「パワハラに過重労働」44歳課長が遺書残し自殺
母親、会社と上司を相手取り提訴
2021年4月2日(金) 20:54 京都新聞
京都府久御山町の臨床検査受託会社に勤めていた男性=当時(44)=が自殺したのは、過重労働や上司のパワハラが原因だったとして、男性の母親(71)が2日までに、同社と上司を相手取り、約8千万円の損害賠償を求める訴えを京都地裁に起こした。
訴状によると、男性は同社の本社検査部臨床血液課で検査業務などに従事。2017年6月に同課課長に就任したが、同年11月、業務量の増加や上司のパワハラに苦しむ心境を遺書に記して自殺した。課長就任後は労働時間が増え、就任1カ月後や亡くなる直前は月100時間超の時間外労働が発生し、うつ状態になっていた推認されるとして労災認定を受けた。
原告側は、会社は人手不足で恒常的な長時間労働が行われており、労働者の心身の健康を損なわないように注意する義務に違反したと指摘。上司は具体的な指示をせずに何度も仕事をやり直させたり、叱責(しっせき)を繰り返すなどのパワハラをしたりして男性を精神的に追い詰めたと主張している。
会社側は「お答えすることはない」としている。
《カウンセラー松川のコメント》
上司と言っても適性を兼ね備えた者を任命しないと
この様に部下に艱難辛苦を与えるだけの無能上司が出来上がります。
しかし、小さな会社には選択肢も無いですので、
こんな無能者でも上司になる事はままあります。
そこが、就職先として大企業を選ばないと恐い部分です。
勿論、大企業だからと言って上司が有能とは限りませんが、
選択肢が有るだけマシだと思います。
さて、この記事の中で真っ当なのは会社側のコメント
「お答えすることはない」です。
報道で「訴状が届いていないのでお答え出来ない」とのコメントを
目にしますが、それならば訴状が届いたら回答して欲しいものですが、
何故かその後の回答が出た例を知りません。
「訴状が」と美辞麗句を並べずに、素直に回答するのが潔いと思います。
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