2022年9月30日金曜日

「夜遅くに訪問してきて口論に」娘の夫を警棒で複数回殴る 逮捕の市職員を停職1カ月 神戸

「夜遅くに訪問してきて口論に」娘の夫を警棒で複数回殴る
 逮捕の市職員を停職1カ月 神戸

 

2022年9月30日() 21:58 神戸新聞

 

 神戸市は30日、金属製の警棒で娘の夫を殴り、兵庫県警長田署に傷害の疑いで逮捕された環境局の男性技術職員(62)を停職1カ月とするなど、2人を懲戒処分にした。

 

 市によると、男性職員は7月3日午後10時半すぎ、長田区の自宅前の路上で、娘の夫を金属製の警棒で複数回殴り、頭に傷を負わせた。長田署に傷害容疑で現行犯逮捕され、9月6日付で不起訴処分(起訴猶予)となった。

 

 市の聞き取りに対し「夜遅くに夫が訪問してきて口論になった」などと話しているという。

 

 また、健康局の部長級の男性職員(57)は2021年5月から秋ごろ、部下職員に対し、会話に応じなかったり、打ち切ったりするなどコミュニケーションを遮断したり、理由を説明せず担当業務から外したりした。パワーハラスメントに当たるとして、戒告処分になった。


《カウンセラー松川のコメント》

ニュースの見出しがセンセーショナルですが
この事案はハラスメントとは無関係です。
拙ブログで採り上げるのは、
当該ニュースにて最後に報じられている部分です。
57歳の部長級男性職員が部下を無視したり、会話を打ち切ったり、
突然に担当業務から外したりとの行為をしたとのことです。
被害者の事が嫌いだったのでしょうね。
遠慮無しに話しかけて来たり、
つまらない質問をしたりする方も居るでしょう。
しかし、その様な場合も叱責をする等の行動をして
相手の方が悪い事を形作る必要があります。
それをしなければ、単に[人間関係からの切り離し]と
看做されてしまう可能性大です。
そして、例え職権であったとしても、担当業務から外す場合には
相応の説明をするべきです。
これを怠ると[過小な要求]と看做される可能性があります。

被害者の方へ
コミュニケーションの取り方が苦手だったのでしょうか。
上司の大人げない対応には呆れてしまいました。
戒告処分を機に加害者である上司が改めてくれる事を期待してます。

教諭が「コロナ菌飛ぶ。前向け」 生徒への不適切注意で停職処分

教諭が「コロナ菌飛ぶ。前向け」
 生徒への不適切注意で停職処分

 

2022年9月30日() 21:26 共同通信

 

 大阪府教育委員会は30日、コロナ禍に絡めて「コロナ菌が飛び散るから前を向け」と生徒を注意するなど、不適切な指導や言動を校内で繰り返したとして、高槻市立中の男性教諭(60)を停職3カ月の懲戒処分にした。生徒への注意発言は人権侵害に当たると判断した。

 

 同教委によると、教諭は昨年9月の授業中、後ろを向いていた生徒に、新型コロナの感染拡大につながるかのような行動だと印象づける発言をした上で、他の生徒らに「彼のことを『世話やける君』と呼んであげて」などと求めた。

 

 聞き取り調査に教諭は「後ろの子が危険にさらされるという気持ちを伝えるため」と、意図を説明したという。


《カウンセラー松川のコメント》

コロナを例えに出すのは分かり易いですし、
現実問題として被害者が他者への感染リスクを高める行為をしたのは
間違いありません。
ニュースとしては少ない文字で伝えたかったからでしょうけど、
問題視されるとしたら「彼のことを『世話やける君』と呼んであげて」
この発言だと思います。
詳細な状況は分かりませんが、
被害者が多動性障害かそれに近い症状を持っているからかも知れません。
政治家でなくても舌禍を問われる難しい時代になったとも言えましょう。

被害者の方へ
「バイ菌くん」と呼ばれた様に嫌でしたよね。
加害者も懲戒処分を受けましたので、これにて完了です。
それと授業中に興味本位や何でもないのに後ろを見ない方が良いですよ。

九州農政局の職員 セクハラやパワハラを繰り返したとして停職9カ月の懲戒処分

九州農政局の職員
 セクハラやパワハラを繰り返したとして停職9カ月の懲戒処分

 

2022年9月30日() 19:14 テレビ熊本

 

九州農政局は女性職員にセクハラやパワハラを繰り返したとして係長級の男の職員を30日付で停職9カ月の懲戒処分としました。

 

停職9カ月の懲戒処分を受けたのは九州農政局の係長級の男の職員です。

 

九州農政局によりますと、男の職員は2018年の5月から9月の間に開かれた懇親会の場で当時部下だった女性職員に対して「2人でカラオケに行きたい」などと話し、胸や頭を触ったり、大声で怒鳴りつけるなどしたということです。

 

おととし3月、被害に遭った女性が九州農政局の相談窓口にハラスメントの相談をしました。

 

男の職員は行為を認めていて「女性を心身ともに傷つけたことに弁解の余地はない」と話しているということです。


《カウンセラー松川のコメント》

カラオケに誘いつつセクハラや、誘い断られた腹いせにパワハラ。
事案は4年前に発生、被害者は2年半前に相談窓口に相談。
漸く懲戒処分です。
どうして、こんなに時間を要するのでしょうか。
被害者の心情を察する事が出来ないのか、
それほどまでに多忙で対応に時間を要するのは止む無しなのか。
こんな私利私欲に塗れて公私混同する様な公務員は不要ですし、
この様な悪質な行為者に対しては降格処分と言う
誰の目からも分かる処分にして再発防止を図った方が良いと思います。

被害者の方へ
セクハラとパワハラの解決にこれほどまでに時間を要して
その間の心労は計り知れないでしょう。
よく頑張ったと思います。

セクハラ疑惑で辞職…「事実を認めたわけではない」

セクハラ疑惑で辞職…「事実を認めたわけではない」

 

2022年9月30日() 18:51 テレビ朝日

 

公明党の熊野正士参議院議員は、知人女性へのセクハラ疑惑が報じられ、先月26日から体調不良で入院していました。

 

 公明党によりますと、29日夜、熊野議員の家族が本人と面会し、多大な心配と迷惑を掛けたと謝罪したということです。

 

 その際、署名した辞職願を30日、参議院議長が許可しました。

 

 公明党の石井幹事長は、熊野氏が「本当に申し訳ない」と語ったと明らかにする一方で、「事実として認めて辞職したわけではない」とコメントをしています。



※ 他社のニュースも掲載致します

公明・熊野正士参院議員が辞職
 知り合いの女性にセクハラ疑惑

 

2022年9月30日() 11:28 朝日新聞

 

 週刊誌にセクハラ疑惑が報じられた公明党の熊野正士参院議員(比例)は30日午前、尾辻秀久参院議長に議員辞職願を提出し、許可された。石井啓一幹事長は同日の記者会見で「所属議員が辞職に至ったことについては、党員、支持者、国民のみなさまに改めて深くおわびを申し上げます」と陳謝した。

 

 熊野氏について週刊文春や週刊新潮は今月、知人女性にわいせつなメッセージをLINEで繰り返し送っていたなどと報道した。

 

 石井氏によると、熊野氏は8月下旬から入院している。929日に面会した家族らによると、報道された事実関係は確認できなかったが、熊野氏は週刊誌報道によって党員や支持者、国民に迷惑をかけたとして議員辞職する考えを示し、辞職願に署名したという。

 

 熊野氏は医師で、2016年に参院比例区で初当選し、今夏の参院選で再選した。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ9月6日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 公明・熊野正士参院議員が支援者女性にセクハラか 党が処分検討 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
潔白ならば議員辞職をする必要があったのでしょうか。
議員がトラブルを抱えているのはイメージとしては悪いですが、
聖人君子だってトラブルに巻き込まれる事はあるでしょうから、
自身に後ろめたい点が無いならば、
正々堂々と身の潔白を主張すれば良いと思います。
週刊誌の報道も絶対に正しい訳ではありませんから、
誤報ならば「誤報だ」と主張すれば良いのです。
それもしないで辞職をしたとなると、
やはり相応の行為があったと思うしかありません。

被害者の方へ
議員辞職で白黒付いたとは思えませんが
道を選ぶのは被害者様自身です。



元陸自隊員への性被害、浜田防衛相「深刻。速やかに懲戒処分する」

元陸自隊員への性被害、浜田防衛相「深刻。速やかに懲戒処分する」

 

2022年9月30日() 13:30 朝日新聞(松山尚幹)

 

 元陸上自衛官の五ノ井里奈さん(23)が訓練中に受けた性被害を防衛省が認め、謝罪したことに関連して浜田靖一防衛相は30日、「極めて深刻な事案であり、誠に遺憾だ」と述べた。その上で、加害者に対し「今後、速やかに懲戒処分を実施する」と語った。

 

