2022年11月30日水曜日

職場で同僚女性にみだらな言葉かけ、下半身触る パワハラ行為も 二宮町職員を懲戒免職

職場で同僚女性にみだらな言葉かけ、下半身触る
 パワハラ行為も 二宮町職員を懲戒免職

 

2022年11月30日() 19:31 神奈川新聞

 

 神奈川県二宮町の女性職員が男性職員からセクハラやパワハラを受けたとして町を相手に訴訟を起こした問題を巡り、同町は30日、総務部防災安全課副主幹の男性(52)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。

 

 町によると、男性職員は2015年4月から16年3月と18年6月に同僚の女性職員にみだらな言葉をかけたり、下半身を触ったりするなどのセクハラ行為を繰り返した。また、17年6月には職場環境に関する外部からの聞き取り調査を受けることになった女性職員に対し、事前に回答内容を指示するなどのパワハラ行為を行ったという。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2019年2月25日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 二宮町消防司令補、セクハラで停職 「認識なかった」 (mms119.blogspot.com)
及び、6月14日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: セクハラ男性職員へ二宮町が提訴へ 被害女性職員への賠償金求める (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
加害者は停職処分を受けていたものの、
賠償請求については「町の責任もある」と
町からの請求を2度にわたり拒否していることから
加害行為への反省も見られなすのが明白です。
これでは懲戒免職も当然でしょう。
ここまで開き直れる加害者に職場での更生は期待出来ませんから。

被害者の方へ
反省の色が皆無の加害者は懲戒免職となりました。
当然の事かも知れませんが、職場で加害者と対面することは無いでしょう。
その点は安心されて良いかと思います。

2022年11月29日火曜日

職員の遺書に「部下への恫喝見るに堪えない」「屈辱的な言葉を吐き無視」「耐えられない」

職員の遺書に
「部下への恫喝見るに堪えない」
「屈辱的な言葉を吐き無視」
「耐えられない」

 

2022年11月29日() 16:54 読売新聞

 

 8月の記録的大雨の対応に当たっていた秋田県の地域振興局建設部の職員が自殺した問題で、県は28日、「職場内でのパワーハラスメントと自殺の因果関係を否定できない」との見方を明らかにした。県は今年4月にあらゆる差別やパワハラを禁止する条例を施行しており、職場内でのパワハラ対策が急務である現状が浮き彫りとなった。

 

 「県全体で私も見届けて、もっと部下の指導をしっかりやっていればよかったということであり、ご遺族には大変申し訳なく思っている」。この日、取材に応じた佐竹知事はそう語った。

 

 県によると、地域振興局建設部の部長(当時)は、大雨災害対応で2晩連続徹夜をするなどしていた職員に、叱責や無視といったパワハラ行為を行ったという。職員は振興局の敷地内で遺体で見つかった。

 

 県は、他の職員への聞き取り調査を行い、部長が今年度に入り、数人の部下にパワハラ行為を繰り返し行っていたと認定した。県によると、職場の半数にあたる15人ほどの職員が部長のパワハラを認識していたが、相談窓口への通報はなかった。県人事課は「所属長の行為なので相談しづらい雰囲気があったのではないか」としている。部長は「強く指導はしたが、パワハラはしていない」と話し、自殺した職員への謝罪もないという。

 

 県は今年4月、あらゆる差別やハラスメントを禁止する「多様性に満ちた社会づくり基本条例」を施行し、策定した「指針」で、パワハラを「人の尊厳や人格を傷つける行為であるとともに、働く人の能力の発揮を妨げるものであり許されない行為」としている。今回の職員の自殺を受け、条例の周知を推し進める県庁内での対策が急務である実情が明らかになった。

 

 再発防止に向け、県はマネジメント能力に疑義がある管理職へのハラスメント防止研修の再受講、ハラスメント相談窓口の再周知、定期的な面談を行うことを決めた。佐竹知事は「抜本的な再発防止が必要だ」と危機感をあらわにした。

 

◆県が明らかにした遺書の一部

 

「先週の大雨以来、ちょっとしたことで部長の信頼を損ねてしまい、屈辱的な言葉を吐きかけられ、無視されるようになった」

 

「河川の窓口である自分が、河川のことを無視されるのは、耐えられない。自分は何のためにいるのか」

 

「部長は人の話を聞かず、部下への恫喝(どうかつ)ぶりは見るに堪えない」


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ9月16日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 大雨対応の職員自殺か、秋田 議員指摘、県が調査 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
また、拙ブログ11月29日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 秋田県職員が自殺、上司をパワハラで処分 「無視される」遺書で訴え (mms119.blogspot.com)
これの関連報道です。
県は「所属長の行為なので相談しづらい雰囲気があったのではないか」
加害者は「強く指導はしたが、パワハラはしていない」
こんな事を公言出来るのですから、パワハラが無くなる訳ではありません。
ハラスメント相談窓口の再周知をするそうですが、
機能しない窓口をいくら宣伝しても無駄です。
ハラスメント防止研修の再受講も形式的では形骸化するだけです。
それよりも加害者が上位になる程に各種処分が重くなねシステムを
作る方が効果的です。

「休暇取得の部下に暴言などのパワハラ行為」消防職員を懲戒処分 新潟・村上市

「休暇取得の部下に暴言などのパワハラ行為」
消防職員を懲戒処分 新潟・村上市

 

2022年11月29日() 16:21 新潟放送

 

新潟県村上市消防本部に勤務していた40代の消防司令補の男性職員が部下に対し暴言を浴びせるなどのパワハラ行為により、2か月・減給10分の1の懲戒処分を受けました。

 

村上市消防本部によりますと、この男性職員は、山北分署に勤務していた10月、

正当に休暇を取得した部下に対し、電話で人権を否定する内容の暴言を浴びせるなどパワハラ行為をし、さらに、その行為について部下に謝罪するため許可なく職場を1時間離れ、公務の運営に支障を生じさせたとされています。

 

部下の職員は休暇中で、その日のうちにパワハラ行為だとして職場に報告。休暇の後は、通常通り勤務しているということです。

男性職員はその後異動し、29日付で懲戒処分を受領したということです。

 

また、職員の上司である分署長に戒告、消防署長に厳重注意の処分が出されています。

村上市消防本部は、「パワハラ行為は絶対に許されるものではなく2度と起こさないよう管理職の教育を徹底し、市民の信頼回復に努めたい」とコメントしています。



※ 他社のニュースも掲載致します

休暇を取得した消防士の部下に対しパワハラ
 消防司令補を懲戒処分 《新潟・村上》

 

2022年11月29日() 16:18 テレビ新潟

 

村上市は40代の消防司令補に対し、休暇を取得した部下に対し、指導の範囲を超えて暴言を浴びせるなどのパワーハラスメントがあったとして懲戒処分を行ったと発表しました。

 

