2022年9月27日火曜日

副町長によるパワハラで「部下への配慮欠いた」 山都町が男性課長を減給処分

副町長によるパワハラで「部下への配慮欠いた」
 山都町が男性課長を減給処分
 

 

2022年9月27日() 20:19 熊本日日新聞(鹿本成人)

 

 熊本県山都町は27日、副町長(当時)からパワーハラスメントを受けていた男性職員への配慮を欠いたとして、直属の上司に当たる50代の男性課長を減給10分の13カ月)の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。

 

 町によると、職員は副町長から20197月ごろから大声で叱られるなどパワハラを受けた。しかし課長はパワハラを知りながら助言や相談といった対応をせず、職員の安全への配慮を欠いたとしている。

 

 職員はパワハラによるうつ病で、昨年7月から今年4月まで傷病休暇を取得。副町長は826日付で懲戒免職処分を受けた。

 

 町は「ハラスメントに対する研修や相談窓口の周知を強めて、職員の心身の健康を守りたい」と話している。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ8月26日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 副町長のパワハラを認定、懲戒免職に 山都町 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
従来の懲戒処分等では直接の加害者が処分される事が殆どでしたが、
今般は[見て見ぬふり]をしていた被害者の上司への懲戒処分です。
これは画期的な対応だと思います。
被害者にとって職場で一番力のある守護者は上司でしょう。
それが直属の上司の場合もあるでしょうし、更に上席の場合もあるでしょう。
被害者をその場で庇い立てしなくても、何らかの対応は可能だったはずです。
事なかれ主義の者が多くなっている世の中で、
[自分の部下を守るのも上司の役目]である事を再認識して欲しいです。

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