 防衛省は29日、五ノ井さんが中隊内で訓練時にセクハラを受けていたほか、口止めされていたことを確認した。中隊長は五ノ井さんの訴えを上司の大隊長に報告せず、事実関係も調査していなかったことも認めた。

 

 五ノ井さんは謝罪を受けたが、退官後だった。会見で浜田氏は「早くに対応すべきではなかったのかと指摘されているが、今後セクハラ案件を起こすことのないよう特別防衛監察をやっている。これをなくすための努力を精いっぱいやっていきたい」と述べた。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ本日(9月30日)付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 遅すぎる謝罪、悔しさにじませる 自衛隊の性被害、実名告発の五ノ井里奈さん (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
防衛省トップである防衛大臣からのコメントです。
記者に対しての発言で済むのはこのクラスであり、
陸自トップは制服組なのですから、
やはり直接に被害者と対面して謝罪するべきだったと思います。
さて、防衛大臣は「セクハラをなくす為に精一杯やりたい」とのことですが、
未だに男性社会の傾向が強い自衛隊ですから、
セクハラを無くす事は極めて困難だと思います。
しかし、隊内での性犯罪防止ならばセクハラ防止よりは
難しくないと思います。
その為には、安易にセクハラとするのではなく、
もしも部外者への行為ならば性犯罪となる様な行為に対しては
厳しい措置を執る事を明確にすれば犯罪抑止の効果はあると思います。
今般の事案も送検に至っているのですから、もうセクハラではありません。
今後もこれに倣い積極的に事件化して送検し司直の判断を仰ぐ覚悟が必要でしょう。

2月にも別学年で“いじめ行為” 野洲市の教師が「スルーしよう」発言の小学校 「再発防止」研修生かせず

2月にも別学年でいじめ行為
 野洲市の教師が「スルーしよう」発言の小学校
 「再発防止」研修生かせず

 

2022年9月30日() 12:07 関西テレビ

 

滋賀県野洲市の小学校教師が男子児童にいじめを行っていた問題で、ことし2月にも別の学年で児童へのいじめ行為があったことが分かりました。

 

野洲市の小学校では、ことし5月ごろから2年生の担任だった男性教師(50代)が、授業中に質問した男子児童に対し「スルー(無視)しよう」などと繰り返し発言しました。

 

周りの児童も「スルーしよう」と同調するようになり、学校は男性教師の言動を「担任によるいじめ」と認定しました。

 

市の教育委員会によると、学校ではことし2月にも4年生の担任だった30代の男性臨時講師が、児童をアニメのキャラクターに例えたことで、同級生が児童をからかういじめ事案が起きていました。

 

学校ではその後、全教師を対象に再発防止のための研修を行っていて、教育委員会は「研修の在り方を見直したい」としています。


《カウンセラー松川のコメント》

滋賀県野洲市は今年3月に市長のパワハラが報じられた地方です。
今度は野洲市の小学校で児童に対するパワハラの再発です。
学校側は「再発防止研修を実施したのに」との思いでしょうけど
研修を行っただけでは改善なんてされません。
その研修を受けた事で受講者がどれだけ影響を受けるかです。
・通り一遍の講習しかしない講師
・綺麗事や理想論しか言わない講師
・分かりきっている事しか言わない講師
・肩書きだけの講師
・実態を知らない講師
この様な講師は存在しますし、
その様な講師の講習を受けても時間を浪費しているだけです。
研修は受講者の心構えと講師選びが肝要です。
私の経験ですが、
毎年パワハラ防止研修を実施している組織にて
ハラスメント研修を行いましたが
受講者の中には「もう飽き飽きした」と態度で示す者も居ました。
この様な環境で研修を行っても無意味です。
ただ、この様な事案が何故起きたのか、
加害者だけに責を負わせれば済む案件なのか、
その様な点も考慮しないと真の再発防止は難しいでしょう。

被害者の皆様へ
教員の道徳心や精神年齢が落ちている様なので
起こるべくして起きた事案とも言えます。
しかし、それに甘んじる必要はありません。
理不尽な行為に対しては苦情を言うべきです。
学校は真っ当な児童生徒にとって安心出来る場所であるべきです。

遅すぎる謝罪、悔しさにじませる 自衛隊の性被害、実名告発の五ノ井里奈さん

遅すぎる謝罪、悔しさにじませる
 自衛隊の性被害、実名告発の五ノ井里奈さん

 

2022年9月30日() 6:00 河北新報

 

 元陸上自衛官の五ノ井里奈さん(23)=宮城県東松島市出身=が性被害を訴えた問題で、防衛省は29日、これまでの内部調査の結果、セクハラ行為を認め、本人に謝罪した。所属の中隊で日常的に性的な発言や身体接触のセクハラがあり、2020年秋から昨年8月、演習場の宿泊施設で押し倒されるなどの被害があったと確認した。関与した隊員の特定を進め、速やかに懲戒処分にする。中隊長は五ノ井さんから訴えがあったのに上司の大隊長に報告を怠った。

 

 五ノ井さんは郡山駐屯地(郡山市)に所属していた。今回の調査で、ほかにも複数の女性隊員がセクハラ被害を受けたことが判明。防衛省は、全自衛隊を対象にしたパワハラなどを含めたハラスメント行為に適切な対応ができているか調べる「特別防衛監察」も実施しており、ハラスメント根絶に向け対策を急ぐ。

 

 防衛省の町田一仁人事教育局長と陸上幕僚監部の藤岡史生人事教育部長は29日夕、東京都内で五ノ井さんと面会し「大変申し訳ございませんでした」と謝罪。五ノ井さんは「本当に遅い。今後このようなことが二度とないよう根本的に改善してほしい」と涙ながらに訴えた。町田氏は当初の調査が不十分だったと認め、藤岡氏は加害者からの直接謝罪を検討する考えを示した。

 

■陸自トップが謝罪

 陸自トップの吉田圭秀陸上幕僚長は29日の記者会見で「陸自を代表し深く謝罪する。誠に申し訳ございませんでした」と頭を下げた。懲戒より前に謝罪を決めたのは「われわれの仲間である自衛官が退職後、自らの名前と姿を公にして、被害を訴えた重みに鑑みた」と説明した。

 

 防衛省によると、調査では、以前は否定していたが、一転して行為を認めた隊員もいた。吉田氏は「罪悪感が欠如していた」と指摘した。

 

 五ノ井さんには日常的な発言や接触に加え、20年秋、昨年6月、昨年8月に被害があった。昨年8月は口止めもされた。このケースは強制わいせつ容疑で3人が書類送検され不起訴となったが、今年9月、郡山検察審査会が不起訴不当と議決し、再捜査となっている。

 

 防衛省の調査は陸自東北方面隊を中心に昨年8月末から始めた。これまで約100人の隊員から聞き取り、五ノ井さんにも複数回、話を聞いた。調査を主導するため、防衛監察本部の検事が派遣された。



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防衛省が元女性自衛官への“日常的セクハラ”認め謝罪
 「夢を持って入隊したので…本当に遅いと思う」声を震わせ…

 

2022年9月30日() 1:42 日本テレビ

 

元陸上自衛隊の女性が、野営中に性的な身体接触をされるなど、複数の男性隊員から性被害を受けたと訴えた問題で、防衛省は29日、日常的なセクハラがあったことや、元女性隊員が訴えた被害を中隊長が握りつぶしていたことを認め、謝罪しました。これに対し女性は、「私は夢を持って陸上自衛隊に入隊したので本当に遅いと思う」と声を震わせながら訴えました。

   ◇

陸上自衛隊に所属していた五ノ井里奈さん(23)は、自らが東日本大震災で被災した際、避難所で入浴支援をしてくれた女性隊員にあこがれ、入隊したといいます。それがわずか2年で退職に追い込まれたのは、卑劣なセクハラがきっかけでした。

 

五ノ井さんは29日午後、取材に応え、「実名とか顔だしをして自衛隊のことを話すというのは、たくさんの批判が来ていたので傷つきましたけど、やっぱり自分のやられたことは忘れませんし」と話しました。

 

今月6日、五ノ井さんは自分のやられたことについて、「(男性隊員が)私に首をキメて倒して、そのまま覆(おお)いかぶさって腰を振るっていうことがありました」と証言していました。

   ◇

29日、防衛省は五ノ井さんへのセクハラについて、福島県の部隊などで一緒だった約100人の隊員への聞き取り調査の結果を公表しました。

 

その中で認めたのは、「2020年の秋の警備業務中に隊員が性的な身体接触を行ったこと」「去年6月に演習場で野営をしていた際に、隊員が性的な身体接触を行ったこと」。また、五ノ井さんが退職する決め手となった「去年8月、演習所の宿泊施設で隊員が五ノ井さんを押し倒し性的な身体接触を行い、これを口外しないよう口止めを行ったこと」でした。五ノ井さんから被害を訴えられた中隊長は上官の大隊長に報告せず、事実関係の調査も実施していなかったということです。

