同僚を週２、３回、最長３時間怒鳴るパワハラ 海自が１等海尉を処分

同僚を週２、３回、最長３時間怒鳴るパワハラ　海自が１等海尉を処分

 

2021年4月12日(月) 21:11　神戸新聞

 

　海上自衛隊阪神基地隊（神戸市東灘区）は１２日、同僚隊員を長時間怒鳴るなどのパワーハラスメントを繰り返したとして、３０代の男性１等海尉を停職５日の懲戒処分にしたと発表した。

 

　同隊によると、１等海尉は２０１９年４～１１月に週２、３回程度の頻度で、同僚隊員１人に対し、最長約３時間にわたって激しく叱責し、怒鳴るなどした。

 

　処分を受けた１等海尉は「同僚の勤務姿勢に対するいら立ちから、つい熱くなった」と話しているという。

《カウンセラー松川のコメント》

同じ一等海尉なのに、週に2～3回も叱責されたり、
3時間も怒鳴られ続けていたと言うことは、
同じ階級でも先輩と後輩の関係だったのでしょう。
週に2～3回の叱責がパワハラになるとは限りませんが、
仕事上のミスの有無に関わらず叱責したのだと思います。
また、長時間の叱責もパワハラに当たるので、
3時間も怒鳴っているとパワハラに認定され易いです。
パワハラは上位者から下位者に行われる行為ですが、
体育会系の職場ですと先輩後輩でも
実態としては十分に上下関係が成立するので
パワハラも成立する訳です。

被害者にとって先輩は一生先輩なので、
週何回でも、何時間でも叱責を受けるしかない。
一等海尉と言う階級でありながら、
職場で叱責を甘んじて受けていたのは
大変な心労だったと思います。
被害者の方はどうか心身共に異常無く
立派に務めを果たして頂きたいと思います。