「性的指向、上司が暴露」神経症になり退職、労災を申請
2021年4月27日(火) 18:40 朝日新聞
本人の同意なく勤務先の同僚に自らの性的指向を暴露される「アウティング」の被害を受け、神経症を発症し退職した20代男性が27日、池袋労働基準監督署に労災を申請した。アウティングは昨年改正された法律でパワハラにあたるとしており、労災認定されるかどうかに注目が集まる。
男性は2019年5月、東京都豊島区の保険代理店に入社した際、同性パートナーの存在を会社側に打ち明けた。「必要があれば自分のタイミングで(同僚に)言う」との約束だったが、上司が勝手に同僚に明かしていたことが判明。男性は神経症などを発症し、後に退職に追い込まれた。
男性はアウティングを禁じる条例がある豊島区の窓口を通じて会社と交渉し、昨年10月に和解が成立。和解内容に「会社がアウティングを認める」ことも含まれており、労災申請の際にアウティングの有無について争いはなかったという。
《カウンセラー松川のコメント》
事案の流れは
2019年 被害者入社。緊急連絡先として同性パートナーを記入
2019年 5月 同性パートナーの存在を上司に説明
2019年 7月 アウンティングが判明
2019年11月 受診した精神科にて精神疾患と診断される
2019年12月 精神疾患により休職
2020年 6月 会社所在地の豊島区に申し立て
2020年10月 会社側と和解
これで問題は解決をしておらず、
2021年 4月 池袋労基署に労災申請
いやらしい手法を使いましたね。
既に被災していながら会社と手打ちをしてからの労災申請。
2019年の精神疾患が会社のアウンティングを原因と主張するならば
この時点で労災申請をしても構わないのに、
会社の協力を得る為に和解をしてからの労災申請とは・・・
こう言う小細工が多用されると、
「LGBTが入社すると、後々面倒な事が起こるかも知れない」と、
今後のLGBTの方が就職するのに難しくなります。
勿論、企業側は「LGBTだから不採用にした」なんて
口が裂けても言いませんよ。
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