 

 調査は政令市を除く公立小中学校で小5~中3を対象に実施し、96692人(回答率968%)から回答を得て、教職員に関する事案を集計した。校種別では小学校が25件、中学校が63件。同一の教職員に複数の情報が寄せられた事例もあった。

 

 内容別では、「授業中に頭や体を触られた」「部活中に腰のあたりを触られた」といった「不必要な身体的接触」が最多の46件。「部活中にじろじろ見てくる」「声がけ時に距離が近い」などの「不必要な接近」が16件と続き、この2分類で7割を占めた。身体的特徴や容姿、「男のくせに」といった性役割を巡る言動で不快な思いをしたとの訴えもあった。

 

 各学校の調査では、教職員側が親しみを込めたスキンシップと捉えていた事例が多かったという。

 

 県教委は市町教委に対し、指導を受けた教職員の継続的な観察や指導を求めた。調査結果はまとめて各校に報告する。県教委は「潜在事案をあぶり出し、重大事案に至る前の指導につなげられる」(教育総務課)とし、21年度も同様の調査を行う。


《カウンセラー松川のコメント》

静岡県でのスクールハラスメントに関する調査や取り組み等は
しばしば報道されています。
それだけ行政としても真剣に取り組んでいる証左でしょう。
さて、今回の調査結果で難しいのは
「部活中にじろじろ見てくる」「声がけ時に距離が近い」と言う
非常に主観的な回答です。
確かにハラスメントの要件には被害者の嫌悪感がありますのですが、
見ている、近いは或る意味で防ぎ様のない事案です。
ここまで来ると教員も「仕事をしないのが仕事」になりかねません。
パワハラの防止に比べ、セクハラや性犯罪の防止は難しいでしょう。
一因には男性の未婚問題もあります。
この問題が解決しない限りはセクハラや性犯罪の防止は困難です。

被害者の方々へ
残念ながら現状では
[異性(時には同性)の教員とは一定の距離を保つ]
これ以外には防止の手立てはありません。

2021年4月26日月曜日

【山口】免職処分取り消し判決を不服とし長門市が控訴 消防本部パワハラ問題

【山口】免職処分取り消し判決を不服とし長門市が控訴
 消防本部パワハラ問題

 

2021年4月26日() 20:45 山口放送

 

 長門市消防本部の元司令補の男性に対する免職処分を取り消すよう命じた山口地裁の判決を不服として、長門市は26日、広島高裁に控訴した。

 

 この裁判は長門市消防本部の元司令補の男性が長門市を相手取り2017年に受けた分限免職処分の取り消しを求めているもの。男性は部下への暴言や暴行などのバワーハラスメントを繰り返したとして免職処分を受けているが、4月14日、山口地裁は「当時、上司から部下への遠慮のない言動を黙認する風潮があった」とし、「男性の行為は免職を相当とするほどまでではない」と処分の取り消しを命じる判決を出している。これに対し長門市は判決を不服とし26日、広島高裁に控訴した。


《カウンセラー松川のコメント》

遠慮のない言動とハラスメントの区別が出来ない裁判官。
まぁ裁判官の感覚なんて、ズレていて当然だと思ってください。
裁判所等の中だけで生活しているので、
実社会を知らない裁判官も少なくありません。
こう言う御仁は「今日は無礼講だ」と言われると
真に受けた挙げ句上司に「俺の酒が飲めないのか」と言う
社会常識に欠如したタイプです。
よって、長門市の控訴は本当に正しい選択です。

被害者の方も、地裁判事には変わり者が多いと諦めて、
高裁の判決に期待してください。

「マスク着用強要は違法」 ぜんそく社員が日本郵便提訴 大阪地裁

「マスク着用強要は違法」 ぜんそく社員が日本郵便提訴 大阪地裁

 

2021年4月26日() 18:07 時事通信

 

 ぜんそくの症状でマスク着用が難しいのに、職場で着用を強要されたとして、日本郵便社員の米倉諒太さん(33)が26日、同社と当時の上司2人に計約330万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。

