2021年4月15日木曜日

複数の教員「高校長から厳しい叱責」…県教委が調査、「パワハラ」訴えも

複数の教員「高校長から厳しい叱責」…
県教委が調査、「パワハラ」訴えも

 

2021年4月15日() 11:52 読売新聞

 

 滋賀県教委は14日、県内公立学校でのハラスメントを巡って昨年度初めて実施した実態調査で、県立高1校の校長について、部下の複数の教員から「厳しい叱責(しっせき)を受けた」との申告があったことを明らかにした。調査前の昨年8月には、この校長から「パワハラを受けた」との個別の訴えも寄せられていたといい、県教委は緊急性の高い事案として調査を進めている。

 

 調査は全教職員約1万4000人を対象に昨年11~12月に実施。8087人(57・9%)が回答し、うち1337人が、何らかのハラスメントを受けたと申告した。

 

 この日、記者会見した福永忠克教育長は、うち約130人の申告について関係者の聞き取りを順次進めていることを明らかにした。その中で、県立高校長に関する申告にふれ「複数の声が寄せられており、ハラスメントがあったとの前提で調査を進める。ただ、教員と校長の言い分は食い違っており、時間がかかっているが、丁寧に進める」と話した。 


《カウンセラー松川のコメント》

昨年8月にはパワハラ被害の訴えが有ったにも関わらず、
今頃になって「緊急性の高い事案」と感じている感覚が理解出来ません。
加害者と被害者の言い分が異なるのは当たり前の事。
そうでなければ捜査機関も裁判所も苦労はしません。
「丁寧に進める」とは聞こえは良いですが、
裏を返せば「迅速な対応はしない」と言うことです。
滋賀県教育委員会も対応に大変なのは分かりますが、
もう少し事の重大性を感じて欲しいものです。

被害者の皆様も、県教委の対応が後手後手に回る可能性もあるので、
別途手段を講じるくらいの姿勢で臨まないと解決の道は厳しいかも知れません。

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