2022年11月20日日曜日

部下の女性にセクハラ、無理やり触った男に有罪判決…「優越的な立場を利用した卑劣な犯行」

部下の女性にセクハラ、無理やり触った男に有罪判決
…「優越的な立場を利用した卑劣な犯行」

 

2022年11月20日() 17:15 読売新聞

 

 勤務先の女性にわいせつ行為をしたとして、強制わいせつ罪に問われた男(55)に対し、福岡地裁(柴田寿宏裁判長)は18日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の判決を言い渡した。

 

 判決によると、男は食品製造会社で営業部次長だった2019年12月、福岡市内で女性社員(当時23歳)の体を無理やり触るなどした。

 

 検察側は、実質的に上司と部下の関係で、女性は商品開発などの担当から外されることを恐れて、セクハラ行為を強く拒絶できなかったと主張。男に「大嫌いです」と伝えた後、嫌がらせを受けるようになったとし、退社した。

 

 男側は否認していたが、柴田裁判長は、被害者の説明の信用性を認定。「職場の優越的な立場を利用した卑劣な犯行」と指摘した。


《カウンセラー松川のコメント》

セクハラ加害ではなく強制わいせつで刑事罰を受けました。
執行猶予とは言え有罪ですから、社会人としては重い結果です。
職場内でのセクハラの多くは加害者の優位性が背景にありますから、
これからも被害者が退職する様な状況なら、
被害者も勇気を出して刑事事件化した方が、
泣き寝入りするよりも良いと思います。

被害者の方へ
本当にお辛かったと思います。
それでも刑事事件化された勇気は立派だと賞賛致します。
泣き寝入りなんてすることありません。

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