  

 訴状などによると、米倉さんは2012年に入社し、大阪府豊中市の豊中郵便局で郵便物の仕分けを担当。204月、上司から新型コロナウイルス対策としてマスク着用を求められ、事情を説明したが聞き入れられなかった。同5月、着用して勤務中に倒れ、低酸素脳症と診断された。その後も自主退職を強要されるなどのパワハラを受けたと訴えている。

 

 記者会見した米倉さんは「(当時の上司には)しかるべき責任を取って謝罪してもらいたい」と話した。日本郵便は「訴状が届いていないためコメントは控える」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

新型コロナウイルス感染症対策の一環としての
マスク着用はマナーであって、
現行法令では強制は出来ません。
しかし、職場の衛生管理をする立場からすれば、
全ての従業員にマスク着用を求めたいのは理解出来ます。
マスク非着用による感染の可能性は高まりますし、
感染により職場でのクラスターも懸念されて当然です。
しかし、マスク着用を前提で採用された訳ではありませんので、
マスク着用を拒否しても問題はありませんし、
それを理由に退職を強要するのも論外です。
郵便局にはいろいろな思想や思考をお持ちの方が多いので
管理職の方もその対応に苦慮されているとも耳にしております。
しかし、法的根拠も無く退職を強要するのは
勇み足であったと感じます。
本人が[マスク着用不能]との医師の診断書を持参したならば、
それに従った配置を行うしかありません。
診断書が無いならば、診断書を求めるべきでしょう。
それであっても診断書提出は任意ですから、
提出拒否を以て命令不服従での処分は無理です。

被害者の方も、
診断書を用意して正当性を訴えるのが王道でしょう。
数千円の支出も癪ですが、
自身の健康を守る為の投資も時には必要です。

【独自】市役所にサウナ持ち込み、大阪・池田市長が辞職の意向

【独自】市役所にサウナ持ち込み、大阪・池田市長が辞職の意向

 

2021年4月26日() 7:33 読売新聞

 

 市役所に家庭用サウナを持ち込むなどの問題が明らかになった大阪府池田市の冨田裕樹市長(44)が、辞職の意向を周囲に伝えていることがわかった。冨田市長は「コロナ対策に一定のめどがつけば辞職する」と話しているといい、26日に記者会見を開いて表明する。

 

 冨田市長を巡っては昨年10月、市役所の市長室隣のスペースにサウナを持ち込んでいたことが発覚。その後、職員へのパワハラ疑惑なども浮上し、市議会が昨年11月、地方自治法に基づき虚偽証言などに罰則を科すことができる百条委員会を設置して追及していた。

 

 市議会の各会派は27日の臨時議会で、この調査の過程で偽証したとして市長を告発する議案と、不信任決議案の提出を予定していた。

 

 冨田市長は2019年4月に大阪維新の会公認で市長選に初当選。現在1期目。昨年11月に大阪維新を離党している。


《カウンセラー松川のコメント》

見出しでは直ぐにでも辞職と感じさせられますが、
記事を読むと「コロナ対策に一定のめどがつけば」とのこと。
これでは辞職時期は全く未定な訳ですね。
閑話休題。
パワハラ加害者は辞職すれば済む問題なのでしょうか?
きちんと加害行為を認めた上で、当事者と対面して誠意を持った謝罪をし、
必要な罰を受ける。
選挙で選ばれたから辞職で済むは大間違いです。

被害者の皆様も、こんな意向を表明している様では
本当に罪の意識など持っているのか分かりません。
議会を通してだけでなく、市民やマスコミの力も借りて、
きちんと処理をして頂きましょう。


2021年4月24日土曜日

スポーツの現場、指導者の3割が周囲のセクハラを認識

スポーツの現場、指導者の3割が周囲のセクハラを認識

 

2021年4月24日() 19:10配信 朝日新聞(黒田壮吉、斉藤寛子)

 