   ◇

そして29日午後5時過ぎ、五ノ井さんは防衛省と陸上自衛隊の幹部から「大変申し訳ございませんでした」と謝罪を受けました。

 

記者会見で五ノ井さんは、途中から声を震わせながら、「最初からこのような調査をしていただければ…私は夢を持って陸上自衛隊に入隊したので…今こうやって認められたのは、本当に遅いと思っています」と訴えました。そして幹部に対し、直接、問いただしました。

 

元陸上自衛官 五ノ井里奈さん(23

「今、こうやって証言、認めるということは、最初の調査はおろそかだったのではないでしょうか?」

 

防衛省人事教育局長

「私たちの調査の中で、不十分な点があったのであろうと」

 

さらに求めたのは、加害隊員による直接の謝罪です。

 

元陸上自衛官 五ノ井里奈さん(23

「必ず私の方に直接、謝罪にきて…行くように、言っていただいてもいいですか?」

 

陸上幕僚監部 人事教育部長

「そのようにできるように、対応してまいりたいと思います」

 

元陸上自衛官 五ノ井里奈さん(23

「どこまでがセクハラとか、どこまでがパワハラとか、全隊員に教育したほうがいいと思います」

 

陸上幕僚監部 人事教育部長

「承知しました」

   ◇

陸上自衛隊のトップも謝罪しました。

 

陸上自衛隊トップ 吉田圭秀陸上幕僚長

「誠に申し訳ございませんでした。自分が行っている行為に対する罪悪感、それが、私は欠如していたのではないかと」

 

防衛省は今後、被害の詳細などを確定させ、速やかに懲戒処分を実施し、公表するとしています。




セクハラした隊員に直接謝罪してほしい

 

2022年9月29日() 20:38 福島放送

 

防衛省の関係者らは、五ノ井さんに対し「長く苦痛を受けられたことに深くお詫び申し上げます」などと謝罪をしました。

会見した五ノ井さんは、

「最初からこのような調査をしていただければ私は夢を持って陸上自衛隊に入隊したので、今こうやって認められたっていうのは、本当に遅いと思っています」と述べました。

五ノ井さんは、セクハラをした隊員に直接謝罪に来てほしいとも話し、二度と同じようなことが起きないよう根本的に改善してほしいと訴えました。

 

 

 

防衛省 元自衛官の性的被害を認め公に謝罪
 陸上自衛隊郡山駐屯地のセクハラ問題

 

2022年9月29日() 18:23 福島中央テレビ

 

元自衛官の女性が訓練中の性的な被害を訴えていた問題で、防衛省がこれを認めて謝罪した。

 

この問題は、陸上自衛隊郡山駐屯地の元自衛官・五ノ井里奈さんが訓練中の性的被害を訴えていたもので、防衛省が公に認めるのははじめて。

 

隊員約100人への調査の結果、2020年の秋から2021年8月にかけて、複数の男性隊員が五ノ井さんの身体を複数回にわたって性的に触ったり、口外しないよう口止めをはかったりしたという。

 

隊員の数は調査中としている。

 

会見した吉田陸上幕僚長は「これまで長く苦痛を受けられている五ノ井さんに対し、陸上自衛隊を代表して深く謝罪申し上げる」と述べて、関係者を懲戒処分する方針を示した。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ9月5日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 女性の元自衛隊員のセクハラ被害訴え受け…防衛省が調査へ 5年ぶりの特別防衛監察 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
陸自トップである陸幕長が謝罪したとの事ですが、
被害者にも向き合わずに記者会見での謝罪。
これが本当に謝罪と言えるのでしょうか。
今問題となっている事案で判明している被害者は一人。
決して向き合えない人数ではありません。
直接謝罪したのは防衛省人事教育局長と陸上幕僚監部人事教育部長の二人。
ここまで事案を隠蔽した上に大事にさせておきながら
陸幕長は「被害を訴えた重みに鑑みた」と称しながらも
直接謝罪しない点で本心では「下々の連中のやらかしで迷惑千万」の思いが
滲み出ていると感じます。
まだまだ上には統幕議長や防衛大臣も居る中で、
陸幕長は直接謝罪しなくて済む程に偉いのでしょうか。
この様な体質からも陸自幹部の本気度を疑いたくなります。

被害者の方へ
まだまだ道半ばです。
偉いさんが謝罪したから済む訳もなく、
きちんと始末をつけてこそ詫びの証明だと思います。

2022年9月27日火曜日

熊本県菊池市長「パワハラにあたらず」 でも大声は不適切と第三者委

熊本県菊池市長「パワハラにあたらず」
 でも大声は不適切と第三者委

 

2022年9月27日() 20:38 朝日新聞(杉浦奈実)

 

 熊本県菊池市の幹部職員が江頭実市長(68)から威圧的な言動などのパワーハラスメントを受けたと訴え出た問題で、市が設置した第三者委員会は22日、「パワハラとの評価を受けるべきものはない」との調査報告書を出した。市が27日発表した。

 

 第三者委は、昨年11月に同市の50代の男性課長が「職員目安箱」に市長からのパワハラ被害を訴える内容の文書を投稿したことを受け、今年1月から9回開かれた。

 

 報告書では、男性がパワハラとして訴えていた「何をやっていたんだ」「仕事に対する逃げだぞ」などとする市長の言動は実際にあったと認定した。ただ、「誹謗(ひぼう)中傷や人格の否定など社会的相当性を欠くものではなく、業務上必要かつ相当な範囲を超えたものということはできない」として、パワハラにはあたらないとした。

 

 一方で、こうした発言が大声でなされた点については、市組織の統括・代表として不適切だったと指摘した。また、お互いの発言の趣旨が的確に伝わっていなかったことが大きな問題とし、「風通しの良い職場づくりが必要」とした。

 

 報告を受け、江頭市長は「意見を真摯(しんし)に受け止め、今後も職員とコミュニケーションをしっかりと取り、風通しの良い職場づくりを心がける」とのコメントを出した。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2021年12月6日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 市職員「嫌がらせや威圧的言動受けた」、市長「パワハラは断じてないと思っている」 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
調査結果としては市長の発言に問題点はあるがパワハラには至らずとのこと。
第三者委員会による調査なので、公正さはあると思いますが、
被害者が納得するかは別問題です。

被害者の方へ
納得出来る調査結果ではないと思います。
しかし、この後は訴訟となりますので、
金銭や時間とか手間を要する点を考えなくてはなりませんので
悩むところだと思います。


副町長によるパワハラで「部下への配慮欠いた」 山都町が男性課長を減給処分

副町長によるパワハラで「部下への配慮欠いた」
 山都町が男性課長を減給処分
 

 

2022年9月27日() 20:19 熊本日日新聞(鹿本成人)

 

 熊本県山都町は27日、副町長(当時)からパワーハラスメントを受けていた男性職員への配慮を欠いたとして、直属の上司に当たる50代の男性課長を減給10分の13カ月)の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。

 

 町によると、職員は副町長から20197月ごろから大声で叱られるなどパワハラを受けた。しかし課長はパワハラを知りながら助言や相談といった対応をせず、職員の安全への配慮を欠いたとしている。

 

 職員はパワハラによるうつ病で、昨年7月から今年4月まで傷病休暇を取得。副町長は826日付で懲戒免職処分を受けた。

 

 町は「ハラスメントに対する研修や相談窓口の周知を強めて、職員の心身の健康を守りたい」と話している。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ8月26日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 副町長のパワハラを認定、懲戒免職に 山都町 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
従来の懲戒処分等では直接の加害者が処分される事が殆どでしたが、
今般は[見て見ぬふり]をしていた被害者の上司への懲戒処分です。
これは画期的な対応だと思います。
被害者にとって職場で一番力のある守護者は上司でしょう。
それが直属の上司の場合もあるでしょうし、更に上席の場合もあるでしょう。
被害者をその場で庇い立てしなくても、何らかの対応は可能だったはずです。
事なかれ主義の者が多くなっている世の中で、
[自分の部下を守るのも上司の役目]である事を再認識して欲しいです。

上司だけ隔離した座席表、アクリル板に目隠し…警察官が逆パワハラ

上司だけ隔離した座席表、アクリル板に目隠し…警察官が逆パワハラ

 

2022年9月27日() 17:33 朝日新聞

 

 上司に対して嫌がらせや無視をする「逆パワハラ」を繰り返したとして、兵庫県警が阪神方面の警察署に勤務する3040代の男性巡査部長2人を警務部長訓戒などの処分にしていたことが、朝日新聞の情報公開請求でわかった。

 

 監察官室によると、2人は25月、同じ部署の上司の40代男性警部補に対し、必要な連絡をしなかったり、呼びかけを無視したりした。

 

