2019年2月25日月曜日

二宮町消防司令補、セクハラで停職 「認識なかった」

二宮町消防司令補、セクハラで停職 「認識なかった」


2019225() 21:05 神奈川新聞


 二宮町は25日、女性職員にセクハラやパワハラ行為をしたとして、同町消防署の男性消防司令補(48)を同日付で停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 

 同町によると、消防司令補は2015年4月~16年3月と18年8月に同町消防署内で女性職員に対しみだらな言葉をかけたり、下半身を触ったりするなどのセクハラ行為を繰り返した。

 

 また、17年6月には職場環境に関する外部からの聞き取り調査を受けることになったこの女性職員に対して、事前に回答内容を指示するなどのパワハラ行為を行ったという。

 

 女性職員はセクハラが原因で昨年8月から病気療養しており、現在も休職状態が続いている。消防司令補は同町の調査に「卑わいな発言をしたことは間違いないが、セクハラという認識はなかった」と話しているという。


《カウンセラー松川のコメント》

セクハラをしまくった上に、それを隠蔽する為のパワハラとは呆れた社会人です。
加害者の弁として
「卑わいな発言をしたことは間違いないが、セクハラという認識はなかった」
とのことですが、聞き取り調査に対して回答内容を指示していたのは、
自身の行為に後ろめたさがあった証左であり、この言い訳は嘘八百です。
こんな見え透いた嘘の言い訳をする辺りにも、
加害者の人間性が露わになっていると感じました。
この様な悪質な加害者に対しては厳しい処分を願ってしまいます。

2019年2月16日土曜日

消防署員が自殺、パワハラ示唆する遺書見つかる 山口

消防署員が自殺、パワハラ示唆する遺書見つかる 山口

 

2019216(土) 12:14 朝日新聞(二宮俊彦)

 

 山口県宇部市の宇部中央消防署に勤務していた20代の男性署員が1月に自殺し、職場でのパワハラを示唆する内容の遺書が見つかっていたことが分かった。管轄する宇部・山陽小野田消防局は、2月中にも弁護士らでつくる調査委員会を設け、パワハラの有無や自殺との因果関係を調べる。

 同消防局によると、男性署員は1月23日に自宅で自殺した。男性署員の部屋からは、職場でパワハラを受けたという趣旨の内容が書かれた遺書が見つかったという。職場の上司や同僚らへの聞き取り調査はすでに行ったが、内容については「調査委員会に委ねているので言えない」としている。

 同消防局の山本晃消防長は「公正で客観的な調査を行う準備をしており、結果については家族に十分な説明を行うとともに、公表を含めて対応したい」とコメントした。


《カウンセラー松川のコメント》

パワハラ被害による自殺だとすると、
相当に悪質なパワハラに遭っていたのでしょう。
現在調査中なのでニュースでも自殺の原因は分かりません。
よって、とりあえずは調査委員会の報告待ちとなるでしょう。
しかしながら、自殺までしているのですから、
精神的に相当追い込まれていたはずですし、
遺書にパワハラを示唆する内容があるとのことなので、
パワハラの存在は間違いないと思います。

2019年2月13日水曜日

消防が職員2人をパワハラで処分

消防が職員2人をパワハラで処分


2019213日(水) 19:45 NHK  

 

稲敷広域消防本部は、41歳の消防士長が部下に対し、暴力を振るうなどのパワーハラスメントを行っていたとして、停職3か月の懲戒処分にしました。

また、59歳の消防署長についてもパワハラを行っていたとして減給の懲戒処分にしました。

 

懲戒処分を受けたのは41歳の男性の消防士長です。

稲敷広域消防本部によりますと、この消防士長は、平成26年度から5年間、少なくとも2人の部下に対し、勤務時間に頭を殴ったり足を蹴ったりしたほか、侮辱的な発言を繰り返したということです。

調査に対し消防士長は「思い当たるところがある。指導のつもりだった」などと話しているということです。

消防本部は、パワハラにあたるとして、消防士長を13日付けで停職3か月の懲戒処分にしました。

消防本部では、このほか、去年1月から8月にかけて、59歳の消防署長が複数の部下に対して侮辱的な発言や大きな声でどなるなどパワハラを行ったとして2か月間、減給10分の1の懲戒処分にしました。

稲敷広域消防本部の澁谷明宏消防長は「住民の信頼を損ね、深くお詫び申し上げます。職員教育の再徹底を図り、ハラスメントの防止に努め住民に対する信頼回復に全力を尽くします」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

41歳の男性の消防士長について
暴力と侮辱発言。先輩によるパワハラ事案の典型です。
頭を殴ったり、足を蹴ったりとのことですが、殴る蹴るは暴力。
決して指導の一環には当たりません。

59歳の消防署長について
ありがちなパワハラ事案ですが、
だからと言って起こして良い訳ではありません。
[怒る]と[叱る]は別物です。
部下のミスに対して叱るのは当然ですが、出来る上司は怒っては駄目です。

2019年2月9日土曜日

パワハラ行為で管理職を戒告処分 石巻地区消防本部

パワハラ行為で管理職を戒告処分 石巻地区消防本部


20190209日(土) 河北新報 


 石巻地区消防本部は8日、部下への過剰な叱責(しっせき)や残業の強要といったパワーハラスメント行為をしたとして、管理職の男性職員(55)を戒告の懲戒処分とした。管理監督の立場にいた当時の消防本部次長は文書訓告処分とした。

 同消防本部によると、男性管理職は2016年10月ごろ、部下の男性職員に不適切な発言や叱責を繰り返し、精神的苦痛を与えた。別の部下の男性職員には業務量に配慮せず早期の処理を促し、残業せざるを得ない状況に追い込んだ。

 昨年12月上旬、匿名の告発文が亀山紘石巻市長らに届き、石巻地区広域行政事務組合は弁護士らでつくる第三者委員会を設置し、調査していた。

 報道機関に届けられたほぼ同一とみられる告発文には、男性管理職が部下に対し「腹を切れ」と発言したり、残業中の別の部下に「寝ないでやれ」「おまえに能力がないからだ」などと罵倒したりしたと訴える内容が記されていた。


《カウンセラー松川のコメント》

「部下の不始末は上司の監督不行き届き」このくらいの気概がないと
上司は務まりません。
だからと言って、部下のミスを全て上司が被る必要もありませんが、
業務処理の遅れが全て部下の責任かどうかなのです。
上司はマネージメントもするのですから、部下の進捗状況も把握するべきで、
業務が停滞しているかも把握し、停滞していたら確認と対応をするべきです。
それを単に「仕事が遅い」と叱るだけでは、上司として無能です。
今般の事案は、そんな無能上司が無能をパワハラとして曝け出した案件です。