2018年3月18日日曜日

消防長が診断書書き換え要求か 徳島・消防パワハラ疑惑

消防長が診断書書き換え要求か 徳島・消防パワハラ疑惑


2018年3月18日(日) 徳島新聞

 

 徳島県の「みよし広域連合」の40代男性消防職員が消防本部の幹部5人からパワーハラスメントを受けたのが原因で適応障害を発病したと訴えている問題で、消防長が男性職員の主治医に、診断書の表現を書き換えるよう求めていた疑いがあることが17日、分かった。その場にいたという男性職員は「パワハラの事実を矮小(わいしょう)化しようとする行為だ」と不信感を募らせている。

 男性職員は体調を崩して昨年10月から休職しており、休職期間を延長するたび、消防本部に診断書を提出している。

 男性職員によると、消防長が書き換えを求めたのは今年1月に提出された診断書で、病名などのほか、「職場環境のストレス(上司の叱責など)が今回の発病の直接的な原因であると類推される」と記載されていた。

 消防長は診断書を書いた主治医を男性職員と共に訪問。病名と治療内容、治療に必要な期間の三つが診断書の要件だとして、「診断書として適正なのか」「文言のところで譲るのであれば」「上司の叱責などというのは一方的な話」などと訴え、発病原因に関する部分の削除や変更を求めた。

 これに対し、主治医は「これ(発病原因に関する記載)をどう判断するかはお任せするが、訂正はできない」と答えた。

 消防長は徳島新聞の取材に対し「内容について説明を求めただけ。訂正や削除は求めていない」と語った。男性職員は「説明を求めているだけではなかった」と話している。

 消防本部は男性職員の休職を受け、本人と加害者とされる幹部5人に聞き取りを実施。他の職員には聞き取りを行っていないが、「パワハラはなかった」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログの3月16日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 徳島・みよし消防本部でパワハラか 40代職員が休職 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
上記記事で消防長は「話せば誤解と分かる」と、
愚にも付かないコメントを発してましたが、
どうやらこの消防長も共犯者の様ですね。
こんなトップや幹部の居る組織が内部調査をしても、
加害者側に都合の良い事しか出ないのかオチでしょう。
それにしても、組織のトップがパワハラ隠蔽を率先しているとは、
どうしよもない組織ですね。

2018年3月17日土曜日

6割超「パワハラある」 徳島・三好消防職員アンケート

6割超「パワハラある」 徳島・三好消防職員アンケート

 

2018年3月17日(土) 徳島新聞

 

 みよし広域連合の消防職員でつくる三好消防職員協議会が昨年3月に実施した職場アンケートで、「現在パワーハラスメントがある」と答えた職員が6割を超えていたことが16日、分かった。広域連合消防本部は協議会から結果を提供されたが、実態調査などは行わなかった。

 

 協議会のアンケートは全消防職員82人を対象に行われ、49人が回答した。職場でのパワハラの有無に関し、半数以上の25人が「あると思うし問題だと思う」、5人が「あると思うが問題にする程度ではない」と答えた。

 

 過去2年間のパワハラの有無についても「されたことがある」が6人、「見たことがある」が14人、「聞いたことがある」が21人いた。

 

 協議会はこれらの回答やパワハラの具体的な内容が書かれたアンケート用紙を、調査の2カ月後、消防長に提出した。だが、消防長は詳しく調査するといった対応は取らなかった。

 

 取材に対し、消防長は「アンケートは読んだ気がするが、(内容は)詳しく覚えていない。実態調査を行うべきだった」と述べた。その上で、全職員を対象にしたパワハラに関するアンケートを6月末までに行うとした。

 

 広域連合では、消防職員の40代男性が幹部5人からパワハラを受け、適応障害を発病したとして昨年10月から休職している。男性と幹部から聞き取りを行った消防本部は「パワハラではない」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログの3月16日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 徳島・みよし消防本部でパワハラか 40代職員が休職 (mms119.blogspot.com)
これの関連ニュースです。
三好消防職員協議会では既に1年前にパワハラに関するアンケートを調査を実施し、
消防長に提出するも黙殺していた事実が判明です。
当の消防長は「覚えていない」と惚けていますが、
ある程度の状況は把握していたからこそ、保身の為に黙殺したのでしょう。
これほど悪質な輩が消防長を務めているとは思いませんでした。
これでは幹部が好き放題出来るのも当然です。
みよし広域連合は早々にこの消防長を解任するべきです。