村上市消防本部によりますと処分を受けたのは山北分署の40代の消防司令補で、ことし10月、適正な手続きで休暇を取得した部下に対し、休暇取得を妨げるような言動のほか、個人の人格を否定したり、部下のプライベートに立ち入ったりするような言動があったということです。

その後、消防司令補は自身の言動について宜しくない行動だったと認識したことから、その部下に対して謝罪しようと、許可なく1時間にわたって職場を離れて公務の運営に支障を生じさせました。

 

この一連の事態を受け、村上市は消防司令補に対し減給10分の1(2か月)、さらにその上司に対しても管理監督責任を問うとして、分署長を戒告、消防署長を厳重注意としています。

 

 

 

有給休暇を取得しようとした部下にパワハラ行為
 消防士の職員に減給処分【新潟・村上市】

 

2022年11月29日() 15:23 新潟総合テレビ

 

村上市消防本部は29日、部下に暴言を浴びせるなどのパワハラ行為をしたとして40代の男性職員を減給処分にしたと発表しました。

 

減給処分となったのは村上市消防本部山北分署の男性消防司令補(40代)です。

 

村上市消防本部によりますと、男性消防司令補は先月、有給休暇を正当に取得した職員に対し、人格を否定するなど指導の範囲を超えた暴言を浴びせるパワーハラスメント行為をしたということです。

 

その後、男性消防司令補は職員に謝罪するため、勤務時間中にもかかわらず1時間にわたり許可なく職場を離脱したということです。

 

被害に遭った職員からの相談で今回の事案が発覚。村上市消防本部は上司についても管理監督責任を問い、分署長を戒告、消防署長を厳重注意としたと発表しています。


《カウンセラー松川のコメント》

バカですよ。
有給休暇を使用している部下にわざわざ電話して不平を言う。
そして、自らの行為に罪悪感を抱いたのか、職務放棄してまでの謝罪訪問。
こんな愚行を重ねる者に管理監督者は務まりません。
分限で構わないので役職無しにして良いと思います。

被害者の方へ
こう言う簡単に感情で動いてしまう上司は、
ここまで極端でなくても居ますので、これを反面教師にすると良いでしょう。
そして、同僚や部下や後輩に伝えてください。
「職場内で理不尽な目に遭ったら、悩まずに通報か相談しよう」と。

秋田県職員が自殺、上司をパワハラで処分 「無視される」遺書で訴え

秋田県職員が自殺、上司をパワハラで処分
 「無視される」遺書で訴え

 

2022年11月29日() 8:07 朝日新聞

 

 秋田県は28日、8月の大雨災害に対応していた職員が、上司のパワーハラスメント(パワハラ)を訴える遺書を残して自殺していたことを明らかにした。パワハラを繰り返したとして、当時の地域振興局建設部長の男性(57)を同日付で減給10分の13カ月)の懲戒処分とし、降任の分限処分にした。

 

 県人事課によると、パワハラで職員を懲戒処分するのは初めて。自殺した職員は、県内の地域振興局建設部で河川を担当。8月の記録的大雨で、時間外勤務が増え、特に1012日は2晩連続で徹夜勤務だった。その際、部長から叱責(しっせき)、無視されるなどし、15日に庁舎の敷地内で自殺した。

 

 この職員は「部長の信頼を損ねてしまい、屈辱的な言葉を吐きかけられ、無視される」などと記した遺書を残していた。

 

 「何があったのか知りたい」との訴えが遺族からあり、県が同僚らに聞き取り調査をしていた。職員30人のうち、部長から自分が被害を受けた程度を「頻繁に」と答えたのは2人、「何回か」は4人。「他の人がパワハラをされているのを見聞きした」が28人にのぼった。

 

 一方、この部長は調査に「強い口調で指導はしたが、パワハラのつもりはない」と否定をしつつ、「このようなことになり申し訳ない」と話したという。



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自殺の秋田県職員にパワハラ 上司に減給と降任処分

 

2022年11月28日() 21:21 日本テレビ

 

秋田県は8月に職員が自殺したことを明らかにしました。また自殺した職員を含め、複数の職員が1人の上司からパワーハラスメントを受けていたとして、この上司を減給と降任の処分にしました。

 

秋田県は県議会に職員の自殺とその上司の処分を報告しました。報告などによりますと、大雨災害の対応中だった職員は815日に職場敷地内で自殺しているのが見つかりました。

 

遺書を残していて「大雨以来、ちょっとしたことで部長の信頼を損ねてしまい、屈辱的な言葉を吐きかけられ無視されるようになった」「部長は人の話を聞かない。部下へのどう喝ぶりは見るに堪えない」などと50代の当時の上司のパワハラについて記されていました。

 

その後の調査で、その上司が複数の職員に対し、大声での叱責や無視などの行為を繰り返していたことが分かり、県は減給10分の13か月と1階級降任の処分としたものです。

 

処分を受けた上司は県の聞き取りに対し「パワハラの自覚はなかった」と話していたということです。




2晩徹夜で大雨対応、自殺した県職員へのパワハラ認定
…遺書に「部長から屈辱的な言葉」

 

2022年11月28日() 19:32 読売新聞

 

 秋田県は、県の出先機関にあたる地域振興局建設部で、今年8月の記録的大雨の対応中に自殺した職員に当時、部長だった上司の男性(57)がパワーハラスメントを行っていたと認定した。県が28日、発表した。同日付で男性を減給10分の1(3か月)の懲戒処分とし、1階級降格させた。県人事課は「パワハラと自殺の因果関係を否定できない」などとしている。自殺した職員の年齢や性別は非公表。

 

 県によると、職員は部の班長として8月10~12日、2晩徹夜で大雨に対応し、同15日に職場で自殺した。職員は遺書を残しており、「先週の大雨以来、ちょっとしたことで部長の信頼を損ね、屈辱的な言葉を吐きかけられ、無視されるようになった」と書いていた。

 

 県は男性や職員の同僚らに聞き取り調査し、男性が職員を含む数人にパワハラ行為をしたと認定した。男性は調査に「強く指導したが、パワハラはしていない」と話したという。




上司によるパワハラと認定 県地域振興局で職員が自殺 秋田

 

2022年11月28日() 19:15 秋田テレビ

 

 20228月に秋田県の地域振興局で、大雨被害の対応に当たっていた職員が自殺した問題で、秋田県は調査の結果、上司によるパワハラがあったとして、57歳の当時の部長を減給と降任の懲戒処分とした。

 

 この問題は、20228月、県北部の地域振興局建設部で大雨被害の対応に当たっていた職員が、上司からのパワハラがあったとする遺書を残して自殺したもので、県は聞き取りなどの調査を進めていた。

 

 そして、聞き取りの結果、自殺した職員の上司にあたる当時の部長が部下に対し、2022年度に入ってから大声で叱責(しっせき)したり、無視したりするパワハラ行為を繰り返し行っていたと、複数の職員が証言したという。

 

