2022年9月13日火曜日

舟橋村長に不信任動議 竹島村議、パワハラ対応問題視

舟橋村長に不信任動議 竹島村議、パワハラ対応問題視

 

2022年9月13日() 5:01 北國新聞

 

 舟橋村議会9月定例会の本会議が再開された12日、職員によるパワハラ事案への対応を巡り、古越邦男村長に対する不信任動議が出された。竹島貴行村議(自民、5期)が「今の状況は村政史上最悪と思われるような混乱に追い込まれている」などとして発議した。村議会は14日の議会運営委員会で動議の取り扱いを協議し、定例会最終日の16日に採決する見通し。

 

 古越村長は本会議後、記者団に「問題を全員で受け止め、変わっていこうという思いだった。改善に取り組む最中に(不信任動議を)出されたのは心外だ」と語り、自身の辞職は否定した。

 

 村は6日、職員のパワハラを検証する第三者委員会がまとめた報告書を村ホームページ上に公開した。

 

 報告書では、過去10年超で三十数人の職員のうち約10人がパワハラ被害を受けているとし、被害者らから相談を受けた村の管理監督者の対応について「不誠実」とした。

 

 竹島村議は趣旨説明で、古越村長が報告書を公開したことを問題視し、「調査対象になった人の心情を考えると慎重かつ丁寧に扱うべきで、トップの判断としては不適切。組織を立て直すと言っても説得力がない」と責任を追及した。

 

 富山県市町村支援課によると、県内では2019年の魚津市議会3月定例会に市長の不信任決議案が提出され、否決されている。

 

 首長の不信任決議案は3分の2以上の議員の出席、4分の3以上の賛成で成立する。成立すれば、首長は10日以内に議会を解散でき、何もしなければ10日経過時点で自動的に失職する。舟橋村の議員は現在6人(定数7)で、全員出席の場合、可決には議長を含めた6人のうち5人以上の賛成が必要となる。

 

 複数の議員によると、本会議前の話し合いでは「村長に問題解決の時間を与えよう」「話をもう少し詰めるべき」などの意見が上がり、動議が出る想定ではなかったという。竹島村議は「批判もあると思うが、信条を貫くため見過ごすわけにいかなかった」と話した。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

パワハラ問題巡り村長不信任動議提案 舟橋村

 

2022年9月12日() 19:28 北日本放送

 

 村役場のパワハラ問題で、村長に不信任の動きです。

 

 舟橋村議会の本会議では12日、役場のパワハラ問題を巡り古越邦男村長に対する不信任案が動議として出されました。

 

 12日の舟橋村議会では竹島貴行議員が、古越村長に対する不信任案を動議として出しました。

 

 理由は先月、第三者委員会がまとめたパワハラ問題を巡る調査報告書について、傷ついた職員たちがいるにも関わらず、他人事のように全文を公表したことや、パワハラ被害の訴えについて対処してこなかったことなど、ということです。

 

 舟橋村議会は議員が6人で、不信任案を可決するには、議長も含め、出席した議員の4分の3の賛成が必要です。

 

 村議会は、14日の全員協議会で不信任案の取り扱いを検討し、9月定例会最終日の今月16日に採決する見通しです。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ9月7日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 舟橋村パワハラ問題「極めて異常」報告書 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
現村長である古越邦男氏は、2007年から昨年の村長選まで副村長でした。
よって、村役場三役としてはハラスメント事案発生前から在職し、
決して幹部として他人事とは言えない点では責任重大と言えるでしょう。
小さな村だけに揉め事を大きくしたくはない気持ちも働いているでしょう。
しかし、副村長在任中からハラスメント対応を放置させていた者に
やり直しの時間と機会を与えるのは被害者にとっては大変失礼であり、
幹部やトップとして重い責任を取らせるべきでしょう。
今となっては手遅れですが、村長が議会に対して内々に辞意を表明し、
議会内でこれを調整する流れならば、それぞれの顔も立ったでしょう。
その点では、村長が自己の保身に走っている面も見え隠れしています。
勿論、選挙で税金を支出するのが大変なのも理解は出来ますが、
ここまで問題解決を放置し、問題を拡大し、問題行動を知らしめた以上、
有権者からの賛否を問うことも必要かと思います。

被害者の皆様へ
皆さんの思いが一番に尊重されるべきですので、
声を大には出来なくても身近な村議に気持ちを打ち明けて良いと思います。

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