2022年9月15日木曜日

村長の不信任決議案可決の見通し パワハラ職員問題が明るみになった舟橋村 富山

村長の不信任決議案可決の見通し
 パワハラ職員問題が明るみになった舟橋村 富山

 

2022年9月15日() 20:01 チューリップテレビ

 

パワハラ問題に揺れる舟橋村。16日採決される古越村長への不信任決議案が可決する見通しであることが複数の関係者への取材で分かりました。議員6人に対して5人の賛成が必要ですが、これまでに全員が賛成の意向を示しているということです。

 

関係者:

「村長に辞職して欲しい」

 

関係者:

「これ以上、騒ぎを大きくしてほしくない」

 

16日古越邦男村長に対する不信任決議案の採決が行われる舟橋村議会。

 

取材に対し複数の関係者が村長への不信感をあらわにしています。

 

舟橋村役場ではこれまでに職員4人がパワハラ被害を告発し、第三者調査委員会が調べたところ、10年以上にわたって複数の職員によるパワハラ行為が横行していたことがわかりました。

 

そのなかで当時、副村長だった古越邦男村長の対応も不誠実だったことも指摘されています。

 

16日の村議会本会議では1889年に村政が始まって以来、初めてとなる村長に対する不信任決議案が採決されます。

 

議長を含む議員6人中、5人以上の賛成で可決となりますが、複数の関係者によりますと、これまでに議員6人全員が賛成の意向を示していて、可決する見通しであることがわかりました。

 

その背景にあるのは古越村長のこの発言でした。

 

古越村長(13日):

「可決されたら解散する」

 

不信任決議案に賛成の理由として、連日の報道で村民の関心が高まっていることや、古越村長が不信任決議案が可決された場合、「議会を解散する」意向を報道陣に示していることなどから不信感をあげる議員もいます。

 

県によりますと記録が残っている1974年以降、県内では自治体トップ対する不信任決議案の可決は無いということです。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

舟橋村役場内のパワハラ問題を巡る村長不信任決議案
16日採決へ 古越村長「可決なら議会を解散」

 

2022年9月14日() 20:39 富山テレビ

 

舟橋村の役場内で10年以上にわたりパワハラが横行していた問題で、村の議会は14日、古越邦男村長の不信任決議案を16日の本会議で採決することを決めました。

可決された場合、古越村長は議会を解散する考えです。

 

舟橋村の古越邦男村長への不信任決議案は、長年、役場内で横行していたパワハラ問題が明らかになったことを受けて12日の村議会で竹島貴行村議が提出しました。

 

舟橋村のパワハラ問題を巡っては、去年2月、被害者4人からの告発で40代の男性職員によるパワハラが明らかになり、この職員が懲戒処分を受けました。

その後、村が依頼した第三者による調査が行われ、今月公表された調査報告書では、大声での暴言や相手を侮辱するような内容のメール、女性職員へのセクハラ発言などのパワハラが10年以上にわたり続いていたことや全職員の3分の1が被害を受けたことなどが明らかにされました。

 

報告書では、こうした問題が長年続いた原因として、当時、副村長だった古越村長を含む幹部のコンプライアンス意識の欠如をあげており、12日の議会で竹島村議が「組織を立て直す必要があり、議員として見過ごすことができない問題」として緊急動議を提出しています。

 

14日行われた議会運営委員会には竹島村議を含む4人が出席し、不信任動議の取り扱いについて協議しました。

非公開で行われた委員会では、議案提出に必要な賛同を得て、16日の本会議で古越村長の不信任決議案の採決が行われることになったということです。

 

舟橋村や県によりますと、村で不信任決議案の採決が行われるのは1889年の村政開始以来初とみられるということです。

 

*舟橋村議会 竹島貴行議員「将来の村を考えた場合、この問題は膿を出し切って新たにスタートさせないといけないと思い。(採決の見通しは)はっきり言ってわからない。 Q村長に辞職してほしいという思いは? そういう思いはある」

 

16日の本会議で、仮に村長の不信任決議案が可決された場合、村長は辞職または議会を解散かの選択を迫られます。

 

古越村長は、副村長時代に問題を事実上放置していたことが問題となっていますが、取材に対しパワハラ問題に「真摯に向き合いたい」と話し、不信任決議案が可決された場合には辞職ではなく議会を解散させる考えを示しました。

 

*舟橋村 古越邦男村長「不信任を出されたことは心外。あさって可決されれば、議会の解散という形になる。私に課せられた、現在一番重要な課題であり、真摯に、早急に取り組みたい」

 