 自殺した職員は建設部の班長で、8月に県北部を襲った記録的な大雨被害の対応で時間外勤務が増加し、徹夜での勤務が続く中、同様のパワハラを受け、815日に地域振興局の敷地内で自殺した。

 

 秋田県は、28日付で当時の部長を減給10分の13カ月)とし、部長職から上席主幹に降任した。

 

 また、管理監督責任が不十分だったとして、地域振興局長を厳重注意処分とした。

 

 秋田県が、パワハラを認定し、職員を処分するのは初めて。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ9月16日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 大雨対応の職員自殺か、秋田 議員指摘、県が調査 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
加害者は想定以上の多忙による感情的なパワハラでなく、
日常から複数の部下へパワハラを行っていた事が調査で判明。
被害者自殺の原因の一つとして、
パワハラを解決しようとする職場環境が無かったからではないでしょうか。
これだけ多くの職員が一人の者からのパワハラ被害に遭ったり認知しているのに、
何も改まる事なくここまで来ていたのですから。
個人的には、こんな職場では働きたくありません。
管理監督者も部下に任せきりでなく、部下が問題を起こしていないか、
それも把握するのが役目の一つだと思いますので、
厳重注意でなく減給処分で構わないと思いました。
しかし、分限とは言え降任処分を科したのは評価出来ます。

御遺族の方へ
パワハラの事実を職場が認めたのは大きな成果です。
賠償請求等については御遺族次第なので、
それは私がコメントする立場ではないでしょう。

セクハラ受けた陸自女性隊員「お世話になった人だから」…悩んで1年後に被害報告

セクハラ受けた陸自女性隊員「お世話になった人だから」
…悩んで1年後に被害報告

 

2022年11月29日() 6:31 読売新聞

 

 陸上自衛隊伊丹駐屯地(兵庫県伊丹市)は28日、部下の女性隊員にセクハラ行為をしたとして、中部方面システム通信群の男性陸曹長(53)を停職3か月の懲戒処分にした。

 

 発表によると、男性陸曹長は2019年7月22日と8月1日、勤務中に無理やり女性隊員を抱き寄せた。

 

 女性隊員は「お世話になった人だから」と、報告するかどうか悩んだ結果、約1年後に駐屯地に被害を届けたといい、男性陸曹長は「性的欲求を満たすためだった。深く反省している」などと話しているという。

 

 

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53歳男性陸曹長が女性隊員にセクハラ
 仕事の相談受けた際、繰り返し抱き寄せる
 陸自伊丹駐屯地、停職3カ月

 

2022年11月28日() 18:34 神戸新聞(西尾和高)

 

 兵庫県伊丹市の陸上自衛隊伊丹駐屯地は28日、部下の女性にセクハラ行為をしたとして中部方面システム通信群の男性陸曹長(53)を停職3カ月、無断欠勤したとして同方面情報隊の40代の男性1等陸尉を停職2日の懲戒処分にしたと発表した。

 

 同駐屯地によると、陸曹長は2019年7月22日と8月1日の午後7時ごろ、駐屯地内の事務室で、部下の女性隊員から仕事の相談などを受けた際、体を抱き寄せる行為を繰り返し、不快な思いをさせたという。

 

 陸曹長は「性的欲求を満たすために衝動的に抱き寄せた。深く反省している」と釈明しているという。その後、女性は自己都合で退職。同駐屯地は男性陸曹長の行為とは無関係としている。20年7月、女性から被害届を受けた京都市内の警察署から同通信群に連絡があり、発覚した。

 

 1等陸尉は昨年5月31日、課業開始になっても出勤せず、翌6月1日まで無断欠勤。同日午後6時40分ごろ、伊丹市内の官舎の自室にいるのを、隊員が見つけた。1等陸尉は「慣れない業務を始めストレスがあり、ロードバイクで豊岡市へ走りに行った。多くの人に迷惑をかけ、申し訳ない」と話しているという。


《カウンセラー松川のコメント》

被害者の人柄につけ込んだ悪質な事案です。
そして抱き寄せたくらいで性的欲求が満たされる訳もなく、
加害者としては被害者に拒まれて抱き寄せるに留まったのでしょう。
まぁ、性犯罪にまで至らなかったのは双方にとって不幸中の幸いですが、
慕ってくれる部下なら何でも許してくれると勘違いしたのでしょうね。
被害者の退職と事案が関係あるか伊丹駐屯地は本当に調べたのでしょうか?
事なかれ主義からの言い訳とも思えてしまいます。

被害者の方へ
被害に遭っていた間だけでなく、
考えていた一年間も非常に苦しかったと思います。
しかし、部下の信頼を何度も悪用する様な上司に配慮は不要です。
警察に被害届を出したのは正解だと思います。

2022年11月28日月曜日

「人を売るやつは許さん」今治市消防“パワハラ”問題 聞き取り調査で署長が部下に口止めか

「人を売るやつは許さん」今治市消防“パワハラ”問題
 聞き取り調査で署長が部下に口止めか

 

2022年11月28日() 20:58 あいテレビ

 

愛媛県にある今治市消防のパワハラ問題。消防署で内部調査が行われた際、署長が部下に口止めともとれる発言をしていたことがわかりました。

 

25日の会見

 

繰り返される暴力や暴言。上司から火災の調査書類を4050回突き返されたケースも

 

(今治市消防本部の会見・25日)

「『お前はばかか』『お前はあほか』『お前の文書は小学生以下』」

 

さらに、深夜の仮眠時間に強要される長時間の筋トレやスマホゲーム。研修中に救急用のチューブを鼻から喉まで差し込まれ、出血したという訴えも…

 

(今治市消防本部の消防士)

「訓練で使う道具を本当はダミー人形で試さないといけないのに生身の人間で試してそこで出血した」

 

今治市の消防では、部下にパワハラなどの行為を繰り返していたとして先週、消防本部の50代の消防司令と中央消防署の40代の消防司令補が停職などの懲戒処分を受けました。

 

関係者によりますと、この問題について個別の聞き取り調査が行われている最中、中央消防署の署長が部下に口止めともとれる発言をしていたということです。

 

(関係者)

「『人を売るやつはわしは許さん』と。影響はその言葉に対してあったと思います」

 

この署長は消防本部の聞き取りに対し「発言の一部が切り取られた。口止めを意図していない」と主張しているということです。

 

また、懲戒処分を受けた消防司令は、聞き取り調査を受ける部下に繰り返し圧力をかけていたいうことです。

 

(今治市消防本部の消防士)

「『わしのことを言うなよ』ということを『わかっとるの』という言葉で言っていた、聞き取り調査の前に」

 

一方、消防司令補も聞き取りを終えた部下のもとを訪れ、何を話したのか明らかにするよう求めてきたということです。

 

市の人事課に対し消防司令は発言を否定、消防司令補は「疑問点を確認しただけ」と説明したということです。

 

