2022年9月1日木曜日

元自衛官女性が訓練中の性被害訴え「第三者委員会の調査を」

元自衛官女性が訓練中の性被害訴え「第三者委員会の調査を」

 

2022年9月1日() 7:23 テレビ朝日

 

訓練中に性被害を受けたと訴える元陸上自衛官の女性が防衛省を訪れ、第三者委員会による調査を求めました。

 

 元陸上自衛官・五ノ井里奈さん:「このようなことが二度とないように、対策なり再発防止をして女性隊員や男性隊員の方が安心して勤務できるような環境を作ってほしい」

 

 五ノ井さんは陸上自衛隊に在籍していた2021年の訓練中、大勢の前で男性自衛官に体を密着させられるなどの性被害を受けたとのことです。

 

 五ノ井さんは第三者委員会による厳正な調査を求め、10万人以上の署名を防衛省に提出しました。

 

 防衛省は「現在、調査を行っている」として、委員会の設置については明らかにしませんでした。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

性被害訴え、元自衛官が署名提出 実名告発、防衛省に調査要望

 

2022年8月31日() 20:51 時事通信

 

 陸上自衛隊在職中に性被害を受けたと訴えている元自衛官の五ノ井里奈さん(22)が31日、防衛省を訪れ、第三者委員会による再調査を求める署名などを提出した。

 

 五ノ井さんは福島県郡山市の郡山駐屯地勤務だった昨年8月、先輩の男性隊員3人から下半身を押しつけられるなどの性被害を受けたとして休職。陸自の警察に当たる警務隊が捜査し、強制わいせつ容疑で3人を書類送検したが、福島地検は今年5月、不起訴とした。

 

 五ノ井さんは同6月に退職して、検察審査会に審査を申し立て、インターネット上で実名告発していた。

 

 この日は、ネットで集めた10万人超の署名と自衛官らへのアンケート結果を提出。部隊でのハラスメント被害に関する訴えが100件以上あったといい、五ノ井さんは面会した木村次郎政務官に再発防止などを要望。同政務官は「あってはならないことで、強い姿勢で根絶を図る必要がある」と応じた。 

 

 

 

「キス、胸触られるなど性被害」
 陸自元1等陸士、防衛省に調査要望

 

2022年8月31日() 20:36 毎日新聞(内橋寿明

 

 陸上自衛隊郡山駐屯地(福島県郡山市)に所属していた時、男性隊員の集団による性被害に遭ったとして、元1等陸士の五ノ井里奈さん(22)が31日、防衛省(東京都新宿区)を訪れ、第三者による公正な調査を実施するよう申し入れた。オンラインで集めた署名105296筆も提出した。受け取った木村次郎政務官は省内で調査中とする一方、第三者による調査を実施するかは明言しなかった。

 

 五ノ井さんの申告に基づき、陸自警務隊が男性隊員の一部を強制わいせつ容疑で書類送検したが、20225月に不起訴処分とされた。五ノ井さんは処分を不服として6月に検察審査会に審査を申し立てた。防衛省は刑事責任の有無とは別に、懲戒処分にあたる行為がなかったか調べている。

 

 五ノ井さんの証言によると、209月に郡山駐屯地に配属された当初から、日常的に体形をからかわれたり、廊下で急に抱きつかれたりした。216月下旬の訓練時には、山中に張ったテント内で深夜に、最大56人の男性隊員が密着して座った輪の中に入れられ、胸を触られたりキスをされたりしたという。

 

 218月上旬の訓練時には、宿舎の部屋で飲酒中の男性隊員十数人の輪の中に座らされた。一部の隊員にはベッドに押し倒され、足を広げられた状態で男性隊員の下半身を押し当てられた。周囲の隊員たちは笑っていたという。

 

 五ノ井さんは8月中旬に実家に帰ったまま所属部隊には戻らなかった。医師から適応障害と診断されて221月から休職し、6月下旬に退職。直後に動画投稿サイト「ユーチューブ」で被害を告発した。

 

 また、自衛隊内でのハラスメント被害についてネット上で情報提供を呼びかけたところ、現役隊員らを名乗る146人から申告があったという。パワハラ101セクハラ87精神的な嫌がらせなどのモラハラ38妊娠を理由に不利益な扱いをされるマタハラ17――などで、この結果も木村政務官に提出した。五ノ井さんは提出後、「防衛省はしっかり対策を講じてもらいたい」と述べた。



※ 以下のニュース1件は同件ですが、記事の一部のみ掲載し、全記事は別途に掲載してあります

“自衛隊でハラスメント” 100人以上が回答 元隊員 再発防止を

 

2022831日(水) 19:11 NHK

 

勤務していた自衛隊の部隊でセクハラの被害を受けたとする元隊員の女性が、インターネットで呼びかけたところ、100人以上から自衛隊でハラスメントの被害を受けたことがあるという回答が寄せられたとして、31日、防衛省に再発防止などを要望しました。

 

要望したのは、陸上自衛隊の部隊で上司から体を触られるなどのセクハラの被害を受けたとして、ことし6月に退職した五ノ井里奈さん(22)です。

 

五ノ井さんによりますと7月、インターネットで、自衛隊でハラスメントの被害を受けたことはないかと呼びかけたところ、現役の隊員など146人から回答があったということです。

(以下略、別途に記事として掲載) 


《カウンセラー松川のコメント》

既に週刊誌では報じられておりました事案について
被害者が退官後に防衛省へ訴えたことで、テレビ局や日刊紙も取りあげました。
加害行為が継続的である上に集団での行為まで続発しているのは
正常とは思えません。
政府としても男女共同参画を唱えている以上は看過出来ないでしょう。
警務隊の捜査や送検の内容によっては、
検察も不起訴にしてしまう可能性がありますので、
捜査内容についても精査する必要があると思います。

被害者の方へ
何がここまで加害を継続させたのか真実も知りたいでしょうし、
この様な性被害を防止したい思いもあるでしょう。
署名だけでなく、調査まで行った行動力も凄いと思います。
これだけの実行力を持った方を失った組織も本当に惜しいです。
今後も当該事案に対しての活動が多忙になると思いますが、
心身の疲労には注意して頂きたいと思います。

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