 他に、渡されたメモを目の前で破るしぐさをした▽上司の机の前にあるコロナ対策の透明アクリル板にポスターを貼って視界をさえぎり、孤立感を深めさせた▽新しい座席表をつくる際に上司だけ隔離したものを作って回覧した――などの行為も確認されたという。

 

 上司が別の上司に相談し、県警が調査していた。2人は「上司の働きぶりに不満があった。大人げない対応をしてしまい反省している」と話しているという。



※ 他社のニュースも掲載致します

上司に「逆パワハラ」巡査部長2人を処分
 悪口や無視、カップ麺を踏みつぶすなど 兵庫県警

 

2022年9月28日() 16:15 神戸新聞

 

 上司に嫌がらせや無視をする「逆パワハラ」をしたとして、兵庫県警は阪神地域の警察署の生活安全部門で勤務する40代の男性巡査部長を警務部長訓戒、30代の男性巡査部長を所属長訓戒とした。2人は「適切に指揮をしない上司に不満があった」と話しているという。処分は8月26日付。

 

 県警によると昨年3月、2人に上司として40代男性警部補が配属されたが、2人は上司の仕事ぶりに不満を抱き、今年2~5月、警部補に聞こえるように悪口を言ったり、呼びかけを無視したりしたという。

 

 ほかにも、上司が作成した指示のメモを目の前で破るまねをした▽新しい座席表を作成する際、上司だけ隔離したものを作って回覧した▽新型コロナウイルス対策で設置しているアクリル板にポスターを貼り、上司の視界を遮った▽上司が取り置いていたカップラーメンを踏みつぶした-などの嫌がらせをしたという。

 

 5月に警部補が上司の警部に相談して発覚。2人は「大人げない対応をして反省している」と話しているという。

 

 また、県警本部が作成した関係法令集7冊をフリーマーケットサイトに出品し、約3万円で転売したとして、東播地域の警察署に勤務する40代男性巡査長も所属長注意処分とした。


《カウンセラー松川のコメント》

署の生活安全部門でのパワハラ事案。
しかし、今般の事案は部下から上司へのパワハラ。
俗に[逆パワハラ]と称されてますが、
パワハラの定義からすれば下位者から上席へのパワハラも存在します。
例え無能な上司であっても勤務評定をする者に対して嫌がらせをすれば
それは後から自分達に返って来ることが分からないのでしょうか。
きっと、こんな事を平気でするのですから、
社会の仕組みなんて分からないのでしょうね。
それから自分達のバックに相当有力な実力者が控えていたのでしょうか。
しかし、訓戒とは言え懲戒処分を受けてしまったのですから、
やはり将来に対してマイナスな行為でありました。

被害者の方へ
階級社会とは言え「星の数よりメンコの数」とも言われるます。
しかし、相手は40代と30代の巡査部長。
ここは階級に物を言わせても良かったのかと思いますが、
元々問題のある二人だったのでしょうか。
それならば、見事に彼等の履歴に赤を付けられたのですから
お見事であります。

2022年9月26日月曜日

セクハラ行為 盛岡市職員を懲戒処分 中学校校長も速度違反で処分<岩手県>

セクハラ行為 盛岡市職員を懲戒処分
 中学校校長も速度違反で処分<岩手県>

 

2022年9月26日() 19:50 岩手めんこいテレビ

 

岩手県盛岡市は9月26日、セクハラ行為をした39歳の男性職員の懲戒処分を発表しました。

また、県教育委員会もスピード違反をしたとして中学校の校長の懲戒処分を発表しています。

 

停職6カ月の懲戒処分を受けたのは、盛岡市の総務部に勤める係長級の男性職員(39)です。

 

市によりますと、男性職員は2022年2月以降、同僚の女性職員の体に触れるなどセクハラ行為を複数回にわたって行ったということです。

 

被害を受けた女性職員の申し出で問題が発覚し、男性職員は26日付けで依願退職しています。

市は「再発防止を徹底し信頼回復に努める」とコメントしています。

 

一方、宮古管内の中学校に勤める50代の男性校長が2022年4月、三陸沿岸道路で69キロオーバーの速度違反をしたとして減給6カ月の懲戒処分を受けました。

 

校長は当時、帰宅途中で「自分の車以外見当たらず加速してしまった」と述べています。



※ 他社のニュースも掲載致します

同僚女性にセクハラ 盛岡市 30代職員を停職処分

 

2022年9月27日() 16:24 岩手放送

 

 盛岡市の30代の男性職員が女性職員にセクハラ行為をしたとして、26日付で停職の懲戒処分を受けました。

 

 停職6か月の懲戒処分を受けたのは盛岡市総務部に所属する39歳の男性職員です。盛岡市職員課によりますと、この男性は今年2月以降、同僚だった女性職員1人に対して体への接触や性的な内容の発言などを複数回行ったということです。

 被害を受けた女性職員が今年夏ごろ上司に相談して発覚しました。男性はセクハラ行為を認めて謝罪し、26日付けで依願退職しました。

 このほか飲食店で飲酒したあと帰宅する際に自転車を運転したとして、盛岡市・市長公室企画調整課の48歳の男性職員が停職1か月の懲戒処分を受けました。


《カウンセラー松川のコメント》

市の職員になった39歳がセクハラ加害で依願退職。
勿体ないことです。
被害者に好意を持っていたにも関わらず適切な言動が出来なかったのか
それとも性犯罪者予備軍だったのか、今となっては知る由もないです。
今の時代は少なくても職場で異性に身体へ接触するのは避けるのが無難です。
勿論、相手が同性愛者ならば同性への身体接触がセクハラとなる場合もあります。
その様な観点からすれば、他者の身体に接触しないのが吉なのかも知れません。

被害者の方へ
数ヶ月間とは言え、嫌な思いを続けられて大変だった思います。
加害者の加害理由が分かりませんので、
暫くは職場外での警戒も必要かと思います。

「悪ふざけのつもりでやりました」那覇駐屯地の自衛隊員 熱したトングを当て懲戒 報告怠った陸尉も

「悪ふざけのつもりでやりました」那覇駐屯地の自衛隊員
 熱したトングを当て懲戒 報告怠った陸尉も

 

2022年9月26日() 19:46 琉球放送

 

陸上自衛隊那覇駐屯地は、20代の男性陸士が隊員7人に対して熱したトングを当てるなどして、26日付けで懲戒処分になったと発表しました。懲戒処分を受けたのは陸上自衛隊第15後方支援隊に所属する20代の男性陸士です。

 

那覇駐屯地によりますと、陸士はおととしの628日、新人研修の指導役として鹿児島県に出張中、隊員の慰労会として開かれたバーベキューで7人の隊員に熱したトングを当ててやけどを負わせました。

このうち1人の隊員が全治約3週間のやけどを負ったということで、71日に配属先の部署で上司に相談したことから被害が発覚しました。

 

陸士は「悪ふざけのつもりでやりました」と話していて、26日付で停職5か月の懲戒処分を受けていますが、本人は依願退職を申し出ているということです。

 

また陸士とは別に、隊員から被害の報告があったにも関わらず上司に報告を怠ったうえ、バーベキューで未成年の飲酒を黙認したとして、西部方面航空隊に所属する31歳の2等陸尉が26日付で減給1か月の懲戒処分となっています。 

 

2等陸尉は「市販薬で治療できると思い報告するほどではないと判断した」と話しています。

 

陸上自衛隊那覇駐屯地第15後方支援隊長伊高堅(いだかさとる)1等陸佐は、「国民の生命財産を守り法令を遵守すべき自衛官が社会人として許されない事案を起こし、国民の皆様の信頼を失墜することになり誠に遺憾に存じ上げます。今後は改めて隊員ここに至るまで心情把握を含めた服努指導をさい徹底し、再発防止に万全を尽くし、信頼回復に努めてまいります」と話しています。


《カウンセラー松川のコメント》

2年前に発生し発覚した傷害事案に対する懲戒処分です。
自衛隊の年単位で経過してからの処分に対して
どうしてそこまで時間を要するのか不思議でなりません。
事案隠蔽を警戒して隠密捜査でもしているのでしょうか。
「熱したトングを身体に当てても問題が無い」と
本当に信じていたならば、申し訳ありませんが社会適応者です。
こんな恐ろしい精神だか知能だかを持っている者が
殺傷力を有する武器や兵器を扱わせては絶対に駄目です。
警察にしても自衛隊にしても定員を満たす必要もありますが、
今一度社会人として精神や知能が足りているか調べた方が良いです。
また事案を報告しなかった二等陸尉も言い訳をしていますが
多分自身の保身の為に隠蔽したのでしょう。
傷害と未成年飲酒が一つの行事で発生したとなると
確実に監督不行き届きで責められるでしょうから。
それにしても「市販薬で治療できると思い」とは
相当に切羽詰まった状態での言い訳だったのでしょうね。
南方の諸島周辺や他国では油断ならない情勢なのに
我が国の防衛要員は上から下まで弛み切っているのではないでしょうか。

