2021年4月16日金曜日

パワハラ巡る自殺訴訟 会社、請求棄却求める 京都地裁

パワハラ巡る自殺訴訟 会社、請求棄却求める 京都地裁

 

2021年4月16年() 16:21 京都新聞

 

 京都府内の受託臨床検査会社に勤めていた男性=当時(44=が自殺したのは、過重労働や上司のパワハラが原因だったとして、男性の母親(71)が同社と上司を相手取り、約8千万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が16日、京都地裁(児玉禎治裁判官)であった。会社側は請求棄却を求めた。

 

 訴状によると、男性は同社で検査業務などに従事し、20176月に課長に就任したが、同年11月、業務量の増加や上司のパワハラに苦しむ心境を遺書に記して自殺。その後、長時間労働などからうつ状態になっていたと推認されるとして労災認定を受けた。同社では恒常的な長時間労働が行われており、上司は叱責(しっせき)を繰り返すなどして男性を精神的に追い詰めたと主張している。 


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ、2021年4月5日付けで掲載した記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「パワハラに過重労働」44歳課長が遺書残し自殺 母親、会社と上司を相手取り提訴 (mms119.blogspot.com)
この続報に当たります。
労基署から長時間労働等にからのうつ病発症と推認されましたが、
パワハラに関しては言及されていません、
この部分が賠償請求訴訟としては難しい部分になります。
被害者の遺書へはパワハラについて言及されているので、
この遺書の証拠能力を裁判所が認めるかどうかが争点となるでしょう。

被害者の御遺族にとっては「遺書の内容に嘘偽りがある訳ない」と
確信されていらしゃると思います。
一般的にはその様に思われますが、相手は判事なので一般論は通じません。
どうか社内からの証言等の新しい証拠が得られる事を祈念しております。

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