2020年2月26日水曜日

女子部員が学内委に処分訴え 松山大、駅伝監督らパワハラか

女子部員が学内委に処分訴え 松山大、駅伝監督らパワハラか

 

2020226日(水) 愛媛新聞

 

 松山大女子駅伝部で、監督から体重管理を巡りどう喝されるなどパワハラを受け続けているとして、複数の女子部員が監督らの処分を求め、大学のハラスメント防止委員会に申し立てていたことが25日、愛媛新聞の取材で分かった。

 

 ハラスメント行為があったと申し立てられたのは、2008年に監督に就任した経済学部の男性准教授(50)と、栄養面の女性コーチの2人。申し立ては昨年11月中旬、複数の学生の連名で提出され、2人は現在、指導を外れている。

 

 申し立てで学生側は、発言などが監督の意に反した場合、「辞めろ」と言われることが多く、排除されてしまうという恐怖感から本音で話をすることが困難な状況が常態化していると指摘。体重管理では、虚偽の体重を日誌に記載せざるを得ない精神状態にまで追い詰められていると訴えている。

 

 昨年10月には体重の虚偽報告を打ち明けた部員の方向へ准教授がダンベルを投げたほか、他の部員への平手打ちや不透明な経費の徴収があったと主張。多くの部員が退部や休部に追い込まれているといい、指導体制の改善も求めている。

 

 准教授は25日、取材に対し、申し立て内容は知らないとした上で「3月に調査を受けるため詳細は答えられないが、パワハラがあったとの認識はまったくない。その根拠や証拠はあり、真実を明らかにしたい」と話した。

 

 松山大学生部は「担当者がいないためコメントできない」としている。

 

 女性コーチについて学生側は、准教授の言いなりで選手に寄り添うことはなく、ハラスメントの原因の一つになっていると主張。女性コーチは取材に「大学に聞いてほしい」と述べた。

 

 准教授は07年に松山大の陸上競技部員の指導を開始。08年創部の女子駅伝部を率い、16年には全日本大学女子駅伝で初優勝に導いたほか、トラック種目の指導でも実績を上げていた。

 

 女子駅伝部は現在、離任していた男性コーチが復帰し、指導している。


《カウンセラー松川のコメント》

監督による暴力や上納金、コーチによる精神的攻撃。
部員連名で訴えられているとなると、信憑性は高くなりますが、
監督は「事実ではない。証拠もある」と主張。
最初から全面対決です。
体育会系の指導では厳しさから暴言や暴力に至る事も少なくありませんが、
その価値基準は時代によって変わっていますので
対応も難しいと思います。
成績を出している監督なだけに大学側の対応も難しいのではないでしょうか。

2020年2月5日水曜日

部下に暴言、胸ぐらつかみ「追い込んでやる」、パワハラ消防司令補を処分…依願退職/吉川松伏消防組合

部下に暴言、胸ぐらつかみ「追い込んでやる」、
パワハラ消防司令補を処分…依願退職/吉川松伏消防組合

 

202025() 埼玉新聞

 

 吉川松伏消防組合は4日、部下の職員に乱暴な言動などのパワーハラスメント行為を行ったとして、松伏消防署の男性消防司令補(45)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は1月31日付。

 

 同組合によると、消防司令補は2019年12月30日、緊急出動を終えて署に戻り車両を下車した際に、同乗していた部下職員の胸ぐらをつかみ「やってやる」「追い込んでやる」などと暴言を放ったという。聞き取り調査を行ったところ、消防司令補が同年4月ごろから、複数の部下職員に指導の範囲を超えた同様の言動があったことが分かった。消防司令補は1月31日付で依願退職した。

 

 また、速度違反で摘発された同署の男性消防士(21)を減給1カ月の懲戒処分にした。男性消防士は19年10月8日、公務外で高速道路を自家用車で走行中、法定速度を63キロ上回る113キロで走行し、罰金による刑事処分と90日間の運転免許停止処分を受けた。

 

 同消防組合の戸井田勉消防長は「二度とこのような不祥事を起こさないよう、再発防止に徹底して取り組んでまいりたい」とコメントした。


《カウンセラー松川のコメント》

胸ぐらを掴み「やってやる」「追い込んでやる」とのことですが、
ヤミ金の取り立て屋の発言かと思いました。
何が原因でこの様な発言になったか、ニュースからでは分かりませんが
真っ当な人の言動とは考え難いです。
懲戒処分と同日に依願退職とのことですが、
処分時に上司から因果を含められたか、
または処分されたことで被害者の立場が俄然有利になり
加害者として非常に厳しい環境に置かれたと推測しております。