被害者の皆様へ
痛く辛い思いをされたでしょうけど、
これを反面教師として後進の育成に役立てて
立派な自衛官を育てて欲しいと願っております。
他人の痛みを分かる人こそ、本当の思いやりが出来るのです。
皆様の今後の健勝を祈念しております。

「車両を取ってくるよう指示をしたが、なかなか戻らず…」42歳男性陸曹長が部下を足蹴り 停職1か月の処分

「車両を取ってくるよう指示をしたが、なかなか戻らず…」
42歳男性陸曹長が部下を足蹴り 停職1か月の処分

 

2022年9月26日() 19:05 北海道放送

 

 陸上自衛隊東千歳駐屯地で、部下の隊員を足蹴りするなどの暴行を加えたとして、42歳の男性陸曹長が懲戒処分となりました。

 

 26日付で、停職1か月の懲戒処分となったのは、東千歳駐屯地第7特科連隊の42歳の男性陸曹長です。

 第7師団によりますと、男性陸曹長は、去年4月20日、同じ部隊で勤務する隊員に、指導として腹を足蹴りするなどの暴行を加えました。

 男性は「車両を取ってくるよう指示をしたが、なかなか戻らず腹を立てた」と話していて、暴行を受けた隊員が、去年5月6日に部隊に被害を訴え、問題が発覚したということです。

 第7特科連隊長は「今回このような事案が発生したことは誠に残念です。本人の自覚の欠如によるものであり、判明した事案に基づき厳正に処分致しました。今後は隊員指導の徹底を図り、より精強で健全な部隊の育成に邁進して参ります」とコメントしています。 


《カウンセラー松川のコメント》

先ず、相手を蹴ったのは、どうやっても暴力です。
正当防衛でもない限り、職場どこから社会的に暴力です。
叱責するにしても足を使っては駄目です。
一般的に使う器具等を足で扱ったりしたら叱られませんか?
部下や後輩がそうしたら叱りませんか?
足で扱うのは物であれ人であれ御法度です。
しかも腹を蹴ったのでは、これはもうパワハラでなく暴行です。
どんな言い訳も出来ません。
さて、暴行に至った理由が「指示した作業が遅い」とのこと。
しかし、離れた場所へ行った部下が、
そこで上官に話しかけられたのかも知れません。
突発事態や緊急事態の対処をしたかも知れません。
何が起きているのか知りもしないで叱るのは上席者として下の下です。
第一声として感情的に怒鳴ってしまったとしても、
相手の言い分を聞く必要は絶対にあります。
その言い分を聞いてから叱責しても遅くはないはずです。
それにしても、この事案の発生から懲戒処分まで1年以上を要してます。

被害者の方へ
この様な暴力は理不尽な行動ですので
遠慮無く申告して構いません。
部下は奴隷ではありませんから、
理不尽な叱責に甘んじる必要もありません。

「君たち人間?」熊本市の小学校教諭を懲戒処分【熊本】

「君たち人間?」熊本市の小学校教諭を懲戒処分【熊本】

 

2022年9月26日() 18:59 くまもと県民テレビ

 

熊本市教育委員会は、児童の首を両手で揺さぶった男性職員と児童に「君たち人間?」などと発言した男性教諭の2人を戒告の懲戒処分とした。

 

戒告の懲戒処分を受けたのは、いずれも熊本市の小学校に勤務する会計年度任用職員の男性と男性教諭の2人。

 

このうち男性教諭は授業中に指示をしても児童から返事がないため、クラス全員に向けて「君たち本当に日本人?君たち人間?」などと発言した。

 

2人の行為は7月の熊本市体罰等審議会で体罰や暴言として認定されていた。


《カウンセラー松川のコメント》

男性職員について
どうして児童の首を両手で揺さぶったのか、その経緯が不明ですが、
児童に対して恐怖感を与えたのは確かでしょう。
端から見ても暴力行為と認識されるので、懲戒処分もやむなしですが、
理由も無く行為に及んだのであれば、その様な職員を配置継続するのは、
児童や保護者にとって不安要因となります。
報道機関としても原因について言及して欲しいです。

被害者の方へ
怖かったと思います。
どの様な理由でこの様な事態に陥ったのか分かりませんので
コメントも難しいですが、
不安な気持ちが無くならないならば保護者に話しをしてください。


男性教諭について
最近の児童や生徒は促されないと返事をしない傾向にあります。
それについてコロナを理由に無応答を擁護される方もいらっしゃいますが
コロナ禍よりも前から返事をしない児童生徒が増えていました。
説明や指示に対して無言。説教に対して無言。叱責に対して無言。
理解も謝意も有るのか無いのか分かりません。
家庭教育や躾が出来ていない証です。
だから、この教諭の発言に私は理解を示します。
こんな事を言われて苦情を持ち込むよりも、
返事一つ満足に出来ない我が子や自身の落ち度に反省するべきです。
そして、事なかれ主義で弱腰の行政も駄目です。
毅然とした態度で善悪を判断。無理に即答せず調べが必要なら後日回答。
保護者に迎合する必要なんて皆無です。
こう言う事で教員を責めれば責めるほど、
真っ当な教員の成り手は減りますよ。

被害者の方々へ
小学生にもなったら返事くらい自分でしなさい。

兵庫・太子町長の不信任決議案、賛成多数で可決 前教育長セクハラ疑惑巡り 町議会解散か失職か、選択へ

兵庫・太子町長の不信任決議案、賛成多数で可決
 前教育長セクハラ疑惑巡り 町議会解散か失職か、選択へ

 

2022年9月26日() 13:01 神戸新聞(直江 純)

 

 兵庫県太子町議会は26日、服部千秋町長(62)に対する不信任決議案を賛成9、反対3で可決した。服部氏は地方自治法の規定で10日以内に議会の解散か自身の失職かのどちらかを選択することになる。前教育長が8月にセクハラ疑惑で辞職後、真相解明を巡る服部氏の姿勢に議会が反発を強めていた。

 

 不信任決議案は同日の町議会本会議に町議14人中8人が連名で提出。採決では出席議員の4分の3以上が賛成し、可決の条件を満たした。決議案の可決後、服部氏は「町の行政に多大な損失を与えるとされたことは残念。限られた時間だが熟考した上で判断する」と述べた。

 

 服部氏は同町議を経て2016年に無所属で町長選に初当選し、現在2期目。21年に副町長の人事案が否決されるなど町議会と衝突を繰り返してきた。21年には一部町議が辞職勧告決議案を提出し、否決されている。

 

 前教育長のセクハラ疑惑は7月に発覚。女性教育委員を酒席に誘い、手を握ったなどとされたが、服部氏は積極的な調査をせず、議会は町長の任命責任を問うなど反発していた。町議会は8月、この教育委員の後任人事案を不同意とし、26日に追加提案された後任教育長の人事案も認めなかった。

 

 兵庫県内での首長の不信任可決は、13年の上郡町以来9年ぶり。同町では町長が議会を解散したが自身も辞職し、町長選に立候補しなかった。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ8月22日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: セクハラ疑惑、太子町教育長が辞職願 「職にとどまること町益にならない」 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
セクハラ疑惑の教育長が辞職した事で
当該事案の有無も解明されませんでした。
「解明に至らなかったのは町長の責任である」と追求の矛先が町長に変わり
この様な結果となりました。
尚、町長の不信任案可決については、セクハラ事案ではありませんので、
この記事化を以て終了と致します。

ラブホテルに強引に連れ込もうと…海上自衛隊員を懲戒処分【長崎県】

ラブホテルに強引に連れ込もうと
…海上自衛隊員を懲戒処分【長崎県】

 

2022年9月26日() 12:48 テレビ長崎

 

護衛艦「こんごう」の乗組員の男性隊員が、2019年に後輩の女性隊員を強引にラブホテルに連れ込もうとするなどセクハラ行為をしたとして、海上自衛隊は男性を26日付けで停職4カ月の懲戒処分としました。

 

停職4カ月の懲戒処分を受けたのは、佐世保を母港とする護衛艦「こんごう」の乗組員で30代の3等海曹の男性です。

 

海上自衛隊佐世保地方総監部によりますと、この男性隊員は201910月、県外の寄港地の飲食店で会食中、後輩の女性隊員の肩や腕を繰り返し触ったうえ、ラブホテルに強引に連れ込もうとしました。

 

その後、逃げる女性隊員を執拗に追いかけ、ネットカフェでは女性隊員と同じ個室に宿泊しようとするなどして、女性隊員に精神的・身体的苦痛を与えたものです。

 

女性隊員が上司に相談して発覚しました。

 

会食の場にはほかに同僚隊員1人が同席していたということです。

 

