2022年9月26日月曜日

「悪ふざけのつもりでやりました」那覇駐屯地の自衛隊員 熱したトングを当て懲戒 報告怠った陸尉も

「悪ふざけのつもりでやりました」那覇駐屯地の自衛隊員
 熱したトングを当て懲戒 報告怠った陸尉も

 

2022年9月26日() 19:46 琉球放送

 

陸上自衛隊那覇駐屯地は、20代の男性陸士が隊員7人に対して熱したトングを当てるなどして、26日付けで懲戒処分になったと発表しました。懲戒処分を受けたのは陸上自衛隊第15後方支援隊に所属する20代の男性陸士です。

 

那覇駐屯地によりますと、陸士はおととしの628日、新人研修の指導役として鹿児島県に出張中、隊員の慰労会として開かれたバーベキューで7人の隊員に熱したトングを当ててやけどを負わせました。

このうち1人の隊員が全治約3週間のやけどを負ったということで、71日に配属先の部署で上司に相談したことから被害が発覚しました。

 

陸士は「悪ふざけのつもりでやりました」と話していて、26日付で停職5か月の懲戒処分を受けていますが、本人は依願退職を申し出ているということです。

 

また陸士とは別に、隊員から被害の報告があったにも関わらず上司に報告を怠ったうえ、バーベキューで未成年の飲酒を黙認したとして、西部方面航空隊に所属する31歳の2等陸尉が26日付で減給1か月の懲戒処分となっています。 

 

2等陸尉は「市販薬で治療できると思い報告するほどではないと判断した」と話しています。

 

陸上自衛隊那覇駐屯地第15後方支援隊長伊高堅(いだかさとる)1等陸佐は、「国民の生命財産を守り法令を遵守すべき自衛官が社会人として許されない事案を起こし、国民の皆様の信頼を失墜することになり誠に遺憾に存じ上げます。今後は改めて隊員ここに至るまで心情把握を含めた服努指導をさい徹底し、再発防止に万全を尽くし、信頼回復に努めてまいります」と話しています。


《カウンセラー松川のコメント》

2年前に発生し発覚した傷害事案に対する懲戒処分です。
自衛隊の年単位で経過してからの処分に対して
どうしてそこまで時間を要するのか不思議でなりません。
事案隠蔽を警戒して隠密捜査でもしているのでしょうか。
「熱したトングを身体に当てても問題が無い」と
本当に信じていたならば、申し訳ありませんが社会適応者です。
こんな恐ろしい精神だか知能だかを持っている者が
殺傷力を有する武器や兵器を扱わせては絶対に駄目です。
警察にしても自衛隊にしても定員を満たす必要もありますが、
今一度社会人として精神や知能が足りているか調べた方が良いです。
また事案を報告しなかった二等陸尉も言い訳をしていますが
多分自身の保身の為に隠蔽したのでしょう。
傷害と未成年飲酒が一つの行事で発生したとなると
確実に監督不行き届きで責められるでしょうから。
それにしても「市販薬で治療できると思い」とは
相当に切羽詰まった状態での言い訳だったのでしょうね。
南方の諸島周辺や他国では油断ならない情勢なのに
我が国の防衛要員は上から下まで弛み切っているのではないでしょうか。

被害者の皆様へ
痛く辛い思いをされたでしょうけど、
これを反面教師として後進の育成に役立てて
立派な自衛官を育てて欲しいと願っております。
他人の痛みを分かる人こそ、本当の思いやりが出来るのです。
皆様の今後の健勝を祈念しております。

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