2021年4月5日月曜日

“虐待通報”したが「忙しい」と難色示され…その後対応はしたものの“記録改ざん”か

“虐待通報”したが「忙しい」と難色示され
…その後対応はしたものの“記録改ざん”か

 

2021年4月5日() 17:45配信 毎日放送

 

 障がいのある男性が『職場での虐待を通報したのに労働局が放置したうえ通報日を改ざんした文書を作成していた』と訴えています。

 

 訴えによりますと、京都信用金庫に勤めていた障がいのある男性は、2017年8月に“職場で差別やパワハラを受けた”として京都労働局に虐待通報しました。これに対して担当官は「忙しい」などと難色を示し、2018年1月に「虐待の事実は確認できなかった」と通知したということです。男性が抗議をすると、労働局は再調査を行い、一転して「障がい者虐待」と認定して会社側に行政指導をしました。

 

 男性が情報開示請求をした内部文書には“通報日が実際の通報日より約2か月後に改ざんされていた”ということです。男性は今年4月5日に担当官を虚偽公文書作成容疑などで京都地検に告発しました。

 

 (告発した男性)

 「京都で障がい者として働くことに対して恐怖が募ってしまって、それ以降何もできなくなってしまったんです」

 

 京都労働局は「調査中でコメントできない」としています。


《カウンセラー松川のコメント》

このニュースも先日報道された事案の続報です。
通報に対して「忙しい」と回答する行政。
この担当官の抱えていた業務量が分かりませんので
一方的に断じるのも憚られますが、
やはり通報を受け付ける行政の担当官としては
最も行ってはならない対応をしたと思います。
最終的には企業に対して指導を行ったとのことですが、
途中の経緯は大問題です。
これこそ再発防止に努めて欲しいですが、
通り一遍の通達で済ませず、
現場の事情に則した対応をして欲しいです。
そけが、担当官にとっても、労働者にとっても
良い結果になると思います。

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