今治市消防には、処分が甘いという電話などが相次いでいるということです。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ11月26日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「お前はバカか」消防官が部下にパワハラ 2人を懲戒処分 愛媛・今治市 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
パワハラ発生署である中央消防署署長の
「発言の一部が切り取られた。口止めを意図していない」
これは、自身が署内でのパワハラを認知していたにも係わらず放置していた事への
責任追及をされない為に部下へ圧力を掛けたものの、
それが露見してしまた為に言い逃れをしているだけです。
一部が切り取られたと主張するならば、署長みずから全部を開示すれば、
実態が分かると言うものです。
パワハラ加害者である司令補の
「疑問点を確認しただけ」
も、自身に起因する調査でその様な言動をするべきでなく、
明らかに自分に不利な発言をしている犯人捜しがバレた結果の
単なる言い逃れです。
この様な当事者の行動が起きている時点で、
今治市消防本部内の体質が見え隠れしているのではないでしょうか。
本部の幹部は火消しに必死ですが、
ハラスメントを許さない環境が構築されていなかったのは明白です。

被害者の皆様へ
本部自体も徹底的に体質改善するよりも、
今の問題を沈静化させられれば良いと言う動きに思えますので、
被害者の皆さんが声を大にしない限りは、
今後も職場でのパワハラ体質の改善は難しいでしょう。

新潟市水道局自殺訴訟 市が発表「控訴せず賠償金支払う」

新潟市水道局自殺訴訟 市が発表「控訴せず賠償金支払う」

 

2022年11月28日() 19:36 テレビ新潟

 

新潟市水道局の職員が自殺し遺族が「上司のパワハラが原因」などと訴えた裁判で新潟地裁は24日、市に対し損害賠償の支払いを命じました。

市は28日、控訴せず賠償金を支払うと発表しました。

 

この裁判は2007年、新潟市水道局の当時38歳の男性職員が自殺し、男性の妻が上司のパワハラなどが原因として市に対しおよそ8000万円の損害賠償を求めたものです。

 

11月24日の判決で新潟地裁は必要な指導を怠るなど「注意義務違反」があったとして市におよそ3500万円の支払いを命じました。パワハラについては認めていません。

 

28日に開かれた新潟市議会の環境建設常任委員会で、佐藤隆司水道局長が控訴せず判決を受け入れると報告しました。

また再発防止策として職員の意識を向上させる研修の実施やハラスメント相談員の設置などに引き続き取り組むと説明。損害賠償のおよそ3500万円については水道事業会計から支払うとしています。

 

【新潟市水道事業管理者 佐藤隆司 局長】

「長期化していることもあるので遺族の心情なども考慮しますとこれ以上争いを続けるというのはお互いによろしくないと。亡くなられた方自身の責任といいますか、そういった部分も考慮されて(賠償金が)減額されたということであります。我々としても賠償金そのものでこれ以上争う材料がちょっとないかなという判断ですので、受け入れるということでございます」

 

水道局長は今後、遺族に謝罪する考えです。しかし、28日の委員会を傍聴していた男性の妻は・・・。

 

【男性の妻は】

「いまの水道事業管理者の話しぶりを聞いているといまは(謝罪を)受け入れられません」

 

遺族も控訴はしないとしていますが、判決の内容にはまったく納得していないといいます。

 

【男性の妻】

「私は水道局から夫の命を奪われただけではなく、その後も様々な事実と異なることを説明されたり、心無い言葉を言われたり、たくさんたくさん傷つけられ、苦しめ続けられた15年でした」

 

新潟市の中原市長は「市の過失を重く真摯に受け止めており、ご遺族に対しましては深くお詫び申し上げます」とコメントしています。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

自殺職員について
「控訴はしないが全面敗訴ではない」とする新潟市に
「反省がない」と遺族は非難

 

2022年11月28日() 17:06 新潟放送

 

新潟市水道局の元職員がパワハラで自殺に追い込まれたとして遺族が新潟市に損害賠償を求め、新潟地裁が3500万円の支払いを命じた裁判について新潟市は、争う材料がないなどとして控訴を断念しました。

 

この裁判は2007年に自殺した新潟市水道局の男性職員の遺族が、自殺の原因は上司のパワハラなどによるものだとして、新潟市に対しおよそ7900万円の損害賠償を求めていたものです。

 

24日に新潟地裁は、上司が男性職員に必要な指導などを行わなかったとして、市に対しおよそ3500万円の賠償を命じました。

 

ただ十分な証拠がないとして、パワハラは認めませんでした。

 

判決について新潟市水道局は、28日に急遽開かれた市の委員会で、裁判が長期化したことによる遺族の心情や争う材料がない点などを考慮し、控訴を断念したと明らかにしました。

 

【新潟市水道事業管理者 佐藤隆司水道局長】

「司法判断を真摯に受け止めまして、判決を受け入れ、控訴せず、判決金額の支払い手続きを進めることと致したいと考えています」

 

一方で、裁判費用などは原告側も負担するとして、完全な敗訴ではないという認識を示しました。そのうえで…

 

【新潟市水道事業管理者 佐藤隆司水道局長】

「なんでも言える風通しの良い、職員が過ごしやすい職場環境、これを作っていくことは非常に重要だというふうに考えています。職員の自殺について、水道局として適切な対応が取れていなかったことに関してはお詫び申し上げる」

 

『全面敗訴ではない』という市の認識について、亡くなった男性職員の妻は「反省がない」と見ています。

 

【亡くなった男性職員の妻】

「そのような言葉を発している以上、反省が全くないと私は思います。夫がいじめで苦しんで命を絶ったことを、しっかりと受け止めていただきたいです」

 

新潟市水道局では、ハラスンメント相談員の設置や研修の実施など、ハラスメント対策を充実化していくとしています。

 

また、今回の判決に対し新潟市の中原八一市長は「7年余を要した裁判の判決により認められた市の過失を重く真摯に受け止めており、ご遺族に対しましては深くお詫び申し上げます」とコメントを発表しています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2月3日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 水道局職員自殺 元同僚が証言「直接引き継ぎできなかった」【新潟】 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
佐藤隆司水道局長の「亡くなられた方自身の責任といいますか」
この発言でも「市側の全面的な責任では無い」との認識が現れています。
そして、賠償金は水道事業会計から支出されるので、
個人的に懐を痛める者が居ないのも、お気楽な対応が出来る証左です。
「自殺した奴に係わりたくない」これが被告側の本音でしょう。

御遺族の方へ
死人に口なしの残念な認定ですし、被告側の開き直りも相当です。
しかし、これ以上裁判を続けても被告側の態度は変わらないでしょうし、
早期終結された選択は得策だったかも知れません。

今治市消防のパワハラ 市長陳謝「私の手で土壌改良を」(愛媛)

今治市消防のパワハラ 市長陳謝「私の手で土壌改良を」(愛媛)

 

2022年11月28日() 18:55 愛媛新聞

 

 愛媛県今治市消防本部の職員2人が部下らにパワーハラスメントを繰り返したとして懲戒処分を受けた問題で、徳永繁樹市長は28日、「市民に深くおわび申しあげる。非常に厳しい事案と受け止めており、私自身の手で(職場の)土壌改良をしていきたい」と陳謝した。補正予算案などに関する市役所での記者会見で言及した。

 徳永市長は7月に問題を把握し、市長部局にも事実確認を指示したと説明。暴力行為や過度な叱責(しっせき)などを理由に停職処分を受けた消防司令が職場のパワハラ相談員を務めていたことについて「本人だけでなく、何もしなかった上司に対しても残念に思う。役職が機能せず、管理監督に大きな問題があった」と説明した。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ11月26日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「お前はバカか」消防官が部下にパワハラ 2人を懲戒処分 愛媛・今治市 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
消防長でなく首長が乗り出したのは異例です。
土壌改良するのも大切ですが、
暴力行為に及んだ加害者が減給程度で良いのでしょうか?