 日本スポーツ協会の2019年の調査では、スポーツの現場で、セクシュアルハラスメントを見聞きしたという指導者は約3割に上る。見聞きした指導対象を年齢別でみると、未成年が3割を上回り、成人(大学生年代を除く)よりも多かった。

 

 調査は19910月、同協会に登録された指導者28547人を対象に過去5年間に見聞きしたかをオンラインで聞き、2611人(92%)が回答した。セクハラの背景についての質問への回答では「指導者の人間性・人格」が90%と高く、「被害を訴えにくい関係や環境」(72%)、「結果主義・勝利至上主義」(45%)が続いた。

 

 日本オリンピック委員会(JOC)が13年に実施した調査では、トップ選手の115%が暴力を含むパワーハラスメント、セクハラを受けたことがあると答えた。自由記述では「信頼関係さえあれば問題ない」とする選手も少なくなかったという。

 

 スポーツジェンダー論に詳しい明治大の高峰修教授は「指導者と選手の間には圧倒的な権力差がある。大会への出場など決定権を持つ指導者に選手は受け身になりがちで、セクハラをされても言い出しにくい」と指摘する。

 

 また、合宿や遠征など共有する時間が長いうえ、指導などで身体的接触が多いこともセクハラが起きる一因という。「被害に気づかぬ間に時間をかけて距離を詰められていることもある」

 

 一方で、セクハラに対する取り組みは遅れているという。「多くの競技団体でセクハラは禁止事項になっているが、丁寧なガイドラインなど防止対策があるわけではない。セクハラは起きるという前提に立ち、相談窓口を増やすべきだ」と話す。


《カウンセラー松川のコメント》

[28547人を対象にした調査で2611人]とのこと。
回答率9.2%の低さに驚きました。
この回答率では調査結果の信憑性も怪しいです。
しかし、この数値こそ「セクハラはもっと多い」との答えが
隠されている気がします。
セクハラをした指導者は回答をしていないのではないでしょうか?
また、回答しなかった方々の中にはセクハラを認知しながら、
何も対応しなかった事への罪悪感から回答しない選択をしている様な
気もしています。
また、別の調査結果の自由記述として
「信頼関係さえあれば(ハラスメントは)問題ない」
とのことですが、これはハラスメント被害者の言葉とは思えません。
[ハラスメント=嫌がらせ]ですので、
受けた側が「問題ない」と感じているならば、
ハラスメントは不成立です。
即ち「問題ない」と回答しているのは、
ハラスメント被害を受けていないからなのです。
よって、この「信頼関係さえあれば問題ない」の回答は
ハラスメント対策に於いては何も意味を為さないものです。
「指導者と選手の間には圧倒的な権力差がある。
大会への出場など決定権を持つ指導者に選手は受け身になりがちで、
セクハラをされても言い出しにくい」
これは指導者からのパワハラにも当てはまると同時に
学校内でのハラスメントでも
「教師と生徒の間には圧倒的な権力差がある。
進学就職への推薦書等の作成権を持つ教師に生徒は受け身になりがちで、
セクハラやパワハラをされても言い出しにくい」
とも言えます。
これらの防止や対策に決定的な有効策は少ないですが、
ハラスメント問題が訴えられたら、問題解決までの間は
[選手選考の権利を指導者の判断ではなく、
他の客観的な方法での先行的に変更する]
くらいでしょう。
これが万能とは思いませんが、無策よりはマシだと思います。

同僚にセクハラ、男性教頭を減給 女性職員に電話やプレゼント

同僚にセクハラ、男性教頭を減給 女性職員に電話やプレゼント

 

2021年4月24日() 10:52 福島民友

 

 県教委は23日、同僚の女性職員にセクハラ行為をしたとして、相双地区の市町村立中学校の男性教頭(42)を減給(10分の11カ月の懲戒処分にした。

 県教委によると、教頭は昨年7月末から今年2月中旬にかけて、同じ学校に勤務する女性職員1人が拒否しているにもかかわらず「大切にしたい女性」や「二人で飲みに行きたい」などの電話をかけたり、スマートフォンアプリのメッセージを繰り返し送信したりした。女性に対し私的なプレゼントを渡し、受け取りを拒否された際にも好意を寄せている旨の発言をした。県教委によると教頭は「当初セクハラの意識はなかったが、今はセクハラに該当すると認識している。友達のような感覚だった」と話しているという。


