2022年9月8日木曜日

立民・横浜市議「マタハラ受けた」  党本部に調査申請 「出産間際で選挙応援できず、公認見送られた」

立民・横浜市議「マタハラ受けた」
 党本部に調査申請 「出産間際で選挙応援できず、公認見送られた」

 

2022年9月8日() 5:41 神奈川新聞

 

 立憲民主党の大野知意横浜市議(港北区)が7日、市役所で会見し、地元の総支部長を務める中谷一馬氏(衆院比例南関東)らからマタニティーハラスメントなどを受けたとして、党本部に調査を申し立てたことを明らかにした。

 

 大野氏の説明によると、申し立ては5月。出産予定日を約1カ月後に控えた昨年7月、中谷氏から市長選の駅頭活動やビラ配布などを再三求められたが、体調を考慮して断ったという。

 

 今年4月には来春の統一地方選の党公認を巡り、総支部常任幹事会で「活動量が基準に達しない」ことなどを理由に公認申請が認められなかった。8月には県連からも公認見送りの連絡があったという。大野氏は「公認を求め続ける」と訴えた。



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立憲・横浜市議「マタハラ」訴え、出産後「活動不足」→公認見送り

 

202297日(水) 21:05 朝日新聞(浜田奈美)

 

 横浜市議の大野知意(ともい)氏(立憲民主党)が7日、横浜市役所で記者会見し、来春の横浜市議選の第1次公認を得られなかったと発表した。大野氏は昨夏に第1子を出産。神奈川県連支部から「活動量の不足」を指摘されるなど「マタニティーハラスメント」を受けたとして党本部に申告していたが、調査結果が出る前に公認見送りの決定をしたことは不当だと訴えている。

 

 大野氏によると、822日に県連の選挙対策委員会(委員長・後藤祐一衆院議員)から「党公認を見送る」と通知を受けた。4月に県第7区総支部(総支部長・中谷一馬衆院議員)の常任幹事会で「党員として活動量が足りない」と指摘を受け、県連への公認上申を見送る決定がなされた。この際、大野氏は「出産と育児で難しい部分があることはご理解頂きたい」と説明を繰り返したが、理解を得られなかったという。

 

臨月に「ビラまき1日200枚」の担務表

 大野氏は、昨年の横浜市長選や衆院選に向けた中谷氏の対応についても「マタハラだと感じる」とした。8月下旬の出産予定だったため「7月半ばから党活動を休む」と中谷氏に伝えたが、中谷氏名義で届いた担務表には「1200枚のビラまき」や「1日計3時間の街頭宣伝」が割り振られていたという。

 

 総支部や中谷氏の対応を不服として5月に党本部の「ハラスメント防止対策委員会」に申告。現在、委員会から委託を受けた第三者機関が調査中という。大野氏は「出産や育児が背景にあると知りながら『活動不足』と断定しそれを理由に党公認を外すなど、多様性を重んじる社会であってはならない」と訴えた。

 

 後藤氏は「各方面から幅広く意見を聞き、公認の見送りは異論なく決まった。7区からもハラスメントはなかったと聞いている」とコメントした。

 

 中谷氏は「議事録を確認したが、総支部常任幹事会で『党員として活動量が足りない』と指摘した者はいなかった。総支部には子育てをしている幹事も多く、社会にとって出産子育てをしやすい環境づくりを目指し、支え合いながら運営している」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

選挙活動は期間が決まっているので先送りは出来ません。
昨年8月22日に投票の横浜市長選挙ですから、
7月は告示前としては大切な時期です。
告示前の活動も熱が入ります。
しかも、市長選挙が2021年夏に行われる事は
2017年の市長選で分かっていたことです。
選挙活動に忌引きも介護休暇も産休育休も関係ありません。
政党に所属する議員が政党の選挙活動に協力出来なければ
その後に公認や支援を失っても止む無しです。
議員は選挙区民の代表で代わりいません。
だから、会期中の産休や育休で投票行為が出来ないのは
代表としてあるまじき状態です。
何でも庶民と同じ権利を享受したいのならば、
勤め人や自営業者になれば良いのです。
勿論、自営業者に産休や育休が与えられる保障もありません。

被害者の方へ
一人親方なんて仕事を休めば、その分は収入が減る仕組みです。
そんな勤労者も居る中で、やれ産休だの何だの言っている人に
市民の代表なんて務まりませんよ。
しかも、政党の後押しが必要なら、その政党にとって役立つ人であるべきです。
議員になって権利意識が強くなったのではありませんか。



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