2022年11月26日土曜日

「お前はバカか」消防官が部下にパワハラ 2人を懲戒処分 愛媛・今治市

「お前はバカか」消防官が部下にパワハラ 2人を懲戒処分 愛媛・今治市

 

2022年11月26日() 14:29 日本テレビ

 

愛媛県今治市の消防官2人が部下に対し「お前はバカか」といった過度な叱責をするなど部下に対しパワハラ行為を行っていたことが分かりました。

 

パワーハラスメント行為で懲戒処分を受けたのは愛媛県の今治市消防本部に勤務する50代の男性消防司令ら2人です。

 

今治市消防本部によりますと、50代の男性消防司令は「お前はバカか」といった過度な叱責をするなど部下4人に対しパワハラ行為をしていたということです。

 

また40代の男性消防司令補は深夜に筋力トレーニングを指示するなど6人の部下にパワハラ行為をしていたということです。

 

50代の男性消防司令は停職1か月、40代の男性消防司令補は減給10分の16か月の懲戒処分を受けました。

 

パワハラ行為を受けた部下の1人はパワハラによる心身過労状態と医師から診断され1か月間、病気休暇を取ったということです。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

複数の部下にパワハラ繰り返す 消防職員2人を懲戒処分(愛媛)

 

2022年11月25日() 22:50 愛媛新聞

 

 今治市消防本部は25日、複数の部下らに暴力行為や過度な叱責(しっせき)などのパワーハラスメントを繰り返したとして50代の男性消防司令(課長補佐級)を停職1カ月、40代の男性消防司令補(係長級)を減給10分の16カ月の懲戒処分にしたと発表した。関係者への取材で男性司令は当時、職場の被害相談窓口のパワハラ相談員を務めていたことが分かった。消防幹部は「相談員によるパワハラ行為を深刻に受け止めている」としている。

 監督責任などを問い、市は福田吉三郎消防長を戒告とし、本部は次長級の男性職員を戒告、課長級の男性職員を文書訓告とした。

 25日午後、今治市南宝来町2丁目の本部で幹部が会見し、福田消防長は「市民の安全安心を守ることが使命の消防職員として職場環境を害する行為は誠に遺憾で深くおわびする」と陳謝。別の職員からのハラスメント行為などの訴えもあり、今後調査するとしている。

 徳永繁樹市長は「ハラスメントは放置できない人権侵害。相談体制の整備や職員研修で良好な職場環境づくりに取り組む」とのコメントを出した。

 

 

 

救急用チューブを鼻から喉まで挿入…
 パワハラ被害発覚の今治市消防 消防士2人を停職などの懲戒処分

 

2022年11月25日() 20:31 あいテレビ

 

24日、今治市の消防士から寄せられたパワハラ被害の訴えについてお伝えしました。この問題で今治市消防本部は、消防士2人を停職などの懲戒処分にしたと発表しました。

 

処分を受けたのは、今治市消防本部の50代の消防司令と40代の消防司令補です。今治市の消防では退職者や休職者が相次ぎ、あいテレビ報道部には複数の消防士からパワハラ被害を訴える声が寄せられていました。

 

現役の消防士

「被害者は多くいると聞いています。1人や2人じゃない、かなりの人数の人がされた。パワハラを受けた人が所属長に相談をしたんですけど所属長も見て見ぬふりをしていたと」

 

部下からパワハラ行為を指摘されていた40代の消防司令補は

40代消防司令補)

「総務課通してもらえますか」(22日取材)

 

今治市消防本部によりますと、この消防司令補は部下に飲み会で暴行したり、24時間勤務の職員に仮眠をとらせず、長時間、筋トレやスマホゲームを強要したりしていたということです。

 

(今治市消防本部 白石勝志次長)

「飲み会の平手打ちの件ですが『自分も酒に酔っておりよく覚えていないこともある』という回答でございます」

「深夜時間帯の筋力トレーニングについては『強制的なトレーニングではなく署全体で体力を上げていこう』という趣旨のトレーニングだった」

 

この消防司令補から救急用のチューブを鼻から喉まで挿入され、鼻血が出たという訴えも…。

 

(救急現場での使い方)

「こういう状況。気道を確保して片鼻から入れてここまで。ちょうど気道の手前くらいまで入れる」

 

一方、50代の消防司令は部下への暴力、暴言に加え、決裁書類を何度も突き返すなどしていたということです。

(今治市消防本部 白石勝志次長)

「部下の決裁書類の訂正において『お前はバカか』『お前はあほか』『お前の文書は小学生以下』との叱責がありました」

この消防司令は今年9月まで職場のパワハラ相談員を務めていました。

 

今治市消防本部は「大変重く受け止めている。再発防止と良好な職場環境の構築に努める」とコメントしています。

 

 

 

「バカ」「小学生以下」激しく叱責 消防司令らパワハラで懲戒処分

 

2022年11月26日() 8:39 朝日新聞(中川壮)

 

 部下や後輩にパワーハラスメントをしたとして、愛媛県今治市は25日、市消防本部の50代消防司令を停職1カ月、40代消防司令補を減給6カ月のそれぞれ懲戒処分とし、発表した。被害者5人のうち1人は、消防司令のパワハラが原因で1カ月欠勤したという。

 

 市によると2人のパワハラは201922年度にあった。消防司令の行為は、具体的な指示をせず書類を4050回差し戻した指導時に「バカ」「小学生以下」などと激しく叱責(しっせき)したなど4件。消防司令補は、特定の部下と直接話さなかったり無視したりした仮眠時間帯に緊急でない指導をしたり筋肉トレーニングを強要したりしたなど4件。

 

 消防司令は3件、消防司令補は全4件について、パワハラを否定するか「覚えていない」と話しているという。市は他の消防職員のパワハラについても被害の訴えがあり「調査中」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

50代の男性消防司令について
言葉は悪いですが、よくある上司による言葉の暴力を働きました。
そして、具体的な指摘や指示を出さずにダメ出し。
しかも、加害者がパワハラ相談員と言う洒落にもならない状況。
部下に考えて仕事をさせたいのかも知れませんが、
度を超すと仕事の能率を下げ、進捗を悪くするだけです。
加害者の若い頃は当たり前の事でしたが、今はパワハラです。
「昔は当たり前」だったは通用しません。
特にハラスメントについては、各種報道もされているので、
上司としては知っていて当たり前の常識レベルです。