《カウンセラー松川のコメント》

[同僚]と言う新聞の見出しに読者へのミスリードを感じます。
加害者は教頭であり、職員は教頭の部下ですから、
部下にセクハラ
と記すべきだと思います。これなら文字数も変わりません。
それにしても求愛に対して拒否されても、物で釣ろうとするとは、
少しは頭を働かせたらどうなのでしょうか?
教頭の弁解も取って付けた様な内容です。
問題になったので反省はしていますが、
異性に対しての恋愛感情が薄れるとは思いませんから
再犯の可能性も否定出来ないと思います。

被害者の方は、
大きくない職場で上司から半年以上も何度も言い寄られて
本当に嫌な思いをされたことと思います。
もしも、心のどこかに「おかしいな?」と感じられたりしたら、
専門医の診断を受けてことをお薦めします。
そして、教育委員会にその状況を遠慮無く伝えてください。
教頭が原因での心への傷ならば、
それは行政が対応するべき案件ですので。

2021年4月23日金曜日

涌谷保育園のパワハラ労働審判「困難」 仙台地裁が手続き打ち切り

涌谷保育園のパワハラ労働審判「困難」
 仙台地裁が手続き打ち切り

 

2021年4月23日() 16:04 河北新報

 

 涌谷保育園(宮城県涌谷町)を経営する社会福祉法人涌谷みぎわ会の理事長からパワーハラスメントを受けたとして、同園を退職した保育士ら元職員12人が、退職を余儀なくされた精神的苦痛への慰謝料など計約2600万円の損害賠償を求めた労働審判で、仙台地裁は22日、審判手続きの打ち切りを決めた。

 

 元職員側によると、地裁は「対象人数が多く、計3回の審判では事実認定が困難だ」と打ち切り理由を説明した。今後は地裁での民事訴訟に移行する。

 

 申し立てによると、理事長は園長に就いた2015年4月から20年3月、職員を大声で威嚇して問い詰めたり、特定の職員を無視したりしたとされる。

 

 理事長は職員らの求めに応じる形で園長を辞職したが、その後、園の施設管理者となったため、申立人を含む職員17人が20年11月に退職した。


《カウンセラー松川のコメント》

一見、労働審判を請け負った仙台地裁にとって
荷が重すぎて投げ出した感のあるニュースですが、
実際に労働審判が継続しても
この理事長では「理事長側に問題無し」とでも
労働審判が出ない限り、到底審判の結果には納得せず、
異議申し立てをして民事訴訟に移行するのは
これまでの奇行や言動で火を見るより明らかです。
よって、時間も労力も無駄にしない為に
労働審判を打ち切ったのは正解と思います。

被害者でもある申立人の皆様も
労働審判で決着がつくとは思っていないはずです。
民事訴訟では長い年月を要しますが、
ここでくじけずに最後までやり遂げて欲しいです。
また、社会派の弁護士の方々は
この様な虐げられた労働者に救いの手を差し伸べて欲しいです。


尚、労働審判についての説明は
以下のサイトを御参照ください。
労働審判手続 | 裁判所 (courts.go.jp)

2021年4月22日木曜日

生徒と私的なやり取り 教員2人を減給処分、千葉県教委 LINEでわいせつ発言も

生徒と私的なやり取り
 教員2人を減給処分、千葉県教委
 LINEでわいせつ発言も

 

2021年4月22日() 20:11 千葉日報

 

 千葉県教委は21日、LINE(ライン)などで生徒と私的なやり取りを繰り返す不適切行為があったとして、野田市立中学校の男性教諭(44)と県中央部にある県立高校の女性教員(37)をそれぞれ減給10分の13カ月)の懲戒処分とした。