舟橋村議会は現在議員は6人、不信任決議が可決される条件は議員の3分の2以上の出席があり、その4分の3の賛成が必要となります。

古越村長に対する不信任決議案は、16日の議会最終日に採決されます。

 

BBTの取材に対し、議員6人のうち2人が不信任決議に賛成、または賛成に近いとし、残る4人は検討中としています。

 

 

 

古越村長「可決なら解散」 舟橋村パワハラ 不信任動議受け

 

2022年9月14日() 5:01 北國新聞

 

 舟橋村の古越邦男村長は13日、前日の村議会9月定例会本会議で不信任決議案が緊急動議として出されたことを受け、記者団に対し「可決なら解散を選ぶ。年度内にしっかり改革を進め、自分の責任の取り方はその後に伝える」と話した。

 

 古越村長の不信任案を巡っては、竹島貴行村議が職員によるパワハラ事案や、第三者委員会がまとめた報告書の取り扱い対応を問題視し、動議を提案。定例会最終日の16日に追加提出議案として採決される見通しで、可決されれば古越村長は辞職か議会解散のどちらかを決断することになる。

 

  ●相談窓口開設など年度内に防止策

 

 村議会総務教育常任委員会が13日開かれ、村側は第三者委が提言した相談窓口の開設などパワハラ防止対策を年度内に整えると説明した。古越村長は「復活プロジェクト」として、職員の意識改革を進める考えも示した。

 

 村は10月に係長以上、主任・主事を対象としたそれぞれの研修会、11月に全職員向けのコンプライアンス研修会を開く。相談窓口は担当する男女2人の人選を進めており、第三者による別の窓口も設置のめどが立っている。住民説明会の開催も検討する。

 

 

 

舟橋村、村長不信任案採決へ 6人中3人「検討中」、1人は賛成

 

2022年9月15日() 5:01 北國新聞

 

 ●16日最終日

 

 議会運営委員会を開き、村役場のパワハラ問題をめぐり、古越邦男村長に対する不信任決議案の扱いを協議し、9月定例会最終日の16日に採決されることが決まった。議長を含む6人の村議のうち、5人以上の賛成で可決され、古越村長は辞職か議会の解散を迫られる。

 

 不信任決議案をめぐっては12日の本会議で、竹島貴行氏が緊急動議として発議。提出には2人以上の村議が名前を連ねる必要があり、竹島氏は14日、記者団の取材に対し、既に賛同者を確保し23人の連名で提出する考えを示した。

 

 竹島氏は「(古越村長に)辞職してほしいという思いはある」とした上で、パワハラ問題をめぐって「村民の皆さんに迷惑を掛けた。しっかりとうみを出し切って、新たにスタートさせなければならない」と緊急動議の理由を話した。

 

 地方自治法では、首長の不信任決議案は3分の2以上の議員の出席、4分の3以上の賛成で成立する。舟橋村の議員は現在6人(定数7)で、全員出席の場合、可決には議長を含めた6人のうち5人以上の賛成が必要となる。古越村長は決議案が可決された場合、「辞職に至るやましいところはない」として議会を解散する意向を示している。

 

 ●議長「ノーコメント」

 

 富山新聞社の取材に対し、6人のうち3人が不信任決議案への賛否について「検討中」と回答。森弘秋議長は「ノーコメント」とした。古川元規氏は「賛成に近い」と答えた。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ9月13日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「村長不信任案可決なら議会解散」古越舟橋村長が意向 (mms119.blogspot.com)
この続報です。
「選挙は水物」と言われますが不信任決議も同様で、
開票してみないことには分かりません。
村議会議員6人中5票必要ですから、二人の議員が反対票を投じれば信任となります。
しかし、村長の強気発言が議員に対して火に油を注いだ形の様です。
上記の9月13日付け記事の《カウンセラー松川のコメント》にも記しましたが、
パワハラ事案は現村長が副村長時代からの起きていますし、
当然ですが村長の次席者である副村長に責任の一端も無い訳がありません。
副村長時代に対応を疎かにしていた上に、その状況を隠蔽していたのですから、
今更「村長としてやり直したい」は通じません。
本当にその気があるならば、村長就任時に表明しておくべきでした。
村長がこれからも村内で生活するならば、
ここは一旦不信任案を受け入れるなり、その前に潔く辞任して、
再度村民の信を仰いだ方が得策だと思います。
議会を解散しても、村長派が増えるとは思えませんから、
結局は村長の不信任案が再度可決して、村長は解職となるでしょう。
そこまで恥を曝すことはないと思います。

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