被害者の皆様へ
この様な上司は公安職に限らず、多方面に存在しています。
しかし、御自分の職場にこんな上司がいたのなら、
それは職場環境を悪化させる要因なので対策が必要ですが、
それには上司より上席者の理解が必要なのも厄介です。
今まで堪えられた方はお疲れ様でした。


40代の消防司令補について
地元の放送局あいテレビの報道が一番詳しい内容です。
救急の機材を使った暴行傷害。
脳筋ならではの事案です。
更に、所属長は見て見ぬふりですから、
もう「組織ぐるみの事案」と言っても過言ではありません。
消防本部や市がどの様な対応をするか分かりませんが、
これだけ悪質で多くの被害者が居るのに減給と言う生半可な対応。
職場としても事態の重さが分かってないのでしょうね。

被害者の皆様へ
ここまでマスコミも動いています。
行政も通り一遍の対応では済まなくなっているでしょう。
しかし、皆さんの力も出さないと、尻つぼみに終わる可能性もあります。
今がチャンスです。
どれだけ酷い目に遭ったかを声を大にして訴えましょう。
ここまで悪質な加害者を職場に残す必要も無いと思います。

男子42人の下半身触る...わいせつ中学講師を懲戒免職 福島「セクハラの認識、男子にはなかった」

男子42人の下半身触る...わいせつ中学講師を懲戒免職
 福島「セクハラの認識、男子にはなかった」

 

2022年11月26日() 8:46 福島民友新聞

 

 福島県教委は25日、男子生徒42人の下半身を触ったとして県中地区の市町村立中学校の男性講師(40)を懲戒免職処分とした。

 

 県教委によると、講師は49月、勤務する中学校で、音楽の授業の片付けを頼んだ生徒の服の中に手を入れて直接下半身を触ったほか、授業中にそばを通った際に衣服の上から触るなどした。県教委が本年度初めて実施している公立学校の児童生徒を対象にした教職員による性暴力被害の調査で、計42人の被害が確認された。

 

 講師は「ふざける中で生徒との距離間がつかめなくなった。わいせつやセクハラは女子に対してやってはいけないという認識はあったが、男子にはなかった」などと話しているという。講師は昨年4月にこの学校に赴任した。

 

 被害に遭った生徒から話を聞いた別の生徒が10月に教諭に相談して発覚。学校から報告を受けた市町村教委は警察署に通報した。学校側は同月に全校集会と臨時のPTA総会を開き、生徒と保護者に謝罪したという。県庁で25日に記者会見した丹野純一教育次長は「県民の信頼を裏切ることとなった。深くおわびする」と謝罪した。本年度の教職員の懲戒処分は計9件。


《カウンセラー松川のコメント》

講師である加害者は、セクハラ云々と弁解していますが、
これはもうセクハラではなく強制わいせつです。
同性であれ異性であれ同意無く直接下半身を触る事、
これに違法性が無いと本当に思っていたのでしょうか。
私は罪を軽くしたいが為のその場凌ぎの嘘だと推測してます。
懲戒処分だけでなく、きちんと刑事処分も受けさせて欲しいです。
この様な性犯罪者は全国ニュースになっていないと他県で再犯しますので。

被害者の皆様へ
今からでも遅くは無いので、警察に被害届を出して
再発防止の一助に資する方が社会の為だと思います。

2022年11月25日金曜日

大和市長パワハラ問題 問責決議を全会一致で可決 証言拒否は「不誠実」

大和市長パワハラ問題 問責決議を全会一致で可決
 証言拒否は「不誠実」

 

2022年11月25日() 23:31 神奈川新聞

 

 昨年4月に任期途中で神奈川県大和市の副市長を辞職した金子勝氏(65)が、大木哲市長(74)による職員へのパワーハラスメント的言動があったと告発したことを巡り、大和市議会は25日、調査特別委員会が取りまとめた最終報告案と大木市長に対して問責決議案を提案した。いずれも全会一致で可決した。

 

 最終報告では、実態把握のために実施した管理職アンケートや参考人聴取の結果、理不尽な理由で叱責(しっせき)したり、降格を示唆したりする大木市長と井上昇副市長(72)の行為は「パワハラ傾向が推認でき、長期間にわたり職場環境が悪化している」と結論付けた。

 

 問責決議では、大木市長が係争中の名誉毀損などの民事裁判やアンケートの回答用紙破棄を理由に証言拒否を貫いた態度を「不誠実な対応」と非難。市議会を冒涜(ぼうとく)し、市政を混乱に陥れた責任を問うとした。

 

 同市では過去30年間で市長への問責決議は初めて。決議に法的拘束力はない。問責決議の採決に当たり、最大会派の自民を除き6会派の代表が討論に立った。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ11月8日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 大和市議会 大木市長を問責決議へ パワハラの調査に「不誠実」批判 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
民主主義により首長は選ばれているのですから、
議会と言うもう一つの民主主義を尊重するのが
首長のあるべき姿だと思います。
しかも自身の問題についての対応で「係争中の案件につき回答できない」では
議会を蔑ろにしていると受け取られても止む無しでしょう。
自身が潔白であるならば、その様に主張すれば済むだけだと思うのです。
法廷戦術の関係で答えないのであるなら、
それは「御自身の主張が真っ向勝負では負ける」
即ちパワハラを否定するには巧みな技が必要だからなのでしょう。
ここまで市長の加害が濃厚と思わせてしまう事が、
法廷外での戦術で失敗だと思います。

安保3文書でハラスメント対策記載へ 岸田首相

安保3文書でハラスメント対策記載へ 岸田首相

 

2022年11月25日() 10:31 産経新聞

 

岸田文雄首相は25日午前の衆院予算委員会で、年末に向けた国家安全保障戦略など「安保3文書」の改定にあたり、性暴力を含めたハラスメント対策を記載する考えを示した。「年末までに結論を出す」と述べた。

 

陸上自衛隊では、元自衛官の女性が日常的なセクハラ被害を受けていたことが発覚している。


《カウンセラー松川のコメント》

首相がハラスメント対策について表明したのは評価出来ます。
しかし、通り一遍の対策をしても、効果は期待出来ません。
安全保障の実効性は国防力ですし、それはマンパワーに頼るところ大です。
どうか、健全な職場環境を維持出来る様にして頂きたいものです。
国防組織は「腕力が強い」「体力がある」「勇ましい」だけではダメですから。

2022年11月24日木曜日

【独自】「あんたが女だと思ったから」帝京大教授の性差別発言が波紋 名前で女性と勘違い…性別が男性と分かると態度を一変

【独自】
「あんたが女だと思ったから」帝京大教授の性差別発言が波紋
 名前で女性と勘違い…性別が男性と分かると態度を一変

 

2022年11月24日() 19:24 フジテレビ

 

「女子大生を優先的にゼミで採用する」と、性差別ともとられかねない発言をした大学教授。その音声データがSNSに投稿され、波紋が広がっている。

 

「男子には内緒ですが…」帝京大教授が性差別!?

