2022年11月29日火曜日

セクハラ受けた陸自女性隊員「お世話になった人だから」…悩んで1年後に被害報告

セクハラ受けた陸自女性隊員「お世話になった人だから」
…悩んで1年後に被害報告

 

2022年11月29日() 6:31 読売新聞

 

 陸上自衛隊伊丹駐屯地(兵庫県伊丹市)は28日、部下の女性隊員にセクハラ行為をしたとして、中部方面システム通信群の男性陸曹長(53)を停職3か月の懲戒処分にした。

 

 発表によると、男性陸曹長は2019年7月22日と8月1日、勤務中に無理やり女性隊員を抱き寄せた。

 

 女性隊員は「お世話になった人だから」と、報告するかどうか悩んだ結果、約1年後に駐屯地に被害を届けたといい、男性陸曹長は「性的欲求を満たすためだった。深く反省している」などと話しているという。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

53歳男性陸曹長が女性隊員にセクハラ
 仕事の相談受けた際、繰り返し抱き寄せる
 陸自伊丹駐屯地、停職3カ月

 

2022年11月28日() 18:34 神戸新聞(西尾和高)

 

 兵庫県伊丹市の陸上自衛隊伊丹駐屯地は28日、部下の女性にセクハラ行為をしたとして中部方面システム通信群の男性陸曹長(53)を停職3カ月、無断欠勤したとして同方面情報隊の40代の男性1等陸尉を停職2日の懲戒処分にしたと発表した。

 

 同駐屯地によると、陸曹長は2019年7月22日と8月1日の午後7時ごろ、駐屯地内の事務室で、部下の女性隊員から仕事の相談などを受けた際、体を抱き寄せる行為を繰り返し、不快な思いをさせたという。

 

 陸曹長は「性的欲求を満たすために衝動的に抱き寄せた。深く反省している」と釈明しているという。その後、女性は自己都合で退職。同駐屯地は男性陸曹長の行為とは無関係としている。20年7月、女性から被害届を受けた京都市内の警察署から同通信群に連絡があり、発覚した。

 

 1等陸尉は昨年5月31日、課業開始になっても出勤せず、翌6月1日まで無断欠勤。同日午後6時40分ごろ、伊丹市内の官舎の自室にいるのを、隊員が見つけた。1等陸尉は「慣れない業務を始めストレスがあり、ロードバイクで豊岡市へ走りに行った。多くの人に迷惑をかけ、申し訳ない」と話しているという。


《カウンセラー松川のコメント》

被害者の人柄につけ込んだ悪質な事案です。
そして抱き寄せたくらいで性的欲求が満たされる訳もなく、
加害者としては被害者に拒まれて抱き寄せるに留まったのでしょう。
まぁ、性犯罪にまで至らなかったのは双方にとって不幸中の幸いですが、
慕ってくれる部下なら何でも許してくれると勘違いしたのでしょうね。
被害者の退職と事案が関係あるか伊丹駐屯地は本当に調べたのでしょうか?
事なかれ主義からの言い訳とも思えてしまいます。

被害者の方へ
被害に遭っていた間だけでなく、
考えていた一年間も非常に苦しかったと思います。
しかし、部下の信頼を何度も悪用する様な上司に配慮は不要です。
警察に被害届を出したのは正解だと思います。

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