 

 県教委によると、男性教諭は昨年8月~今年1月ごろ、自校の男子生徒3人とLINEで私的なやり取りを重ねた。このうち1人には「大学進学後に1人暮らしを始めたら絶対に彼女をつくらないとね」という趣旨のメッセージに加えて、わいせつな言葉を送信していた。

 

 生徒が担任に相談し、問題が発覚。男性教諭は生徒の進路相談などに応じており、わいせつな言葉について「大学に行けば楽しいことがあると伝えるためだった」と説明している。監督責任で男性校長(57)も減給10分の13カ月)の懲戒処分とした。

 

 一方、女性教員は昨年4月~今年2月、顧問を務める部活動で部長を務める男子生徒1人に「初詣に行かないか」などとメールを送り、私的なやり取りを拒んだ生徒にもたれかかる不適切な行為をした。部活動で同じ目標に向かう中で「気持ちが舞い上がった」と説明しているという。

 

 このほか、昨年8月に柏市内で車を運転し、歩行者をはねて意識不明の重体にさせる人身事故を起こしたとして、県立特別支援学校流山高等学園(流山市)の女性教諭(60)を戒告の懲戒処分とした。女性教諭は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の罪で在宅起訴されている。

 

 県教委教職員課の富田浩明課長は記者会見で「不祥事根絶に取り組む中、極めて遺憾。県民の信頼を裏切り、誠に申し訳ない」と謝罪。指導を徹底して再発防止を図るとした。


《カウンセラー松川のコメント》

男性教諭(44)について、
まさか男同士の会話中の猥談が密告されるとは思わなかったのでしょうね。
でも、加害者は44歳で17~18歳の生徒とは親子ほどの年齢差なのですから、
余り友達感覚でのやり取りは気をつけた方が良かったでしょうね。

被害者の方は「そんな教員も居る」と割り切って、
今後も健全な生活をしてください。

女性教員(37)について、
若い異性に興味を持つのは男性に限った訳ではない事案です。
拒否されても接触をしたのですから、本当に好意を持っていたのでしょうね。
しかし、20歳程度の年齢差が有ることを考えて、
交際が可能か考えてみるべきだったと思います。

被害者の方、歳上過ぎる女性からのアプローチに迷惑だったでしょう。
全ての女性がこの様な訳ではありませんので、
お嫌でなければ良いお相手を見つけてください。

産後うつから社員守る、企業ぐるみで支援 「顧問助産師」にいつでも相談

産後うつから社員守る、企業ぐるみで支援
 「顧問助産師」にいつでも相談

 

2021年4月22日() 19:30 日本経済新聞[2021414日付夕刊](下野谷涼子)

 

出産後に抑うつ症状や子育てへの不安などが強くなる「産後うつ」を企業ぐるみで支援する取り組みに注目が集まる。特定の助産師と契約し、社員が相談できる体制を作る企業が出てきた。新型コロナウイルス感染症流行で「産後うつ」への不安を抱く人は増えており、需要は高まりそうだ。

産後うつは、出産後数週間から数カ月にわたって不眠や気分の落ち込みなどの抑うつ症状が続く。ホルモンバランスの変化や育児によるストレスなどが影響しているとされ、誰でもなる可能性がある。

多くの出産後の女性に「マタニティーブルー」と呼ぶ一時的な気分の落ち込みが起こるが、数日~2週間ほどで治まる。一方、産後うつは時間がたっても回復せずに生活に支障をきたす。症状が重くなると育児放棄や自殺につながるケースもあり深刻だ。育児を分担する夫が患うこともある。

大阪シティ信用金庫の社員で育児休暇中の浅井備恵さんも、産後うつではないが、不安を抱えた一人だ。1月に第2子を出産、ミルクの吐き戻しが多く悩んだ。病院を受診すべきかどうか判断がつかず不安が強まった。そこで利用したのが、同信金が契約している「顧問助産師」に相談できるサービスだ。