ラグビーの強豪校としても知られる「帝京大学」。今、男子学生によるSNSの投稿が拡散され、波紋が広がっている。事の発端は教授の勘違いだった。

 

202210月、経済学部2年生の男子学生がゼミの募集メールを目にした。

 

2次募集をします!

 

男女問わず4人ほど採用したいと思います。

 

すぐに男子学生が問い合わせると、教授から返信のメールが届いた。

 

女子学生さんですよね?

たまに女子みたいな男子もいますので、念のため。

 

歓迎いたします。

男子には内緒ですが、女子は基本的に応募=採用です。

 

女子学生を優遇してゼミに採用するという回答。教授は男子学生の「聖奈」という名前から女性と勘違いしていた。

 

その上で「サンドイッチにコーヒーでも飲みながら、お話ししましょう」とも書いてあったという。

 

「あんたが女だと思ったから」実際の教授とのやり取り

この誘いに乗った男子学生が実際の性別を明かしたところ、教授の態度は一変。

その時の教授とのやり取りの音声データがある。

 

聖奈さん:

男女問わず4人って書いてあったけど、メールの文章では女子の応募=採用と書いてあった。

 

教授:

それは君が女だと思ったから送っただけ。僕の腹づもりでは、あんたが女だと思ったから、女だったら優先的に取るつもり。それだけだよ。あなたのこと女と誤認したのは、僕のミスだけど。しょうがないよな、あんな名前なんだから。普通は女性だと思いますね。

 

聖奈さんは、さらに女性を優遇するとしたメールについて問いただした。すると…

 

教授:

あのメールのことは忘れてください。私的な会話と思ってください。公式には出せません。

 

聖奈さん:

私的な…はい…。

 

教授:

公式に私がゼミの案内に(女性が優先と)出したら、他の人からクレームが来る。学部長がダメだと…。腹の中でどう思うかは自由なの。実際に決める決めないは僕の権限。

 

女性を優遇したことについて、教授は「ゼミの男女比率を考え、女子学生をもっと増やしたかった」と説明したという。

 

学生たちからは「セクハラ」との声 ゼミ募集は中止

聖奈さんは自分の名前を侮辱されるなど、教授から性差別的な発言を受けたと訴える。

 

帝京大学2年生 聖奈さん:

やる気があっても男子という理由だけで、優先順位が低くなってしまうのはすごく不公平。こういう差別をなくしてほしいなというのが一番。

 

帝京大学の女子学生からは「セクハラだ」との声が上がった。

 

帝京大学生:

二人きりっていうのが怖い。本当にそういうことがあるんだとびっくりです。

 

帝京大学生:

女だからって優遇されるのはどうかなと思う。

 

帝京大学生:

教授自身の口から学生にそれは示されてしまうのが良くない。

 

帝京大学は事実関係を確認中とした上で、当該のゼミの募集は中止すると発表している。


《カウンセラー松川のコメント》

30年以上前のことですが、私の在籍していた大学でも
「○○ゼミは女子なら入れる」との噂が流れてました。
人気のあるゼミでも人数制限はありますから入試もあります。
だからこそ、この様な噂も立つのでしょうし、
それが噂でなく事実だったかも知れません。
ゼミの先生も男性でしたから、むさ苦しい男子学生より、
女子学生が入った方が嬉しかったとも邪推出来ます。
「火のない所に煙は立たない」とも言いますから、
まぁその様な傾向はあったのかも知れません。
それが、令和になって他の大学で現実に起きてるとは驚きました。
学内でのセクハラと女性優遇と言う男性差別で構成されたアカハラ。
今の世の中に通用する訳がありません。
こんな教授は学校の恥ですから、とっとと辞めてもらった方が
学校のブランドも墜ちないと思います。

被害者の方へ
こんな失礼で非常識な教授は二度と教壇に立てない様にして構いません。
お名前については、これからもどこかで同様の事を言われるでしょう。
しかし、仕事の上ではそのギャップを活かして御自分を売り込んでください。
「差別だ」「馬鹿にされた」と騒いでも、大して得はしませんから。

2022年11月22日火曜日

退職迫られるなど『コロナハラスメント』で障がいある男性が勤務先訴えた裁判で和解

退職迫られるなど『コロナハラスメント』で
障がいある男性が勤務先訴えた裁判で和解

 

2022年11月22日() 12:07 毎日放送

 

 退職を迫られるなどの「コロナハラスメント」を受けたとして、障がいのある男性が勤務先を訴えた裁判で、和解が成立しました。

 

 訴状などによりますと、大阪市内の障がい者就労支援施設で働いていた聴覚障がいのある全盲の男性(39)は、去年9月に新型コロナウイルスに感染。施設側が男性に対して「感染させる可能性が高い」として同僚の付き添い出勤を禁止し、男性が拒否したところ、退職を迫られました。

 

 男性は違法なコロナハラスメントだとして施設側に慰謝料330万円を求める訴えを起こしていましたが、代理人弁護士によりますと、今年11月21日に和解が成立したということです。施設側が「出勤を拒んだと受け止められるような発言をしたことについて遺憾の意を表する」という内容で、男性は「事業者が就労者に対し誠実に向き合ってくれるきっかけになれば」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

付き添いをしているのが同僚なのに「感染させる可能性が高い」と言う事は、
その同僚に何か問題があったのでしょうか。
同僚なのですから、当然従業員でしょう。
その従業員の感染リスクが高いとしたら、それはそれで問題です。
何故、同僚の感染リスクが高いのか?
付き添いで感染リスクが高くなるから禁止だとしたら、
それは全盲者への付き添い自体を禁止している訳で、
雇用者が従業員の通勤時の安全を切り捨てているとも言えます。
感染リスクを考慮するのも理解は出来ますが、
それよりも従業員の事故防止の方が優先されるべきだと思います。
多分、裁判を進めると原告の全面勝訴が濃厚なので、
被告は和解に応じたのだと思います。

被害者の方へ
どの用な形にせよ、早期解決が図れたのは良い子とだと思います。
これからも健全に就労出来る事を願っております。

2022年11月21日月曜日

海自隊員がパワハラで懲戒処分 佐世保地方総監部の処分は2022年4月以降18人目

海自隊員がパワハラで懲戒処分 
佐世保地方総監部の処分は20224月以降18人目

 

2022年11月21日() 19:41 テレビ長崎

 

海上自衛隊佐世保地方総監部は、後輩隊員にパワハラを繰り返したとして、隊員1人を「停職」の懲戒処分としました。

 

停職10日の懲戒処分を受けたのは、護衛艦「ありあけ」の30代の3等海曹の男性です。

 

