2021年4月15日木曜日

顧問「廊下で100回練習」指導後 吹奏楽部の生徒転落

顧問「廊下で100回練習」指導後 吹奏楽部の生徒転落

 

2021年4月15日() 13:00 朝日新聞(石村裕輔) 

 

 兵庫県宝塚市立中学校で20196月、吹奏楽部の生徒が校舎4階から転落して重傷を負った事故があり、市教育委員会は15日の市議会文教生活常任委員会で調査結果を明らかにした。転落は「突発的に飛び降りたと考えられる」とし、「顧問の指導が直接の原因になったことは否定できない」としている。

 

 外部専門家で構成する「市子どもの権利サポート委員会」が調査した。調査報告書によると、生徒は吹奏楽部の部活中、演奏するトライアングルについて、顧問の教諭から「廊下で100回たたいてこい」と、音楽室の外で個人練習するよう指示され、その後、転落したという。

 

 報告書は、生徒が練習してもなかなかうまく合わせることができず、部員に迷惑をかけている罪責感や、他の部員が顧問から叱責(しっせき)されるのを見ての恐怖感があったことなどを指摘した。


《カウンセラー松川のコメント》

現状ではハラスメントの有無は分かりませんが、
市議会の調査で「顧問の指導が直接の原因を否定出来ない」
とのことなので記事掲載を致しました。
当該事案は2019年9月に発生と1年半以上も前なので、
調査に相当な時間を要した訳ですね。
吹奏楽部は文化系の部活動ですが、演奏は共同作業になりますし、
コンクールは競技会なので目的は優勝でしょうから、
練習もそれだけ過酷になりがちです。
きちんと演奏出来なければ他の部員に迷惑をかけますし、
コンクールなら上位には入れませんので、
心身の負担は計り知れないでしょう。
ただ、顧問も場合によっては厳しい指導が必要なので、
一概に不適切な言動があったとは言い切れないです。

校舎4階からの事故が自死を目的としたものか、
不注意からなのか断定は出来ませんが、
辛くて悩んでも一人では抱え込まずに
恥ずかしがらず誰かに悩みを打ち明けて欲しいです。

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