男性隊員は「自分の発言や行為が記憶にないほど飲酒していた」と話しているということです。


《カウンセラー松川のコメント》

上陸して個室のある場所で肉欲を満たしたく
後輩女性隊員をラブホテルに誘うも失敗。
嫌がり逃げた後輩女性隊員を徹底的に追跡して、
逃げ込んだネットカフェの個室にまで侵入。
これはもうセクハラでなく、婦女暴行ではないかと思うのです。
ここまで罪を犯しても部隊内の問題として
停職4か月の懲戒処分で済むのですから、
自衛隊内でのセクハラも無くならない訳です。
加害者も組織から見れば貴重な人材かも知れませんが、
信賞必罰、一罰百戒を実践しなければ良質な隊員の確保は
難しくなると思います。

被害者の方へ
事案から3年弱にして漸くの懲戒処分。
しかし、それは停職に過ぎませんでした。
今後も安心して業務遂行出来るのか心配です。
心身に不調を感じたら心療内科や精神科への受診をお勧めします。

2022年9月25日日曜日

上がらない時給、暴言、セクハラ… 長崎県内でも“ブラックバイト” 学生標的、相談窓口利用を

上がらない時給、暴言、セクハラ…
 長崎県内でも“ブラックバイト” 学生標的、相談窓口利用を

 

2022年9月25日() 11:02 長崎新聞

 

 上がらない時給。職場内に飛び交う暴言。男性社員からのセクハラ-。長崎市内の大学3年、山城百花(20)=仮名=は入学以来、ブラックバイトをいくつも経験してきた。立場の弱い学生が、アルバイト先で虐げられている事例が県内でも後を絶たない。

 「1カ月の研修期間の時給800円、その後900円。顔に自信のある方」

 そんな募集要項を見て、応募したのが同市内の飲食店のバイト。2020年10月から21年8月まで在籍したが、時給はずっと800円のまま。店長のお気に入りの女性でシフトが埋まることが多く、嫌気が差して退職した。給料は日払い。給与明細は残っていない。

 次の職場は同市内の宴会場。社員の男性はアルバイトたちに「早くしろ、このボケカス」「お前ら殺すぞ」と暴言を浴びせる。ごみを投げつけたり、物越しに蹴ってくるなどの暴力も日常茶飯事だった。

 パワハラの「標的」にされるのは強く言い返せない学生ばかり。山城は、他の男性社員から二の腕をもまれるセクハラも受けたという。「学生が自分の気持ちを職場に伝えるべきだ。目上だからと尻込みせず、駄目だと思うことはきちんと表明しないと」と疲れた表情で話した。

 「ブラックバイト」は、学業との両立が困難なほどの長時間労働や急なシフト変更を強いられたり、脅され辞められない、ハラスメントが横行している、募集内容と違う賃金形態-などの特徴がある。社会問題化して久しいが、学生のバイト事情を巡っては新型コロナウイルス流行以降、シフトが極端に減ったり、感染リスクがある中での労働といった別の問題も噴出している。

 この問題の解決に取り組むNPO法人「POSSE」の今野晴貴代表理事によると、労働力不足にあえぐ日本において学生は「低賃金の労働力」と位置付けられており、すぐに状況が好転する見込みはない。対策として今野代表理事は「学生に労働法の知識を普及させること、行政が学生アルバイトの多い業界への働きかけを強めること、そして学生の間で自主的な労働組合の組織が広がること」を挙げる。

 県内でブラックバイトに苦しむ学生がどれぐらいいるかについての調査結果は見当たらないが、全国的に相談を受け付ける労働組合「ブラックバイトユニオン」(東京)に昨年度寄せられた相談件数は111件。ただこれも「氷山の一角」との見方が強い。

 長崎大は「何でも相談室」で相談を受け付け、支援機関につないでいる。県内の無料相談窓口は7カ所。長崎労働局総合労働相談コーナーは「1人で抱え込まず相談してほしい」としている。問い合わせは同コーナー(電095・801・0023)。


《カウンセラー松川のコメント》

仕事先を選ぶ時に「顔に自信のある方」と記されている職場に対して
何も違和感を覚えなかったのでしょうか?
大学生にもなって、そんな感覚を持ち合わせていない事も問題だと思います。
勿論、給与明細も無く、記載どおりの賃金を払わない者を擁護しませんが、
募集時点で怪しさを覚悟しておくべきでしょう。
「アルバイトでは労働契約の締結までしてくれない」
「労働契約について知らない」
高校生や大学生ならば仕方無いとも思います。
しかし、18歳から成人と法律で決められてしまった以上は
「法律なんて知りません」との言い訳も効きません。
厳しいですが我が国の法体系では
「官報に掲載された法令は全ての国民が知っている」前提ですし、
自身が未成年や生まれる前の法令についても同様の扱いです。
ですから、他人に頼るよりも前にアルバイトを始めるならば、
その前に労働者として知っておくべき最低限の内容を学ぶべきです。
今はインターネットでも官公庁や公的機関からの情報も入手可能です。
それでもブラックな勤務先に遭遇してしまうかも知れませんが、
それでも事前学習をしていないよりは被害の軽減出来る構うせいはあります。

2022年9月23日金曜日

女子生徒2人の頭にゲンコツ、教諭「あいさつみたいなもの」

女子生徒2人の頭にゲンコツ、教諭「あいさつみたいなもの」

 

2022年9月23日() 13:04 読売新聞

 

 大阪府豊中市教育委員会は22日、体罰をしたとして、市立中の男性教諭(53)を減給10分の1(3か月)の懲戒処分にしたと発表した。

 

 市教委によると、教諭は昨年6~11月、指定登校時間よりも早く登校したり、提出物を出さなかったりした女子生徒2人の頭をげんこつでたたいたという。

 

 女子生徒が、府などが開設する「子どもと親の相談らいん@おおさか」に連絡して発覚。市教委の聞き取りに対し、教諭は「あいさつみたいなもので許されると思っていた」などと話しているという。管理責任者の校長(59)も戒告の懲戒処分にした。


《カウンセラー松川のコメント》

[げんこつ]とは行為ではなく、手の形態の一つなので
どの程度の力で頭部を叩いたかまでは分かりません。
しかし[指定登校時間よりも早く登校][提出物を出さない]
どちらも叱責される行為をしたのは生徒なのですから
叱られて当然です。
行為の詳細が分からないのでコメントも難しいですが、
加害者とされた教員のこれまでの行動はどうだったのでしょう。
生徒達の権利意識が過剰であり、行政も迎合している気がします。
暴力を伴わない体罰さえも厳禁ならば、
生徒に対する教員の懲戒権はどの様になっているのでしょうか。
頭の悪い生徒には言葉では通じない時もあります。
机上の空論や理想論でなく、実効性のある叱責方法を
行政は提示するべきでしょう。

被害者達へ
叩かれて負傷したのなら診断書を提出して問題提起しなさい。
それが出来ないのならば、
そもそも自分達の行為が悪かった事を反省するべき。

「多数決」で市長のパワハラ認定?百条委の方針に疑義も 山形・鶴岡

「多数決」で市長のパワハラ認定?
百条委の方針に疑義も 山形・鶴岡

 

2022年9月23日() 8:26 朝日新聞

 

 市長のパワハラ認定は多数決で――。22日開かれた山形県鶴岡市議会の調査特別委員会(いわゆる百条委)で、こんな方針が確認された。

 

 百条委は、2017年にあった市長選での皆川治市長の選挙資金の収支報告書の記載漏れと、市長による職員へのパワハラ疑惑について調査するため、今年1月に設置された。前回までに、選挙資金に関する市長らの証人尋問を終え、今回からパワハラ疑惑を議題にした。

 

 パワハラ疑惑を百条委で扱うことについて、草島進一委員(市民の声・鶴岡)は「我々素人の議員が人権に関わるパワハラの認定が出来るのか。事情聴取や取りまとめは第三者委員会などを立ち上げ専門家に任せるべきだ」などと疑義を呈した。

 

 これに対し、佐藤博幸委員長は「百条委は事実を解明する使命を負っている。最終的な結論は、私たち委員会の責任をもって認定する」と述べた。その上で、議論が平行線をたどった場合は「民主的手続きで行う」とし、多数決で決める意向を示した。

 

 草島氏が「この委員会ではこれまでも意見が割れた場合は少数意見は尊重されず多数決で押し切っていた」と返すと、佐藤委員長は「第三者の意見はうかがうかも知れないが決めるのは委員会だ。私たちに与えられた使命は、百条委員会で鶴岡市として結論を出すことだ」と答えた。

 

