2022年9月26日月曜日

「車両を取ってくるよう指示をしたが、なかなか戻らず…」42歳男性陸曹長が部下を足蹴り 停職1か月の処分

「車両を取ってくるよう指示をしたが、なかなか戻らず…」
42歳男性陸曹長が部下を足蹴り 停職1か月の処分

 

2022年9月26日() 19:05 北海道放送

 

 陸上自衛隊東千歳駐屯地で、部下の隊員を足蹴りするなどの暴行を加えたとして、42歳の男性陸曹長が懲戒処分となりました。

 

 26日付で、停職1か月の懲戒処分となったのは、東千歳駐屯地第7特科連隊の42歳の男性陸曹長です。

 第7師団によりますと、男性陸曹長は、去年4月20日、同じ部隊で勤務する隊員に、指導として腹を足蹴りするなどの暴行を加えました。

 男性は「車両を取ってくるよう指示をしたが、なかなか戻らず腹を立てた」と話していて、暴行を受けた隊員が、去年5月6日に部隊に被害を訴え、問題が発覚したということです。

 第7特科連隊長は「今回このような事案が発生したことは誠に残念です。本人の自覚の欠如によるものであり、判明した事案に基づき厳正に処分致しました。今後は隊員指導の徹底を図り、より精強で健全な部隊の育成に邁進して参ります」とコメントしています。 


《カウンセラー松川のコメント》

先ず、相手を蹴ったのは、どうやっても暴力です。
正当防衛でもない限り、職場どこから社会的に暴力です。
叱責するにしても足を使っては駄目です。
一般的に使う器具等を足で扱ったりしたら叱られませんか?
部下や後輩がそうしたら叱りませんか?
足で扱うのは物であれ人であれ御法度です。
しかも腹を蹴ったのでは、これはもうパワハラでなく暴行です。
どんな言い訳も出来ません。
さて、暴行に至った理由が「指示した作業が遅い」とのこと。
しかし、離れた場所へ行った部下が、
そこで上官に話しかけられたのかも知れません。
突発事態や緊急事態の対処をしたかも知れません。
何が起きているのか知りもしないで叱るのは上席者として下の下です。
第一声として感情的に怒鳴ってしまったとしても、
相手の言い分を聞く必要は絶対にあります。
その言い分を聞いてから叱責しても遅くはないはずです。
それにしても、この事案の発生から懲戒処分まで1年以上を要してます。

被害者の方へ
この様な暴力は理不尽な行動ですので
遠慮無く申告して構いません。
部下は奴隷ではありませんから、
理不尽な叱責に甘んじる必要もありません。

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