2021年4月10日土曜日

群馬県大手信金の理事長にパワハラ疑惑…多数の社員が退職

群馬県大手信金の理事長にパワハラ疑惑…多数の社員が退職

 

2021年4月10日(土) 6:00 日刊ゲンダイ(小林佳樹)

 

【プロはこう見る 経済ニュースの核心】

 

 群馬県の大手I信用金庫で理事長によるパワハラで多数の職員が退職に追い込まれた可能性があるとして、地元の労働基準監督署が注視している。この信金は2002年に地元の2信金が合併して誕生した、地元を代表する金融機関だ。創立は1928(昭和3)年と古く、群馬県を中心に20店舗を構え、栃木、埼玉の両県にも営業展開している。

 

 創立90年を迎えた2018年6月に理事長が交代、新理事長に昇格したのが今回、パワハラがあったのではないかと問題視されているH常勤理事だ。H氏が理事長に就任以来、すでに執行役員2人、支店長1人、次席クラス5人が相次いで退職した。「以前にはあり得ない幹部級職員の退職数で、理事長によるパワハラが要因と囁かれています」と地元信金関係者は指摘する。

 

 関係者によると、H理事長は気に入っている職員には甘く、実需が伴わない融資と思われる事案についても黙認する一方、気に入らない職員は徹底的に無視するか、極端に厳しくあたるという。

 

 その矛先は、一般職員のみならず役員にも向けられる。「今年1月には本部2階フロアにいる約20人の職員を前に常務理事が理事長席の前に立たされ、30分もの間、延々と“あんた”呼ばわりしながら『開いた口がふさがらねぇ!』などと罵倒され続けた」(関係者)というのだ。

 

 また、ある女性職員が子供が風邪をひいて休んだ時などは、陰で「簡単に休むとはどういうことだ。これだから女はダメなんだ。旦那に休むようにしてもらえ」などと事務役席に怒鳴ったこともあったという。

 

 そして理事長自身、自分のパワハラを自覚しているのか、職員を叱責するときは「これはパワハラじゃねえからな!」と言葉を付け加えるというから呆れる。

 

「一身上の都合」で退職したある部長は、後進のために良い金庫になってほしいと、理事長のパワハラが疑われる言動について記載した書面をコンプライアンス部門に提出している。

 

 金融機関は免許業であり、社会的なインフラをつかさどる存在だ。そのトップには高い資質が求められる。I信金の理事長の言動はおよそ金融機関トップにふさわしくない悪意が感じられる。監督する金融庁も看過できないだろう。


《カウンセラー松川のコメント》

伏せ字にしているとは言え、イニシャルトーク状態なので
群馬県のI信用金庫でバレている状態です。
それにしても「これはパワハラではない」と前置きしたところで
言動と被害者が存在すればパワハラが成立する事も分からないで
組織のトップを務めていられるのも不思議です。
適性に関わらず昇進する例は枚挙に暇がないです。
しかし、その為に苦労するのは下に就く者ばかり。
そんな人事しか出来ない組織と言うのも情けないですが、
それが実態です。
近々にこの信金へ出向いて「これは強盗ではないからな」と前置きして
ゴッソリ現ナマを頂戴しようかとも思いましたが、
大した金額にはなりそうもないので
手間暇を考えると割に合わなさそうですから、思うだけにしておきます(笑)

被害者の皆様へ
この様な常識の無い者が組織のトップに居ることは
百害あって一利無しですので、どんどん声を大にして世間に訴えましょう。
必要ならば、行政や司法の介入を求めるのもアリです。

※ 一応、参考までに群馬県内の信用金庫を列記しておきますね。
高崎信用金庫、桐生信用金庫、アイオー信用金庫、利根郡信用金庫、
館林信用金庫、北群馬信用金庫、しののめ信用金庫
(令和33月現在、金融コード順)


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