2018年3月16日金曜日

徳島・みよし消防本部でパワハラか 40代職員が休職

徳島・みよし消防本部でパワハラか 40代職員が休職


2018年3月16日(金) 徳島新聞

 

 三好市と東みよし町が管轄のみよし広域連合に所属する消防職員の40代男性が、同消防本部の幹部5人によるパワーハラスメントで適応障害になったとして休職していることが15日、分かった。これに対し、同消防本部は「指導の際に説明が足りなかったり事務連絡に不手際があったりしたが、パワハラではない」と否定している。

 男性は、約5年前から幹部によるパワハラを受けてきたと主張。消耗品の購入業務を担当した際、前任者までは3万円未満なら決裁書類が不要だったことから同様に業務を進めたところ、「伺いが必要。何勝手に買いよんや」と叱責され、1万円以上の購入には決裁書類の作成を求められた。

 また昨年10月の部署異動では、通常は新品で用意されるはずの仮眠用布団がなく、他の職員が過去に使用した布団を使うよう指示されたという。

 男性は「他にも数えきれないほど差別的な扱いを受けてきた。嫌がらせが積み重なり、精神的に限界になったと思う」と話している。

 消防本部は男性の休職を受け、加害者とされた幹部5人に対して聞き取りを行った。城尾保消防長は「(男性と)じっくり話をすれば誤解は解ける。明らかな暴言や暴力はなく、現時点ではこれ以上の調査の必要性はない」と話している。

 消防本部はこれまでパワハラの相談があった場合は内部の職員だけで事実認定していたが、連合長部局からの指示を受け3月1日付で内規を改正。連合長部局の職員を含めた苦情処理委員会を設けることにした。20日に初めての委員会を開き、男性への対応を決める。


《カウンセラー松川のコメント》

幹部5人で一人をパワハラ。何と情けない連中でしょう。
しかも消防長の談が「じっくり話をすれば誤解は解ける」とは
能天気極まれりでしょう。
散々幹部連中がパワハラをしておいて「誤解」で済むと思っている。
こんな幹部も無能です。
暴言や暴力だけがパワハラだと勘違いしている様では、
現代社会で管理監督者は務まりません。
消防長を含めて加害者を免職にしない限り、
この組織に明日は無い気がします。

2018年3月10日土曜日

消防署長がパワハラ 暴言で署員叱責、処分方針 白井

消防署長がパワハラ 暴言で署員叱責、処分方針 白井


2018310(土)5:00 千葉日報 

 

 印西地区消防組合白井消防署(白井市復)の男性署長が、複数の署員に対して暴言で叱責するパワーハラスメントを行っていたことが9日、同組合消防本部(印西市、須藤達也消防長)への千葉日報社の取材で分かった。同本部は同署長を処分する方針。

 同本部総務課によると、今年1月中旬に同本部が全署員を対象に行った意向調査で、複数署員の調査票に同署長の行き過ぎた指導をうかがわせる記述があった。

 同本部は2月下旬、対象署員ら9人と署長から個別に聞き取り調査を実施。昨年8月ごろから複数回、署長が「ふざけるな」「お前はだめだ」など乱暴な言葉で複数署員を叱責していたことが判明し、なかには3時間にわたって叱責するケースもあったという。

 同本部は、これらがパワハラに当たると判断。署長への処分を検討しており、署長も行き過ぎた指導を認めているという。豊田徳之総務課長は「パワハラがないような職場環境をつくる」と話した。


《カウンセラー松川のコメント》

叱責の際の暴言は言う方も言われる方もどっちもどっちの時もありますが、
3時間に渡っての叱責は今ではパワハラに該当しますので
この点についてパワハラの概念が無かった世代は要注意です。
被害者に病気休業者や退職者が発生していないので、
口頭が文書による処分になると思います。