 百条委は12人で構成。うち7人が、佐藤委員長を含め17年と21年の市長選で皆川氏の対立候補を応援した自民党系の最大会派・新政クラブと、市議会公明党とで多数派を占めている。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ9月23日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 皆川治鶴岡市長のパワハラ巡る百条委 職員に具体的な聞き取り実施へ (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
ハラスメントの認定について難しい点は、被害者の受け止め方次第である点と、
行為の程度について具体的提示や数値化されていない点です。
よって、多くのハラスメント事案は第三者による裁定へ委ねられます。
さて、ハラスメントの認定についてですが、
公認の判定士が存在している訳もなく、
結局は弁護士や社労士が[有識者]として選定される様ですが、
彼等が何処までハラスメントについて認識し、
被害者や加害者を理解しているのかさえ怪しいかも知れません。
それは議員であっても同様でしょう。
パワハラ加害者とされる市長と、百条委の過半数が対立派が
ニュースでは問題視されている論調ですが、
それならば加害者とされた市長は水面下で被害者と和解をするべく
努力や工夫をするのも一つの方策だったと思います。
「自分はパワハラ加害の認識が無い」と無実の様に主張するのも方法ですが、
相手が「パワハラ被害者だ」との主張を続ける限りは
百条委の構成から判断して被害者への歩み寄りも必要だったかも知れません。
勿論、対立派の委員が全員パワハラ加害者と認定するかは
蓋を開けてみないと分かりませんから、
「私はやってない。潔白だ」とブレずに言い続けるのも良いでしょう。

被害者の皆様へ
一旦は泥沼化しますが、これも選挙で選ばれた方々独特の流れです。

2022年9月22日木曜日

「なんでできてへんのや」日常的に執拗に問い詰める 滋賀県の部長級職員がパワハラで懲戒処分 部下の男性は精神疾患で休職

「なんでできてへんのや」日常的に執拗に問い詰める
 滋賀県の部長級職員がパワハラで懲戒処分
 部下の男性は精神疾患で休職

 

2022年9月22日() 21:27 朝日放送

 

 滋賀県の部長級の男性職員が、部下を執拗に問い詰めるなどのパワハラをしたとして、懲戒処分を受けました。

 

 減給10分の1、2ヵ月の懲戒処分を受けたのは、滋賀県の出先機関に勤務する、50代の部長級職員の男性です。

 

 滋賀県によりますと、部長級職員はことし4月から6月にかけ、部下の男性に業務の進捗を確認する際、「なんでできてへんのや」「何言うてるかわからへん」などと、日常的に執拗に問い詰めるパワハラをしたということです。

 

 部下の男性は病院で精神疾患との診断を受け、7月から特別休暇をとっています。

 

 このほか、本庁の職員に対して電話のやりとりの中で、執務室に響きわたるほどの大声で怒鳴りつけ、受話器をたたきつけるように切るパワハラもしていました。

 

 部長級職員は県の聞き取りに対して、パワハラを認め、「なかなか意図が伝わらない思いから、いらだちを覚えた」と話しているということです。



※ 他社のニュースも掲載致します

「何でできてへんねん」「アホか」
滋賀県の部長級職員がパワハラ 部下は休職

 

2022年9月22日() 20:09 京都新聞

 

 滋賀県は22日、部下をしつこく問い詰めるなどのパワーハラスメントをしたとして、地方機関の部長級の50代男性職員を減給10分の12カ月)の懲戒処分にしたと発表した。ほかに、不適切な工事発注をした東近江土木事務所の男性係長(49)を減給10分の11カ月)、酔って通行人を暴行した農業技術振興センターの男性主任主査(58)を戒告処分にした。

 

 県によると、部長級職員は46月、部下に具体的な指導や助言をせず、業務の進行状況について「何でできてへんねん」と畳み掛けるなどした。部下は心身の不調で休職している。また、本庁職員との電話で「アホか。そっちでやるのが当たり前やろ」と怒鳴りつけ、受話器をたたきつけるように切ったという。県は被害者が特定されるとして、所属を明らかにしなかった。

 

 係長は20212月、愛知川橋の耐震補強工事に伴う追加工事を業者に口頭で発注し、書面で契約を結ばなかった。さらに、施工時期を偽り、次年度の予算から費用を支出したという。この件で、当時の同土木事務所長ら6人を戒告処分や文書訓戒などにした。

 

 主任主査は今年6月、深酔い状態で歩いていた際、ぶつかった自転車の男性に暴行したとして現行犯逮捕され、起訴猶予になった。




部下に「何でできてへんのや」、他部署の職員をどなる
…部長級の50代県職員を減給処分

 

2022年9月23日() 10:49 読売新聞

 

 部下に「何でできてへんのや」などと執拗(しつよう)に問い詰め、他部署の職員をどなるなどのパワーハラスメントをしたとして、滋賀県は22日、部長級の50歳代男性職員を減給10分の1(2か月)の懲戒処分とした。部下の職員は心身に不調をきたし、療養している。部長級職員は「部下にはここまでやってほしいという思いが強くなった」と話しているという。

 

 また、2020年度に発注した橋の耐震補強工事で、追加の試験が必要になった際、本来必要な契約をせずに実施し、翌年度に随意契約する不適切な手続きを行ったとして、東近江土木事務所道路計画課の男性係長(49)を減給10分の1(1か月)、上司ら6人を戒告などにした。

 

 農業技術振興センターの男性主任主査(58)については、休日の6月18日に酔っ払い、大阪府寝屋川市の京阪電鉄萱島駅前で男性に暴行し、府警に逮捕(のちに起訴猶予)されたとして戒告とした。


《カウンセラー松川のコメント》

ニュースの文面だけならば、職場でありがちな光景とも言えます。
但し、専門職の世界ではない一般職の世界では、
人事異動により様々な業務を対応しなければなりません。
また、勤務者の出来不出来もありますので、
皆が同じ様な処理能力を有している訳でもありません。
兎に角、採用してしまった以上は能力云々できなく、
与えられた仕事を処理し、上司は仕事が進む様に配慮する必要があります。
当然[言われないとやらない][やり方を説明しないと出来ない]
そんな労働者が居ても当然でしょう。
昔ならば上司が部下に力押しで指導しても問題にはなりませんでしたが、
今では手段を間違えるとパワハラとなる点には注意です。
そして上司がこの様な対応でもやむなしの場合もありますが、
他部署に者に対しても高圧的な態度を執っていたことが
部下へのパワハラ認定に至った要因とも言えます。
何事も感情的になっては駄目な時代となりました。

被害者である部下の方へ
全ての上司が丁寧に指導してくれるとは限りません。
単なる人事異動で就いただけで業務に精通していない場合もあります。
よって、上司の指導や助言に頼るだけでなく、
御自身でも何とか仕事を進められる様にする工夫も必要かと思います。
最初の印象で認識されると、その認識を変えるのは難しい時もあります。
「出来の悪い部下」との印象を与えてしまい、
その後は塩対応される事態は今後も可能性としてはあります。
どんな時でも第一印象は大切ですので、それは心して勤務してくださいませ。
勿論、パワハラを奨励や擁護する訳ではありません。
理不尽な言動に対しては毅然とした態度を取るか、
相応の部署に連絡や相談をして構いません。

皆川治鶴岡市長のパワハラ巡る百条委 職員に具体的な聞き取り実施へ

皆川治鶴岡市長のパワハラ巡る百条委
 職員に具体的な聞き取り実施へ

 

2022年9月22日() 20:23 山形放送

 

 鶴岡市の皆川治市長による職員へのパワハラ疑惑を巡る鶴岡市議会の百条委員会が22日、開かれた。委員会では、「パワハラを直接受けた」とアンケートに回答した職員などに対し、追加で具体的な調査を行っていくことを決めた。

 

 鶴岡市の皆川市長による市職員へのパワハラ疑惑をめぐっては、百条委員会が現役の職員や退職者を対象に行ったアンケートで、29人が「パワハラと思われる言動を直接受けた」と回答した。

 

 22日の百条委員会では、パワハラを直接「受けた」と回答した職員のほか「見た」「聞いた」などと回答した職員に対して今後、百条委員会が聞き取りなどの詳しい追加調査を行っていくことを決めた。

 

 一方、委員からはパワハラの認定の判断については、外部の専門家からなる第三者委員会を設置して委ねるべきではないかとの意見が出された。これに対して市議会の事務局は、百条委員会が第三者委員会を設置して調査を任せるのは制度上難しいとの見方を示した。その上で、次回の委員会で法的に第三者委員会の設置が可能かどうかを報告するとした。

 

 次回の百条委員会は、10月17日に開かれる予定で、職員への追加調査の具体的な方法について協議する方針だ。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ7月5日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「鶴岡市長から直接」29人、見聞き含め249人 百条委、パワハラ疑惑アンケート (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
調査回答者が477人中の29人がパワハラ被害者と回答。
約6.08%が被害者とのこと。
調査対象者が1,271人なので、ここから割り出すと約2.28%が被害者とのこと。
どちらを母数にしても少ない人数とは思えません。
百条委で継続対応するのか、第三者機関を設置するのか悩ましいですが、
法的な力を有する百条委で対応しつつ、第三者機関も協同出来れば
これが理想的だと思います。

