2022年11月26日土曜日

「お前はバカか」消防官が部下にパワハラ 2人を懲戒処分 愛媛・今治市

「お前はバカか」消防官が部下にパワハラ 2人を懲戒処分 愛媛・今治市

 

2022年11月26日() 14:29 日本テレビ

 

愛媛県今治市の消防官2人が部下に対し「お前はバカか」といった過度な叱責をするなど部下に対しパワハラ行為を行っていたことが分かりました。

 

パワーハラスメント行為で懲戒処分を受けたのは愛媛県の今治市消防本部に勤務する50代の男性消防司令ら2人です。

 

今治市消防本部によりますと、50代の男性消防司令は「お前はバカか」といった過度な叱責をするなど部下4人に対しパワハラ行為をしていたということです。

 

また40代の男性消防司令補は深夜に筋力トレーニングを指示するなど6人の部下にパワハラ行為をしていたということです。

 

50代の男性消防司令は停職1か月、40代の男性消防司令補は減給10分の16か月の懲戒処分を受けました。

 

パワハラ行為を受けた部下の1人はパワハラによる心身過労状態と医師から診断され1か月間、病気休暇を取ったということです。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

複数の部下にパワハラ繰り返す 消防職員2人を懲戒処分(愛媛)

 

2022年11月25日() 22:50 愛媛新聞

 

 今治市消防本部は25日、複数の部下らに暴力行為や過度な叱責(しっせき)などのパワーハラスメントを繰り返したとして50代の男性消防司令(課長補佐級)を停職1カ月、40代の男性消防司令補(係長級)を減給10分の16カ月の懲戒処分にしたと発表した。関係者への取材で男性司令は当時、職場の被害相談窓口のパワハラ相談員を務めていたことが分かった。消防幹部は「相談員によるパワハラ行為を深刻に受け止めている」としている。

 監督責任などを問い、市は福田吉三郎消防長を戒告とし、本部は次長級の男性職員を戒告、課長級の男性職員を文書訓告とした。

 25日午後、今治市南宝来町2丁目の本部で幹部が会見し、福田消防長は「市民の安全安心を守ることが使命の消防職員として職場環境を害する行為は誠に遺憾で深くおわびする」と陳謝。別の職員からのハラスメント行為などの訴えもあり、今後調査するとしている。

 徳永繁樹市長は「ハラスメントは放置できない人権侵害。相談体制の整備や職員研修で良好な職場環境づくりに取り組む」とのコメントを出した。

 

 

 

救急用チューブを鼻から喉まで挿入…
 パワハラ被害発覚の今治市消防 消防士2人を停職などの懲戒処分

 

2022年11月25日() 20:31 あいテレビ

 

24日、今治市の消防士から寄せられたパワハラ被害の訴えについてお伝えしました。この問題で今治市消防本部は、消防士2人を停職などの懲戒処分にしたと発表しました。

 

処分を受けたのは、今治市消防本部の50代の消防司令と40代の消防司令補です。今治市の消防では退職者や休職者が相次ぎ、あいテレビ報道部には複数の消防士からパワハラ被害を訴える声が寄せられていました。

 

現役の消防士

「被害者は多くいると聞いています。1人や2人じゃない、かなりの人数の人がされた。パワハラを受けた人が所属長に相談をしたんですけど所属長も見て見ぬふりをしていたと」

 

部下からパワハラ行為を指摘されていた40代の消防司令補は

40代消防司令補)

「総務課通してもらえますか」(22日取材)

 

今治市消防本部によりますと、この消防司令補は部下に飲み会で暴行したり、24時間勤務の職員に仮眠をとらせず、長時間、筋トレやスマホゲームを強要したりしていたということです。

 

(今治市消防本部 白石勝志次長)

「飲み会の平手打ちの件ですが『自分も酒に酔っておりよく覚えていないこともある』という回答でございます」

「深夜時間帯の筋力トレーニングについては『強制的なトレーニングではなく署全体で体力を上げていこう』という趣旨のトレーニングだった」

 

この消防司令補から救急用のチューブを鼻から喉まで挿入され、鼻血が出たという訴えも…。

 

(救急現場での使い方)

「こういう状況。気道を確保して片鼻から入れてここまで。ちょうど気道の手前くらいまで入れる」

 

一方、50代の消防司令は部下への暴力、暴言に加え、決裁書類を何度も突き返すなどしていたということです。

(今治市消防本部 白石勝志次長)

「部下の決裁書類の訂正において『お前はバカか』『お前はあほか』『お前の文書は小学生以下』との叱責がありました」

この消防司令は今年9月まで職場のパワハラ相談員を務めていました。

 

今治市消防本部は「大変重く受け止めている。再発防止と良好な職場環境の構築に努める」とコメントしています。

 

 

 

「バカ」「小学生以下」激しく叱責 消防司令らパワハラで懲戒処分

 

2022年11月26日() 8:39 朝日新聞(中川壮)

 

 部下や後輩にパワーハラスメントをしたとして、愛媛県今治市は25日、市消防本部の50代消防司令を停職1カ月、40代消防司令補を減給6カ月のそれぞれ懲戒処分とし、発表した。被害者5人のうち1人は、消防司令のパワハラが原因で1カ月欠勤したという。

 

 市によると2人のパワハラは201922年度にあった。消防司令の行為は、具体的な指示をせず書類を4050回差し戻した指導時に「バカ」「小学生以下」などと激しく叱責(しっせき)したなど4件。消防司令補は、特定の部下と直接話さなかったり無視したりした仮眠時間帯に緊急でない指導をしたり筋肉トレーニングを強要したりしたなど4件。

 

 消防司令は3件、消防司令補は全4件について、パワハラを否定するか「覚えていない」と話しているという。市は他の消防職員のパワハラについても被害の訴えがあり「調査中」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

50代の男性消防司令について
言葉は悪いですが、よくある上司による言葉の暴力を働きました。
そして、具体的な指摘や指示を出さずにダメ出し。
しかも、加害者がパワハラ相談員と言う洒落にもならない状況。
部下に考えて仕事をさせたいのかも知れませんが、
度を超すと仕事の能率を下げ、進捗を悪くするだけです。
加害者の若い頃は当たり前の事でしたが、今はパワハラです。
「昔は当たり前」だったは通用しません。
特にハラスメントについては、各種報道もされているので、
上司としては知っていて当たり前の常識レベルです。

被害者の皆様へ
この様な上司は公安職に限らず、多方面に存在しています。
しかし、御自分の職場にこんな上司がいたのなら、
それは職場環境を悪化させる要因なので対策が必要ですが、
それには上司より上席者の理解が必要なのも厄介です。
今まで堪えられた方はお疲れ様でした。


40代の消防司令補について
地元の放送局あいテレビの報道が一番詳しい内容です。
救急の機材を使った暴行傷害。
脳筋ならではの事案です。
更に、所属長は見て見ぬふりですから、
もう「組織ぐるみの事案」と言っても過言ではありません。
消防本部や市がどの様な対応をするか分かりませんが、
これだけ悪質で多くの被害者が居るのに減給と言う生半可な対応。
職場としても事態の重さが分かってないのでしょうね。

被害者の皆様へ
ここまでマスコミも動いています。
行政も通り一遍の対応では済まなくなっているでしょう。
しかし、皆さんの力も出さないと、尻つぼみに終わる可能性もあります。
今がチャンスです。
どれだけ酷い目に遭ったかを声を大にして訴えましょう。
ここまで悪質な加害者を職場に残す必要も無いと思います。

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