佐世保地方総監部によると、3等海曹は、20187月から翌年の3月までに後輩隊員に「やる気がないなら辞めたほうがいい」などの暴言を繰り返したほか、肩を平手で叩くなどしました。

 

20203月のアンケート調査で明らかになったということです。

 

護衛艦「ありあけ」艦長の小城 賢一 2等海佐は、「ハラスメント防止教育を徹底し、再発防止に努める」とコメントしています。

 

佐世保地方総監部でのパワハラによる懲戒処分は、20224月以降、18人目です。


《カウンセラー松川のコメント》

護衛艦ありあけでのパワハラ、拙ブログ11月7日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 部下の腹を殴るなどパワハラをした40代の海上自衛隊員を停職4カ月【佐世保市】 (mms119.blogspot.com)
これに続いての報道です。
しっかりと調査をすると、これほどにパワハラが発生していたのですね。
「自衛隊だから」の一言で片付けてしまうのは簡単ですが、
今後もパワハラは発生するのでしょう。
そして、この様な報道や噂が広がれば、勇猛な隊員が集まるかも知れませんが、
自衛官の能力が向上するかは疑問です。

被害者の方へ
数年前の事案で漸くの処分。長かったと思います。
意趣返しをされない様に気をつけてくださいませ。

営業先で受けた性暴力  被害訴える高い壁「泣き寝入りせず声を上げてほしい」  女性の切実な願い

営業先で受けた性暴力
 被害訴える高い壁「泣き寝入りせず声を上げてほしい」
 女性の切実な願い

 

2022年11月21日() 19:38 北海道テレビ

 

 今月12日から25日は「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。今回の特集は「性暴力」について。被害を訴える女性の前に立ちはだかったのは、想像以上に高い「壁」でした。

 

 保険会社の営業をしていた34歳の女性。夫との間に3人の子どもを授かり幸せな日々を送っていましたが、今年1月、その生活が一変。営業先だった小樽市内のリフォーム会社で、性暴力を受けたのです。保険プランの説明を終えて帰ろうとしたところ、社長の今井寿彦被告に突然腕を掴まれ、無理やり性行為を迫られたと言います。

 

 女性:「『やめてください』と言った時は、『うるさい、聞こえるだろ、静かにしろ』と言われて本当に怖かった。背も大きいし、声も大きいですし」。

 

 腕には全治10日間のけが。女性はやっとの思いで警察に被害届を出し、今井被告は強制性交致傷の罪で起訴されましたが、その後も女性の苦悩は続きました。

 

 「女性と性交はしたが、同意の上だった」。9月に行われた裁判員裁判で、今井被告が主張したのは無罪。性行為の対価として、女性に1万8000円を支払ったと主張したのです。

 

 女性:「嘘を言われたことで私自身も傷つきましたし、家族もすごく傷ついたので、本当に許せなかった。裁判中に自分が着ていた服や下着までさらされ、思い出したくもないことをしゃべるのも嫌だった」。

 

 争点となったのは、今井被告による女性へのセクハラ行為の数々でした。保険の契約が決まると、性行為を求めるメッセージを連日送ったり、女性が会社を訪問した際に、体を触るなどの行為を繰り返しました。

 

 女性:「私も最初は冗談だと思って。でも、お客様なので怒らせないように笑って流してもらうようにしたかったので『困ります』『怖いですよ』と拒否しました」。

 

 今井被告からのセクハラについて、同僚の女性には相談しましたが、会社の上司には相談できなかったと言います。

 

 女性:「できないですよね。みんな上司が男なので。『あなたじゃ対処できないの?』と思われるのも嫌ですし、そういうことをされていると思われるのも嫌。上司が女性だったら相談しやすいと思うんですけど」。

 

 5日間に及ぶ裁判で、今井被告には求刑通り懲役9年の判決が言い渡されました。

 

 女性:「正直、私も悪いんじゃないかとどこかで自分を責めていたので、あなたの仕事は間違ってなかったと裁判長が言ってくれたことに、本当に心が救われたし安心しました」。

 

 今井被告は、判決を不服として控訴。一方、女性は心的外傷後ストレス障害(PTSD)やうつ病などと診断され、今も仕事を休職しています。

 

 2017年にアメリカで始まり、世界中に広がった「MeToo」運動。性被害に遭っても沈黙してきた人たちが、自ら声を上げるきっかけになりました。しかし、去年、内閣府が発表した調査では、性交などの暴力を受けた人のうち、警察に連絡・相談したのはわずか5.6%。

 

 照屋優海さん:「声を上げるまでのハードルもまず高くて、その後に起訴されて有罪になるハードルもとても高くて…」。

 

 札幌市に住む照屋優海さん(35)。11年前、会社の上司から性行為を強要されました。被害から10年以上。今、声を上げることの大切さを感じています。

 

 照屋さん:「私ができることは、話すことで会話のトピックになって議論されて、性被害を受ける状況がなくなっていけばいいなと思う」。

 

 照屋さんの心の支えになっているのが、NPOが運営する「SACRACH(さくらこ)」です。道と札幌市が設置した相談窓口で、警察や医療機関などと連携しながら性暴力を受けた被害者をサポートしています。

 

 須田布美子弁護士:「もちろん誰かに言うこと自体もすごくハードルが高いし、それ以前に自分が被害にあったことを認めることもすごくハードルが高い。誰かと話を共有する、あるいは加害者にちゃんと責任を取ってもらう。そのためにも専門機関に相談してほしい」。

 

 性被害を訴えることに対する、様々な「壁」。ただ、営業先で被害に遭った女性は、勇気を出して声を上げたことで心が救われたと話します。

 

 女性:「私がもし泣き寝入りをしていたら、今でも苦しんでいたと思う。正義は勝つので間違ったことをしていないのであれば、しっかり声を上げてほしい」。


《カウンセラー松川のコメント》

思い出したくない被害を公にしないと他人だけでなく
自身も被害に遭い続けることにもなるでしょうから
勇気をもって被害を申告することも大切です。
しかし、それは被害の当事者ではないから正論を言えるだけで、
当事者としては生死に関わる問題と言っても過言ではないでしょう。
保険の外交員の仕事は実績主義ですし、正社員の様な身分の安定も無いと、
余計に被害を口外するのも躊躇われて当然とも言えます。
また、勤め人にとって顧客同様に大切なのが上司です。
勤務評定や人事への影響を考えると、無碍に断るのも難しいでしょう。
綺麗事だけでは済まないのが大人の社会ですが、
自分自身が心身の傷を負ったり残したりするくらいならば、
悪い事は「悪い」と言ったり、ダメな事は「ダメ」と断ったりするのも、
また自己防衛の一つです。

被害者の皆様へ
この様なおぞましい被害を口外するのは大変だったと思います。
しかし、皆様の勇気で被害の拡大を防げたのです。
自己犠牲による社会貢献をされたのは間違いありません。