被害者の皆様へ
議会も行政も慎重に動かざるを得ない時もあります。
人権問題でもありますので、確実な結果を出せる様に
皆で協力する必要もあるかと思います。

消防職員が適性否定発言、尻たたくパワハラ 懲戒処分「激励の意味だった」

消防職員が適性否定発言、尻たたくパワハラ
 懲戒処分「激励の意味だった」

 

2022年9月22日() 18:09 京都新聞

 

 同僚職員にパワーハラスメントをしたとして、湖北地域消防本部(滋賀県長浜市)は22日、東浅井分署の男性主査(37)を減給10分の13カ月)の懲戒処分にした。

 

 同消防本部によると、主査は23月、派遣先の滋賀県防災航空隊(日野町)で、新たに派遣が予定されていた男性職員2人に対し、研修などの際、職務適性を否定するような発言をしたほか、太ももや尻をたたいた。2人にけがはないという。

 

 主査は「指導の延長で激励の意味だった」などと話し、反省しているという。同消防本部は「ハラスメント研修の内容を見直し、再発を防止する」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

太ももや尻を叩いたのが、即暴力と看做されるのか
それは程度問題があると思います。
確かに赤の他人を叩けば暴力事件となる可能性は高いですが、
軽く叩いた程度なら起訴どころか事件化されない場合もあります。
しかし、職務適正を否定する様な発言は、
相手への人格を否定する可能性がありますので、
言葉によるパワハラとなる可能性があり訳です。
詳しい発言内容や背景がニュースでは伏されているので
コメントも難しいですが、懲戒処分に至ったのですから、
それなりの発言をしたと推測出来ます。
今は部下への言動にも細心の注意を払う時代となりました。

被害者の皆様へ
加害者が心から反省し、またこれが初犯ならば
懲戒処分もされましたので許して良いと思います。
しかし、再犯であるならば、今後も注意が必要でしょう。

分限免職と懲戒免職の違いについて

分限処分と懲戒処分の違いについては
拙ブログ2017年3月3日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 市消防本部パワハラで2人免職へ…職員3割被害 (mms119.blogspot.com)
こちらにも掲載致しましたが、
9月13日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: バーベルの重り頭に投げ…消防で30人パワハラ 最高裁が免職認める (mms119.blogspot.com)
こちらでも[分限免職]と言う用語が登場しておりますので、
改めて記事として説明致します。

分限処分とは
公務能率の確保等の観点から、当該職員を官職あるいは職務から排除するもの。
処分内容は法令等で定められますが、
 降給:給与を下げる(号棒表でのランクダウン)
 休職:出勤停止
 降任:職位や階級を下げる
 免職:解雇
よって、対象者の能力が問題視されているに過ぎず、
対象者への懲罰としての処分ではありませんので、
分限免職時に規程に基づいた退職金の支給があります。

懲戒処分とは
職員の義務違反あるいは非行等に対する公務秩序維持の観点から行う制裁。
 戒告:文書による注意 
 減給:一定期間、給与の一定額を減らして支給
 停職:一定期間、出勤停止
 免職:解雇
よって、対象者の行為が問題視されて、懲罰としての処分となりますので、
懲戒免職時には規程により退職金の支給が行われない場合が多いです。

尚、当記事の執筆にあたり
人事院ホームページ[分限制度の概要]
https://www.jinji.go.jp/ichiran/bungen.pdf
こちらを利用させて頂きました。

自衛隊、ハラスメントに揺れる…異例の「全隊員30万人対象」特別防衛監察始まる

自衛隊、ハラスメントに揺れる
…異例の「全隊員30万人対象」特別防衛監察始まる

 

2022年9月22日() 7:16 読売新聞(狩野洋平)

 

 防衛省・自衛隊がハラスメント問題に揺れている。元陸上自衛官の女性が実名でセクハラ被害を訴えたことがきっかけとなり、約30万人の全隊員を対象に被害実態を調べる異例の特別防衛監察が始まった。階級社会の自衛隊は様々なハラスメントが起きやすいとされ、実効性のある対策を打ち出せるか試されている。

 

「野球拳に参加しろ」

 「私以外にも被害に遭われている方がいる。隊員が安心して勤務できる環境をつくってほしい」。8月31日、東京・市ヶ谷の防衛省で、元陸自隊員の五ノ井里奈さん(22)が、木村次郎政務官にそう訴えた。

 

 五ノ井さんは、2020年4月に入隊後、郡山駐屯地(福島県)に配属された。22年6月に退職するまで、日常的に先輩隊員から抱きつかれるなどのセクハラ被害を受けたとしている。

 

 昨年8月には、複数の男性隊員から下半身を押しつけられた。自衛隊内の警察にあたる警務隊が捜査し、強制わいせつ容疑で隊員3人を書類送検した。

 

 その後、福島地検郡山支部が全員を不起訴にした。五ノ井さんは検察審査会に審査を申し立て、検審は今月7日、「捜査が十分に尽くされたとは言い難い」として不起訴不当と議決。検察が再捜査する。

 

 「同じような経験をした人はいるはずだ」。五ノ井さんは退職後、ネットで元隊員らにアンケートを実施した。146件の被害を訴える回答が寄せられ、「女性隊員のレントゲン写真を回して眺める」「先輩隊員に野球拳に参加しろと言われた」といった内容だった。

 

「お前は脱走兵。死刑だ」

 昨年度、防衛省の窓口に寄せられたハラスメントの相談は、2017年度(326件)の約7倍にあたる2311件に上った。9割はパワハラの相談だった。

 

 元海自隊員の30歳代男性は、パワハラが原因で退職した。高校卒業後に入隊し、慣れない勤務環境で不眠症を患って通院中、外食のため許可をもらって勤務場所を離れたところ、上官に呼び出された。「お前は脱走兵。死刑だ」と責め立てられ、気持ちが折れたという。「『自衛官は多少のパワハラは我慢すべきだ』との暗黙の了解があり、声を上げにくかった」と振り返る。

 

 自衛隊は有事に対応する組織で、自衛隊法は「隊員は職務の遂行にあたっては、上官の職務上の命令に忠実に従わなければならない」と規定している。

 

 吉田圭秀・陸上幕僚長は15日の定例記者会見で、「有事ではかなりの程度、(上官が部下に)意志を強要しなければならない局面があり、ハラスメントが起きやすい土壌はあり得るのかもしれない。しかし、人格を尊重しない指導や人格の否定は断じて許されない」と語った。

 

もみ消し恐れる隊員

 防衛省が実態の把握を急ぐ背景には、抜本的な対策を打ち出せなければ優秀な人材が集まらず、防衛力の根幹に影響が出かねないとの危機感がある。

 

 女性自衛官の採用が進んでいる事情もある。3月現在、女性自衛官の割合は全体の8・3%にあたる約1万9000人だが、2030年度までに12%以上に引き上げる計画だ。

 

 特別防衛監察では、自衛官や本省の事務官、予備自衛官などに対し、10月末までにパワハラやセクハラ、マタハラの被害を手紙やメールで申告するように求める。個別の事例を調査し、適切な対応が取られていたか検証。防衛相は結果の報告を受け、改善策を講じる。

 

 同省は被害のもみ消しを恐れる隊員のため、弁護士が対応する相談窓口を開設しているほか、外部の心理カウンセラーと契約を結ぶ。契約費用などとして、来年度の概算要求に約2000万円を盛り込んだ。

 

民間は10年で相談1・8倍

 職場でのハラスメントに関する相談や苦情は、民間企業などでも絶えない。

 

 厚生労働省の統計では、2021年度に全国の労働局が受けた労働相談のうち、「いじめ・嫌がらせ」は8万6034件に上り、10年間で約1・8倍に増えた。人事院によると、21年度に国家公務員から寄せられた苦情や相談のうち、ハラスメント関係は最多の406件(32・1%)を占めた。

 

 職場でのパワハラ防止に向け、20年6月には改正労働施策総合推進法が施行された。企業に対し、就業規則へのパワハラ対処方針の明記や、相談窓口の設置などの防止策が義務づけられた。当初は大企業が対象だったが、今年4月からは中小企業も義務化された。

 

 ◆特別防衛監察=防衛相の指示で、防衛監察本部が独立した立場で実施する調査。対象は重大な不正行為や倫理違反が疑われる事案で、南スーダンでの国連平和維持活動の報告書が隠蔽(いんぺい)された問題などで過去5回行われた。ハラスメントが対象となるのは初めて。 


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ9月13日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 女性の元自衛隊員のセクハラ被害訴え受け…防衛省が調査へ 5年ぶりの特別防衛監察 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
日報隠蔽問題と異なり、部隊内の人間関係に及ぶ案件なので
簡単には調べ尽くせないでしょう。
既にパワハラ窓口を設置しているにも係わらず
これだけのハラスメントが起きて隠蔽されているのですから、
10月末までに申告がされるのかも怪しいです。
申告者に対しての安全が担保されない限りは
相当に根の深い問題か些細な問題しか申告されないかも知れません。