メールで悩みを送り、オンラインで相談。授乳法や抱き方など助産師から実践を交えて教えてもらった。浅井さんは「気軽に相談できるのがいい」と話す。

浅井さんが利用したサービスを実施するのはWith Midwife(大阪市)だ。1社につき3人以上の助産師を「顧問助産師」として配置、社員やその家族が妊娠中から復職までの間、相談できる。大阪シティは202010月から導入。費用は同信金が負担し、社員は無料で利用できる。導入から5カ月間の相談はメールやオンラインで約80件にのぼった。

相談内容は「死にたい」から「家事負担が大きい」までさまざまだ。本人や配偶者に産後うつの症状がある場合は、必要と判断すればカウンセリングなどを受けられる医療機関を紹介したり、家事代行サービスの利用を提案したりする。With Midwifeの岸畑聖月代表取締役は、「しんどいときに『助けて』といえる信頼関係をつくりたい」と話す。

産後うつは、放置すると長期の休業や退職などに至ることもある。同社の顧問助産師に相談できるサービスを契約している阪急阪神不動産の人事部の山崎恵さんは「社員が、妊娠・出産をきっかけに離職するのを防ぐ助けになればいい」と導入の狙いを話す。

産後うつケアに関する企業の認知度や関心は少しずつ高まっている。「顧問助産師」に相談できるこのサービスは1911月の開始から3月までに10社が導入済み。試験的な導入や問い合わせ件数も増えているという。

コロナ下では、産後うつを防止する取り組みは特に重要だ。横浜市立大学の宮城悦子主任教授らの研究によると、産後うつになるリスクが高くなっている。

研究グループは、209月に妊婦約5千人と20年に出産した女性約3千人を対象に調査を実施した。解析の結果、うつのリスクが高いと判定された人の割合は約30%にのぼり、コロナ流行以前の23倍だった。

宮城主任教授は産後うつのリスクが高まった理由の一つに、里帰り出産や外出の自粛による周りの手助けを受けにくい状況があると指摘する。産後うつのまま適切な対処をしないと、その後うつ病に至るケースも見られるという。ただ、「早く対応すれば、症状が悪化するのを防げる」(宮城主任教授)。困ったときに専門知識を持つ助産師や保健師に手軽に相談できるような体制づくりが大事といえそうだ。

◇  ◇  ◇

■地域オンライン相談も拡大

地方自治体などが中心となって地域ぐるみで助産師などが産後うつなどをケアする動きも目立ってきている。コロナ下で加速したオンライン利用も広がり、住んでいる場所に制約を受けずに相談できる利点があるという。

広島県は207月から、妊娠や出産、子育てに関する悩みを話せる「ひろしま助産師オンライン相談」を開始した。広島県助産師会に所属する助産師が相談に応じる。相談費用は広島県が負担する。207月~213月までに124件の相談を実施した。

埼玉県産婦人科医会は妊婦や出産後の母親を対象にした無料オンライン相談窓口を205月に始めた。213月までに相談があった111件のうち、9割は出産後だった。同会の平田善康会長は「妊娠期は定期的に病院に行くため、話す機会がある。産後の方が相談できず不安になるのではないか」と話す。


《カウンセラー松川のコメント》

企業として、この様に取り組んで頂けることで
女性が安心して出産育児に励めるのは
少子化が問題となっている今だからこそ
尚更に価値のある施策だと思います。

いじめ第三者委が嫌がらせと提訴 被害者「指針違反」、大阪・吹田

いじめ第三者委が嫌がらせと提訴
 被害者「指針違反」、大阪・吹田

 

2021年4月22日() 19:50 共同通信

 

 大阪府吹田市立小に在籍中、いじめを受けて長期欠席を余儀なくされた男子生徒と両親が、市教育委員会の設置したいじめ調査の第三者委員会に対し、国の指針に沿った対応を求めたにもかかわらず拒絶されるなどのハラスメントを受け精神的苦痛を被ったとして、市に損害賠償を求める訴えを22日、大阪地裁に起こした。

