2022年9月7日水曜日

陸自「性被害」の訴え受け、特別防衛監察を実施へ…パワハラ・セクハラ実態調査

陸自「性被害」の訴え受け、特別防衛監察を実施へ…パワハラ・セクハラ実態調査

 

2022年9月7日() 0:03 読売新聞

 

 浜田防衛相は6日の閣議後記者会見で、防衛省・自衛隊の全隊員を対象に、ハラスメントに関する特別防衛監察を実施する方針を示した。元陸上自衛官の女性が、先輩隊員から性被害を受けたと訴えている問題などを踏まえての措置。ハラスメント対策を抜本的に見直すため、有識者会議も設置する。

 

 浜田防衛相は記者会見で、防衛省の窓口に寄せられるハラスメントに関する相談が、昨年度は2016年度(256件)の約9倍にあたる2311件に上ったと説明。「ハラスメントは基本的人権の侵害であり、自衛隊の正当性を揺るがす決してあってはならないことだ」と強調し、特別防衛監察を行い、自衛隊内でのパワハラやセクハラの実態を調べると公表した。

 

 特別防衛監察は、南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)の報告書が隠蔽(いんぺい)された問題などで過去5回、実施されている。

 

 自衛隊でのハラスメントを巡っては、陸自郡山駐屯地(福島県)に勤務していた五ノ井里奈さん(22)が先月、複数の男性隊員から下半身を押しつけられるなどの被害を受けたと訴え、第三者委員会による調査を求める約10万人分の署名を同省に提出している。

 

 浜田防衛相は、この問題についても、防衛監察本部の検事らを現地に派遣し、調査を進めていることを明らかにした。


《カウンセラー松川のコメント》

自衛隊と言う独特の組織なだけに、他所では起き難い事案もありますが、
今般の事案については、単なる組織防衛に伴う不祥事の隠蔽と言えます。
各種事案の回答も報じられておりますから、監察結果も注目を浴び易いでしょう。
世間に迎合することはありませんが、正しい監察と報告を期待します。

被害者の皆様へ
全国的な巨大組織の根底にも関わる問題なので
どこまで解明されるか分かりませんが、
正しい職場環境に改善される様な監察結果であることに期待しましょう。

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