2021年4月17日土曜日

部員から現金、剣道の総監督解雇 誕生日に「適格性欠ける」、愛媛

部員から現金、剣道の総監督解雇
 誕生日に「適格性欠ける」、愛媛

 

2021年4月17日() 19:26 共同通信

 

 剣道強豪校の愛媛県大洲市の帝京第五高で剣道部の男性総監督(61)が、自分の誕生日に合わせて部員から現金を受け取っていた問題で、運営法人側が教員の適格性に欠けるとして総監督を解雇したことが17日、法人への取材で分かった。

 

 法人によると、有識者らによる第三者委員会が、2019年の還暦祝いや昨年の定年退職祝いとして、キャプテンが部員から集めた145千円を男性が受領したと認定。少なくとも0914年度はこうした集金が習慣化し、部員全員が対象だったため強制性があったとした。法人は「金額が社会的儀礼の範囲を超えており、教育上ゆゆしき問題」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

学校側として「強制性があった」と認定しているのですから、
これはパワハラ、アカハラの類いになります。
学校側は「金額が社会的儀礼の範囲を超えており」とのことですが、
金額の多少ではなく、
[高校生から金銭を徴収する行為]これ自体が問題だと思います。
どうも、学校側の認識にも甘さがあり、
これが事案の温床にもなっていると感じております。

被害を受けた生徒さんも、
運動部の強豪校は多かれ少なかれ部活で理不尽な事があると
今般は諦めて頂きながらも、皆さんは同様の事案が起きない様に
部活でも今後の進路先でも教訓にして頂きたいと思います。

2 件のコメント:

  1. これは金額云々ではないですね。もしかしたら、この部で習慣化していたのかも。いや、もはや地域のローカルルール的な何かまであるのかもしれないと深さを感じますね。

    健全な武道にこのようなことが起こるとは、情けないばかりです。

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    1. 退任の餞別なら理解出来なくもないですが、少なくても09~14年度と5年間は慣例的に集金して監督に上納していた訳ですよ。
      祝い金と言えば聞こえは良いですが、それは渡すタイミングの問題であって、内容は上納金です。
      しかし、監督に嫌われれば実力が有っても試合に出られないですし、大学への推薦入学の道も閉ざされますから、断るなんて無理ですよ。

      武道に限らず、競技会や推薦枠があれば、不健全な下地は有る訳です。要はその下地を利用するか、しないか監督者次第ですよね?

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