 

 いじめ防止対策推進法に基づき文部科学省が作成した指針は、子どもの自殺や長期欠席につながる「重大事態」と認定されたいじめを調査する際、被害者側の意向を十分に踏まえるよう求めている。原告側代理人の石川賢治弁護士は「調査する側に緊張感をもたらす契機となる」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

虐めをハラスメントとして扱っているのではなく、
第三者委員会の対応がハラスメントとして提訴された事案です。
どの様なハラスメントがあったのか具体的には分からないので
コメントも難しいです。
しかし、「国の指針に沿った対応を」との求めを拒絶したとなると、
市教育委員会の対応についての弁明も必要です。

被害者の方へ、
お子さんが虐めの被害に遭っただけでなく、
その対応をする機関からも嫌がらせを受けると言う
二次被害にまで遭って本当に災難だったと思います。
裁判で事の次第を明確にして再発防止の糧となれば
被害者の皆様の犠牲も今後の役に立てるものです。

<独自>コロナ病院でマスク外されキス 50代係長告訴へ

<独自>コロナ病院でマスク外されキス 50代係長告訴へ

 

2021年4月22日() 19:42 産経新聞

 

 新型コロナウイルス患者を受け入れる感染症指定医療機関「堺市立総合医療センター」(堺市西区)で今年1月、コロナ患者対応をしていた30代の女性職員が、50代の男性係長から強引にマスクを外されてキスをされたと訴え、センター側が事実関係を調査していることが22日、分かった。

 

 関係者によると、女性は被害直後にメンタル不調を訴え、現在も休職中。女性は近く、強制わいせつ罪で係長を大阪府警に刑事告訴するといい、取材に対しセンター側は「(女性の)フォローはしっかりする。事実が認定されれば厳正な対応をする」としている。

 

 女性の代理人弁護士によると、女性は今年1月上旬、院内の一室でコロナ患者の受け入れ調整中に、別の部署の係長にマスクを強引に外され、キスをされたと主張。係長は数日後、無料通信アプリで女性に、「受け入れてくれてると勝手に思っていた」「申し訳ありません」と謝罪の文面を送った。

 

 だが、係長の代理人弁護士は産経新聞の取材に対し、「(一連の行為は)『セクハラ』ではない。現段階ではそれ以上答えられない」と回答。さらに女性側の代理人弁護士に対し、警察に被害を届け出た場合は、虚偽告訴罪で逆に告訴する可能性があるとも伝えている。

 

 女性は令和元年8月にも係長から「大好き」「彼女になってほしいな」などと伝えられ、センター側に相談していた。女性側は、相談を受けながら措置を取らず安全配慮義務を怠ったとして、センター側にも損害賠償を求め、民事訴訟を起こす方針。 


《カウンセラー松川のコメント》

職場内での強制猥褻か婦女暴行事件かと思えば、
加害者側の弁護士は被害者側弁護士に対して
「警察に被害を届け出た場合は、虚偽告訴罪で逆に告訴する可能性がある」
と伝えているとの泥仕合を挑む態勢。
しかし、令和元年(2019年)に求愛を拒否していることから、
これが事実ならば刑事告訴止む無しだと思います。
そもそも、職場で接吻する自体が真っ当ではありません。
この様な事をする職員の言い分に誰が耳を貸すか見ものです。

被害者の方は、数年前の相談さえも職場で黙殺されて、
本当に腹立たしい事だと思います。
事の次第を明確にして、職場の健全化にも助力してあげてください。

「息子から笑顔が消えた」負けると親が謝罪も 部活の“パワハラ指導”、保護者の苦しい胸中

「息子から笑顔が消えた」負けると親が謝罪も
 部活の“パワハラ指導”、保護者の苦しい胸中

 

2021年4月22日() 19:36 沖縄タイムス

 

