2022年9月1日木曜日

千葉・市原市議会が辞職勧告決議 前議長「事実誤認」辞職は否定

千葉・市原市議会が辞職勧告決議 前議長「事実誤認」辞職は否定

 

2022年9月1日() 17:14 毎日新聞(柴田智弘)

 

 千葉県市原市議会前議長の岡泉議員(56)が複数の市職員にパワハラやセクハラを繰り返していた問題を受け、市議会は1日、岡氏に対する辞職勧告決議案を全会一致で可決した。決議は岡氏の言動について、「市議会に対する市民の信頼を著しく裏切るもの」と指弾した。ただ、法的拘束力はなく、岡氏は「(ハラスメントは)事実誤認だ」として辞職をしない考えを示した。

 

 決議案は鈴木友成議員(自民)が提出した。田尻貢議長と岡氏の2人を除く30人の議員で採決が行われ、全員が決議案に賛成した。

 

 岡氏を巡っては、市ハラスメント防止対策委員会(委員長=清宮宏之副市長)が7月、男性職員3人に対するパワハラと女性職員へのセクハラを認定した報告書を田尻議長に提出。市議会が調査に乗り出し、田尻議長は812日、同委員会の報告書を事実上追認する形で岡氏を厳重注意している。

 

 決議案の可決後、小出譲治市長は「市議会でしっかり調査され判断がなされたものと認識している。議員本人は決議を重く受け止め、今後について判断されると思う」と異例のコメントを出した。

 

 同市議会は、3月にも政務活動費の不正受給疑惑を巡って斎藤直樹議員に対する辞職勧告を決議しており、半年間に2人の議長経験者が辞職を促される事態となった。


《カウンセラー松川のコメント》

複数の職員からパワハラとセクハラの被害報告があるのでは
「事実誤認」で押し通すのも難しいでしょう。
しかし、捜査と異なり物的証拠等が示されていなければ、
水掛け論になってしまいますし、
他所の市では、偽被害申告までありましたので、
調査が絶対的な正確さを担保していない限り、
加害者の言い分も全面否定出来ない点が難しいです。

被害者の皆様へ
今後は加害者の出方次第となりました。
議会での対応もこれで終了すると思いますので、
今後は民事訴訟で賠償請求をするくらいしか
補償される道しかないでしょう。
この決議でハラスメント被害が止まれば良いですね。



0 件のコメント:

コメントを投稿