2022年9月16日金曜日

「パワハラ受け適応障害」 男性職員、宮城県に賠償請求 仙台地裁に提訴

「パワハラ受け適応障害」
 男性職員、宮城県に賠償請求 仙台地裁に提訴

 

2022年9月16日() 20:52 河北新報

 

 上司からパワーハラスメントを受けて精神的苦痛を被ったとして、宮城県の男性職員が県に慰謝料など約300万円の損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こした。提訴は7月19日付。

 

 訴えによると、男性職員は2021年、会計検査院から指摘を受けた問題を巡り、上司から他の職員の前で仕事のやり方を変えるよう繰り返し求められ、別の日に自身の見解を大声で否定されるなどした。男性職員は今年3月、適応障害と診断された。環境改善を求めたが、上司の対応に問題はないとして、人事課などは適切な対応を取らなかったと主張する。

 

 会計検査院が指摘したのは、仙台市青葉区の一般社団法人が補助金を不適切受給した問題。法務を担当する男性職員は、法人を計画倒産させて補助金返済を免れる手法について別の課の職員から相談を受けた。男性職員は「法的に問題がある」と答えようとした際、上司らから回答を延期するよう繰り返し要求されたと主張している。

 

 県行政管理室は「適切な人事管理と考えている。裁判で県の立場を主張したい」とコメントした。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

「上司のパワハラで適応障害」職員が宮城県に賠償請求
 “法律上問題あり”の回答やめろと要求された

 

2022年9月16日() 14:27 東北放送

 

宮城県の法務担当の男性職員が上司のパワハラが原因で適応障害になったとして、県に対しおよそ300万円の損害賠償を求める訴えを仙台地方裁判所に起こしました。

 

訴えを起こしたのは、県の法務担当の男性職員です。

訴えによりますと、県は、2020年、補助金を受け取っていた県内の法人がうその実績報告書を提出していたとして、会計検査院から不適切受給と通告されました。県は、国への返済義務を免れるため、この法人を計画倒産させようと男性に相談しました。しかし、男性が法律上問題があると担当課に回答しようとしたところ、上司から、他の職員の前で何度も回答をやめるよう要求されるなどのパワハラを受けました。男性は、今年3月、適応障害と診断されました。このため、県人事課が適切な対応を取らなかったとして、県に対しおよそ300万円の損害賠償を求めています。県は、「適切な対応だったと認識している」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

国の補助金を返納するべきところ、計画倒産を目論み打診された事から
法務担当として「不適切」との回答を上司が妨害したことから
パワハラが始まったようです。
不正をしてまで補助金を獲得し、発覚しても返還しない方法を探る。
宮城県はそこまで金に汚い県だとは知りませんでした。
妨害したのは上司個人の判断だったのでしょうか。
それとも組織ぐるみだったのでしょうか。
この辺りも真相解明して欲しいものです。

被害者の方へ
返すべき金を返さないで済む方法を探るとは
とても公務員とは思えない悪行。
県がこの様な事を平気でやらせるのでは、
もう県下では官民問わず踏み倒しが横行してしまいますものね。
担当官として当然の判断をしたにも関わらず
それを妨害されたのでは堪ったものではありません。
訴訟ではっきりと白黒つけた方が良いと私も思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