 沖縄県立コザ高校で運動部主将を務めた2年の男子生徒が1月末に自殺した事を受け、問題点と再発防止を考える2月の本紙連載「スポーツ指導 私の提言」や関連記事を読んだ保護者などから、多くの意見が寄せられている。ほとんどは部活動や地域のクラブで子どもが「パワハラ的な指導」を受けたとして、改善を求める内容。他の高校や小学生チームなどでも、暴言や威圧的指導が絶えない現状が示された。(社会部・徐潮)

 

 ■勇気出して投稿

 沖縄本島中部の県立高校に通う息子の部活動の現状を知ってほしくて「勇気を出して投稿した」という匿名の保護者。顧問は県内でも有名な指導者だが、「部活は生徒が自由に発言や行動できず大変、閉塞(へいそく)的。心を萎縮させ、恐怖心を与えている」と明かす。

 

 朝夕のほか試験期間中も長時間の練習を求められ「部活を休んで勉強したいと言えない雰囲気」。けがをしても顧問に「怠けている」と言われることを恐れ、病院に行かない部員もいるとつづった。

 

 息子は幼少期から競技が大好きだったが、高校入学後は指導者への恐怖心や威圧感、不平不満で「笑顔が消えた。その姿が悲しく、胸が痛む」。部活動とは楽しみながら友情を育み、心を成長させるものであるべきだと訴えた。

 

 ■目立つ口の悪さ

 少年野球チームに所属する小学生男児の保護者は、言葉の暴力が当たり前となっているチームが「那覇や南部にはたくさんある」と危機感を示し「監督の口の悪さが目立ち、見ていられない。子どもの尊厳を踏みにじる言葉が横行している」。幼少期から言葉の暴力を日常的に受け止めることで「大人の言っていることをおかしいと思わず育ってしまう」と悪影響を懸念した。

 

 指導に疑問を感じ、小学生の息子がミニバスケットボール部を辞めたという保護者も苦しい経験を吐露した。大会前に丸坊主を強要された。切ってきたら毛の長さが違うと怒鳴られ、試合に出してもらえなかった。

 

 練習中は「ばかか」「もう辞めろ」と日常的に暴言を吐かれ、試合に負けるなどでコーチが不機嫌になると「親がコーチの自宅へ謝罪に行かないと、コーチが1週間、部活動に顔を出さない事態もよくあった」という。

 

 ■発言で不登校に 

 高校の陸上部顧問の不適切な発言で昨年12月、娘が不登校になったという保護者は「娘は逃げ帰り、不登校で済んだ。自ら命を絶っていたかもしれないと思うと恐ろしさを感じる」と問題の深刻さを訴える。

 

 一方、匿名の読者から「強い言葉や愛の鉄拳も時に必要だと思う」との意見もあった。中部の男性は自殺した生徒の顧問について「指導は厳しい所もあったが、顧問一人に任せず部員や保護者、学校側で話し合いをしなかったのか」と学校の体制を疑問視した。

 

(寄せられたメッセージは趣旨が変わらない範囲で表現を修正しています)

 

■体験や疑問など お寄せください

 学校の行き過ぎた指導や教職員の不適切な言動などについての体験や疑問、心配事をお寄せください。こちらから特設サイトにアクセスできます。

 メールはshakai@okinawatimes.co.jp


《カウンセラー松川のコメント》

指導者としてチームを優勝させた実績等があると
学校としても口出しをし難く<、
またチームとして勝利を得たいが為に指導者に反論し難い
そんな風潮が出るのは当然の成り行きでしょう。
しかし、チーム員に無理無茶をさせてまで
勝利を掴む必要があるのでしょうか?
「どうしても勝ちたい!」ならば、
指導者の奴隷になる覚悟も必要です。
しかし、娯楽や教育の一環としての活動であるならば、
指導者の横暴に対して保護者として毅然とした態度で臨むべきです。

チーム員にとって最後の砦は家庭や保護者です。
指導に厳しさが必要な時もあるでしょう。
しかし、お子さんの話をしっかりと聴いて、
指導者の横暴か、お子さんの我が儘勝手なのか、
きちんと見極めてあげてください。